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産業機械輸出入実績(2019年3月)
2019/05/14 19:42 一般社団法人 日本産業機械工業会
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BIMモデルで確認申請!確認済証を受けたARCHICAD用テンプレートを無料公開
鹿児島市にある建築設計事務所、ixreaイクシリアは、2013年4月に吉田浩司氏がBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「ARCHICAD Solo」を手に、たった1人で立ち上げました。 以来、同社は着実に規模を拡大しながら、BIMの活用手法に磨きをかけ続け、ついに ナ、ナ、ナ、ナント、 BIMによる確認申請 を行い、見事、確認機関の日本ERIから確認済み証を交付されるまでになったのです。(詳しくは、ixreaのブログ記事を参照) ixreaは、ARCHICADで設計した建物のBIMモデルや図面を閲覧するためのソフト「BIMx」の形式に変換し、日本ERIに提出しました。 日本ERIでは図面だけでなく、建物の3D形状も見ながら効率的に審査を行い、ixreaに確認済証を交付しました。東京以外の地方では日本初の快挙です。 下の図やパースは、この申請に使われたテンプレートを使って仮想の木造2階建て住宅の図面などを表示した例です。 仮想の建物(以下の資料:グラフィソフトジャパン) 面積求積図 立面図 BIMモデルの“I”(インフォメーション)を生かしているのは、部屋や採光・換気・排煙の有効面積を検討する「ALVS検討図」や24時間換気の検討図です。 BIMモデルの属性情報と数式エディターを活用して、一度入力すれば検討までを行えるようになっています。 部屋の面積や採光・換気・排煙の有効面積を検討するALVS検討図 3Dの強みを生かしているのは斜線制限の確認です。BIMモデル上に斜線制限の平面を可視化することで、図面よりもわかりやすい確認や検討が行えるようになっています。 3Dを生かした斜線制限の確認 ARCHICADで作成した図面は、日本ERIに提出する際にBIMxの形式に変換し、図面リストも作成しました。 実際に提出された図面リストと同じ方法で作成された図面リスト BIMx形式に変換された各図面 今回のBIMxを用いた建築確認申請では、ixreaと日本ERIとの間で、入念な協議を行った結果、実現しました。そのため、かなり貴重なノウハウやテクニックが詰め込まれたデータと言えます。 そんな貴重なテンプレートなどがこのほど、「ARCHICAD確認申請サンプルプロジェクト」として、グラフィソフトジャパンのウェブサイトで、 無料公開 されたのです。(グラフィソフトジャパンのプレスリリースはこちら) 架空の木造住宅のARCHICADデータ(.pla形式)とBIMx(.bimx形式)が含まれており、「ARCHICAD22」と「ARCHICAD22 Solo」に対応します。 このほか、斜線制限の検討を簡単に行うための道路斜線、北側斜線、隣地斜線からなる「斜線オブジェクト」も、ARCHICADユーザーを対象に無料公開されました。 簡単に使える道路斜線オブジェクトのインターフェース BIMモデルを使って建築確認申請を行いたいと考えている建築設計事務所や審査機関は、このサンプルオブジェクトをダウンロードして、一度、シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
2019/05/13 22:38 株式会社イエイリ・ラボ
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六本木の近未来住宅!竹中工務店はHoloLensで施工管理していた
東京・六本木では、2019年3月から約2年間の期間限定で「EQ Houses」という住宅が一般公開されています。 「未来のモビリティーとリビングのあり方を定義する」というテーマで、メルセデス・ベンツ日本と竹中工務店がコラボレーションして生まれた近未来住宅だけに、設計、施工、完成後の運用には、様々な新技術が導入されています。 東京・六本木で一般公開されている「EQ Houses」(写真:竹中工務店) 年間を通じて最適な採光や通風を行うため、コンピュテーショナルデザインによって設計された壁面パネル(以下の写真、資料:竹中工務店のYouTube動画より) 例えば、建物の屋根や壁には、様々な形状で穴が開いた鋼板パネルが1200枚も使われています。一見、ランダムに見えますが、年間を通じた採光や太陽光による空調負荷、通風などを ナ、ナ、ナ、ナント、 コンピュテーショナルデザイン によって最適に設計した結果なのです。 そのため、1200枚のパネルはすべて異なる形をしているといっても過言ではありません。鋼板の加工には、設計データをレーザーカッターに入力して自動的に切り出し、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデル上で、各パネルをどこに取り付けるのかが計画されました。 レーザーカッターによる鋼板パネルの加工 完成したパネル。1枚ごとに異なる形をしている 建物のBIMモデル。各パネルの取り付け位置が計画されている ここで難しいのは、1枚ずつ違った形をしているパネルを、どうしたら設計通りの位置に間違いなく取り付けられるかです。 この施工管理に、導入されたのは、MR(複合現実)デバイスとして注目されている ホロレンズ HoloLens だったのです。 HoloLensを装着してパネル取り付け作業の施工管理を行う技術者(左端) 竹中工務店が公開しているYouTube動画「竹中工務店 EQ Houses イメージ及び建物概要ムービー」を見ると、各パネルにはQRコードが張ってあり、これをスマートフォンで読み取る様子が紹介されています。 そして、HoloLensを通した映像では、そのパネルが建物のどこに取り付けられるのかが、一目りょう然で分かるようになっているにです。 スマホによるQRコードの読み取り HoloLensをかけてみるとそのパネルを建物のどこに取り付ければいいのかが一目りょう然だ
2019/05/10 18:15 株式会社イエイリ・ラボ
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雪に埋もれた構造物も見える化!鹿島がスマホを高精度AR機器に
現場の風景と建物などの3Dモデルを重ねて見られるAR(拡張現実)技術の施工管理での活用が、最近、注目を集めています。 AR用の機器としては、マイクロソフトの「HoloLens」のように頭に装着して見るゴーグルタイプのものがよく使われますが、現場と3Dモデルの位置を合わせる「マーカー」の設置やAR機器の装着に時間がかかったり、AR機器の台数が限られていたりすることもよくあります。 そのため、複数の施工管理者が同じARを見ながら打ち合わせや確認を行うのが難しいという課題もありました。 そこで鹿島はサイテックジャパン(本社:東京都大田区)と共同で、施工管理者が手軽に使えるAR用のハンディー型モニターを開発しました。 その正体は、AR対応のスマートフォンに ナ、ナ、ナ、ナント、 測量用のGNSSアンテナ を合体させたものなのです。(鹿島のプレスリリースはこちら) AR対応のスマートフォンにGNSS受信アンテナを合体させたハンディー型端末(以下の写真、資料:鹿島) 現場での使用イメージ 現場の風景とコンクリートダムの3Dモデルを重ねて見た映像 測量などに使われる直径13cm、高さ26cmの本格的なGNSS(全地球測位システム)のアンテナを使っているため、位置計測の精度は水平方向10mm、高さ方向20mmと非常に高くなっています。 この端末に構造物などの3Dモデルを入れて現場と重ねて見ることで、施工が計画通りに行われているかどうかを直角的に判断したり、これから建設するものの位置を現場で確認したりすることができます。 鹿島は秋田県内で施工中の成瀬ダム堤体打設工事でこの端末を初めて活用しました。 ICT建機で基礎掘削を行うときに地表部分の切り出し位置や堤体の位置を確認や、ベルトコンベアの基礎の位置確認などにこのハンディー端末を使用し、効果を確認したそうです。 現場の風景にダムの3Dモデルを重ねて見ることで、構造物と現地盤面の境界位置などがよくわかる 国土交通省の「i-Construction」施策により、3Dマシンコントロールシステムを搭載したブルドーザーやバックホーなどで施工するICT土工が急速に普及し、施工の目印となる「丁張り」が不要となって生産性が向上しています。 一方、施工管理者にとっては丁張りがないので、図面通りに現場が施工されているのかがわかりにくくなったという不安も出てきました。 そこで、このハンディー型AR端末を “バーチャル丁張り” として活用することで、様々な部分の施工管理を安心して行えそうですね。 成瀬ダムの現場は豪雪地帯なので、鹿島は今後、雪に埋もれた構造物や資材を「見える化」しながらの除雪作業や、出来形検査などへの適用なども行う方針です。 また埋設物や支障物の多い都市部の工事などにも用途を広げていくことのことです。ARゴーグルとは違った便利さが期待できそうですね。
2019/05/09 17:33 株式会社イエイリ・ラボ
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酔っ払い運転も!台湾警察大学の日本製ドライブシミュレーターによる訓練を直撃
台湾桃園市にある中央警察大学は、台湾警察の幹部養成を担うエリート校です。 ここで、日本のフォーラムエイトが開発したVR(バーチャルリアリティー)ソフト「UC-win/Road」やドライビングシミュレーターが使われているとの情報を入手したので、平成最後の仕事として直撃取材を試みました。 中央警察大学の校舎(以下の写真:家入龍太) 校舎の一角には、フォーラムエイト製ドライビングシミュレーターが3台設置されていた 台湾警察のエリートと教官たち。ドライビングシミュレーターの運転席に座っている方が、交通学科長のピーチャン・チャンさん このドライビングシミュレーターは、実物のクルマの動きを物理法則に従って忠実に再現できるものです。 これを台湾警察のエリートたちが訓練に使っていると聞いて、真っ先に想像したのが犯人とのカーチェイスやクルマの前に回り込んで停車されるための激しい訓練でした。 しかし、実際の使い方は ナ、ナ、ナ、ナント、 安全運転を極める ことを追究するという、極めてオーソドックスなものだったのです。 ドライビングシミュレーターの訓練に先立って講義する陳家福教官
2019/05/08 16:33 株式会社イエイリ・ラボ
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複数の建機を自動連携!キャタピラーと大成建設が無人化施工の実現目指す
大成建設は工事現場の生産性を上げるため、ここ数年「T-iROBO」シリーズと呼ばれる様々な建設ロボットを開発してきました。 現場を無人清掃する「T-iROBO Cleaner」やダム湖に潜って湖底を可視化する「T-iROBO UW」、コンクリート床版の鉄筋結束を自動化する「T-iROBO Rebar」、床仕上げを行う「T-iROBO Slab Finisher」などを紹介してきました。 その大成建設は、土工の生産性をさらに高めるため、キャタピラージャパンとタッグを組み、 ナ、ナ、ナ、ナント、 複数の建機を自動連携 させた無人化施工の実現を目指す取り組みを始めたのです。(キャタピラージャパンのプレスリリースはこちら) 開発のベースマシンとなるのは、電子制御が可能なキャタピラージャパンの次世代油圧ショベル「Cat320」で、掘削やダンプトラックへの積み込み作業などを自動化する技術開発に着手しました。 複数の建機による無人化施工を目指すベースマシンとなる油圧ショベル「Cat320」(以下の写真:キャタピラージャパン) 両社は開発の第一段階として、2014年に開発した巨岩を自動的に小割りする「T-iROBO Breaker」にCat320を実装し、2018年6月に作動テストを行いました。 その結果、Cat320は本体の改造なしで自律割岩システムを作動させることができ、直径1.5m級の岩を90%以上の高い精度で自律作業を行うことができました。 第一段階として実施した自律制御による割岩作業 続いて、第二段階として2018年7月から土砂ピットの掘削とダンプトラックへの積み込み作業を自動化するアルゴリズムの開発を行い、熟練工の運転技術をデータ化。基本的な掘削・積み込み作業の自動化と、ダンプトラックとの連携に注力してきました。 第二段階として取り組んだ自律制御による掘削・積み込み作業の自動化 Cat320には「CAN(Controller Area Network)」と呼ばれるネットワーク規格を採用しており、建設機械内部の各システムやセンサーを統合・連携させた制御が可能になっています。 今回の開発では、CANと外部との相互通信をシンプルかつ高速に行えるようにしました。さすが、もともとICT化が進んだマシンを使うと、無人化施工の技術開発もスピーディーに進みそうですね。 今後、キャタピラージャパンは AIの活用も視野 に入れて、建設機械の作業自動化や無人化施工技術の確立を目指していくとのことです。 土工現場も自動車工場と同じように、無人のロボ集団が黙々と施工を行う時代が、すぐそこまで来ているのかもしれませんね。
2019/05/07 14:59 株式会社イエイリ・ラボ
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日野自動車、人事異動の件
日野自動車株式会社は、2019年5月1日付けで下記の通り人事異動を行いましたのでお知らせいたします。
2019/05/06 12:41 日野自動車株式会社
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日本建設機械工業会 2019年3月(2018年度) 建設機械出荷金額統計
平成31年4月26日一般社団法人 日本建設機械工業会統計調査部会 2019年3月度(2018年度)建設機械出荷金額統計まとまる 3月の建設機械出荷金額は、内需は14.4%増加の1,236億円、外需は2.0%増加の1,768億円、総合計では6.8%増加の3,004億円となりました。その結果、内需は6カ月連続の増加、外需は6カ月連続の増加となりました。総合計では6カ月連続の増加となりました。 内需について機種別に見ると、トラクタ32.4%増加の134億円、油圧ショベル40.1%増加の358億円、ミニショベル1.5%増加の91億円、コンクリート機械8.3%増加の50億円、基礎機械11.2%増加の45億円、油圧ブレーカ圧砕機5.4%増加の24億円、その他建設機械18.1%増加の85億円の7機種と補給部品0.6%増加の111億円が増加し、内需全体では14.4%の増加となりました。 外需について機種別に見ると、トラクタ12.0%増加の213憶円、油圧ショベル4.1%増加の798億円、ミニショベル11.2%増加の230億円、建設用クレーン59.7%増加の109億円、基礎機械1528.6%増加の2億円、油圧ブレーカ圧砕機18.1%増加の11億円の6機種が増加しました。地域別に見ると、中国が2カ月連続の増加、欧州が6カ月連続の増加、北米が19カ月連続の増加、中南米が2カ月連続の増加、CISその他東欧が2カ月連続の増加の5地域が増加し、外需全体では2.0%の増加となりました。 2018年度の建設機械出荷金額は、総合計は8.2%増加の2兆8,073億円で2年連続の増加となり、過去最高の実績となりました。内需は0.9%増加の9,925億円、外需は12.6%増加の1兆8,148億円となり、内需は3年振りの増加、外需は2年連続の増加となりました。 内需について機種別に見ると、トラクタ10.9%増加の1,218億円、油圧ショベル0.3%増加の2,706億円、ミニショベル6.1%増加の895億円、基礎機械11.1%増加の434億円、油圧ブレーカ圧砕機3.3%増加の205億円、その他建設機械11.3%増加の719億円の6機種が増加し、内需全体では0.9%の増加となりました。 外需について機種別に見ると、トラクタ12.0%増加の213憶円、油圧ショベル4.1%増加の798億円、ミニショベル11.2%増加の230億円、建設用クレーン59.7%増加の109億円、基礎機械1528.6%増加の2億円、油圧ブレーカ圧砕機18.1%増加の11億円の6機種が増加しました。地域別に見ると、中国が2カ月連続の増加、欧州が6カ月連続の増加、北米が19カ月連続の増加、中南米が2カ月連続の増加、CISその他東欧が2カ月連続の増加の5地域が増加し、外需全体では2.0%の増加となりました。 (参考)工業会の概要 会 長 大橋 徹二(コマツ 代表取締役社長(兼)CEO) 所在地 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館2階 会 員 正会員(建設機械製造会社)65社、賛助会員50社
2019/04/26 15:07 一般社団法人 日本建設機械工業会
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日野自動車、ロシア新工場の起工式を実施
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下日野)のロシア現地事業体の日野モータース ロシア有限会社(本社:モスクワ市、社長:瀬川幹生、以下日野ロシア)は、4月24日、モスクワ州ヒムキ市の工場建設予定地において新工場の起工式を行いました。式典には、モスクワ州のアンドレイ・ヴォロビヨフ知事や在ロシア日本大使館の大木雅文参事官をはじめとするご来賓をお迎えし、日野ロシアからは社長の瀬川幹生ほかが参列しました。 日野ロシア社長の瀬川幹生は「2008年の日野ロシア設立以来、私たちは高品質な商品ときめ細かいトータルサポートの提供により、多くのお客様から高い評価をいただいてまいりました。そして、この新たな工場の建設開始が示しているように、これからも市場の成長とともにロシアにおけるビジネスを長期的に拡大させていきたいと考えています。この新たな取り組みを通じて、ロシアのお客様のビジネス、そしてモスクワ州とヒムキ市のさらなる発展に貢献してまいります」と語りました。 日野は「Challenge2025※」において、お客様と社会へ価値を提供していくための事業基盤強化の一環として、グローバル販売台数の拡大を掲げています。ロシアは今後の成長が見込める市場として重視しており、新工場建設により、さらなる販売拡大に向けた競争力強化と現地に根付いたHINOブランドの確立を目指します。 ※2018年10月30日公表 日野は、「もっと、はたらくトラック・バス」をスローガンに掲げ、その実現に向けて「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性に注力しています。お客様や社会にこれらの価値を継続的に提供していくために、持続的成長を実現する事業構造の構築を目指してチャレンジを続けてまいります。 以上
2019/04/25 12:50 日野自動車株式会社
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日本機械輸出組合 最新の世界経済動向(2019年2月~2019年4月)
米国・欧州経済は輸出、消費、生産に支えられて堅調に推移。日本は輸出・生産が弱含み。前年同期比のGDPは中国4%、ベトナム7%台、フィリピン、インド6%台、インドネシア5%台、マレーシア4%台、タイ3%台、シンガポール1%台、台湾2%台、韓国3.1%。ブラジル、ロシアは長期低迷から回復も伸び悩み。 最新の世界経済動向(2019年2月~2019年4月)
2019/04/18 16:52 日本機械輸出組合
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最近の機械貿易動向(2 月)~機械輸出伸び率 4 ヶ月連続マイナス~
日本機械輸出組合 2019.4.18 2019 年 2 月の機械輸出額は 4 兆 964 億円、対前年同月比 2.3%減と、4 ヶ月連続でマイナスとなった。これは、① 中国向け以外の 5 地域すべてでマイナスだったこと、② 産業機械、船舶をはじめ 14 輸出業種がマイナスとなったことなどによる。為替・営業日要因が 0.3%の減少寄与要因だったことを考慮すると、 実質的な伸び率は 2.0%減となった。2019 年 3 月の為替・営業日要因は 2.9%の減少寄与要因となっているが、4 月 17 日発表の貿易統計速報による簡易計算では、3 月の機械輸出は 2.9%減であった。 Ⅰ 要 約 1. 全商品貿易動向(図表1) ① 全商品輸出額:6 兆 3,849 億円(前年同月比 [以下同じ] 1.2%減、3 ヶ月連続マイナス) ② 全商品輸入額:6 兆 501 億円(6.6%減、2 ヶ月連続マイナス) ③ 貿易収支:3,349 億円の黒字 2. 機械貿易動向 (1) 機械輸出入動向(図表2) ① 機械輸出額:4 兆 964 億円(2.3%減、4 ヶ月連続マイナス) 為替・営業日要因を除いた実質的伸び率:2.0%減 (4 ヶ月連続マイナス) ② 機械輸入額:1 兆 8,513 億円(4.7%減、3 ヶ月連続マイナス) (2) 為替・営業日動向 2019 年 2 月に 0.3%の減少要因、3 月に 2.9%の減少要因、4 月に2.5%の増加要因となる。 (3) 地域別動向 ① 中国向け以外の 5 地域向けがマイナス(図表4、5) ② 北米向け:0.5%減、2 ヶ月ぶりマイナス(図表4、5) ③ 中国向け:1.8%増、4 ヶ月ぶりプラス(図表4、5) ④ ASEAN・南アジア向け:4.3%減、2 ヶ月連続マイナス(図表4、5、6、8、9) ⑤ EU 向け:0.8%減、2 ヶ月連続マイナス(図表4、5) ⑥ 韓国・台湾向け:11.3%減、13 ヶ月連続マイナス(図表4、5、6、7) ⑦ その他地域向:3.8%減、3 ヶ月連続マイナス(図表4、5、10) (4) 業種別動向(図表11) 上位 21 業種中 7 業種がプラス。そのうち船舶、陸用内燃機関の 2 業種が二桁の伸び (5) 機種別動向(図表12、13) ① 船舶(その他地域、ASEAN・南アジア向け中心)、TV(北米、EU、中国向け中心、5 ヶ月連続上位)等が大きくプラス ② 鉄道車両、通信機械部分品等が大きくマイナス (6) 機械輸入動向(図表14) ① 機械輸入額上位 12 機種のうち、6 機種がプラス ② そのうち 2 機種が二桁以上のプラス Ⅱ トピックス 1.【中国】中国経済が減速、半導体需要が減少し日本企業に影響 中国の景気減速、米中貿易紛争が半導体需要に大きな逆風となっている。 中国は世界の半導体市場の3~4割を占めるが、家電、自動車、工作機械向けの需要が減少している。世界半導体市場統計(WSTS)によると、2019年1月の中国半導体市場は、前月比マイナス8.5%の120 億ドルとなった(米州でも落ち込みが大きい)。WSTS は、2019年の中国を含むアジア・太平洋地域の半導体市場は前年比マイナス3%になるとしている。 中国の2018年の経済成長率は、前年比6.6%増にとどまった(第4四半期は6.4%増)。米中貿易紛争の影響がさらに広がり、IMF は、2019年の成長率は6.2%にまで落ち込むと予測している。さらに、2019 年1~2月の工業生産は前年同期比5.3%増にとどまり、10年ぶりの低水準となった。中国企業は軒並み業績が悪化しており、自動車、電機企業においては設備投資を手控える動きが広がっている。 このような状況を受けて、今年3月に開催された全国人民代表大会では減税やインフラ投資などの景気対策が打ち出されたが、その効果が出るまでには、しばらく時間がかかるとの見方が大勢を占める。 半導体需要の減少による、日本企業への影響も顕著になってきている。 ルネサスエレクトロニクスは、国内外の13工場で生産停止に踏み切る。半導体製造装置メーカーでは、2018年第4四半期に東京エレクトロン、日立ハイテクノロジーズ、SCREEN ホールディングスが減益となった。電子部品メーカーでは、日本電産、TDK などが中国の需要減を理由に業績予想を下方修正している。ただし、中期的には AI、IoT、5G などの需要により、半導体市場は再び成長軌道に戻るとの見方が強い。他方、パワー半導体は需要の落ち込みが緩やかで、富士電機、三菱電機は設備投資の強化に踏み切る。 半導体の需要回復の時期を見極めるには、今後の米中貿易紛争の展開についても注視していく必要があるだろう。 2. 【トルコ】経済成長が大幅に鈍化。インフラ計画も凍結 トルコの 2018 年第 4 四半期(10-12 月期)の GDP 成長率は前年同期比 3%減となり、9 四半期ぶりのマイナス成長となった。2018 年通年の実質成長率は 2.6%で、前年度(7.4%)から大きく減速した。消費の落ち込みは激しく、2018 年の自動車販売は前年比 35%減となった。 依然として、2018 年夏の通貨危機(トルコショック)の余波から抜け出せていない。IMF は、2019 年の経済成長率は 0.3%にまで落ち込むと予測している。また、20%前後の高インフレが続いており、トルコ中央銀行は主要な政策金利を年 24%に据え置いた(一方、景気の悪化で輸入額が減少し、経常赤字額は前年比 41%減の 276 億ドルにまで縮小した)。海外からの借り入れに依存した投資主導の経済モデルは終焉を迎えつつある。 エルドアン大統領は「イスタンブール運河」など大規模なインフラ整備を目玉政策に掲げてきたが、政府は財政難から新規の大型インフラ開発を事実上凍結している。2018 年 12 月に策定された予算では、インフラ関連の予算は半減した。頼みの綱は中国である。トルコは「一帯一路」政策の重要国であり、中国は空港・通信インフラの整備を予定している(昨年、中国は総額 36 億ドルのインフラ融資を行っている)。しかし、トルコと中国はウィグル問題で対立を深めており、今後の協力はやや不透明となっている。 欧米では、トルコの投資環境に対する懸念が広がっている。一方、日本企業にとってトルコは、依然として重要な拠点・市場である。ジェトロの最新の調査では、通貨下落にもかかわらず、6 割の企業が黒字と回答している(撤退する企業はゼロ)。 また、日本政府はトルコと経済連携協定(EPA)を交渉中であり、2019 年 6 月の大枠合意を目指している。投資ルールの明確化やサービスの自由化によって、日系企業が進出しやすくなる利点がある。トルコはインフラ市場としての潜在性も高く、政治・経済の早期安定が望まれる。
2019/04/18 16:31 日本機械輸出組合
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2019年2月 産業機械受注状況
一般社団法人日本産業機械工業会 1.概 要 本月の受注高は3,329億900万円、前年同月比83.8%となった。 内需は、2,548億8,000万円、前年同月比81.9%となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比89.0%、非製造業向けは同71.8%、官公需向けは同91.1%、代理店向けは同107.1%であった。 増加した機種は、送風機(105.9%)、運搬機械(144.2%)、その他機械(149.4%)の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(63.3%)、鉱山機械(82.8%)、化学機械(88.0%)、タンク(89.3%)、プラスチック機械(94.6%)、ポンプ(71.8%)、圧縮機(92.5%)、変速機(89.9%)、金属加工機械(39.8%)の9機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 外需は、780億2,900万円、前年同月比90.9%となった。 本月、プラント案件はなかった。 増加した機種は、ボイラ・原動機(103.4%)、化学機械(116.1%)、タンク(前年同月の受注額がマイナスのため、比率を計上できず)、ポンプ(153.5%)、圧縮機(159.3%)の5機種であり、減少した機種は、鉱山機械(68.5%)、プラスチック機械(65.5%)、送風機(44.6%)、運搬機械(86.3%)、変速機(72.7%)、金属加工機械(21.6%)、その他機械(74.7%)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 2.機種別の動向 ①ボイラ・原動機 電力の減少により前年同月比66.9%となった。 ②鉱山機械 窯業土石の減少により同81.5%となった。 ③化学機械(冷凍機械を含む) 化学の減少により同92.6%となった。 ④タンク 電力の減少により同93.7%となった。 ⑤プラスチック加工機械 外需の減少により同75.8%となった。 ⑥ポンプ 官公需の減少により同85.8%となった。 ⑦圧縮機 外需の増加により同119.0%となった。 ⑧送風機 外需の減少により同97.6%となった。 ⑨運搬機械 電力の増加により同131.3%となった。 ⑩変速機 はん用・生産用、情報通信機械、 外需の減少により同87.2%となった。 ⑪金属加工機械 鉄鋼、外需の減少により同30.4%となった。
2019/04/10 21:12 一般社団法人 日本産業機械工業会
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2019年2月 環境装置受注状況
一般社団法人日本産業機械工業会 本月の受注高は、274億8,100万円で、前年同月比123.8%となった。 1.需要部門別の動向(前年同月との比較) ①製造業 鉄鋼、機械向け産業廃水処理装置の増加により、107.8%となった。 ②非製造業 電力向け排煙脱硫装置の減少により、42.9%となった。 ③官公需 水質汚濁防止装置関連機器、都市ごみ処理装置の増加により、 146.8%となった。 ④外需 排煙脱硫装置の増加により、144.9%となった。 2.装置別の動向(前年同月との比較) ①大気汚染防止装置 電力向け排煙脱硫装置、機械向け関連機器の減少により、 41.7%となった。 ②水質汚濁防止装置 官公需向け関連機器の増加により、119.0%となった。 ③ごみ処理装置 官公需向け都市ごみ処理装置の増加により、198.1%となった。 ④騒音振動防止装置 その他製造業向け騒音防止装置の減少により、59.2%となった。
2019/04/10 21:04 一般社団法人 日本産業機械工業会
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産業機械輸出入実績(2019年2月)
2019/04/10 20:17 一般社団法人 日本産業機械工業会
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2019年2月 産業機械輸出契約状況
一般社団法人日本産業機械工業会 1.概 要 本月の主要約70社の輸出契約高は、673億1,700万円、前年同月比87.9%となった。 本月、プラント案件はなかった。 単体は673億1,700万円、前年同月比87.9%となった。 地域別構成比は、アジア62.0%、北アメリカ9.6%、ヨーロッパ8.6%、中東7.2%、ロシア・東欧7.2%となっている。 2.機種別の動向 (1)単体機械 ①ボイラ・原動機 中東の減少により、前年同月比95.1%となった。 ②鉱山機械 アジアの減少により、前年同月比49.7%となった。 ③化学機械 ロシア・東欧の増加により、前年同月比105.5%となった。 ④プラスチック加工機械 アジアの減少により、前年同月比65.9%となった。 ⑤風水力機械 アジア、北アメリカ、オセアニアの増加により、 前年同月比160.9%となった。 ⑥運搬機械 北アメリカの減少により、前年同月比89.0%となった。 ⑦変速機 アジアの減少により、前年同月比72.7%となった。 ⑧金属加工機械 アジア、北アメリカの減少により、前年同月比13.9%となった。 ⑨冷凍機械 中東の増加により、前年同月比127.2%となった。 (2)プラント 本月、プラント案件はなかった。
2019/04/10 05:00 一般社団法人 日本産業機械工業会
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日本建設機械工業会 2019年2月 建設機械出荷金額統計
平成31年3月29日一般社団法人 日本建設機械工業会統計調査部会 2019年2月度建設機械出荷金額統計まとまる 2月の建設機械出荷金額は、内需は9.1%増加の812億円、外需は9.0%増加の1,565億円、総合計では9.0%増加の2,376億円となりました。その結果、内需は5カ月連続の増加、外需は5カ月連続の増加となりました。総合計では5カ月連続の増加となりました。 内需について機種別に見ると、トラクタ12.2%増加の78億円、油圧ショベル37.9%増加の215億円、ミニショベル12.8%増加の75億円、道路機械0.3%増加の29億円、コンクリート機械27.0%増加の23億円、その他建設機械7.2%増加の59億円の6機種が増加し、内需全体では9.1%の増加となりました。 外需について機種別に見ると、トラクタ16.4%増加の159億円、油圧ショベル12.2%増加の706億円、ミニショベル11.6%増加の213億円、コンクリート機械41.6%増加の1億円、基礎機械0.9%増加の3億円の5機種と補給部品18.8%増加の184億円が増加しました。地域別に見ると、中国が5カ月振りの増加、欧州が5カ月連続の増加、アフリカが3カ月振りの増加、北米が18カ月連続の増加、中南米が2カ月振りの増加、CISその他東欧が3カ月振りの増加の6地域が増加し、外需全体では9.0%の増加となりました。 (参考)工業会の概要 会 長 大橋 徹二(コマツ 代表取締役社長(兼)CEO) 所在地 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館2階 会 員 正会員(建設機械製造会社)65社、賛助会員50社
2019/03/29 14:59 一般社団法人 日本建設機械工業会
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日本機械輸出組合 最新の世界経済動向(2019年1月~2019年3月)
米国・欧州経済は消費、生産、輸出に支えられて堅調に推移。日本は輸出・生産が弱含み。中国6.4%。ベトナム7%台、フィリピン、インド6%台、インドネシア5%台、マレーシア4%台、タイ3%台、シンガポール1%台、台湾2%台、韓国3.1%。ブラジル、ロシアは長期低迷から回復も伸び悩み。 最新の世界経済動向(2019年1月~2019年3月)
2019/03/14 16:44 日本機械輸出組合
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最近の機械貿易動向(1月)〜機械輸出伸び率3ヶ月連続マイナス〜
日本機械輸出組合 2019.3.14 平成 31 年 1 月の機械輸出額は 3 兆 5,476 億円、対前年同月比 8.5%減と、3 ヶ月連続でマイナスとなった。これは、① 北米向け以外の 5 地域すべてでマイナスだったこと、② 自動車、産業機械をはじめ 19 輸出業種がマイナスとなったことなどによる。為替・営業日要因が1.9%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は 6.6%減となった。平成 31 年 2 月の為替・営業日要因は 0.2%の減少寄与要因となっているが、3 月 7 日発表の貿易統計速報によれば 2 月上中旬の全商品輸出は 1.2%増であった。 Ⅰ 要 約 1. 全商品貿易動向(図表1) ① 全商品輸出額:5 兆 5,747 億円(前年同月比 [以下同じ] 8.4%減、2 ヶ月連続マイナス) ② 全商品輸入額:6 兆 9,903 億円(0.6%減、10 ヶ月ぶりマイナス) ③ 貿易収支:1 兆 4,156 億円の赤字 2. 機械貿易動向 (1) 機械輸出入動向(図表2) ① 機械輸出額:3 兆 5,476 億円(8.5%減、3 ヶ月連続マイナス) 為替・営業日要因を除いた実質的伸び率:6.6%減 (3 ヶ月連続マイナス) ② 機械輸入額:2 兆 2,222 億円(0.3%減、2 ヶ月連続マイナス) (2) 為替・営業日動向 2019 年 1 月に 1.9%の減少要因、2 月に 0.2%の減少要因、3 月に3.0%の減少要因 となる。 (3) 地域別動向 ① 北米向け以外の 5 地域向けがマイナス(図表4、5) ② 北米向け:5.8%増、3 ヶ月ぶりプラス(図表4、5) ③ 中国向け:19.0%減、3 ヶ月連続マイナス(図表4、5) ④ ASEAN・南アジア向け:3.9%減、26 ヶ月ぶりマイナス(図表4、5、6、8、9) ⑤ EU 向け:3.7%減、4 ヶ月ぶりマイナス(図表4、5) ⑥ 韓国・台湾向け:16.7%減、12 ヶ月連続マイナス(図表4、5、6、7) ⑦ その他地域向:16.6%減、2 ヶ月連続マイナス(図表4、5、10) (4) 業種別動向(図表11) 上位 21 業種中 2 業種がプラス。そのうち航空機部品のみが二桁の伸び (5) 機種別動向(図表12、13) ① TV(北米、EU 向け中心、4 ヶ月連続上位)、航空機部品(北米向け中心)等が大きくプラス ② 鉄道車両、通信機械部分品等が大きくマイナス (6) 機械輸入動向(図表14) ① 機械輸入額上位 12 機種のうち、8 機種がプラス ② そのうち 4 機種が二桁以上のプラス Ⅱ トピックス 1.【インドネシア】好調な経済成長を維持。今後のデジタル経済の進展に注目 インドネシアの2018年の経済成長率は、前年比5.17%増となった。個人消費が成長をけん引している。政府は、2019年の経済成長を5.3%程度になると予想している。一方、海外からの直接投資額は2017 年比で8.8%減の392兆ルピアとなった。 インドネシアでは、スマホの普及や中間層の成長を背景にデジタル経済が急速に進展している。政府は、2020年までに東南アジア地域の「デジタル先進国」となる目標を掲げており、現在では電子決済システムが浸透し、EC も急成長している。大手財閥リッポー・グループは、デジタル経済への関与を強めている。リッポーは、電子マネー最大手の「オボ(ovo)」を運営しており、さらに中国ネットサービス大手のテンセントに出資した。EC では、地場企業トコペディアをはじめ、ブカラパック、JD などが主要企業である。米アマゾンもインドネシアへの進出を計画している。EC 市場は、2022年には4,250億ドルにまで成長するとの予測もある。配車サービス分野では、地場最大手のゴジェックがシンガポールのグラブと熾烈なシェア争いを繰り広げている。 しかし、懸念される点は、規制緩和の進展が鈍化していることである。2018年末、政府はデジタル分野における規制緩和政策を発表したが、国内からの反発で撤回に追い込まれている。 2. 【ブラジル】国内経済に回復の兆し。自動車セクターに注目が集まる ブラジルの 2018 年第 3 四半期(7-9 月期)の経済成長率は、前年同期比で 1.3%となった。トラック業界のストの影響も消え、民間消費が力を取り戻しつつある。2019 年は、経済成長が緩やかに加速すると見られている。国際通貨基金(IMF)は、2018 年の成長率を 1.4%、2019 年を 2.4%と予測している。 ボルソナロ新政権の発足後、主要株価指数ボベスパは約 10%上昇し、為替相場もレアル高が続く。インフレ率も安定している。2019 年 2 月に入り、ブラジル中央銀行は政策金利を過去最低の年 6.50% に据え置いた。ボルソナロ政権は経済の構造改革を打ち出しており、世銀のビジネス環境調査で 50 位以内に入るという目標を打ち出した。パウロ・ゲジス経済相の手腕に期待がかかる。 今後注目されるのは、自動車産業である。ブラジルは中南米の生産・輸出基地となりつつある。2018 年の自動車生産台数は、前年比 6.7%増の 288 万 724 台だった。また、国内販売台数は 14.6%増の 256万 6,433 台だった。2019 年 1 月の生産台数は、前年同月比 24.6%増の 21 万 6,834 台と好調を維持している。新たな自動車産業政策である「Rota2030」が、2018 年 12 月に施行された。燃費・安全性基準を満たした自動車には、工業製品税を減免する措置などを導入し、産業の競争力強化や投資促進を図る。
2019/03/14 15:25 日本機械輸出組合
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産業機械輸出入実績(2019年1月)
2019/03/12 20:28 一般社団法人 日本産業機械工業会
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2019年1月 産業機械輸出契約状況
一般社団法人日本産業機械工業会 1.概 要 本月の主要約70社の輸出契約高は、1,218億2,400万円、前年同月比116.0%となった。 本月、プラント案件はなかった。 単体は1,218億2,400万円、前年同月比116.0%となった。 地域別構成比は、アジア62.0%、ヨーロッパ27.8%、北アメリカ6.0%、中東1.9%、アフリカ1.0%となっている。 2.機種別の動向 (1)単体機械 ①ボイラ・原動機 アジア、ヨーロッパの増加により、前年同月比715.9%となった。 ②鉱山機械 アジアの増加により、前年同月比148.5%となった。 ③化学機械 アジア、中東の減少により、前年同月比33.8%となった。 ④プラスチック加工機械 アジアの増加により、前年同月比133.7%となった。 ⑤風水力機械 アジア、ヨーロッパ、北アメリカの増加により、 前年同月比114.0%となった。 ⑥運搬機械 アジアの増加により、前年同月比120.2%となった。 ⑦変速機 アジアの減少により、前年同月比77.6%となった。 ⑧金属加工機械 アジア、北アメリカの減少により、前年同月比21.9%となった。 ⑨冷凍機械 北アメリカの増加により、前年同月比103.5%となった。 (2)プラント 本月、プラント案件はなかった。
2019/03/12 11:00 一般社団法人 日本産業機械工業会
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