最近の機械貿易動向(1月)〜機械輸出伸び率3ヶ月連続マイナス〜
(4)業種別動向~21 業種中 2 業種がプラス。うち航空機部品のみが二桁の増加~
1)業種別では、航空機部品(17.5%増)、陸用内燃機関(7.8%増)の 2 業種のみがプラスとなり、前月に比べて 5 業種減少した。そのうち、航空機部品のみが二桁の伸びとなった。機械全体では 8.5%減となった。
2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、軽機械、ベアリング等 5 業種となった(12 月も 5 業種)。他方、電子計算機が 30%台、民生用電子機械が 40%台の低い水準にある。
(5)機種別動向~TV、航空機部品等が大幅に増加、鉄道車両、通信機械部分品等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示したのは 2 機種のみで、①北米、EU 向け TV(24.8%増)、②北米向け航空機部品(17.5%増)であった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(73.0%減)、通信機械部分品(45.2%減)等であった。
(6)機械輸入動向~航空機・部品等がプラス、電子ディバイス、携帯電話等がマイナス~
1)1 月の機械輸入伸び率は 0.3%減と 2 ヶ月連続でマイナスとなった。上位 12 機種のうち 8 機種がプラスとなり、そのうち航空機・部品等(24.2%増)、白物家電(12.6%増)をはじめ、4 機種が二桁以上のプラスであった。マイナスとなったのは、電子ディバイス(9.1%減)、携帯電話(6.5%減)等 4 機種であった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に携帯電話、電子計算機、航空機・部品等、白物家電、医療機械、配電機器、受信変換その他送受信機器、TV、時計、通信器械部分品の 10 機種となっている。
3)地域別機械輸入額は、全体の 45%を占める中国(5.4%増)、ASEAN・南アジア(6.9%減)、EU(0.5%減)、北米(4.8%減)、韓国・台湾(7.0%減)、その他地域(2.4%増)の順であった。
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最終更新:2019/11/2018:09