最近の機械貿易動向(1月)〜機械輸出伸び率3ヶ月連続マイナス〜

2019/03/1415:25配信

Ⅲ 個別動向

1. 全商品貿易動向~輸出は 2 ヶ月連続でマイナス、輸入は 10 ヶ月ぶりマイナス~
1) 平成 31 年 1 月の全商品輸出額は 5兆 5,747 億円、前年同月比(以下同じ)8.4%減と 2 ヶ月連続でマイナスとなった(12 月 3.9%減)。これは、約 24%を占める輸送用機器(5.9%減)をはじめ、約 19%の一般機械(10.7%減)、約 17%の電気機器(8.0%減)、鉄鋼・非鉄金属等原料別製品(10.9%減)等がマイナスとなったためである。
2) 輸入額は 6 兆 9,903 億円、0.6%減と 10 ヶ月ぶりでマイナスなった(12 月 1.9%増)。これは、全輸入額の約 11%を占める医薬品等化学製品(2.6%増)、一般機械(2.3%増)や原料別製品(1.3%増)がプラスとなったものの、約22%の原粗油等鉱物性燃料(2.1%減)、電気機器(1.5%減)等がマイナスとなったことによる。
3) この結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、約 1 兆 4,156 億円の赤字 (12 月は 567 億円の赤字)となった。

機械貿易動向機械貿易動向

2.機械貿易動向
(1)機械輸出入動向~輸出は 3 ヶ月連続マイナス、輸入も 2 ヶ月連続マイナス~
1)全商品輸出額の約 64%を占める 1 月の機械輸出額は 3兆 5,476 億円、8.5%減と 3 ヶ月連続でマイナスとなり(12 月 5.0%減)、その水準は、リーマンショック前(2008 年 1 月)と比べると 81.1%となって、前月に比べて 7.0 ポイント悪化した(12 月 88.1%)。なお、為替・営業日要因を除いた実質的伸び率は 6.6% 減であった。
2)一方、全商品輸入額の約 32%を占める機械輸入額は、2 兆 2,222 億円、0.3%減と 2 ヶ月連続でマイナスとなり(12 月 2.4%減)、リーマンショック前(2008 年 1 月)の水準に比べ、29.4%増となっている。

機械貿易動向

(2)為替・営業日動向~1 月は 1.9%の減少要因、2 月は 0.3%の増加要因~
1)2019 年 1 月は 1 ドル=109.2 円となり、前年に比べ 2.8%の円高となった。また、対ユーロは 125.1 円と前年に対して 7.1%の円高となり、合わせて約 1.9%の為替減少要因となった。営業日は前年と同じため、合計で約 1.9%の減少要因となる。1 月の輸出額は 8.5%減であったことから、実質的伸び率は 6.6% 減と 3 ヶ月連続のマイナスとなった(12 月 0.1%減)。
2)2019 年 2 月は 1 ドル=109.8 円で前年比 0.5%の円安、対ユーロは 124.9 円で前年比 7.3%の円高となり、合わせて約 0.2%の為替減少要因となった。営業日は前年と同じため、合計で約 0.2%の減少要因となる。
3)2019 年 3 月は、対ドルが 3 月 13 日 17:00 時点の 111.3 円とすれば、4.4%の円安、また、対ユーロは 125.5 円で 4.4%の円高となり、合わせて約 1.9%の為替増加要因となる。営業日は前年に比べて 1 日少ないため、約 4.8%の減少要因となり、合計で約 3.0%の減少要因となる。

機械貿易動向

(3)地域別動向~北米向け以外の 5 地域向けがマイナス~
1)機械輸出額の地域的動きをみると、①全体の 26.4%を占める北米向けでは、約 51%を占める自動車(6.5%増)をはじめ、産業機械(4.9%増)、航空機部品(18.4%増)等がプラスとなり、5.8%増となった。②19.4% を占める中国向けでは、電子ディバイス(4.3%増)がプラスとなったものの、産業機械(23.3%減)、自動車(10.1%減)、軽電気機械(21.4%減)等が大きく減少して 19.0%減となり、③15.4%の ASEAN・南アジア向けは、マレーシア(11.4%増)が二桁増となったものの、パキスタン(32.0%減)、ベトナム(12.0%減)等が大きく減少し、業種では、電子ディバイス(7.6%増)等がプラスとなったものの、自動車(5.5%減)をはじめ、産業機械(9.7%減)、軽電気機械(8.2%減)等が減少して 3.9%減となった。④13.6%を占める EU 向けは、約 39% を占める自動車(7.8%増)等が増加したものの、産業機械(5.8%減)、軽電気機械(8.3%減)、建設機械(3.5%減)等が減少して 3.7%減となり、⑤9.5%を占める韓国・台湾向けは、産業機械(21.5%減)をはじめ、電子ディバイス(21.8%減)、自動車(5.3%減)等が減少して 16.7%減となった。⑥15.7%のその他地域向けでは、中南米(21.9%減)、アフリカ(17.3%減)向け等が大きくマイナスとなり、機種では、自動車(9.0%減)をはじめ、船舶(41.6%減)、産業機械(7.3%減)等がマイナスとなって 16.6%減となった。
2)また、リーマンショック前の 2008 年 1 月の地域別輸出額と比較すると、ASEAN・南アジア向けが 100% を超え、中国向けが 90%台、北米向けが 80%台、韓国・台湾向けが 70%台、EU、その他地域向けが 60% 台となった。

機械貿易動向
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最終更新:2019/11/2018:09

日本機械輸出組合

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