最近の機械貿易動向(6 月)~機械輸出額8 ヶ月連続減少~
(4)業種別動向~21 業種中航空機部品と繊維機械のみが増加。~
1)業種別では、航空機部品(2.0%増)、繊維機械(1.6%増)の2 業種増加し、それ以外の19 業種が減少した(5 月は20 業種が減少)。機械全体でも8.0%の減少となった。
2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、医療機械、軽機械、陸用内燃機関、ベアリング、農業機械、産業機械の7 業種となった(5 月も7 業種)。他方、電子計算機が30%台、民生用電子機械、産業車両が40%台の低い水準にある。
(5)機種別動向~時計のみが二桁増加、鉄道車両、デジカメ・ビデオ等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示したのは、中国(主として香港)向け時計(11.9%増)のみであった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(50.0%減)、デジカメ・ビデオ(32.8%減)等であった。
(6)機械輸入動向~自動車部品、乗用車等が減少、電子計算機、航空機・部品等が増加~
1)6 月の機械輸入伸び率は4.0%減と4 ヶ月ぶりに減少した。上位12 機種のうち8 機種が減少し、その
うち自動車部品(14.4%減)、乗用車(15.5%減)、携帯電話(11.1%減増)の3 機種が二桁の減少であった。
増加したのは、電子計算機(12.0%増)、航空機・部品等(6.8%増)、医療機械(8.5%増)、コンデンサー等部
分品(9.4%増)の4 機種であった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、航空機・部品等、携帯電話、白物家電、医療機械、配電機器、受信変換その他送受信機器、時計、TV、通信機械部分品の10 機種となっている。
3)地域別機械輸入額は、全体の37%を占める中国(3.3%減)、ASEAN・南アジア(0.2%減)、EU(10.0%減)、北米(5.5%減)、韓国・台湾(5.7%減)、その他地域(5.6%増)の順であった。
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最終更新:2019/11/2018:09
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