最近の機械貿易動向(5 月)~機械輸出額7 ヶ月連続減少~
(4)業種別動向~21 業種中船舶のみが増加。~
1)業種別では、船舶(39.4%増)のみが増加し、それ以外の20 業種が減少した(4 月は15 業種が減少)。機械全体でも7.1%の減少となった。
2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、医療機械、軽機械、ベアリング、陸用内燃機関、船舶、鉄道車両の7 業種となった(4 月は8 業種)。他方、電子計算機、民生用電子機械が30%台、通信機械が40%台の低い水準にある。
(5)機種別動向~船舶のみが増加、鉄道車両、通信機械部分品等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示したのは、その他地域(パナマ、バハマ、リベリア等)向け船舶(39.4%増)のみであった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(51.1%減)、通信機械部分品(39.6%減)、産業用ロボット(31.7%減)、写真機の部分品・附属品(31.2%減)、半導体製造装置(30.4%減)等であった。
(6)機械輸入動向~電子計算機、乗用車等が増加、電子ディバイス等が減少~
1)5 月の機械輸入伸び率は4.1%増と3 ヶ月連続で増加した。上位12 機種のうち9 機種が増加し、そのうち電子計算機(21.5%増)、乗用車(15.5%増)、医療機械(17.7%増)、受信変換その他送受信機器(16.9%増)、コンデンサー等部分品(17.6%増)の5 機種が二桁の増加であった。減少したのは、電子ディバイス(8.3%減)、自動車部品(5.8%減)、携帯電話(0.2%減)の3 機種であった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、航空機・部品等、携帯電話、白物家電、医療機械、配電機器、受信変換その他送受信機器、時計、TV、通信機械部分品の10 機種となっている。
3)地域別機械輸入額は、全体の37%を占める中国(8.2%増)、EU(26.6%増)、ASEAN・南アジア(3.4%減)、北米(8.5%減)、韓国・台湾(6.7%減)、その他地域(2.3%増)の順であった。
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最終更新:2019/11/2018:09
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