最近の機械貿易動向(3 月)~機械輸出伸び率 5 ヶ月連続マイナス~

2019/05/1614:54配信

  
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(4)業種別動向~21 業種中 4 業種がプラス。うち船舶、航空機部品が二桁の増加~
1)業種別では、船舶(45.5%増)、建設機械(4.6%増)、航空機部品(12.4%増)、電子計算機(2.7%増)の4 業種がプラスとなり、前月に比べて 3 業種減少した。そのうち、船舶、航空機部品の 2 業種が二桁の伸びとなり、機械全体では 3.0%減となった。
2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、軽機械、医療機械、ベアリング、産業機械、重電気機械、陸用内燃機関、鉄道車両の 8 業種となった(2 月は 5 業種)。他方、電子計算機、民生用電子機械、産業車両の 3 業種が 40%台の低い水準にある。

  
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(5)機種別動向~船舶、発電機等が大幅に増加、鉄道車両、通信機械部分品等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示したのは 4 機種のみで、①その他地域、ASEAN・南アジア向け船舶(45.5% 増)、②中国、北米、ASEAN・南アジア、その他地域向け発電機(22.3%増)、③北米、EU 向け TV(15.3% 増)、④北米向け航空機部品(12.4%増)であった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(39.9%減)、通信機械部分品(29.2%減)、原動力機械
(29.1%減)、産業用ロボット(28.9%減)、デジカメ・ビデオ(27.1%減)等であった。

  
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(7) 機械輸入動向~航空機・部品等、医療機械等がプラス、乗用車、携帯電話がマイナス~
1)3 月の機械輸入伸び率は 1.2%増と 4 ヶ月ぶりにプラスとなった。上位 12 機種のうち 10 機種がプラスとなり、そのうち航空機・部品等(21.8%増)、医療機械(13.3%増)、白物家電(13.0%増)、配電機器(13.6% 増)、受信変換その他送受信機器(13.8%増)、コンデンサー等部分品(13.0%増)の 6 機種が二桁以上のプラスであった。マイナスとなったのは、乗用車(23.7%減)、携帯電話(23.0%減)の 2 機種であった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、航空機・部品等、携帯電話、医療機械、白物家電、配電機器、受信変換その他送受信機器、TV、時計、通信器械部分品の 10 機種となっている。
3)地域別機械輸入額は、全体の 38%を占める中国(7.5%増)、ASEAN・南アジア(3.3%増)、EU(5.6%増)、北米(16.4%減)、韓国・台湾(1.6%減)、その他地域(5.8%減)の順であった。

  
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最終更新:2019/11/2018:09

日本機械輸出組合

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