最近の機械貿易動向（2 月）～機械輸出伸び率 4 ヶ月連続マイナス～

2019/04/1816:31配信

（４）業種別動向～21 業種中 7 業種がプラス｡うち船舶、陸用内燃機関が二桁の増加～
１）業種別では、産業機械(1.5%増)、船舶(54.7%増)、軽機械(3.7%増)、建設機械(1.5%増)、民生用電子機械(1.5%増)、陸用内燃機関(16.0%増)、ベアリング(4.2%増)の 7 業種がプラスとなり、前月に比べて 5 業種増加した。そのうち、船舶、陸用内燃機関の 2 業種が二桁の伸びとなり、機械全体では 2.3%減となった｡
２）リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、医療機械、ベアリング、陸用内燃機関、産業機械の 5 業種となった（1 月も 5 業種）。他方、電子計算機が 30%台、民生用電子機械が 40%台の低い水準にある。

（５）機種別動向～船舶、TV 等が大幅に増加､鉄道車両、通信機械部分品等が大幅減少～
１）10％以上の伸び率を示したのは 3 機種のみで、①その他地域、ASEAN・南アジア向け船舶(54.7% 増)、②北米、EU、中国向け TV(27.2%増)、③北米、中国向け陸用内燃機関(16.0%増)であった。
２）一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(49.9%減)、通信機械部分品(43.0%減)等であった｡