最近の機械貿易動向(2 月)~機械輸出伸び率 4 ヶ月連続マイナス~

2019/04/1816:31配信

Ⅲ 個別動向

1. 全商品貿易動向~輸出は 3 ヶ月連続でマイナス、輸入は 2 ヶ月連続マイナス~

1) 2019 年 2 月の全商品輸出額は 6 兆 3,849 億円、前年同月比(以下同じ)1.2%減と 3 ヶ月連続でマイナスとなった(1 月 8.4%減)。これは、約 21%を占める一般機械(1.7%増)がプラスとなったものの、約 25% を占める輸送用機器(3.1%減)をはじめ、約 16%の電気機器(5.6%減)、鉄鋼・非鉄金属等原料別製品(4.7%減)等がマイナスとなったためである。
2) 輸入額は 6 兆 501 億円、6.6%減と 2 ヶ月連続でマイナスなった(1 月 0.6%減)。これは、全輸入額の約24%を占める原粗油等鉱物性燃料(6.2%減)、電気機器(3.9%減)、医薬品等化学製品(9.3%減)、一般機械(6.2%減)等がマイナスとなったことによる。
3) この結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、約 3,349 億円の黒字(1 月は 1 兆 4,156 億円の赤字)となった。

  
   機械貿易動向   

2.機械貿易動向
(1)機械輸出入動向~輸出は 4 ヶ月連続マイナス、輸入も 3 ヶ月連続マイナス~
1)全商品輸出額の約 64%を占める 2 月の機械輸出額は 4 兆 964 億円、2.3%減と 4 ヶ月連続でマイナスとなり(1 月 8.5%減)、その水準は、リーマンショック前(2008 年 2 月)と比べると 86.3%となって、前月に比べて 5.2 ポイント改善した(1 月 81.1%)。なお、為替・営業日要因を除いた実質的伸び率は 2.0%減であった。
2)一方、全商品輸入額の約 31%を占める機械輸入額は、1 兆 8,513 億円、4.7%減と 3 ヶ月連続でマイナスとなり(1 月 0.3%減)、リーマンショック前(2008 年 2 月)の水準に比べ、25.0%増となっている。

機械貿易動向

(2)為替・営業日動向~2 月は 0.3%の減少要因、2 月は 2.9%の減少要因~
1)2019 年 2 月は 1 ドル=109.7 円となり、前年に比べ 0.4%の円安となった。また、対ユーロは 124.9 円と前年に対して 7.3%の円高となり、合わせて約 0.3%の為替減少要因となった。営業日は前年と同じため、合計で約 0.3%の減少要因となる。2 月の輸出額は 2.3%減であったことから、実質的伸び率は 2.0% 減と 4 ヶ月連続のマイナスとなった(1 月 6.6%減)。
2)2019 年 3 月は 1 ドル=111.2 円で前年比 4.3%の円安、対ユーロは 125.9 円で前年比 4.1%の円高となり、合わせて約 1.9%の為替増加要因となった。営業日は前年に比べて 1 日少ないため、約 4.8%の減少要因となり、合計で約 2.9%の減少要因となる。
3)2019 年 4 月は、対ドルが 4 月 17 日 17:00 時点の 112.0 円とすれば、5.4%の円安、また、対ユーロは 126.7 円で 3.2%の円高となり、合わせて約 2.5%の為替増加要因となる。営業日は前年と同じため、合計で約 2.5%の増加要因となる。

機械貿易動向

(3)地域別動向~中国向け以外の 5 地域向けがマイナス~
1)機械輸出額の地域的動きをみると、①全体の 26.6%を占める北米向けでは、産業機械(3.7%増)、航空機部品(34.4%増)等がプラスとなったものの、約 51%を占める自動車(6.0%減)、軽電気機械(11.6%減) 等がマイナスとなり、0.5%減となった。②19.8%を占める中国向けでは、自動車(0.4%減)、電子ディバイス(2.9%減)、軽電気機械(1.5%減)等がマイナスとなったものの、産業機械(20.5%増)が大きく増加して1.8%増となり、③14.4%の ASEAN・南アジア向けは、パキスタン(31.7%減)、フィリピン(9.8%減)、マレーシア(8.8%減)等が減少し、業種では、産業機械(1.3%増)等がプラスとなったものの、自動車(9.7%減)、電子ディバイス(13.7%減)等が減少して 4.3%減となった。 ④13.6%を占める EU 向けは、約 38%を占める自動車(0.7%増)、産業機械(4.0%増)等が増加したものの、軽電気機械(7.7%減)、民生用電子機械(0.8% 減)等が減少して 0.8%減となり、⑤9.2%を占める韓国・台湾向けは、産業機械(13.4%減)をはじめ、電子ディバイス(19.3%減)、自動車(5.3%減)等が減少して 11.3%減となった。⑥16.5%のその他地域向けでは、アフリカ(29.0%増)、中南米(10.4%増)向けがプラスとなったものの、大洋州(22.1%減)、中近東(8.7%減) 向け等がマイナスとなり、機種では、船舶(約 2 倍)がプラスとなったものの、自動車(8.1%減)、産業機械(19.8%減)等がマイナスとなって 3.8%減となった。
2)また、リーマンショック前の 2008 年2 月の地域別輸出額と比較すると、中国、ASEAN・南アジア向けが100%を超え、北米向けが 90%台、韓国・台湾向けが 80%台、その他地域向けが 70%台、EU 向けが 60% 台となった。

機械貿易動向

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最終更新:2019/11/2018:09

日本機械輸出組合

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