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加藤製作所 最大除雪幅を誇る「スノースイーパS-580CⅡ」 函館空港・釧路空港への納入完了
株式会社 加藤製作所(本社:東京都品川区、代表取締役社長:加藤公康)は、現在、国内で唯一当社が製造する空港用ブラシ式除雪車「スノースイーパ S-580CⅡ」を、函館空港および釧路空港に納入いたしました。 本機は、ブラシ式除雪車の中でも最大の除雪幅を有しており、一度に広範囲の除雪作業が可能です。これにより、除雪時間の短縮と省人化に寄与します。また、従来機からエンジンを刷新したことでブラシの回転トルクが向上し、除雪性能をさらに高めています。 ※釧路空港へ納入した様子 ■スノースイーパの役割 空港の滑走路や誘導路、航空機の待機場を効率的に除雪するため、役割の異なる除雪車両が連携して作業を進めます。例えば滑走路では、積雪量が多い場合、まず除雪板を取り付けたプラウ車が雪を滑走路の両側に押しのけます。その後スノースイーパが、プラウ車で取り切れなかった雪や氷を車体前方の除雪ブラシで掻き出し、車体後部に搭載したブロワーで滑走路端へ吹き飛ばすことで、効率的で確実な除雪を実現します。これにより、空港の安全な運航を支えています。 当社のスノースイーパは、除雪ブラシの幅やブロー能力など、作業レベルに応じた複数の機種をラインアップしています。現在、降雪の多い地域を中心に全国数十の空港に配備され、各地で活躍しています。■商品概要
2025/12/04 11:40 株式会社加藤製作所
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日立建機 充電用電源が未整備の施工現場におけるバッテリー駆動式ショベルの安定稼働を実証
移動式給電車による最適な充電計画を検証 移動式給電車によるバッテリー駆動式ショベルへの充電 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は、11月10日から14日まで、東京都府中市の施工現場で、バッテリー駆動式ショベルとベルエナジー株式会社(代表取締役社長:川井 宏郎/以下、ベルエナジー)の移動式給電車を組み合わせた実証試験を行いました。 本試験の結果、充電用電源が未整備の施工現場においてもバッテリー駆動式ショベルと移動式給電車の組み合わせで工事が安定して実施できることを確認し、さらにエネルギーマネジメントを行う上での最適な充電計画を検証できました。 昨今、GX建機認定制度の開始など、日本国内でも電動建機の導入機運は高まりつつあります。日立建機は2024年9月に、バッテリー駆動式ショベル3機種と可搬式充電設備の国内販売を開始しました。電動建機は排出ガスを出さず静音性に優れている一方、充電インフラの整備や充電時間の確保など運用面での業界共通の課題が存在します。そのため、日立建機にとっては、施工現場での実証試験を通じて、最適な運用方法を提案することが重要です。 ベルエナジーは、EVをベースとした移動式給電車「MESTA Gen(メスタ・ジェン)」などを活用して電力供給サービス「電気の宅配便」を提供しており、指定の場所に出向いて建設機械やEVに電力を供給することができます。この移動式給電車は自走して充電ステーションへ赴き、充電することが可能です。また、工事の進捗状況に応じて移動できるため、設置場所に縛られず、現場の変化に柔軟に対応することができます。 本試験は、充電用電源が未整備の施工現場を想定し、日立建機のバッテリー駆動式ショベルZX55U-6EBとベルエナジーの移動式給電車「MESTA Gen(メスタ・ジェン)」1台を組み合わせて実施しました。移動式給電車は施工現場近隣の充電ステーションで充電し、施工現場に戻ってバッテリー駆動式ショベルへ 1日に複数回、直接給電しました。今回は、日立建機が施工現場の運用スケジュールやバッテリー駆動式ショベルの稼働状況の予測に基づき、充電の必要性を判断することで給電車の最適配車タイミングを計画し、ベルエナジーがその計画に合わせて給電車を配車する運用を実施しました。その結果、充電用電源が未整備の施工現場でもバッテリー駆動式ショベルと移動式給電車の組み合わせにより外構工事を安定して実施できることを確認しました。 将来的には、日立建機は施工現場でのバッテリー駆動式ショベルの稼働状況に応じて最適な充電計画を提案するエネルギーマネジメントソリューションの実現をめざします。日立建機グループは、今後もお客さまや協創パートナーと共に、施工現場全体のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速してまいります。■実証試験の概要 ■関連情報・ 2024年9月12日 ニュースリリースバッテリー駆動式ショベル3機種と可搬式充電設備を国内で販売開始
2025/12/03 11:11 日立建機株式会社
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日立建機 AI解析技術でさらなる鉱山運営の最適化をめざし、カナダのリズミックに出資
AI解析技術を活用した鉱山向けソリューションの展開イメージ 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)はこのたび、カナダのRithmik Solutions Ltd.(CEO:ロス・バリチーヴィ氏/以下、リズミック)に300万米ドル(約4億2,600万円)を出資しました。本出資により、リズミックのAI解析技術を日立建機の鉱山向けソリューションに活用し、鉱山現場の生産性向上と環境負荷低減に貢献するソリューションの提供をめざします。 鉱山会社のお客さまは、安全性の向上、エネルギーマネジメントを含むライフサイクルコストの低減、環境負荷の低減を図りながら、資源採掘の生産性を最大化させるために複雑なオペレーションをしています。日立建機は2025年4月より「LANDCROS Connect Insight(ランドクロス コネクト インサイト)」の提供を開始し、ほぼリアルタイムの稼働データ解析を通じて、鉱山運営の効率化を支援しています。 リズミックは、AIを活用した鉱山機械のアセットヘルス管理と稼働データ分析に強みを持っています。2024年8月~2025年7月に鉱山現場で行った実証試験では、ダンプトラック40台と超大型油圧ショベル6台の稼働データを分析し、設計に基づく基準値とリアルタイムの稼働データを比較し、異常検知や予防措置の精度を定量的に評価しました。その結果、機械の異常兆候の早期検知、予防措置が可能となり、ダウンタイムや燃料消費の抑制により、生産性向上と環境負荷の低減に寄与することが確認できました。 今後、リズミックのAI解析技術と「LANDCROS Connect Insight」の連携に向けた検討を開始し、稼働データのさらに高度な分析をめざします。従来の設計値に基づく分析に代わり、AIが機械の稼働状況を学習し、機械ごとに最適な基準値を自動で設定します。これにより、従来以上に高精度なアセットヘルスと運用の管理が可能になります。 日立建機がリズミックに出資した資金は、継続的な技術開発やお客さまのサポート力の強化、マーケティング活動などに活用される予定です。日立建機グループは今後も、鉱山運営の最適化と持続可能性の向上に向けた取り組みをさらに推進していきます。■リズミック CEO ロス・バリチーヴィ氏 コメント イノベーション、オペレーショナル・エクセレンス、協働への思いについて、私たちと同じ価値観を持っている日立建機と協業できることを光栄に思います。日立建機のグローバルなプレゼンスと、リズミックのマイニングでの分析における高度な専門性を融合させることで、世界中のお客さまにこれまでにない性能、信頼性、そして持続可能性を提供していきます。このパートナーシップは、スマートマイニングの進歩に向けた重要な一歩となります。■日立建機 執行役常務 マイニングビジネスユニット長 福西 栄治 コメント 今回の出資は、日立建機がめざしている、さまざまなパートナーとオープンなデジタルプラットフォームを構築していくための重要な一歩です。リズミックのAIを活用した高度なデータ解析技術と日立建機の知見を組み合わせることで、より柔軟なソリューションをお客さまへ届け、鉱山現場の生産性向上と環境負荷低減に貢献します。■リズミック概要 ■関連情報・2025年12月1日 リズミック ニュースリリース Hitachi Construction Machinery Invests in Rithmik Solutions to Accelerate Open, AI-Driven Mining Innovation・2024年9月2日 日立建機ニュースリリース 鉱山操業の効率を高めるソリューション「LANDCROS Connect Insight」を提供開始■商標注記・LANDCROSは、日立建機株式会社の登録商標です。
2025/12/02 10:06 日立建機株式会社
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三菱ふそう 大型トラック「スーパーグレート」セミトラクタに 第5輪荷重20トン対応の新機種を追加
-重量物輸送の多様なニーズに応える高出力モデル- 三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、大型トラック「スーパーグレート」のセミトラクタに第5輪荷重20トン車を新規設定したことをお知らせします。現行「スーパーグレート」の重量物運搬用セミトラクタ「FV-R」型(リーフサス車・6x4後2軸)に、第5輪荷重20トン車を新たに追加しました。従来から展開する第5輪荷重13トンから18トンのラインアップに加え、重量物輸送における多様なニーズに対応します。「スーパーグレート」現行モデルから設定する6R30エンジン(総排気量12.8L)で390kW (530PS)の高出力を実現したことにより、第5輪荷重20トンの牽引性能を確保しました。これにより、従来の機種では対応が難しかった重機や建設機器などの重量物輸送や特殊用途のトレーラー牽引が可能となりました。また、「FV-R」型第5輪荷重20トン車には、速度制限装置(NR : Noise Reducer装置)*をオプションで設定し、より重量の大きい荷物の牽引が可能になりました。現行「スーパーグレート」で展開する6R30エンジンは従来モデルから燃費性能を約5%向上させ**、「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」に適合しました。*重量物運搬セミトラクタにおいて、最高車速を制限することで、被牽引車の積載量をより多く確保するための装置**セミトラクタ「FV-R」の場合(JH25モード)MFTBCは物流業界の多様なニーズに応える製品開発を通じて、様々な輸送ニーズに対応したトラックの提供を今後も目指します。 「スーパーグレート」セミトラクタ(イメージ)写真はFV80VJR5XNTB、ボデーカラー(シリウスシルバー HA4) スーパーハイルーフ仕様
2025/11/26 13:39 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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三菱マヒンドラ農機 紙マルチ田植機を使用した幸手市産有機栽培コシヒカリ 「幸ヒカリ」の収穫報告および試食会を開催
埼玉県幸手市 (市長:木村純夫、以下 幸手市) と三菱マヒンドラ農機株式会社 (本社:島根県松江市、CEO取締役社長:齋藤徹、以下 三菱マヒンドラ農機) は、本年2月に有機米の産地づくりに関する連携協定を締結し、持続可能な農業の推進に取り組んできました。この度、幸手市産有機栽培コシヒカリの新ブランド「幸ヒカリ」の初収穫を迎え、11月21日に幸手市役所にて収穫報告および試食会が開催されました。当日は収穫結果の報告に加え、商品化の発表や「有機農業の日」の特別期間中の3日間に、埼玉県内で初めて市内すべての小中学校給食で、有機農業で栽培された米を使用することなども発表されました。 試食会の様子 (右から 木村純夫市長、山西実教育長) 幸手市有機農業推進協議会の植竹会長は「紙マルチの除草効果は期待以上であり、初年度の取り組みとしては納得のいく食味と収量を確保することはできた。一方で、紙マルチ溶解後の除草対策などの課題も明らかとなった。協議会のメンバーとともに、『幸ヒカリ』が地域自慢のブランド米となるよう、今後も努力を続けたい」と語りました。また、試食会では関係者が炊き立ての「幸ヒカリ」を味わい、豊かな香りと甘みを高く評価しました。幸手市は2029年度までに有機米栽培面積を現在の2.5haから5.0haへ拡大し、学校給食への有機米の利用拡大を図ることを目標としています。また、2026年度中に「オーガニックビレッジ宣言」を行うことを目指しています。三菱マヒンドラ農機は、社業を通じてこうした活動を継続的に支援し、地域農業の持続可能な発展に貢献してまいります。■ 2025年産「幸ヒカリ」収穫結果作付面積:2.5 ha収穫量:9,100 kg平均収量:364 kg (約6.1俵) / 10 a食味値:86点 *70点以上が良食味■ 収穫報告 / 試食会 開催概要日時: 2025年11月21日 (金) 11:30会場: 幸手市役所 第2庁舎 第1会議室出席者:幸手市 市長 木村純夫教育長 山西実建設経済部長 丸山淳一幸手市有機農業推進協議会 会長 植竹一寿三菱農機販売株式会社 カスタマーサービス担当部長 木賀昭彦株式会社ホソダ 代表取締役社長 河口淳子
2025/11/21 18:10 三菱マヒンドラ農機株式会社
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コマツ -立命館大学ほかと月面拠点建設実現に向けた測量・地盤調査技術の確立を目指して- JAXA「宇宙戦略基金事業」(第二期)に採択
コマツ(社長:今吉琢也)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募する「宇宙戦略基金事業(*1)」(第二期)の技術開発テーマ「探査等(月面インフラ構築に資する要素技術)(*2)」にて、立命館大学などと共同で提案した課題「月面拠点建設を実現するための測量・地盤調査技術の確立」(以下、本課題)が採択されたことを受け、代表機関である立命館大学(研究代表者:小林泰三教授)(*3)の連携機関として参画します。 本課題は、産学連携による技術開発を通じて、将来的な月面活動の基盤となる月面環境の分析および重要技術の早期実証を推進することを目的としています。月面のインフラ構築においては、地球上と同様に「測量」と「地盤調査」が不可欠です。しかし、月面は「レゴリス」と呼ばれる微細な砂が厚く堆積しており、その深さや硬さなどの土質特性は十分に解明されていません。それゆえ、地形や地質についても不明な点が多く残されています。 このため本課題では、月面での建設施工や資源開発に必要な高精度の地形データを取得し、レゴリスの土質特性や地層構造を把握するための「測量・地盤調査システム」の開発を目指します。当社はこのうち、地盤調査システム(土質試験ツール)を月面上の調査地点に展開・設置するためのロボット機構を開発します。このロボット機構は、バケットを用いた整地・転圧・掘削などの一連の地盤工事作業を行う機能を備える予定です。これらの作業で取得する、ロボットアームやモーター・減速機にかかる力、画像などのデータは、地盤モデルの高度化や設計・施工システムへの反映に活用され、将来的な月面建設機械の標準化に向けた基盤技術として展開可能です。 【測量・地盤調査システムのイメージ】(提供:立命館大学) 当社は2021年に国土交通省と文部科学省による「宇宙無人建設革新技術開発(*4)」の選定を受けて以来(*5)、月面での無人建設のための月面建設機械の研究開発を進めています。デジタルツイン技術を活用し、月面環境と建設機械をサイバー空間上に再現した掘削シミュレーションを通じて月面建設機械の課題の抽出と抽出された課題の対策に取り組んでいます。 当社は、これまで培ってきた建設機械の知見に加え、月面環境を再現したシミュレーションや極限条件での技術検証を通じて得られた知見を活かし、本課題の参画を通じて月面開発プロジェクトに貢献します。さらに、今回の取り組みで得られる新たな知見も踏まえ、将来の月面インフラ構築に向けた建設機械や無人建設技術の研究開発を推進していきます(*6)。 【月面建設機械のイメージ】 (参考)関連リンク*1 宇宙戦略基金のホームページ*2 宇宙戦略基金事業公募要領「技術開発テーマ ~月面インフラ構築に資する要素技術~ 」*3 立命館大学発プレスリリース『宇宙戦略基金事業(第二期) 「月面インフラ構築に資する要素技術」に採択』*4 国土交通省 宇宙建設革新プロジェクト*5 コマツ発プレスリリース『国土交通省 宇宙無人建設革新技術開発の実施対象に選定』*6 コマツ 宇宙への挑戦
2025/11/21 12:12 株式会社小松製作所
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日野自動車 E13Cエンジン搭載大型トラック「日野プロフィア」の出荷再開について
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡)は、エンジン認証不正問題により型式指定取消処分を受けた「E13Cエンジン」搭載の大型トラック「日野プロフィア」について、排出ガス規制に適合させて申請を行い、11月21日に国土交通省より型式指定を受けました。お待ちいただいているお客様に早く車両をお届けするため、速やかに生産・出荷再開に向けた準備を進め、12月下旬より2025年モデルとして出荷を再開する予定です。 非常に長い間商品をお待ちいただいているお客様をはじめ、すべてのステークホルダーの皆様に多大なご迷惑をおかけしておりますことを改めて深くお詫びいたします。 二度と不正を起こさないため、引き続き、経営・組織風土・クルマづくりの「3つの改革」の手綱を緩めずに推進します。「人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献する」という原点を忘れることなく、信頼回復に努めるとともに、お客様と社会に日野らしい価値を提供してまいります。
2025/11/21 12:04 日野自動車株式会社
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三菱ふそう さらにスマートかつ安全な商用車を目指し、REE Automotiveと技術検証に関する基本合意書を締結 2025
モジュール式車両プラットフォームにおけるバイワイヤ・SDV技術の可能性を共同で探索・検証次世代商用車の安全性、モジュール性・設計自由度、操作性の向上および低コスト化を目指す三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、REE Automotive Ltd. (本社:イスラエル・キブツ グリル-ヤム、社長:ダニエル・バレル、以下REE)と、MFTBCの商用車における「X-by-wire」(バイワイヤ)およびSDV(ソフトウェア定義車両、software defined vehicles)技術の共同開発および実証に関する基本合意書を締結しました。 MFTBCの「eCanter」(左)とREEの「P7-C」 バイワイヤ技術は、従来の機械的な接続を電子制御に置き換え、ステアリングやブレーキ、アクセルなど主要機能の操作をセンサーと電気信号によって行う仕組みです。車両の安全性や操作性の向上に加え、車両の軽量化や燃費効率の向上に寄与するほか、先進運転支援・自動運転技術の開発への貢献が見込まれます。SDVは、主にソフトウェアを通じて車両の機能や性能を制御・更新できる次世代の車両アーキテクチャです。ハードウェアに依存せず、OTA*による機能追加や改善によって、車両の柔軟性・拡張性の向上や車両寿命の延長が見込まれます。また総保有コスト(TCO、total cost of ownership)を低減し、お客様への長期的価値の提供につながることが期待されています。*Over-the-airの略で、無線通信によって車両のソフトウェアを遠隔で更新・修正・改善する技術。MFTBCとREEは、バイワイヤ・SDV技術の掛け合わせの探索・検証に着手しました。この協業を通じて、エンドユーザーのコストを削減すると同時に、車両の最適なモジュール式構造と高度な設計自由度、優れた操作性やより高度な安全機能を実現する、次世代商用車の新たな可能性を探索します。本協業の一環として、MFTBCとREEは共同で実証車両1台を1年以内に製作する予定です。実証車両はMFTBCの電気小型トラック「eCanter」現行モデルをベースに、REEのEV向けシャシ「P7-C」の技術を盛り込み製作します。同時にMFTBCは、さらに将来の技術的協業に向けた潜在的なパートナー候補として、REEの技術の評価を継続します。MFTBCは2017年の国内初の量産型電気小型トラック「eCanter」の発売や、2019年の大型トラック「スーパーグレート」における国内商用車初のSAE自動運転レベル2の市場投入など、商用車の先進技術開発に先駆的に取り組んできました。本協業ではそれらの知見をもとに、さらに将来の技術開発の加速をねらいます。REEは本協業において、電子制御ユニット(ECU)、OTAによるソフトウェアの更新、そしてSDVのプラットフォームの知見を提供します。REEの「REEcorner」技術は、ステアリングやブレーキ、サスペンション、駆動システムなど主要な車両機能を各ホイールハウス内にモジュール化した「ゾーンアーキテクチャ」を特徴とし、車両設計の自由度を飛躍的に向上させます。さらに、クラウドサービス「REEai」によって、遠隔でのデータ最適化、予防整備、包括的なフリート管理が可能です。MFTBC副社長・開発本部長の安藤寛信は「三菱ふそうの自動運転・ZEV技術と、REEのバイワイヤ・SDV技術を組み合わせることで、より優れた物流ソリューションを実現できると信じています。REEとともに、地球温暖化、交通事故、ドライバー不足等の社会課題の解消に取り組めることを大変嬉しく思っております」と述べています。REEの共同創業者・CEOであるダニエル・バレルは「MFTBCの経験豊富なチームと、よりスマートかつ安全な次世代の商用車に向けた志を共有し、協業できることを大変うれしく、光栄に思います。SDV技術は、お客様の課題を解決するための次世代商用車の開発を加速させるとともに、OTAによる更新によって継続的な機能改善を可能にします。私たちの協業によって、自動運転技術を支えるSDV商用車の新たなベンチマークを打ち立てていけると確信しています」とコメントしています。 REEの「P7-C」(左)とMFTBCの「eCanter」
2025/11/18 16:19 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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日野自動車 太田市と日野自動車株式会社の包括連携協定の締結について
―「日野レッドドルフィンズ」を活用した地域連携の推進により、地域社会の発展に貢献 ― 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長:小木曽聡、以下 日野)は、新田工場をおく群馬県太田市において、日野のラグビー部である「日野レッドドルフィンズ」の活動を通じて地域社会の発展に貢献するため、本日、同市と包括連携協定を締結いたしました。 日野レッドドルフィンズは、本協定の締結以前から、ラグビーを通じて『太田スポーツ・レクリエーション祭』や『OTAスマイルフェスタ』などの地域イベントに参加し、太田市との連携を進めてまいりました。このたび、あらためて太田市との積極的な連携推進により、スポーツと地域社会の発展や人材育成及び学術の振興を図るという目標を共有し、包括連携協定を通じてスポーツの普及 、子どもたちの学び・育ちの応援に向けた取り組みなどを推進してまいります。 これからも太田市との協力体制のもと、地域社会のよりよい未来へ向かってラグビーを通じて取り組んでいくとともに、地域の方々をはじめ、皆様から愛され、応援していただけるようなチームを目指してまいります。 (写真左より)太田市長 穂積昌信 様、日野CMO 志賀得一 ■ 協定締結式におけるコメント太田市長 穂積 昌信 様スポーツを活用したまちづくりを進めている太田市にとって、本協定の締結により、スポーツがより身近になることは、市民、特に子供たちにとって、大きなプラスとなります。ラグビーを通じた生涯スポーツの推進や観光振興のほか、地域づくりや学校教育など、様々な分野において、太田市のさらなる発展につながることを期待します。日野自動車株式会社CMO(チーフものづくりオフィサー) 志賀 得一太田市は弊社の主要な工場の一つである新田工場がある非常に縁深い地域になります。そのような市と包括連携協定を締結できたこと、とてもうれしく存じます。日野レッドドルフィンズがこれまで取り組んできた地域社会への貢献について、この協定を通じ、より一層の発展を進められることと存じます。日野レッドドルフィンズ部長 畑山 和英太田市と包括連携協定を結ぶことになりました事、誠に嬉しく思います。今後とも、スポーツを通じて地域の皆様への貢献を積極的に進めたいと思います。
2025/11/13 17:59 日野自動車株式会社
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日野自動車 燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」ラインオフ式を実施
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡)は、古河工場(茨城県古河市)にて燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」の量産第1号車のラインオフ式を本日実施しました。 ラインオフ式 「日野プロフィア Z FCV」は、カーボンニュートラルと水素社会の実現に貢献すべく、環境性能と実用性を両立した国内初の燃料電池大型トラックの量産モデルで、本年10月24日に発売しました。車両はFCの普及期を見据え、量産工場である古河工場のディーゼル車と同じラインで混流生産しています。 式典に出席した日本事業COO 佐藤直樹は次のように述べました。 「このプロジェクトは決して平たんな道ではなく、技術的なチャンレンジをはじめとする数多くの難題を克服する必要がありました。メンバーのプロ意識と、水素社会実現にかける情熱で進めてきたからこそ今日があると思っています。また、共同開発のパートナーであるトヨタ自動車は、難易度の高い課題に対して共に真摯に向き合ってくださいました。今後ともカーボンニュートラルの実現に向けて、一層の協力関係を築いていきたいと思います。そしてこの日野プロフィア Z FCVが水素社会を推し進めていくことを祈念しています」 国内初となる燃料電池大型トラックの量産モデルの市販化を通じて、カーボンニュートラルと水素社会実現に貢献し、お客様・社会の課題を解決し、持続可能な社会の実現を目指します。
2025/11/13 16:52 日野自動車株式会社
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Hacobu、日野グローバルロジスティクス、日野自動車、 トラックの荷待ち・荷役作業時間削減に向けた共同プロジェクトを始動
ドライバーの手間なく動態を管理し、物流の「2024年問題」に対応 株式会社Hacobu(本社:東京都港区、社長:佐々木太郎、以下「Hacobu」)、日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下「日野」)およびそのグループ会社である日野グローバルロジスティクス株式会社(本社:東京都青梅市、社長:山根良和、以下「HGL」)の三社は、トラックの荷待ち・荷役作業時間の削減に向けた共同プロジェクトを始動しました。 Hacobuは動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」を自動車業界向けに機能拡張し、HGLは本年10月より日野自動車 古河工場で同サービスを導入しました。三社は連携して、荷待ち・荷役作業に関わる時間の可視化を通じ、物流の「2024年問題」への対応と業務効率化の推進に取り組んでまいります。 ●背景 自動車製造現場では、必要なものを、必要な時に、必要な量を生産するジャスト・イン・タイム(JIT)方式が主流となっています。部品の配送トラックが車両生産工場内のどのゲートからいつ入庫・出庫したかを正確に把握することは、生産管理の徹底と、ドライバーの拘束時間削減につながります。 また、日本自動車工業会にて策定した「自主行動計画(14項目)」の中で特に重要な厳守項目となる「荷待ち・荷役作業に関わる時間の把握」の対応が求められています。●MOVO Fleet 機能拡張について 車両の状況をリアルタイムで一元管理できるMOVO Fleetの「配送計画ダッシュボード」に、GPS測位データの補正・クレンジング機能※を新たに実装しました。 日野製トラックについては現在全車標準搭載しているICTサービス「HINO-CONNECT」を通じて、その他メーカー製トラックについてはHacobu提供のシガーソケット装着型GPS端末から位置情報を取得しますが、今回の機能拡張によって工場構内の細かな位置差異による誤判定を防ぎ、トラックごとの入庫・出庫時間をドライバーによる操作なしに自動かつ高精度で取得できるようになりました。 また、配送計画に対する入庫実績データの精度が向上したことで、トラックごとの傾向分析や荷待ち発生のリアルタイム把握が可能となります。日次・週次での改善活動に活用いただくことでお客様のビジネスの効率化に貢献します。※クレンジング機能:収集したデータを整理・整合させ、正確で一貫性のある情報として活用できるようにする機能。 システムイメージ ●各社コメント株式会社Hacobu 代表取締役社長CEO 佐々木 太郎 「日野グローバルロジスティクス様との取り組みは、まさに現場課題から生まれた共創プロジェクトでした。自動車業界の特徴であるJIT運行や多ゲート構造への対応は、MOVO Fleetにとっても新たな挑戦であり、補正・クレンジング機能の実装によって業界全体への応用可能性が広がりました。今後も現場とともに、データを活かした物流効率化を支援してまいります」日野自動車株式会社 Chief Logistics Officer兼 日野グローバルロジスティクス株式会社 代表取締役社長 山根 良和 「日野グループは“お客様である輸送会社様、並びにドライバーの皆様の負担を軽減する”という使命のもと、現場の業務効率化と安全性向上を追求してきました。今回、Hacobu様とともに工場内運行やJITスケジュールに対応した自動計測の仕組みを開発できたことは大きな一歩だと考えています。今後もテクノロジーを活用し、より精度の高い物流マネジメントを実現してまいります」 今回の共同プロジェクトを通じて得た知見をもとに、今後はGPS測位精度のさらなる向上やデータ分析の自動化を進め、工場全体の稼働効率最適化を目指します。
2025/11/05 15:55 日野自動車株式会社
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日立建機 南アフリカの鉱山現場におけるハイブリッドダンプトラックの実証試験がUNIDOの産業協力プログラムに採択
燃料コストの低減とCO₂排出量の削減を実現、日本の技術でグローバルサウス諸国の発展に貢献 電気駆動式のリジッドダンプトラックEH4000AC-3 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)と株式会社日立インダストリアルプロダクツ(取締役社長:奥 慎太郎/以下、日立インダストリアルプロダクツ)は、11月2日、両社が共同で推進する「南アフリカの鉱山現場におけるハイブリッドダンプトラックの実証試験事業」(以下、本事業)が、国際連合工業開発機関(UNIDO)が公募した「グローバルサウス諸国への日本からの技術移転を通じた産業協力プログラム」に採択されました。 国際連合工業開発機関(UNIDO)は、日本の経済産業省による資金拠出のもと、グローバルサウス諸国における日本企業による大型実証の実施をサポートすることにより、グローバルサウス諸国と世界における技術革新、サプライチェーンの強化、産業インフラの確立を推進するプログラム「グローバルサウス諸国への日本からの技術移転を通じた産業協力プログラム」を実施しています。 鉱山現場では、多数の鉱山機械が稼働しており、その多くはディーゼルエンジンを動力源としています。ディーゼル燃料は鉱山操業における主要なコスト要因であり、燃料消費量の削減は長年の課題です。また、ダンプトラックによるCO₂排出は、鉱山で稼働する鉱山機械からの全排出量の50%以上*1を占める場合が多く、環境負荷の軽減が急務となっています。*1: 2025年11月5日現在、日立建機調べ。 こうした課題に対して、本事業では、ディーゼルエンジンを動力源とする電気駆動式のリジッドダンプトラックEH4000AC-3をベースに、実証試験用のハイブリッドダンプトラックを製造します。この実証試験機には、ディーゼルエンジンで発電した電力と回生ブレーキによりバッテリーに蓄えた電力を活用して走行する日立インダストリアルプロダクツ製のACドライブシステムを搭載し、南アフリカの鉱山現場で実証試験を行います。実証試験の実施にあたり、南アフリカをはじめとするグローバルサウス諸国のサービス員に対して、ハイブリッドダンプトラックの保守・メンテナンスなどのトレーニングを行い、ノウハウの現地移転や人財育成に取り組みます。 実証試験機は、既存のEH4000AC-3と比べて燃料消費量とCO₂排出量を共に10%以上削減するため、鉱山操業におけるライフサイクルコストの低減と環境負荷の軽減に貢献します。加えて、HVO(水素化処理植物油)を使用することで、CO₂排出量は理論上最大90%*2削減される見込みであり、脱炭素化の取り組みを加速させる技術的な可能性を有しています。また、既存のダンプトラックをハイブリッドダンプトラックにレトロフィット可能としているため、鉱山会社が保有する資産を有効活用でき、持続可能な運用の実現を支援します。*2: 2025年11月5日現在、日立建機調べ。 日立建機は、鉱山現場のネット・ゼロ・エミッションの実現に向けて、フル電動ダンプトラックの共同開発、実証試験を推進してきました。今後も、鉱山現場の安全と生産性を維持しながら環境負荷低減につながる最適なソリューションを強化していきます。 日立インダストリアルプロダクツは、インストールベースであるACドライブシステムへのバッテリー電力の活用によるサービス提供を追加することで、車体の燃費改善・CO₂排出量の低減などの環境性能向上へ貢献していきます。日立インダストリアルプロダクツが所属する株式会社日立製作所のコネクティブインダストリーズ(CI)セクターでは、プロダクトの豊富なインストールベース(デジタライズドアセット)のデータにドメインナレッジと先進AIを組み合わせたデジタルサービス「産業分野向けHMAX」を、成長産業へ水平展開する「Integrated Industry Automation」に注力しています。日立インダストリアルプロダクツはCIセクターの一員として、Lumada 3.0を体現する「産業向けHMAX」の提供を通じて、フロントラインワーカーの現場を革新します。■実証試験事業の概要
2025/11/05 11:11 日立建機株式会社
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コマツとバンコク・モーター・ワークス、建設・鉱山機械の合弁販売代理店事業を東南アジア4カ国にも拡大
コマツ(社長:今吉琢也)は、完全子会社である Komatsu Holdings Malaysia Sdn. Bhd.(以下、KHMS、※1)を通じて運営しているマレーシア、シンガポール、ミャンマーおよびブルネイにおける建設・鉱山機械の販売代理店について、当社のタイおよびカンボジアでの代理店事業を行うバンコク・モーター・ワークス(本社:タイ バンコク、社長:プラニタン・ポーンプラパ(以下、BMW))と共同経営するための契約を締結し、クロージング手続きを完了しました。 コマツとBMWは、タイでは2010年から、カンボジアでは2015年から、合弁会社を通じて建設・鉱山機械の販売代理店を共同経営してきました。このたび、東南アジアにおける建設・鉱山機械事業の持続的な成長のため、上記4カ国の販売代理店についても、コマツとBMWの合弁会社として共同経営することになりました。 BMWが上記4カ国のKHMS子会社の株式60%を取得し、コマツの出資比率は40%となります。 これにより、各国での一貫したマーケティング活動やプロダクトサポートの強化を図るとともに、東南アジア全体での販売拡大と収益向上を目指します。 なお、本件によるコマツの連結業績への影響は軽微です。【概念図】 ※1 下記リリース(2024年8月23日)に記載のUMW Komatsu Heavy Equipment Sdn. Bhd.の社名が、Komatsu Holdings Malaysia Sdn. Bhd.に変更されております。UMW Komatsu Heavy Equipment Sdn. Bhd.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
2025/11/05 10:48 株式会社小松製作所
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加藤製作所 ~城南小学校6年生を対象に“働くこと”の意義を授業~ 品川区キャリア教育事業「しながわドリームジョブ」に参画
株式会社 加藤製作所(代表取締役社長:加藤 公康 以下、当社) は、品川区教育委員会が推進するキャリア教育事業「しながわドリームジョブ」に参画し、2025年11月4日(火)に品川区立城南小学校で講演しました。 「しながわドリームジョブ」は、品川区教育委員会が行う教育施策のひとつであり、児童が多様な職業人の授業を通じて、「働くこと」の意義を学ぶことを目的としています。当日は6年生40名を対象に、当社広報担当が建設機械メーカーにおける多様な職種、やりがいについて紹介しました。児童からは「どのような資格や勉強が必要か」といった質問や、「製造の仕事をやってみたい」などの感想が寄せられました。 当社は、今後も持続可能な企業活動を通じて、地域と連携したキャリア教育支援に協力してまいります。■開催概要日時:2025年11月4日(火)13:00~15:30場所:品川区立城南小学校対象:6学年内容:スライドを使った職種・仕事内容の紹介、質疑応答 (※20分の講演を×4セット)
2025/11/05 10:38 株式会社加藤製作所
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三菱ふそう ARCHIONグループの経営体制について
日野自動車株式会社三菱ふそうトラック・バス株式会社ARCHIONの取締役およびチーフオフィサー(CxO)、ならびに日野および 三菱ふそうのCEOを内定強固で透明性の高いガバナンスの構築と両社の強みを最大限に引き出す布陣により、持続的成長と継続的な企業価値向上を目指す 日野自動車株式会社(代表取締役社長・CEO:小木曽 聡、以下日野)と三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下三菱ふそう)は、2026年4月1日に発足予定*のARCHION(アーチオン、以下ARCHION)グループの経営体制について、ダイムラートラック社(CEO:カリン・ラドストロム、以下ダイムラートラック)およびトヨタ自動車株式会社(社長・CEO:佐藤 恒治、以下トヨタ)を含む4社で合意し、内定しました。 「適材適所」の考え方に基づく体制により、「商用車の未来をともに作る」という目標のもと、ARCHIONグループは幅広いステークホルダーに持続的に貢献していくことを目指します。*2025年6月10日にダイムラートラックおよびトヨタを含む4社で締結した経営統合に関する最終合意(DA)に基づく ARCHIONの取締役会は、10月9日に公表した取締役5名に加え、4名の独立社外取締役を含む全9人で構成されます。強固で透明性の高いガバナンスを構築するとともに、4社協業のシナジーを最大化し、グループの持続的成長と継続的な企業価値向上を実現する人選としています。独立社外役員においては、企業経営経験や専門的知見としてガバナンス・リーガル、財務・会計のスキルを備えた人材を選定しており、企業経営戦略等の大きな方向性を示し適切なリスクマネジメントを支えながら、経営陣に対する実効性の高い監督を期待しています。 執行体制としては、深い知見と実績を備え、両社の強みを最大限に引き出せる人材をチーフオフィサー(CxO)に選定し、各機能における戦略的な枠組みを構築しグループとしての目標達成と成功に貢献します。新たなグループ体制を立ち上げ軌道に乗せるとともに、ARCHIONグループとしての成功に向けた文化構築にも大きな役割を担います。 また、日野と三菱ふそうにおいては、ARCHIONグループ発足という大きな変化に際し、事業会社としてお客様や社会への価値創造・提供を牽引してくことができる経験豊富な人材をCEOに配置します。 この布陣は、日野と三菱ふそうの伝統を尊重するとともに、両社の多様なお客様を大事にする姿勢を表しています。ARCHIONグループは、豊かな経験と多様性、そして異なる文化を尊重し合う価値観を備えた経営体制を構築します。 これらの人事は、2026年4月1日の事業開始を予定日として発効する予定であり、関連する取締役会の承認を経た上で、株主の皆様や当局からのご承認が適切なタイミングで完了することを前提としています。
2025/11/04 15:38 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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日立建機 「LANDCROS Innovation Studios Mining Challenge」のアイデア募集を開始
スタートアップ企業と新たな価値を創出 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は、本日11月4日より、世界中のスタートアップ企業からアイデアを募るプロジェクト「LANDCROS Innovation Studios Mining Challenge」の募集を開始します。今回の対象分野は「マイニング」で、応募締め切りは2026年1月20日です。 「LANDCROS Innovation Studios Mining Challenge」では、以下の3つのマイニングに関する課題をテーマに、スタートアップ企業からアイデアを募集します。 SMARTER MACHINES(よりスマートな機械) SMARTER MINE SITES(よりスマートな鉱山現場) LOW IMPACT & SUSTAINABLE MINING(鉱山運営全体で環境負荷を低減し、持続可能な資源採掘を実現) 日立建機は、応募企業の中から各テーマにつき約3社、最大合計10社を選定し、2026年4月16日に世界最大のマイニング市場であるオセアニア地域のオーストラリア・ブリスベンのイベント会場で開催するピッチイベントに招待します。最終的に各テーマにつき1社を優勝企業として選定し、選定された企業とは日立建機との協業を進める予定です。本プロジェクトは、欧州・豪州などに拠点を持ち、マイニング業界のイノベーション創出において豊富な知見を持つアクセラレータであるFounders Factory Ltd.(本社:英国・ロンドン/ファウンダーズファクトリー社)と共同で実施します。 LANDCROS Innovation Studiosとは、日立建機がグローバルに展開する、スタートアップ企業との連携や新事業創出を加速するための”協創型イノベーションの「場」”です。物理的な拠点にとどまらず、グループ会社・顧客・スタートアップ企業・各業界の挑戦者が交差し、未来の価値を共に創り出すエコシステムとして機能することをめざします。今回の「LANDCROS Innovation Studios Mining Challenge」は、その代表的な取り組みの一つで、日立建機が次世代のソリューション開発を目的に、外部のスタートアップ企業と協業を通じて取り組むオープンイノベーションプロジェクトです。昨年度は「日立建機チャレンジ2024」として、「コネクテッド建機」の開発に関するアイデアを募集し、世界中から127社の応募がありました。優勝した3社とは現在も協業を進めています。 日立建機のマイニング事業は、露天掘りに焦点を当てて、鉱山機械が使われる採掘工程だけでなく、M&Aを通じて鉱山の運行管理やデータ分析、選鉱工程で使用されるミルライナーなどの耐摩耗部品、再生・メンテナンスサービスを担う企業を迎えたことで、鉱山現場におけるPit to Plant(採掘から選鉱まで)の多様なタッチポイントで、お客さまの課題を解決する製品・ソリューションをできる点が強みです。今回のプロジェクトを通じてスタートアップ企業との連携を一層強化し、マイニング分野における革新的なソリューションを協創してまいります。
2025/11/04 13:35 日立建機株式会社
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コマツ -サービス技術の向上を目指す、コマツグループの技能大会- 2025年度 ADVANCED TECHNIC CONTEST開催
コマツ(社長:今吉琢也)は、コマツ全国ディーラ会と共同で、10月10日(金)、石川県小松市のコマツウェイ総合研修センタにおいて、当社グループの日本のサービス部門における技術・技能を競う「2025年度 ADVANCED TECHNIC CONTEST」(以後、ATC大会)を開催しました。今年度は約2,500名を超える代理店のサービススタッフの中から、全国6地区(北海道・東北・関東・中部・大阪・中国/九州)の地区大会を通じて選抜された選手など61名が出場し、全5種目(※1)で技能を競いました。(※1)競技5種目:油圧ショベル車体部門、整備リコメンド部門、溶接部門、フォークリフト部門、エキシビション部門のこと。 【エキシビション部門の様子】 日本でのATC大会は1990年に開始し、今年で34回目の開催となりました。本大会では、実技と筆記試験を通じて参加選手のサービス技能を評価しています。出場選手にとっては、全国から勝ち抜いてきた参加者の中での自身の技能レベルを確認する場であり、本大会への出場と活躍が全国のサービススタッフやメカニックの大きな目標にもなっています。ATC大会は日本国内にとどまらず、アジア、中国、欧州、中近東など世界各地域でも開催されており、1988年にインドネシアで初開催して以来、累計140回以上実施しています。 今大会では、ICT建機のさらなる普及を見据えたサービス技能の強化を狙いとして、ICT建機のマシンコントロールに関する故障診断技能を競う「エキシビション部門」を新設しました。昨年12月に販売を開始した新型油圧ショベルPC200i-12の不具合が発生してから解消するまでのプロセスを競技化し、ICT建機の知識とマシンコントロールに関連する不具合時の対応力を競いました。 閉会式では、各競技において上位3名(※2)が表彰されました。本大会を通じて、さらなるサービス技能の向上と、次世代を担うサービス人材の育成に向けた取り組みを一層加速していきます。(※2)今大会で試行導入したエキシビションの部門は除く 【油圧ショベル車体部門(故障診断の部)(左)、整備リコメンド部門(右)の様子】 【フォークリフト部門(左)、溶接部門(右)の様子】
2025/10/24 15:02 株式会社小松製作所
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コマツ 2025年度オールコマツ技能競技大会を開催
コマツ(社長:今吉琢也)は、10月16日(木)~18日(土)に、小山工場、粟津工場、氷見工場の3拠点にて「2025年度オールコマツ技能競技大会」を開催しました。今年度は国内外から合計192名(日本:120名、海外現地法人:34名、国内外の協力企業:38名)が参加し、機械、塗装など、全9種目(※1)の競技を通じて技能を競い合いました。競技の結果は10月下旬に確定し、12月中旬に日本で開催する表彰式にて社長よりメダルが授与される予定です。 本大会は1963年に開始し、今年で47回目となりました。10月の第3土曜日を技能の日と定め、ものづくりを支える基幹技術の向上を目的として実施しています。各地から選抜された代表選手は、自らの技能レベルを試すとともに、さらなるレベルアップを目指して競技に臨んでおり、コマツグループと協力企業全体で技能を向上し継承していく上で極めて重要な機会となっています。 【リマン競技(小山工場)(左)、性能検査競技(粟津工場)(右)の様子】 なお、鋳造品のマザー工場である氷見工場(富山県)では、本大会の開会式にあわせて、新たに増設したトレーニングセンタの開所式も行われました。また同月には、大型の鉱山機械や産業機械の生産拠点である金沢工場(石川県)でも、新設となるトレーニングセンタの竣工式を実施しました。 当社は、各工場にて安全作業から基本技能の習得および技能向上の役割を担う技能トレーニングセンタを設置し、マイスターと呼ばれる熟練技能者を中心に、新入社員や若手社員に技能を伝承しています。 技能競技大会や技能トレーニングセンタなどの人材育成の取り組みは、品質と信頼性を追求し、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創造するという当社の企業姿勢の根幹となるものです。今後も技能伝承と人材育成を通じて、コマツグループ全体でのものづくり競争力を強化していきます。 【氷見工場のトレーニングセンタ開所式の様子】 (※1)
2025/10/23 15:03 株式会社小松製作所
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三菱ふそう 2種類の水素駆動の大型トラックコンセプトモデルを Japan Mobility Show 2025で世界初公開
水素エンジン搭載大型トラック「H2IC」および液体水素搭載燃料電池大型トラック「H2FC」のワールドプレミアを「Japan Mobility Show 2025」で実施カーボンニュートラル輸送の実現に向けたソリューションとして、2種類の水素駆動大型トラックのコンセプトモデルを「JMS 2025」で展示三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、2025年10月30日(木)から11月9日(日)にかけて東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Japan Mobility Show 2025(以下、JMS 2025)」(主催:一般社団法人 日本自動車工業会)にて、水素で駆動する大型トラック2種類のコンセプトモデルのワールドプレミアを行います。MFTBCは、水素を燃焼させるエンジン(内燃機関)で駆動する水素エンジン搭載大型トラック「H2IC」、燃料電池システムで駆動する燃料電池大型トラック「H2FC」の2種類のコンセプトモデルを「JMS 2025」で世界初公開します。水素が持つ高いエネルギー量という特性により、長い航続距離や短い充填時間が可能になるため、重量物運搬や長距離輸送を伴う商用車のカーボンニュートラル化を実現する上で、水素は有効な手段であると当社は考えています。水素エンジン搭載大型トラック「H2IC」は、ディーゼルトラックと共通のコンポーネントや技術を流用することで、より早くスムーズな水素車両への移行を可能にする車両です。水素エンジン技術は、特に高い出力が必要となる建設用車両などの用途に適した車両です。「H2IC」は、圧縮水素ガスを燃料として使用しています。液体水素搭載燃料電池大型トラック「H2FC」は、燃料電池システムが水素を電力に変換し、電気モーターを駆動させて走行する燃料電池トラックです。「H2FC」は、水素を液体状態で搭載しています。「H2FC」は、圧縮水素ガスと比べてより密度が高い液体水素を使用することで、最大1,200キロメートルの航続距離*¹を実現し、15分以内での充填が可能です。またディーゼル車と同等サイズのリヤボディを確保し、積載スペースへの制限もありません。*¹MFTBC社内評価に基づく(車両総重量25トン車、液体水素タンク容量80kg)「H2FC」は、国内初*²のサブクール液体水素(subcooled liquid hydrogen: sLH2)充填*³用の液体水素タンクを搭載した燃料電池大型トラックです。ダイムラートラック社が産業ガス、および水素インフラ構築技術の先駆者であるリンデ・エンジニアリングと共同開発したsLH2充填技術は、液体水素を扱う上でこれまで課題であったボイルオフガス(蒸発した水素ガス)を再液化することで、ボイルオフガスを排出する必要がなく、液体水素の充填が行える充填方式です。sLH2は車両走行時もボイルオフガスの排出を削減します。さらに、sLH2は圧縮水素ガスを使用する際に水素ステーションに必要な設備を大幅に簡素化できることから、インフラコストの削減にも貢献し、水素社会の実現にも貢献します。*²MFTBC調べ、2025年10月時点*³ 液体水素をポンプで加圧しながら車両に搭載された液体水素タンクに充填することで、液体水素タンク内のボイルオフガス(蒸発した水素ガス)が再液化され、ボイルオフガスを排出する必要がなく、急速に充填を行う液体水素の新しい充填技術です。MFTBCは液体水素を国内で唯一供給する*⁴岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:間島寬、以下 岩谷産業)とsLH2充填技術の国内での確立を目指して、共同で研究を進めています。sLH2充填技術は、ISO規格化に向けて、関係者間で議論されています。日本国内では、MFTBCはsLH2充填に関する技術、規制及び商用化に関する共同研究を岩谷産業と取り組んでおり、sLH2充填技術の日本での確立に向けて取り組みを進めています。MFTBCはまた、同技術の国内での確立を実現するために、外部企業・機関との協力体制の構築を図っています。「JMS 2025」のMFTBCブースでは、岩谷産業とのパネルディスカッションや水素技術に関する展示を通じて、同技術について詳しくご紹介します。*⁴ 2025年10月現在電気小型トラックのフロントランナーとして、MFTBCは大型トラックの次世代のゼロエミッション車両においても主導していくことを目指しています。当社ブースでは、MFTBCが描く輸送の未来を実現するためのソリューションの展示を通じて、お客様やパートナーと実現していく輸送の未来を体験頂けます。
2025/10/22 10:57 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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日野自動車 レベル4自動運転トラックの社会実装に向けた実証開始
~新東名高速道路でテーマ3事業最終年度の総合走行実証を実施~ 豊田通商株式会社先進モビリティ株式会社日本工営株式会社みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社いすゞ自動車株式会社日野自動車株式会社三菱ふそうトラック・バス株式会社UDトラックス株式会社 豊田通商株式会社、先進モビリティ株式会社、日本工営株式会社、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の4社は、経済産業省および国土交通省が推進する「自動運転レベル4※1等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」の「高速道路における高性能トラックの実用化に向けた取り組み(テーマ3)」※2を2021年度から受託し、レベル4自動運転トラックの社会実装に向けた技術開発と環境整備を進めています。 本日より、上記受託者4社と商用車メーカーのいすゞ自動車株式会社、日野自動車株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社、UDトラックス株式会社の4社は、テーマ3事業の最終年度にあたる取り組みとして、新東名高速道路において、これまでの検証・実証の集大成としての総合走行実証を開始しました。 UDトラックス、いすゞ、先進モビリティ、日野、三菱ふそうの自動運転実験車両 1.テーマ3事業の目的と経緯 ドライバー不足などの社会課題解決に向け、受託者4社は、商用車メーカー4社および物流事業者をはじめとする関係者とともに、官民が一体となって2026年度以降の幹線道路における自動運転トラックの社会実装を目指しています。 これまで、高速道路周辺の物流施設やサービスエリア(SA)などの中継エリア間における単独での無人走行の実現を目指し、必要な外部インフラ機器からの支援、監視・管理などの運用、車両機能の検証など、レベル4自動運転トラックを実用化するための環境整備を行ってきました。 昨年度の走行実証では、新東名高速道路の駿河湾沼津SA~浜松SA間において、自動発着システム(車両が自動で発車や駐車を行う機能)、緊急停止能力(異常発生時等に車両が停止するための制動機能)、先読み情報支援(ITSスポット※3などの路側機器から発信される故障車や落下物情報などを用いて車線変更等を行う機能)、遠隔監視などの機能の確認と検証をそれぞれ個別に行ってきました。2.総合走行実証の概要 テーマ3事業の最終年度となる今回の実証では、自動運転サービス支援道※4を含む新東名高速道路(新御殿場IC~岡崎SA)において、これまで個別に検証してきた以下の機能について、総合走行実証として一連の流れで実施します。自動運転サービス支援道での「自動走行(レベル4を想定した走行)」およびその他区間での「レベル2走行」※5駿河湾沼津SAおよび浜松SAでの自動発着・合流支援による自動合流路側機器による先読み情報支援による自動車線変更・自動速度調整異常時対応を含む運行監視機能の評価【総合走行実証の走行イメージ】 3.今後の取り組み 今回の総合走行実証は、2025年12月までを予定しており、2026年度以降の自動運転トラックの社会実装に向けて、技術面・運用面での環境整備の標準化に資する検証を行います。なお、この検証の成果については、今後、テーマ3事業の総括として、「高速道路でのレベル4自動運転トラック導入の手引き」(インフラ整備者・自動運転車両提供者向け)、「自動運転トラック活用ガイドブック」(物流・運送事業者向け)を取りまとめる予定です。4.各社の役割 ※1 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。(参考)国土交通省HP:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001377364.pdf※2 無人自動運転サービスの実現および普及に向けて、4つの取り組み(テーマ1~4)が設定されており、「高速道路における高性能トラックの実用化に向けた取り組み(テーマ3)」はそのうちの一つ。(参考)経済産業省HP:https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/Automated-driving/automated-driving.html※3 ITSスポットとは、道路交通情報を車両と双方向でやりとりする、路車間通信のためのインフラで、道路上に設置された情報通信装置。ドライバーはリアルタイムの交通情報や安全情報を受け取ることができる。※4 自動運転車両の走行を支援するために整備された道路区間。高速道路や一般道路において、路側センサーや通信設備を活用し、自動運転車の運行を支援する。※5 「レベル2走行」とは、車間距離制御+車線維持支援を基本とする走行で、ドライバーはハンドル等を確実に操作できる状態で運転すること。 「自動走行(レベル4を想定した走行)」とは、前記レベル2走行をベースに合流支援および前方障害の先読み情報支援を利用し、ドライバーがハンドルから手を離したハンズオフの状態で運転すること。
2025/10/21 12:19 日野自動車株式会社
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