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日野自動車 <インタビュー>販売会社メカニックを対象に三級自動車整備士の養成施設を開設 刺激を受け成長した受講者の声
日野自動車は、日野販売会社メカニックの自動車整備士検定合格を支援する養成施設「日野自動車21世紀センター特定分教場」※をこのほど開設し、2025年8月20日~9月26日に講習を実施しました。自動車整備士の人材が不足する厳しい環境においてサービス人財を育成・強化し、クルマの稼働を支えるサービスなどからなる「トータルサポート品質」の向上を目指します。講習には、日野販売会社と日野から第1期生として5人が参加しました。受講者が参加に至った背景や、印象に残った出来事を振り返りました。1. 日野による講習の特長「日野自動車21世紀センター特定分教場」では、ディーゼルエンジンで動く普通自動車などの基本的な整備ができる資格「三級自動車ジーゼル・エンジン」の未取得者に対し、座学や実技研修を通じて、自動車整備士技能検定の合格を支援します。特長は次のとおりです。受講機会を安定的に確保できます。地域によっては、最少催行人数割れ、希望する資格区分の講座が未開催、定員オーバーなどの理由で地元の講習所で受講できない場合があります。日野が養成施設を設け受講機会を拡充することにより、お客様の車両の稼働を支えるメカニック人財の増強を後押しします。講習期間が一般的な講習所のおよそ1/6の約1カ月間と短いため、受講生が短期集中で効率的に知識技術を習得できます。販売会社のニーズに合わせ開講時期を設定します。繁忙期を避けるなど柔軟に対応できます。 実務に使う機器類を見ながらテキストの内容を学ぶ 2. 受講者インタビュー 河地佑記さん 岐阜日野自動車(2024年入社)――――「日野自動車21世紀センター特定分教場」の講習を受講したきっかけは。短期間に勉強する環境が集中できると思ったからです。講習を受けてすぐ試験に臨めるのもうれしいです。――――参加した感想は。私が所属する販売会社からは1人のみ参加しました。他の受講者とうまくやっていけるか不安でしたが、仲良くできました。年齢が近い同じ境遇の人が集まっていて、一人で地元の講習に通うよりも刺激を受けました。――――将来どのようなメカニックになりたいですか。一つ一つの作業を効率よく行い、お客様に「この人に任せれば安心」と思われるメカニックになりたいです。私はトラックが好きで入社しましたが、今までは知識がありませんでした。講習を受け知識をつけたことで仕事の幅を広げられるのが面白いです。知識をつけると気になることがより増えるので、先輩にも質問して知識をさらに増やしたいです。また、メーカーで学んだ知識を職場の後輩にも教えて広げていきたいです。 白石涼太さん 島根日野自動車(2024年入社)――――「日野自動車21世紀センター特定分教場」の講習を受講したきっかけは。平日に仕事し土日に地元の講習所へ通って勉強するよりも、短期間に集中して勉強するほうが学びやすいと思ったからです。――――受講して印象的だった出来事は。講習の理解度を測る中間テストの前には、受講者のみんなで教え合いました。地元の職場には同期や同年代がほとんどいないので新鮮な経験でした。――――自身のキャリアにとってどのようないい影響がありますか。普段は業務をしながら先輩に教えてもらっていましたが、業務の合間では時間が足りず、もっと知りたいと思ったことをすぐに学べないこともありました。講習ではたくさんのことを新たに知りました。職場へ帰って、自分ができる業務を増やしたいと思います。――――将来どのようなメカニックになりたいですか。まずは検定に合格し、自分ができる業務を増やしたいです。私たちの職場は人数が多くないので、私ができる作業を増やしてスムーズに仕事をできるようになりたいです。3. 講習の様子受講者たちは和やかながらも真剣な表情で講義に聞き入りました。実技研修では、実務に使う工具や部品を実際に手にして整備方法を学びます。「座学と実技の講義が交互にあるので理解しやすい」「職場ではまだ担当していないエンジンの分解・組立てを経験できるのでとても興味を持って楽しく学べている」と手ごたえを口にしました。また、地元や親元を離れての生活には「洗濯などの大変さを実感しました。日常生活でもいろいろ経験できてよかった」と、私生活面の成長も実感しました。 工具を手にする受講生 日野の強みである「総合品質」でお客様のビジネスを徹底的にサポートするには、魅力的な商品のみならず高品質な整備・修理の提供が不可欠です。日野は、お客様の車両の稼働を支えるトータルサポートの質を向上しビジネスに貢献することで、お客様・社会の課題を解決し、持続可能な社会の実現を目指します。
2025/10/06 15:41 日野自動車株式会社
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加藤製作所 ~将来のキャリアを考えるきっかけ~東京都品川区の中学校2校を対象に職場体験を実施
株式会社加藤製作所(代表取締役社長:加藤 公康、以下、当社)は、本社所在地である東京都品川区の中学校2校から第8学年(中学2年生)数名を対象に職場体験を実施いたしま す 。■ 背景※写真は以前の 職場体験を受け入れた際の 様子 品川区が進路・キャリア教育の一環として実施する「職場体験学習」に当社も参画し、毎年、区内の第8学年(中学2年生)を対象に2~3校の受け入れを行っています。 当社は、製品やサービス、社員との交流を通じて、未来を担う世代がものづくりへの関心を深め、働くことや将来の進路について考えるきっかけとなる学びの場を提供しています。 2025年度は、10月と11月に2校の受け入れを予定しています。■ 内容 本プログラムでは、若手設計担当者との座談会を通じて、製造業のキャリア形成について学ぶ機会や、ショベルカーの試乗体験、パスタを使った橋の模型を作る設計体験などを通じて建設機械メーカーの仕事について理解を深めていただ くことを予定しております 。
2025/10/03 16:00 株式会社加藤製作所
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日立建機 キルギスのクムトール金鉱山で超大型油圧ショベルEX3600-6が10万時間の稼働を達成
セレモニーでの記念撮影 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は、このたび、鉱山会社クムトールゴールド(本社:キルギス共和国ビシュケク市、社長:Buzurman Subanov(ブズルマン・スバノフ)/以下、クムトールゴールド社)が運営するクムトール金鉱山において2012年より稼働している日立建機製の超大型油圧ショベルEX3600-6が、10万時間の稼働を達成したことをお知らせします。 中央アジア地域の販売・サービスを担う日立建機の関連会社Eurasian Machinery LLP(本社:カザフスタン共和国アルマティ市、CEO:M. Kemal Cetinelli(ケマル・チェティネリ)/以下、ユーラシアンマシナリー社)は、10万時間稼働の達成を祝して、クムトール金鉱山にてセレモニーを開催しました。セレモニーには、クムトールゴールド社 Bolotbek Idirisov(ボロトベク・イディリソフ)取締役会長、クムトール金鉱山 Tynchtyk Mokeev(トゥンチトゥク・モケエフ)副鉱山長、ユーラシアンマシナリー社M. Kemal Cetinelli CEO、日立建機 福西 栄治執行役常務など、計70名以上が来場しました。 クムトールゴールド社は超大型油圧ショベルEX3600-6 を計5台保有しており、今回10万時間を達成した製品は2012年に納入された1台です。クムトール金鉱山は標高4,000mを超え、冬季には気温がマイナス40℃にも達する非常に厳しい環境に位置しており、このような条件下で10万時間の稼働を達成したことは、日立建機の製品が持つ高い堅ろう性・耐久性・信頼性と部品品質やサービス体制の優位性を示す、重要な成果となりました。ユーラシアンマシナリー社は、納入以来11年間にわたり、サービス員を現地に常駐し、24時間体制でメンテナンス・サービスを提供してきました。その結果、クムトールゴールド社にメンテナンスノウハウが蓄積され、現在は自社でメンテナンスを行い、必要時にユーラシアンマシナリー社のサービス員が迅速に対応することで安定した稼働を支え続けています。 中央アジア諸国は、石油・天然ガス・鉄鉱石・銅・ウラン・レアアースなどの資源が豊富で、鉱業が盛んな地域です。特にキルギス共和国では鉱業が経済の中心的役割を担っており、40カ所以上の大規模金鉱床が存在しています。中でも、キルギス共和国イシク・クル湖の南東部に位置するクムトール金鉱山は、世界有数の露天掘り金鉱山です。今後も鉱山機械の需要拡大が期待される中、日立建機は引き続き高品質な製品とサービスを提供してまいります。
2025/10/03 10:10 日立建機株式会社
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三菱ふそう 神戸トレーニングセンター・南港サービスセンターを開設
南港トレーニングセンターを神戸支店構内に移転南港トレーニングセンター跡地に南港サービスセンターを新設拠点の刷新により従業員の環境改善・お客様満足度向上を目指す「ミライ」プロジェクトの一環三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、従業員向け教育施設「南港トレーニングセンター」(大阪市住之江区)を神戸支店(神戸市東灘区)に「神戸トレーニングセンター」として移転し、南港トレーニングセンター跡地に「南港サービスセンター」を新設します。神戸トレーニングセンターは2025年10月1日付、南港サービスセンターは2026年1月1日付で業務開始予定です。これらの移転・新築は、MFTBCが販売・サービス拠点の改築・移転・新築によって従業員の労働環境改善とお客様に対するサービスの高質化を目的に2019年から取り組んでいる「ミライ」プロジェクトの一環です。南港トレーニングセンターは、MFTBCの専門教育機関「FUSOアカデミー」の拠点として、2009年の設置以来、全国の販売・サービス拠点の従業員向けに、販売・整備を中心としたさまざまな社内教育を行ってきました。MFTBCの川崎トレーニングセンター(川崎市中原区)および喜連川トレーニングセンター(栃木県さくら市)とともに、FUSOの販売・サービス能力の強化において重要な役割を担ってきました。このたび、トレーニングセンターを南港から神戸支店の構内に「神戸トレーニングセンター」として移転しました。神戸トレーニングセンターは、整備ストール3基などの訓練用設備を備えます。支店内にトレーニングセンターを設置することで、より現場を意識したトレーニングの実施が可能です。MFTBCはトレーニングセンターの移転によって、社内教育のさらなる活性化と、お客様への販売・サービスの質の向上を目指します。また、南港トレーニングセンターの跡地には、新たな販売・サービス拠点として「南港サービスセンター」を新設します。所在する大阪南港エリアは、大阪港の利用企業や阪神高速湾岸線を通過する車両など、物流需要の非常に高いエリアです。南港サービスセンターは約1万㎡の敷地に計9ストールの整備スペースと最新鋭の設備機器を備え、整備工場内には空調を完備し整備士の労働環境にも配慮しました。フェリーターミナルにも近く、物流拠点が集積する大阪南港エリアにおいて、お客様の需要によりタイムリーにお応えすることを目指します。 南港サービスセンター 神戸トレーニングセンター
2025/10/01 13:27 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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三菱ふそう Japan Mobility Show 2025に出展
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、2025年10月30日(木)から11月9日(日)にかけて東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Japan Mobility Show 2025(以下、JMS 2025)」(主催:一般社団法人 日本自動車工業会)に出展します。MFTBCは「FUTURE TOGETHER:新しい時代を駆け抜けろ, ふそうと共に」をJMS 2025のブーステーマに掲げ、新たな時代が商用車業界に到来する中、MFTBCが描く輸送の未来像を提示します。当社が輸送の未来像に向けてお客様と共に歩みを進めるために、物流課題を解決するための先進技術を活用したソリューションを初公開し、MFTBCが描く商用車両や物流の効率化を実現する輸送の未来を、実車及びパネル展示を通じて提示します。 JMS 2025のMFTBCブースコンセプトイメージ「FUTURE TOGETHER」 【eCanter&ソリューションエリア】次世代型物流ソリューションのコンセプト「COBODI(コボディ)」を搭載した電気小型トラック「eCanter」(コンセプト、初公開)物流課題に向けたソリューションとして、革新的なスマートボディとデジタルソリューションを融合した新たなコンセプト「COBODI(Connected Load Body):コボディ」を、JMS 2025で初公開します。JMS展示ブースでは、2017年に日本初の量産型電気小型トラックとしてMFTBCが発売し、2023年に車両ラインアップの拡大によって多様な輸送ニーズに対応した第三世代の「eCanter」に「コボディ」を搭載した特別仕様モデルを展示します。荷下ろし作業を行うドライバーを主体にデザインしたスマートな荷台設計と、AI(人工知能)を駆使して最適な配送ルートを自動で計画する配送計画システム「ワイズ・システムズ」との連携により、次世代の物流ソリューションを提案します。「コボディ」は、ドライバーの負担軽減や、荷下ろしにかかる作業時間の短縮、配送効率の向上、そして事業者による車両管理の生産性向上を目指すコンセプトです。会場では、「COBODI」の仕組みを再現するデモンストレーションも実施し、MFTBCが描く次世代の物流ソリューションを実現するプラットフォームとしての将来性を提示します。 COBODIを搭載した「eCanter」 【FUSO先進コンセプトカー体験エリア】(ワールドプレミア)JMS 2025でワールドプレミアを実施します。後日公開予定です。【FUSOサービス&ソリューションエリア】物流の効率化やEVトラックへのスムーズな移行へのサポートに向けた各種デジタルソリューションを展示し、これらのソリューションが物流配送をどのように支えているかについて、展示を通じて学ぶことができます。【Future Togetherコーナー】JMS 2025の当社ブースでは、来場者の皆様とのインタラクティブなコミュニケーションを通じた展示を実施します。「FUSO Togetherコーナー」では、当社の車両やサービスを楽しく、わかりやすく紹介するインタラクティブな展示を通じて、物流課題に対する各種ソリューションについて学ぶことができます。【MFTBCブースでサステナブルな未来を体験】当社ブースでは、来場者の皆様に楽しみながら未来への取り組みを体感いただける魅力的なコンテンツを、多数ご用意しています。■ スタンプラリーでFUSOグッズをプレゼント会場内の各ブースを巡ってスタンプを集めると、FUSOオリジナルグッズをプレゼントします。お子様から大人まで楽しめる企画です。■ リサイクルプラスチックでキーホルダーづくり体験ブース内では、リサイクル素材を活用したキーホルダーを制作するワークショップを開催します。来場者の皆様と共に作業を行うことで、FUSOが目指すサステナブルな未来へのビジョンを共有・体験いただけます。■ AIチャットボットと共に未来のモビリティを学ぶFUSOに関する情報や、カーボンニュートラルを実現する次世代車両について、AIチャットボットと一緒に学べる体験型コンテンツも登場します。気になることをその場で質問しながら、未来のモビリティを楽しく理解できます。FUSOブーステーマのコンセプトイメージ「FUTURE TOGETHER」では、「Echo(共鳴)」をモチーフとし、当社が描く輸送の未来コンセプトが来場者の皆様の心に広がり響き渡ることを願う想いを、視覚的に表現しています▽MFTBCのJMS特設サイトはこちら:https://www.mitsubishi-fuso.com/ja/japan-mobility-show-2025▽MFTBC 公式SNSアカウントでも、JMS2025の様子を随時お知らせします:https://x.com/FusoOfficialhttps://www.facebook.com/FusoOfficialhttps://www.instagram.com/fusoofficial/?_fsi=WuKxs4kChttps://www.linkedin.com/company/mitsubishi-fuso-truck-and-bus-corporation/■Japan Mobility Show 2025開催概要名称:Japan Mobility Show 2025主催: 一般社団法人 日本自動車工業会開催期間:2025年10月30日(木)~11月9日(日)会場:東京ビッグサイト当社ブースNo.: EC02URL:https://www.japan-mobility-show.com/
2025/09/30 13:18 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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三菱ふそう 輸入部品倉庫を「新子安グローバルロジスティクスセンター」へ移転
KD輸出倉庫と合わせ「新子安グローバルロジスティクスセンター」へ移転物流機能の効率化、業務効率の向上につなげる三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、輸入部品倉庫(横浜市鶴見区大黒町)を、「新子安グローバルロジスティクスセンター」(横浜市鶴見区生麦)へ移転し、2025年10月1日より業務を開始します。新子安グローバルロジスティクスセンターは、MFLP 横浜新子安(横浜市鶴見区生麦)に所在し、地上5階建て、延べ床面積は約12万㎡です。2025年5月に川崎市東扇島から移転したノックダウン(KD)*1輸出部品梱包倉庫*2に続き、輸入部品倉庫の移転によって、工場外物流機能を統合し、輸出部品梱包倉庫との工場間物流距離短縮や輸入部品梱包資材の再利用などの効率化を図ります。また、川崎製作所(神奈川県川崎市)との距離短縮による物流効率化に加え、倉庫内の部品保管位置を最適化するロジックの導入により、庫内作業の業務効率化を実現します。*1 車両部品を輸出して、輸出先で完成車に組み立てる生産方式*2 2025年5月7日プレスリリース大黒ふ頭の輸入部品倉庫は、2013年に稼働を開始し、海外サプライヤーから輸入された部品を保管後、トラックを生産する川崎製作所や、バスを製造する三菱ふそうバス製造株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:藤岡佳一郎)、さらには移転前の東扇島KD輸出部品梱包倉庫へ部品を供給してきました。2025年8月末時点で約5,250部番、1,300万点の部品を保管していました。 新子安グローバルロジスティクスセンター
2025/09/29 13:11 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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コマツ 「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」に出展
コマツ(社長:今吉琢也)は、10月5日(日)~6日(月)に宮城県石巻市仙台塩釜港(石巻港区)で開催される「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」に出展します。当社は、持続可能な循環型林業の推進に貢献する製品ラインアップやソリューションを提供しており、今回の展示実演会では最新の取り組みを紹介します。主な展示内容は以下のとおりです。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。1. コマツフォレストAB(スウェーデン)製のハーベスター931XCとフォワーダー855(展示と実演) 【ハーベスター931XC(左)、フォワーダー855(右)】 欧州を中心に広く採用されているCTL工法(Cut to length工法、※1)で使用されているハーベスター931XC(運転整備質量21.9 トン)とフォワーダー855(最大積載質量14 トン)による実演を行います。931XCで木材の枝払いと玉切りを行い、855で材を掴み積み込むまでの一連の作業を披露します。これらの機械は本年5月より日本にてトライアル導入が開始され、省人化や効率化の面で効果が確認されています。 931XCは、10メートルリーチのクレーンを装備し、広範囲の伐採作業を効率的に行うことができます。車両は8輪仕様でボギートラック構造(※2)の採用により、起伏の多い林地でも安定した走行を実現しています。さらに、クレーン操作時にハーベスターヘッドの位置決めを自動でアシストするスマートクレーン機能により、目標の立木へのスムーズなアプローチが可能です。 855は、運転席が360度回転するため、キャブ内から操作ができ、チルト機能付きの8メートルリーチのクレーンにより、スムーズな積載作業を実現します。また、8輪仕様のボギートラック構造により、悪路でも安定した走行が可能です。2. Smart Forestry(展示と機能デモンストレーション) 林業施業の生産性・安全性・持続可能性を高める次世代ソリューションのSmart Forestryをご紹介します。Smart Forestryは、ICTを活用して林業現場全体をデジタル化することで、効率的なフリート管理・施業管理を実現します。現場のオペレーターと施業管理者が情報を共有できるため、最適な運材ルートの選定を支援します。また、高精度な衛星測位技術により精密な作業ガイダンスの提供も可能です。林業施業を支える重要なツールとして特に欧州で広く導入が進んでおり、日本でも林業機械と連携したトライアル導入を通じて実用化に向けた検証を実施中です。本展示会では主要機能や操作・活用イメージを体感いただきます。 【Smart Forestryのイメージ図】 3. 林業機械シミュレーター(展示と実演) 当社グループで開発している林業機械用のシミュレーター(搭乗型とデスク据え置き型)を展示します。本機は、欧州での豊富な導入実績に加え、日本でも一部のモデルが導入されています。展示会では、タイヤ式のハーベスターとフォワーダーの操作を体験できます。搭乗型のシミュレーターKF500は、実機の動きを忠実に再現するモーションプラットフォームを搭載しており、地形の変化や機械の動作に応じて座席が前後左右上下に可動し、よりリアルな操作体験を提供します。 【搭乗型林業機械シミュレーターKF500】 4. 全旋回式クローラーキャリアCD60R-3(実機) 今年6月より販売を開始したCD60R-3(機械質量9.59 トン、最大積載質量6トン)を実機展示します。「くるくるダンプ」の呼称で親しまれている本機は全旋回式クローラーキャリアとして、狭い作業現場や不整地などで機動性を発揮し、林業現場を含めたさまざまな現場で好評をいただいています。新型エンジン(SAA4D107E-5)を搭載し、エンジンを小型化しながら出力を8%向上し燃料消費量も低減するなど高出力で燃費効率に優れています。また、コンパクトな設計により、積載質量10トンクラスのトラックでの輸送が可能なため、狭い林道への搬入も可能です。さらに、スペースが限られる森林の現場や起伏のある現場でも、資機材の運搬に利用いただくことが可能です。 【積載質量10トンクラスのトラックに積載可能なCD60R-3】 ※1 CTL工法とは、森林内で立木を伐倒し、その場で枝払い・玉切りを行い、丸太を一定の長さに揃えて搬出する方法。伐倒から造材、木寄せから集材までの一連のプロセスを、日本の従来の工法に比べて、より少ない人数かつ少ない台数で行えることから、生産性や安全性の向上、さらにはコスト低減の効果が期待されています。当社では、本年5月より日本国内の林業現場において、本工法の検証を進めています。※2 ボギートラック構造とは、車輪が前後に連結された台車(ボギー)で構成されており、地形の凹凸に応じて柔軟に動くことで、悪路でも安定した走行を可能にする構造のこと。
2025/09/25 10:35 株式会社小松製作所
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加藤製作所 ~歴史的鉄道遺構を活かす取組み~旧晴海鉄道橋に当社の昭和33年製機関車の解説パネルが展示
東京都港湾局が進める旧晴海鉄道橋の遊歩道化に合わせ、株式会社加藤製作所(代表取締役社長:加藤 公康、以下、当社)が、昭和33年(1958年)に製造した機関車(D25-3)に関する解説パネル及び銘板が展示されました。■ 背景 旧晴海鉄道橋は、1957年(昭和32年)に完成し、臨港鉄道港湾局専用線晴海線の一部として都心の貨物輸送を支えてきた歴史的な橋梁です。1989年(平成元年)に鉄道路線が廃止された後は長らく立入禁止となっていましたが、この度東京都港湾局の事業により海上公園の一部として保存・遊歩道化され2025年9月19日に 一般公開されました。当社の昭和33年製機関車は、この橋梁にて貨物輸送に従事していた機関車であり、高度経済成長期の物流を支えた産業遺産としての価値が認められ、鉄道橋の豊洲側入口付近に今回の解説パネルが設置されることとなりました。■ 概要公開日時:2025年9月19日(金) 午前9時~ ※常設展示場所:旧晴海鉄道橋 豊洲側入口付近解説パネル:機関車の仕様や歴史を図解とともに簡潔に紹介銘板:機関車D25-3の銘板 ※レプリカ
2025/09/22 15:40 株式会社加藤製作所
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令和7年8月分フォークリフト統計
日本産業車両協会により、令和7年8月分のフォークリフト統計が発表された。
2025/09/22 10:18 KENKEY
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産業機械輸出入実績(2025年7月)
2025/09/22 09:52 一般社団法人 日本産業機械工業会
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2025年7月 環境装置受注状況
本月の受注高は、673億2,700万円で、前年同月比161.9%増となった。1.需要部門別の動向(前年同月との比較)①製造業その他向け事業系廃棄物処理装置の減少により、▲25.2%減となった。②非製造業電力向け排煙脱硝装置、その他向け事業系廃棄物処理装置の増加により、30.3%増となった。③官公需都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の増加により、223.0%増となった。④外需集じん装置、排煙脱硝装置、産業廃水処理装置の増加により、187.3%増となった。2.装置別の動向(前年同月との比較)①大気汚染防止装置海外向け集じん装置、電力向け排煙脱硝装置の増加により、60.3%増となった。②水質汚濁防止装置機械向け産業廃水処理装置、官公需向け下水汚水処理装置の増加により、7.4%増となった。③ごみ処理装置官公需向け都市ごみ処理装置の増加により、293.7%増となった。④騒音振動防止装置その他製造業向け騒音防止装置の増加により、276.9%増となった。
2025/09/22 09:49 一般社団法人 日本産業機械工業会
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2025年7月 産業機械輸出契約状況
1.概 要本月の主要約70社の輸出契約高は、1,085億9,600万円、前年同月比▲13.9%減となった。プラントは3件、192億8,800万円となり、前年同月比80.2%増となった。単体は893億800万円、前年同月比▲22.7%減となった。地域別構成比は、アジア67.4%、北アメリカ13.2%、中東9.6%、ヨーロッパ6.3%、ロシア・CIS1.0%となっている。2.機種別の動向(1)単体機械①ボイラ・原動機アジア、ロシア・CISの減少により、前年同月比▲40.4%減となった。②鉱山機械アジアの増加により、前年同月比59.7%増となった。③化学機械アジア、北アメリカ、アフリカの増加により、前年同月比25.2%増となった。④プラスチック加工機械アジア、北アメリカの減少により、前年同月比▲38.4%減となった。⑤風水力機械中東の減少により、前年同月比▲18.4%減となった。⑥運搬機械アジア、北アメリカの減少により、前年同月比▲25.9%減となった。⑦変速機アジアの増加により、前年同月比5.5%増となった。⑧金属加工機械アジアの増加により、前年同月比51.4%増となった。⑨冷凍機械アジア、北アメリカの増加により、前年同月比25.4%増となった。(2)プラントアジアの増加により、前年同月比80.2%増となった。
2025/09/22 09:46 一般社団法人 日本産業機械工業会
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コマツ 統合報告書「コマツレポート2025」を発行
コマツ(社長:今吉琢也)は、本日、統合報告書「コマツレポート2025」を発行しました。 コマツレポート2025 本レポートでは、2025年度よりスタートした新中期経営計画「Driving value with ambition 価値創造への挑戦」(以下、新中計)を中心に、中長期の持続的な企業価値向上に向けた当社の経営方針や企業活動をステークホルダーの皆さまにご紹介しています。以下に、今年のおもなポイントをご紹介します。1.社長メッセージ 本年4月から代表取締役社長(兼)CEOに就任した今吉琢也より、企業価値の向上に向けて、新中計の成長戦略や経営の考え方に関するメッセージをお届けしています。2.CFOメッセージ これまでの経営の振り返りと財務面から見た経営課題、そして新中計での企業価値向上に向けた財務戦略をご説明します。また本年、はじめて非財務インパクトの定量化に関する開示をしています。3.プロジェクト特集(顧客現場、生産改革) 新たな顧客価値の創造に挑戦する当社の取り組みについて、実際のお客さまの現場事例をご紹介します。また、顧客価値の創造基盤となるものづくりについて、環境変動に強く、効率的な生産現場の実現に向けたDX改革活動をご紹介します。4.サステナビリティ 気候関連情報の開示では、TCFDに基づき電動化に関するシナリオ分析や社内炭素価格の金額をはじめて開示しています。また、新中計と連動した人材戦略についても詳しくご紹介しています。5.社外役員座談会 社外取締役 國部氏、ミッチェル氏、社外監査役 松村氏3名による座談会を掲載しています。新社長への期待や新中計策定時の議論に加え、取締役会の実効性やガバナンスの評価、企業価値向上に向けた課題について、独立した立場から率直な意見を交わしました。【コマツレポート2025】和文:https://www.komatsu.jp/ja/ir/library/annual英文:https://www.komatsu.jp/en/ir/library/annual【ESGデータブック】和文:https://komatsu.disclosure.site/ja/themes/121英文:https://komatsu.disclosure.site/en/themes/121
2025/09/19 10:01 株式会社小松製作所
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日野自動車、Japan Mobility Show 2025に出展
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下 日野)は、10月30日から11月9日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー)」(主催:一般社団法人 日本自動車工業会)に出展します。 日野は、会社の使命である「人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献する」を出展テーマに据え、移動の未来に対する世の中の「問い」を切り口に、日野がステークホルダーの皆さまとともに考え、実現したい世界をご紹介します。足元の取り組みから近い将来の提案まで、持続可能な社会の実現に向け、お客様・社会の課題解決を目指すクルマやソリューションを展示します。初展示5台を含む全6台の車両は、すべて搭乗体験が可能です。 日野ブースの場所は東京ビッグサイト東6ホールです。■日野ブースの主な展示1. ポンチョドット(コンセプトカー)*初展示 地域の移動をもっと自由に、もっと柔軟に。小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」をベースにした地域の移動課題解決に貢献するコンセプトカーです。運転のしやすいコンパクトサイズでありながら人も物も一緒に運べ、買い物・送迎・物流など、幅広いシーンで賢く使えます。加えて自動運転先進技術を搭載し安全で豊かな暮らしを支えます。2. 日野プロフィア Z FCV (L4コンセプト)*初展示 本年9月17日に発売を発表した燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」に、参考展示として幹線輸送を想定した自動運転レベル4相当のデバイスを装着したL4※コンセプトを紹介します。※自動運転レベル4を示しています。自動運転レベル4とは、特定条件下における完全無人運転が可能なシステムです。●日野プロフィア Z FCV(2025年10月24日発売) カーボンニュートラルと水素社会の実現に貢献する燃料電池大型トラックです。大型トラックに求められる実用性と、環境性能を両立させた、日本初の量産モデルです。●L4コンセプト(参考展示) 日野は「交通死亡事故ゼロ」を掲げ、安心安全な暮らしのための先進技術開発を推進しています。会場では高速道路の自動運転車優先レーンの走行を想定した自動運転先進技術を紹介します。
2025/09/18 15:24 日野自動車株式会社
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ティアフォー・コマツ・EARTHBRAIN 建設機械の自動運転技術の実用化に向けて協業開始
コマツ(社長:今吉琢也)およびコマツの子会社である株式会社EARTHBRAIN(社長:小野寺 昭則)は、このたびオープンソースの自動運転ソフトウェアを先導する株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:加藤 真平)と、建設機械の自動運転技術の実用化にむけた協業を開始しました。 3社は、日本の土木・採石現場向けに当社のアーティキュレートダンプトラックとリジッドダンプトラックの自動運転化を進め、2027年度までに自動運転システムの実用化を目指します。 【自動運転試験中のアーティキュレートダンプトラック(HM400)の走行の様子】 コマツとEARTHBRAINは、お客さまのソリューションパートナーとして、建設現場の無人化施工の実現を目指し、建設機械の自動化・遠隔操作化の技術開発に取り組んでいます。その中で、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware※」の開発を主導するティアフォーのオンロード車両の自動運転技術の実績に着目し、今回の協業に至りました。 本協業では、ティアフォーの自動運転技術、コマツの建設機械の車両技術、そしてEARTHBRAINのデジタル技術を活用した建設現場の施工管理という3社の強みを融合し、建設機械向けの自動運転システムと管制システムを開発することで、自動運転技術の実用化を目指します。ティアフォーは、コマツと自動運転システムを開発し、現場オペレーションとの連携や実装を担います。EARTHBRAINは管制システムの開発を担当します。 この協業で実現を目指す顧客価値は以下のとおりです。1.土木・採石現場で稼働するダンプトラックの自動運転化により省人化を図り、建設現場の労働力不足の解消に貢献します。2.管制システムと自動運転車両の連携により、状況に応じた最適ルートの選定・走行が可能となり、安定した自動運転制御と相まって運搬作業効率の飛躍的な向上を図ります。3.上記により、燃料消費も最適化されるため、環境負荷を低減するとともに、無人稼働により安全性も向上し、労働環境の改善にも貢献します。 自動運転化の対象とする機種は、まずアーティキュレートダンプトラック「HM400」(最大積載質量40トン)およびリジッドダンプトラック「HD785」(最大積載質量93.9トン)から取り組みを開始し、その他の機種への展開を視野に入れ、技術開発を進めます。本ソリューションは、製鉄やプラントなどのさまざまな現場への導入はもちろん、将来的には海外現場への市場展開も見据えています。 ティアフォー、コマツ、EARTHBRAINの3社は、土木・採石現場での建設機械の自動運転と現場のスマート化を推進し、お客さまの現場の課題解決に貢献していきます。 ※AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です。(参考)関連リンクティアフォー:TIER IV, Inc.EARTHBRAIN: 株式会社EARTHBRAIN
2025/09/18 11:09 株式会社小松製作所
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日野自動車、燃料電池大型トラック「日野プロフィア Z FCV」新発売
水素社会実現への大きな一歩となる国内初の量産モデル 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下 日野)は、カーボンニュートラルと水素社会の実現に貢献すべく、環境性能と実用性を両立した国内初の燃料電池大型トラック量産モデル「日野プロフィア Z FCV」を10月24日に発売します。 日野プロフィア Z FCV ■発売の背景 日野はカーボンニュートラルの実現に向け走行中CO2排出量の大幅削減を掲げており、国内貨物自動車全体のCO2排出量の約6割を占める※1大型トラックの環境性能向上が課題のひとつとなっています。 商用車の電動化においては、高い環境性能はもちろんのこと、事業に使う車両としての実用性との両立が求められるため、走行距離や積載物、稼働シーンなどに応じて適材適所で最適なパワートレインを採用していくことが重要となります。日野はこの「マルチパスウェイ」の方針に基づき取り組んでおり、幹線輸送に使われる大型トラックには、十分な航続距離と積載量、そして短時間での燃料供給が求められるため、水素を燃料として発電する燃料電池車が有効であると考えています。 その考えのもと、2023年に「日野プロフィア Z FCV」の走行実証車を製作し、パートナーであるアサヒグループジャパン株式会社、西濃運輸株式会社、トヨタ自動車株式会社、NEXT Logistics Japan株式会社、ヤマト運輸株式会社とともに、各社の物流業務で使用しながら、走行距離のべ40万kmを超える実績を重ねてきました。■新型車両の特長 「日野プロフィア Z FCV」は、日野の大型トラック「日野プロフィア」をベースにトヨタ自動車株式会社と日野が共同開発、大型トラックに求められる耐久性と信頼性を確保するとともに、シャシは燃料電池車に最適なパッケージングを専用設計し、荷台スペースと積載量の最大化を図っています。パワートレインにはトヨタ「MIRAI」に採用しているFCスタックをベースに大型商用車向けに改良したものを2基搭載し、日野の大型車・電動車技術と走行制御を導入しました。水素充填時間15~30分で、幹線輸送に実用的な航続距離650km※2を確保しています。 なお、車両はFCの普及期を見据え、量産工場である古河工場(茨城県古河市)のディーゼル車と同じラインで混流生産します。■販売について フルメンテナンスリースでの提供となります。電動車導入時や月々のお支払いが明瞭であるほか、メンテナンスの行き届いた電動車の安定的な稼働によってお客様のビジネスに貢献します。 なお、当面は「燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域」※3を中心に販売していきます。■車両諸元 国内初となる燃料電池大型トラックの量産モデルの市販化を通じて、カーボンニュートラルと水素社会実現に貢献し、お客様・社会の課題を解決し、持続可能な社会の実現を目指します。 ※1 2023年国内貨物車保有台数、日野調べ※2 日野社内測定値(お客様の使用環境・運転方法により航続距離は変化します)※3 東北(福島県)、関東(東京都及び神奈川県)、中部(愛知県)、近畿(兵庫県)、九州(福岡県)。官民一体となり、先行的な燃料電池商用車の需要創出及び周辺需要の喚起を図っていく地域参考:経済産業省による燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域※4 室内長:約8,900mm / 積載量:約11,600kg(ドライバン) 架装により室内長・積載量は異なります
2025/09/17 15:05 日野自動車株式会社
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日野自動車 「持続可能燃料閣僚会議」および「水素閣僚会議」で合成燃料バスを運行しました ~関係各国の閣僚ら、合成燃料を使用したバスで移動~
ENEOS株式会社西日本ジェイアールバス株式会社日野自動車株式会社 ENEOS株式会社(以下「ENEOS」)、西日本ジェイアールバス株式会社(以下「西日本JRバス」)、日野自動車株式会社(以下「日野自動車」)は、2025年9月15日に大阪府内で開催された経済産業省主催の「持続可能燃料閣僚会議※1」および「水素閣僚会議」において、関係各国・国際機関のエクスカーションに合成燃料を使用したバスを運行しましたので、お知らせいたします。本件は、日本国際博覧会(以下、「大阪・関西万博」)と連携した取組として実施しました。 ENEOS、西日本JRバス、日野自動車の3社は大阪・関西万博開幕※2以降、国内初となる※3合成燃料※4,5を使用した駅シャトルバスの運行※6,7を通じ、多くの皆さまに未来の燃料が導くカーボンニュートラル社会を体験いただいております。 今回初めての開催となる「持続可能燃料閣僚会議」においても、合成燃料を含む持続可能燃料の導入拡大に向けて議論を行う関係各国・国際機関の皆さまに、会議場から大阪・関西万博会場までの移動を、合成燃料を使用したバスにご乗車いただきました。 ENEOSは、カーボンニュートラル社会の実現とトランジションに必要となるエネルギーの供給をリードするため、次世代燃料の選択肢の一つとして合成燃料の技術開発・実証研究※5を行っています。今後も、燃料・車両・運行の各社相互連携による実証を進めることで生産・利用拡大への期待に応え、将来の普及に備えてまいります。※1 バイオ燃料、合成燃料、合成メタンなどの持続可能燃料の様々な分野における導入拡大に向けて今回初めて開催された。「持続可能な燃料とモビリティのためのイニシアティブ:ISFM(アイスファム)」推進の一環として、ブラジルと共催。※2 2025年4月13日(日)~10月13日(月)開催※3 水素と二酸化炭素から一貫製造した合成燃料を営業車両の運行に使用することは国内初※4 原料に再生可能エネルギー由来の水素とCO2を使用することから、原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体において、CO2排出量を抑えることのできるクリーンな燃料※5 CO2からの合成燃料技術製造開発が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術プロジェクト」に採択。※6 2025年2月19日公表国内初となる合成燃料を使用した万博シャトルバスが走行します!※7 2025年3月28日公表国内初となる合成燃料を使用した万博シャトルバスお披露目式を開催<大阪・関西万博エクスカーションに使用した合成燃料バスの外観> <エクスカーションの様子、車中では合成燃料製造プロセスの説明動画を放映>
2025/09/16 15:22 日野自動車株式会社
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三菱ふそう ミドリ安全・日本ゴアと 世界初・EV対応業務専用の作業服を共同開発
高電圧対応の安全性と、整備現場の環境に耐えうる作業性を両立FUSO海外サービス拠点から導入を計画三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、ミドリ安全株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松村乾作、以下「ミドリ安全」)および日本ゴア合同会社(本社:東京都港区、代表職務執行者:香川泰章、以下「日本ゴア」)と共同で、世界初*1の電気自動車(EV)関連業務専用の作業服「ARCTECT GEAR for EV」(以下「本製品」)を開発しました。本製品は、整備や試験、組み立てといった、EVを扱うさまざまな業務で活用が可能です。*1 EV関連業務専用の作業服として。MFTBC・ミドリ安全調べ ARCTECT GEAR for EV 本製品は、EVの高電圧対応における安全性と、日々の業務における作業性を両立した、画期的な作業服です。EVの開発や普及が進む中、EVに携わる業務、特に整備の現場においては、従来の内燃機関車両とは異なり、EVの高電圧システムへの対応が必要です。特にバッテリーを扱う際には、感電やアーク放電といった重大事故のリスクがあります。そのため、EVを直接扱う人員は高電圧に関する専門知識を持つと同時に、EV機構の深部に触れる際には高電圧対応の作業服を着用することが安全上不可欠です。*2*2 MTFBCの「eCanter」を含め、EVの通常の運用時の安全性は認証や試験等によって保証されており、本製品の着用の必要はありません。本稿では整備や車両試験など、通常の運用よりも車両機構の深部に触れる可能性のある業務を主題にしています。EVを扱う特に整備の現場で作業服に求められることとして、狭所での作業に耐えうる可動性や、特に閉所での作業時の体温調節・吸汗速乾機能、そして高電圧・低電圧の頻繁な切り替えへの対応といった点が挙げられます。また、作業服の安全機能は、想定される使用期間中は著しく劣化してはなりません。これらの課題に対して、本製品は現場のニーズを満たす商品として開発されました。アーク熱に対する防護性、軽量性、透湿性を特徴とする日本ゴアの「PYRAD® ファブリクスby GORE-TEX LABS」を生地に採用することで、トレーニングウェアのような着心地と、現場から求められる作業性を実現しました。さらに、ミドリ安全が70年以上にわたって様々な安全衛生保護具を開発し続けてきた知見を活かし、日本ゴアとの共同検討によって、作業性を削ぐことなく高電圧作業環境での安全性を確保しました。本製品は最大1500VDC(直流電圧)および1000VAC(交流電圧)までを取り扱う作業環境で必要とされるIEC/EN 61482-2など、アーク熱防護性を含む複数の国際規格の認証を取得しています。*GORE、GORE-TEX、PYRADおよび記載のデザイン(ロゴ)は、W. L. Gore & Associatesの商標です。MFTBCは2026年に本製品を複数の海外サービス拠点でメカニック向けに導入する計画です。ミドリ安全は同様の機能を持った製品を2026年夏より法人向けに販売する予定です。国内初*3の量産型電気小型トラック「eCanter」とともに商用車の電動化の先陣を切ってきたMFTBCは、日本政府の2050年カーボンニュートラル達成目標に貢献すべく、EVトラックが従来のディーゼル車両と同様に容易に運用できる環境整備に尽力しています。これまでもEVに触れる業務に携わる従業員に対しては高電圧対応のトレーニングを行うなど、安全性の確保には注意を払ってきましたが、今回の本製品の導入によって、EV対応における安全性のさらなる強化を図ります。*3 2017年10月時点、国内商用車メーカーとして ARCTECT GEAR for EVのプルゾン(左)とパンツ
2025/09/16 13:09 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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加藤製作所 ~林業の安全・効率化に貢献 ~ 「2025森林・林業・環境機械展示実演会」に出展
株式会社 加藤製作所(代表取締役社長:加藤 公康、以下、当社) は、2025年10月5日(日)・6日(月)に宮城県石巻市で開催される「2025森林・林業・環境機械展示実演会」 に出展いたします。■概要 本展示実演会は、第48回全国育樹祭の記念行事として実施され、林業機械の展示・実演を通じて性能の紹介を行うとともに、環境保全や安全に資する機械や技術の普及および安全使用の促進を目的としています。例年数多くの企業が参画し、本年は過去最多となる91社の出展が予定されております。また、林業関係者のみならず広く一般にも公開されることから、開催期間中は数万人規模の来場者が会場に訪れる予定です。 当社は、立木切断刃、木材を掴むグラップルアーム、掘削用バケットを備えた林業作業用複合アタッチメント「フェラーバンチャ ハイブリッドバケット」を装着した23tクラスの油圧ショベル「HD823MR-8」、切断した木材をグラップルローダで荷台へ積載・集積、運搬するフォワーダ「F801」を展示します。 林業現場では、作業の安全確保や生産性の向上、担い手不足に伴う労働強度の軽減など多くの課題が存在します。当社はこれらの課題解消に向け、建設機械で培った技術を応用し、ユーザーの声を反映した林業用機械を開発・提供してまいりました。今回展示する多機能製品は、作業の一元化による効率化や安全性向上を実現し、現場の省力化と作業者の負担軽減を目的に生産した機種になります。 当社は今後も製品開発を通じ、持続可能な林業の実現と環境保全への貢献に努めてまいります。■展示機種 ハイブリッドバケット仕様「HD823MR-8」 フォワーダ「F801」 ■展示会詳細名称: みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会日時: 2025年10月5日(日) 9時~16時30分 、10月6日(月) 9時~15時会場: 仙台塩釜港(石巻港区)雲雀野地区 (宮城県石巻市雲雀野町二丁目15-3外)主催: 宮城県、一般社団法人 林業機械化協会詳細情報については、一般社団法人 林業機械化協会HPをご覧ください林業機械化協会HP:https://www.rinkikyo.or.jp/
2025/09/11 13:48 株式会社加藤製作所
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コマツ -次世代鉱山機械向けSDV・自動化車両プラットフォームを開発- Applied Intuition社との協業を開始
コマツ(社長:今吉琢也)は、Applied Intuition, Inc.(米国カリフォルニア州、共同創設者兼CEO:Qasar Younis以下、「Applied Intuition社」)と、このほど次世代鉱山機械の基幹技術となるソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)(※)アーキテクチャと自動化車両プラットフォームの開発に関する協業を開始しました。 【次世代鉱山機械のイメージ】 コマツは、鉱山現場での過酷な作業環境と労働力不足の課題に対し、ソリューションパートナーとして完全自律化を含めた技術革新を通じて、持続可能な未来の鉱山現場の実現に向けた取り組みを加速させています。 今回の協業では、Applied Intuition社が保有する先進的なAI・シミュレーション技術と、コマツが培ってきた自動運転技術を組み合わせ、思考・学習・進化する鉱山機械の開発を推進します。この次世代鉱山機械は、SDVアーキテクチャ、AIと機械学習を活用した自動化車両プラットフォームの搭載により、鉱山現場の生産性を飛躍的に向上させるほか、機械のダウンタイム削減、高精度かつ効率的なオペレーションなど、より高度な顧客価値を提供することが可能となります。 共同開発する自動化車両プラットフォームの主要な機能は、以下の3点です:• SDVアーキテクチャ車両の機能をソフトウェアで定義する新しい車体設計を採用し、それに合わせて構築したサイバーセキュリティやデータ管理技術を搭載。これらの機能により、鉱山機械のライフサイクルを通じてタイムリーに機能のアップデートが可能となります。• 拡張可能な自動化機能自動化車両プラットフォームを搭載した機種間のシステム連携を実現し、複雑な鉱山オペレーション環境における車両管理効率を大きく向上します。さらに、自動化のレベルはオペレーターによる操作アシストから完全な自動化まで対応し、拡張性を持たせることで、変化する現場のニーズへの対応も可能となります。• AIと機械学習鉱山現場の特性や状況の変化を継続的に学習するため、個別現場環境に応じた最適な制御や機能改善を行うことが可能となります。 コマツは、今回のApplied Intuition社との協業をマイニング分野における新たな顧客価値の創造に向けた重要な成長投資の機会と位置付けています。この次世代鉱山機械の共同開発を通じて、安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナーとしての歩みをさらに加速させていきます。(※)SDV:ソフトウェア・ディファインド・ビークル。ソフトウェアによって車両の機能や性能を定義する新しい車体アーキテクチャ。ソフトウェアのアップデートにより、車両の機能や性能を継続的に進化させることが可能。
2025/09/10 11:47 株式会社小松製作所
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2021/07/2618:12 三菱ふそうトラック・バス株式会社