「建設業界」のタグ一覧 (39件中21~39件を表示)
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国内の人材市場動向数値 (建設業界編) 建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 10 月まとめ
2020 年 10 月 22 日 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京 都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に 関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 10 月』 を発表しました。建設業に特 化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。 今月のトピックス 総務省の推計によれば、65 歳以上の高齢者人口は 2020 年 9 月 15 日現在、3617 万人(前年比 30 万人増)で、総 人口に占める割合は 28.7%(同 0.3 ポイント上昇)となっており、65 歳以上人口、65 歳以上の割合ともに過去最高を更新し ています。今月は、このように急速に高齢化が進む我が国において、建設業における高齢化進展の状況について現状を見てみたいと 思います。 ■建設業の 65 歳以上の就業者の割合は 2009 年の 8.1%から 2019 年には 16.4%に上昇 建設業の年齢層別の就業者数の割合の推移を見ると、65 歳以上の就業者の割合は 2009 年には 8.1%であったが、2019 年には 16.4%に上昇しており、この 10 年間で急速に高齢化が進んでいることが分かります(図表①)。最も割合が高い年齢層 は 45 歳~54 歳の 24.8%であり、45 歳以上が占める割合は実に 60%に達しています。一方、25 歳~34 歳の若手層の割合 は 2009 年の 18.8%から 2019 年には 13.2%に低下しており、建設業においては、今後、若手をいかにして確保するかが重要な 課題になると思われます。 ■建設業は全産業の中で 4 番目に 65 歳以上の割合が高い 2019 年における 65 歳以上の割合を産業別に見ると、最も割合が高いのは不動産業・物品賃貸業の 26.4%、次いで、サー ビス業(他に分類されないもの)の 22.6%、生活関連サービス業、娯楽業の 18.2%、建設業の 16.4%となっており、建設業は 4 番目に高齢化が進んでいます(図表②)。一方、最も 65 歳以上の割合が低いのは情報通信業の 2.2%、次いで、電気、ガ ス、熱供給、水道業の 3.6%、金融業、保険業の 4.8%となっており、高齢化が進んでいる産業と進んでいない産業の差が大きく なっています。建設業を含めて高齢化が進んでいる産業においては、今後、生産年齢人口が減少する中で労働力を持続的に確保 するためにも、年齢構成の見直しを早急に進めることが、重要になると思われます。 建設業界の最新雇用関連データ(2020 年 10 月 2 日総務省・厚生労働省公表) (1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数 ◆建設業の就業者数は 497 万人(前年同月比 97.8%)、雇用者数は 399 万人(同 95.7%)となり、前年同月比でみる とともに 5 カ月連続の減少となった。 (2)建設技術職の雇用動向 ◆建設技術者数は 35 万人(同 106.1%)と先月と同数。前年同月比でみると 3 カ月連続増加した。
2020/10/22 16:30 ヒューマンタッチ総研
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ヒューマンタッチ 新型コロナウイルス感染症拡大とリーマンショックの比較分析 ~建設業の雇用動向に与えた影響を比較する~
2020 年 9 月 30 日 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、日本経済に大きな打撃を与えている新型コロナウイルス感染症拡大が建設業の雇用動向に及ぼす影響を 2008 年 9 月に発生したリーマショック時と比較分析しました。 【本件のポイント】 ・建設業の雇用動向に及ぼす影響について、新型コロナウイルス感染症拡大とリーマショック時を比較分析した ・リーマンショック時、新型コロナウイルス感染症拡大時、いずれにおいても建設技術者数は減少していない ・新型コロナウイルス感染症拡大はリーマンショック時ほどには建設業の人材需要の低下をもたらしていない■リーマンショックでは就業者は 54 万人減少、新型コロナウイルス感染症拡大でも同程度の減少が危惧される 建設業の就業者数はリーマンショックが発生した 2008 年には対前年 2.7%減(15 万人減)、2009 年は同 3.7%減(20 万人減)、2010 年も同 3.7%減(19 万人減)となり、3 年間で就業者数は 54 万人減少しました(図表①)。一方、コロナウイルス感染症拡大が発生した 2020 年の 1 月~7 月の平均就業者数を見ると、対前年2.6%減(13 万人減)とリーマンショ ックの初年時とほぼ同じ減少率になっており、今後の感染拡大の状況次第ではリーマンショック時レベルの就業者数の減少が危惧されます。 ■リーマンショック時、新型コロナウイルス感染症拡大時、いずれにおいても建設技術者数は減少していない 建設技術者数について見ると、2008 年 30 万人、2009 年 31 万人、2010 年 30 万人となり、ほぼ横ばいで推移しています。今回のコロナウイルス感染症拡大時についても 2020 年の 1 月~7 月の平均では前年よりも 1 万人増加しており、どちらのケースでもマイナスの影響は受けていません(図表②)。 ■リーマンショック時と比較すると建設業の人材需要は堅調 次に建設業の新規求人数の推移を見ると、2008 年には対前年 32.1%減、2009 年は同 22.5%減と大幅に減少していますが、新型コロナウイルス感染症が拡大した 2020 年 1 月から 7 月平均の新規求人数は、同 6.7%減であり、リーマンショック時と比較すると人材需要はそれほど大きく低下していません(図表③)。 建設技術者の新規求人数についても、2008年は 17.2%減、2009年は22.1%減と落ち込みましたが、2020 年 1 月から 7 月までの平均の新規求人数は、同9.4%減であり、リーマンショック時よりも減少率は低くなっています(図表④)。
2020/09/30 11:35 ヒューマンタッチ総研
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国内の⼈材市場動向数値 (建設業界編) 建設業界の転職⽀援と⼈材育成のヒューマンタッチ 9⽉まとめ
2020年9⽉28⽇ ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京 都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 9 月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。 今⽉のトピックス■新型コロナウイルス感染拡⼤の影響による⼈材需要の減少率は建設業が最も低い 厚⽣労働省の「⼀般職業紹介状況」より産業別の新規求⼈数(パート含む)の対前年増減率の推移を⾒ると、緊急事態宣⾔が発出された4⽉には、各産業ともに新規求⼈数は⼀気に減少しています(図表①)。その後、5⽉25⽇に緊急事態宣⾔が解除されたのを受けて、6 ⽉はやや回復しますが、感染拡⼤が収束に向かわない中、7 ⽉は再び減少率が⾼まっています。そのような中で、新規求⼈の減少率が最も低いのが建設業です。建設業の新規求⼈数の対前年増減率は 4 ⽉(15.8%減)、5 ⽉ (11.3%減)と減少でしたが、6 ⽉(2.6%増)には増加に転じました。7 ⽉(9.8%減)は再び減少に転じましたが、いずれの⽉も全産業の中で最も減少率が低くなっており、新型コロナウイルス感染拡⼤が建設業の⼈材需要に与えた影響は全産業の中で最も⼩さかったことが分かります。 ■⼟⽊の職業では新型コロナウイルス感染症拡⼤後も新規求⼈数が前年を上回る 建設業に関連する職種別に新規求⼈数の対前年増減率の推移を⾒ると、各職種ともに全職種計よりも減少率は低くなってい ます(図表②)。特に、⼟⽊作業員等の⼟⽊の職業については、5⽉(1.2%増)、6⽉(6.8%増)、7⽉(2.0%増)と増加しており、新型コロナウイルス感染症拡⼤後も⼈材需要は前年を上回っています。 これらのデータからも、新型コロナウイルス感染症拡⼤が建設業の⼈材需要に与えた影響は限定的であり、全産業の中で最も影響が⼩さかったことが分かります。 建設業界の最新雇⽤関連データ(2020年9⽉1⽇総務省・厚⽣労働省公表) (1)建設業の就業者数・雇⽤者数・新規求⼈数 ◆建設業の就業者数は474万⼈(前年同⽉⽐95.8%)、雇⽤者数は389万⼈(前95.3%)となり、前年同⽉⽐でみる とともに4カ⽉連続の減少となった。 ◆公共職業安定所(ハローワーク)における新規求⼈数は69,111⼈(同90.8%)に減少した。 (2)建設技術職の雇⽤動向 ◆建設技術者数は35万⼈(同102.9%)と2カ⽉連続で増加した。
2020/09/28 13:15 ヒューマンタッチ総研
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国内の人材市場動向数値 (建設業界編) 建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 8 月まとめ ヒューマングループ
2020 年 8 月 25 日 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 8 月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。 今月のトピックス ■2020 年上半期、有効求人倍率はすべての月で前年同月を下回り、建設技術者の需給は緩和傾向 2020 年上半期の月別の建築・土木・測量技術者の有効求人倍率の推移について、前年と比較すると、2 月以降は前年同月を下回っており、低下幅は徐々に大きくなってきています(図表①)。今年 6 月の有効求人倍率は 5.56 倍となり、まだ高水準ではありますが、建設技術者の需給は緩和傾向にあると言えます。 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成 ■新型コロナウイルス感染症拡大が建設技術者の需要に与えた影響は限定的 建設技術者の新規求人数の動向を見ると、東京オリンピック・パラリンピック関連の需要が一段落したこともあり、年初から新規求人数は減少していましたが、4 月には新型コロナウイルス感染症拡大の影響が加わり、前年同月比 17.0%減にまで落ち込みました。しかし、その後は急速に回復し、6月には新規求人数は同3.4%減にまで持ち直しており、感染症拡大の影響は限定的であったと思われます(図表②)。一方、長期間にわたって減少傾向が続いていた新規求職者数は、6月に前年同月比 12%増と大幅な増加に転じました。今後、新型コロナウイルス感染症拡大が新規求職者数に与える影響も注視することが必要だと考えられます(図表③)。 出典:図表②③ともに厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成 建設業界の最新雇用関連データ(2020 年 7 月 31 日総務省・厚生労働省公表)(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数 ◆建設業の就業者数は 473 万人(前年同月比 93.8%)、雇用者数は 388 万人(同 94.4%)となり、前年同月比でみるとともに 3 カ月連続の減少となった。 ◆公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は 76,647 人(同 103.2%)と増加に転じた。 (2)建設技術職の雇用動向 ◆建設技術者数は 34 万人(同 103.2%)と増加した。
2020/08/25 16:52 ヒューマンタッチ総研
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ヒューマンタッチ総研 「新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響とオンライン面談の有効な実施方法」について 8 月 26 日(水)に無料オンラインセミナーを初開催
2020 年 8 月 18 日 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、Zoom を利用したオンラインセミナー(ウェビナー)を 8 月 26 日(水)に開催することを決定し、申込み受付を開始しました。セミナーは「新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響とオンライン面談の有効な実施方法」をテーマとしたもので、ヒューマンタッチ総研の独自調査結果を踏まえ、建設業界の人材動向と採用活動状況を知りたい方や採用業務の効率化を検討中の人事労務担当者、管理職や経営者を対象に開催します。事前登録制で定員は先着 100 名様、参加費は無料です。 【本件のポイント】 ・Zoom を利用したオンラインセミナー(ウェビナー)として、「新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響とオンライン面談の有効な実施方法」を 8 月 26 日(水)に開催 ・建設業界の人材動向と採用活動状況を知りたい方や採用業務の効率化を検討中の人事労務担当者、管理職や経営者を対象 ・ヒューマンタッチ総研が独自調査した結果を基に具体例を交えて講演 現在、新型コロナウイルス感染症拡大により、人の動きも制限され、様々な影響が出ております。そこでヒューマンタッチ総研は、建設業界の人材動向に特化した情報発信として「新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響とオンライン面談の有効な実施方法」をテーマに、8 月 26 日(水)に Zoom を利用したオンラインセミナー開催を決定し、参加者の募集を開始しました。 今回のオンラインセミナーでは、建設業界の人材動向と採用活動状況を知りたい方や採用業務の効率化を検討中の人事労務担当者、管理職や経営者を対象に、新型コロナウイルス感染症拡大による建設業界の人材採用活動状況と建設技術者の転職意識の変化について、また各社が取り組んでいるオンライン面談の有効な実施方法など、ヒューマンタッチ総研が調査した結果を基に具体例を交えてお伝えいたします。 ■セミナー開催概要 日時:2020 年 8 月 26 日(水)11 時から 12 時(開始 10 分前よりログイン可能です) 費用:無料 会場:Zoom 利用によるオンラインセミナー(パソコン、タブレット、スマートフォンでご覧いただけます) 申込方法:事前申込(締切:8 月 24 日 23 時 59 分) 定員:100 名 主催:ヒューマンタッチ総研 ■参加申込み 下記のセミナー案内特別 WEB サイト内の申込みフォームに必要事項を入力の上、送信してください。 WEB サイト:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/event/202008/ ■セミナープログラム概要 新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響とオンライン面接の有効な実施方法 講師/北川 祐作(ヒューマンタッチ総研 副所長) ・建設業界と建設技術者のテレワーク導入状況 ・建設業界の人材動向 ・新型コロナウイルス感染拡大による建設技術者の転職意識への影響調査結果 ・新型コロナウイルス感染拡大による建設業界の採用活動状況への影響調査結果 ・オンライン面接導入の事例紹介 ・オンライン面接の対処法ご提案 ※講演内容の一部が予告なく変更となる場合がありますので予めご了承ください。■セミナー参加方法 本イベントは Zoom(無料アプリ)にて開催いたします。 参加用ログイン URL は、当日開始前までに申込時のメールアドレス宛てにお送りします。 開始 10 分前よりログイン可能です。 <参加に必要なもの> ・パソコン、スマートフォンまたはタブレットと、インターネット環境 ・イヤホン推奨 会社概要 ヒューマンタッチ株式会社 ●代表者:代表取締役 髙本 和幸 ●所在地:東京都新宿区西新宿 7-5-25 西新宿プライムスクエア 1F ●資本金:1 億円 ●コーポレートサイト URL:https://human-touch.jp/ ●ヒューマンタッチ総研サイト URL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/ <このセミナーに関するお問い合わせ> ヒューマンタッチ株式会社 担当:栗原まで TEL:03-6863-9910 E-mail:htsouken@athuman.com<このリリースに関するお問い合わせ> ヒューマングループ 広報担当:外川まで TEL:03-6846-8002 FAX:03-6846-1220 E-mail: kouhou@athuman.com
2020/08/18 12:56 ヒューマンタッチ総研
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ヒューマンタッチ総研が独自分析 新型コロナウイルス感染症拡大が建設業の雇用環境に与えた影響
2020年7月31日 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、新型コロナウイルス感染症拡大が、急速に悪化しつつある建設業の雇用環境に与えた影響について、各種統計から独自に分析しました。 【本件のポイント】 ・新型コロナウイルス感染症拡大が建設業の雇用環境に与えた影響について、独自分析した ・建設業の業況は他の産業に比べて比較的好調 ・建設業の新規求人の落込み幅は全産業で最も小さい ■建設業の業況は下降気味ながらプラス 15 ポイントと比較的好調 日本銀行が四半期ごとに実施している企業短期経済観測調査(短観)の6月調査から企業の景況感を示す業況判断指数を産業分野別に見ると、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、製造業では3月調査から26ポイント低下してマイナス34ポイントとなったほか、業況が最も悪かった宿泊・飲食サービス業では3月調査から32ポイント低下してマイナス91ポイントと過去最低となりました。 一方、建設業について見ると3月調査から21ポイント低下してはいますが、プラス15ポイントと依然としてプラスを維持しており、情報サービス(プラス20ポイント)に次いで好調な業況となっています。 ※業況判断指数とは「景気が良い」と感じている企業の割合から、「景気が悪い」と感じている企業の割合を引いたものであり、マイナス幅が大きいほど業況が悪いと判断される。 ■建設業の新規求人は 11.3%減にとどまり、落ち込み幅は最も小さい ハローワークにおける新規求人数の前年同月比増減率の推移を産業分野別に見ると、建設業の2020年5月の新規求人は前年同月比で11.3%の減少であり、全産業分野の中で最も減少率が低くなっています(図表②)。製造業は42.8%の減少、最も減少率が高い宿泊業・飲食サービス業では55.9%の減少となっており、建設業における人材需要が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けながらも比較的堅調であることが分かります。
2020/07/31 11:31 ヒューマンタッチ総研
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建設労働需給調査結果(令和2年6月調査)について
令和2年7月27日【調査結果のポイント】○本調査結果は、令和2年6月10日~20日までの間の1日(日曜、休日を除く)を調査対象日として調査している。○全国の8職種の過不足率は、5月は0.1%の不足、6月は0.5%の不足となり、0.4ポイント不足幅が拡大した。○東北地域の8職種の過不足率は、5月は0.0%の均衡、6月は0.7%の不足となり、0.7ポイント不足幅が拡大した。○8職種の今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国及び東北地域とも「普通」となっている。添付資料報道発表資料(PDF形式)出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000919.html)
2020/07/27 16:36 KENKEY
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国内の人材市場動向数値 (建設業界編) 建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 7 月まとめ
2020年7月16日 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 7 月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。今月のトピックス ■新型コロナウイルス感染症拡大が建設業の雇用環境に与えた打撃は比較的小さく、人手不足の状況が続く 景気の変動が雇用等に及ぼす影響や今後の見通し等について調査している厚生労働省「労働経済動向調査」から、2020年5月における産業分野別の正社員等の過不足判断DI(不足と回答した事業所の割合から過剰と回答した事業所の割合を差し引いた値)を見ると、建設業はプラス46ポイントで、全産業分野の中で最も人手不足感が高くなっています(図表①)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり前回(2020年2月)調査よりも12ポイント低下してはいますが、低下幅は比較的小さく、建設業における人手不足は厳しい状況が続いていると言えます。一方、過不足判断DIが最も大幅に低下したのは宿泊業・飲食サービス業で前月より26ポイント低下、次いで生活関連サービス業・娯楽業が同22ポイント低下しており、これらの業種では新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛等の影響を大きく受けていることが分かります。 ■建設技術者、技能工の人手不足は依然として深刻 建設業の過不足判断DIを職種別にみると、最も高いのは建設技術者の50ポイント(前回調査より18ポイント低下)、次いで技能工の 48 ポイント(同 12 ポイント低下)となっており、大幅に低下したとはいえどちらも高水準です。 新型コロナウイルス感染症拡大後にやや緩和されてはいますが、建設技術者と建設技能工の深刻な人手不足の状況は依然として続いていると考えられます。 建設業界の最新雇用関連データ(2020 年 6 月 30 日総務省・厚生労働省公表)(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数 ◆建設業の就業者数は 486 万人(前年同月比 97.4%)、雇用者数は 401 万人(同 97.8%)となり、ともに 2 カ月連続で前年同月比で減少した。 ◆公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は 61,954 人(同 90.0%)と 5 カ月連続で前年同月を下回る。
2020/07/16 11:45 ヒューマンタッチ総研
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建設労働者の労働者別社会保険加入割合が上昇 ~公共事業労務費調査における社会保険加入状況調査結果を公表~
令和2年7月9日不動産・建設経済局建設市場整備課 公共事業労務費調査(令和元年10月調査)における、公共工事に従事する建設労働者の社会保険加入状況は、企業別で98%、労働者別で88%となっており労働者別については調査開始以降毎年上昇しています。 国土交通省では、平成23年度より公共事業労務費調査※の調査項目に公共工事に従事する建設労働者の社会保険加入状況を追加するとともに、建設産業における担い手の確保と健全な競争環境の実現のため、平成24年度より業界を挙げて社会保険加入対策を進めています。 ※予算決算及び会計令に基づき、公共工事の予定価格の積算を適正に行うため、農林水産省及び国土交通省において、毎年10月、国、都道府県、政令市等発注の公共工事に従事する建設労働者(約12万人)の賃金支払い実態を調査するものこの度、令和元年10月調査における社会保険加入状況(企業単位及び労働者個人単位)をまとめましたのでお知らせします。 ■調査結果の概要 ※詳細は別添資料を参照ください。 ・前年度比では、企業別、労働者別の加入割合がともに上昇 ・調査開始以降の傾向としては、上昇傾向 ※過去の調査結果は下記に掲載しています。 http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000080.html「2.知りたいことを探す」→「7 さらに詳しく」→「○実態調査結果」 詳細につきましては、こちらをご覧ください。添付資料公共事業労務費調査(令和元年10月調査)における社会保険加入状況調査結果について(PDF形式)参考資料(加入率推移)(PDF形式)(問合せ先) 国土交通省 不動産・建設経済局 建設市場整備課 建設キャリアアップシステム推進室 (社会保険加入対策関係)建設キャリアアップシステム推進室長 野口(内線:24853) 労働適正化係長 三木(内線:24828) (公共事業労務費調査関係)指導調整係長 藤井(内線:24865) TEL:03-5253-8111【代表】、03-5253-8283【直通】/FAX:03-5253-1555出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000916.html )
2020/07/13 17:06 KENKEY
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建設労働需給調査結果(令和2年5月調査)
令和2年6月25日【調査結果のポイント】○本調査結果は、令和2年5月10日~20日までの間の1日(日曜、休日を除く)を調査対象日として調査している。○全国の8職種の過不足率は、4月は0.1%の過剰、5月は0.1%の不足となり、0.2ポイント不足幅が拡大した。○東北地域の8職種の過不足率は、4月は0.2%の不足、5月は0.0%の均衡となり、0.2ポイント不足幅が縮小した。○8職種の今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国及び東北地域とも「普通」となっている。添付資料報道発表資料(PDF形式)出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000914.html)
2020/06/26 18:29 KENKEY
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国内の人材市場動向数値 (建設業界編)
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 5月まとめ ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的 データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 5 月』を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。▼ 今月のトピックス厚生労働省が民営職業紹介事業者の運営状況をまとめた「2018年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」が今年3月31日に発表されました。今回は、この報告書と同じく厚生労働省がハローワークでの就職動向をまとめた「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」から、建設技術者の転職動向について、有料職業紹介所とハローワークを比較分析します。建設技術者の転職件数、2018年度は有料職業紹介所がハローワークを上回る有料職業紹介所とハローワークの建設技術者の転職者数の推移を比較してみると、2014年度には有料職業紹介所が6,235件、ハローワークが15,660件とハローワークが圧倒的に多くなっていました(図表①)。しかし、その後ハローワークは減少傾向が続く一方、有料職業紹介所での就職件数は増加を続け、2018年度には有料職業紹介所が13,650件、ハローワークが10,836件と逆転しました。 出典:厚生労働省「職業紹介事業報告書」「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」より作成 ハローワークの建設技術者の新規求職申込件数は減少、有料職業紹介所は一気に増加次に建設技術者の新規求職申込件数の推移を比較してみると、ハローワークでの新規求職申込件数は2014年度の41,217件から年々減少して、2018年度には31,843件と1万件近くも減少しています(図表②)。一方、有料職業紹介所の新規求職申込件数は2014年度の64,105件から一気に増加して、2018年度には115,469件に達しています。 出典:厚生労働省「職業紹介事業報告書」「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」より作成 このように建設技術者の転職件数も新規求職申込件数も有料職業紹介所がハローワークを上回るようになり、建設技術者の転職チャネルの中心はハローワークから有料職業紹介所に移ったと言えそうです。
2020/05/15 11:52 ヒューマンタッチ総研
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ヒューマンタッチ総研 新型コロナで注目のテレワークで建設技術者に独自アンケート
職場全体での導入率は 36.7%だが、小規模企業では遅れも ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、建設技術者の転職活動に与えた影響について、緊急アンケート調査を実施しました。【本件のポイント】・建設技術者の職場では 36.7%でテレワークを導入済み・「従業員規模 100 人未満」の企業では導入率 20.8%、小規模企業でのテレワーク導入が遅れている・設計職の導入率は 43.2%に対し、施工管理職は 27.5%と職種でも差新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークの導入が様々な企業で推進されています。今回は、ヒューマンタッチ株式会社に登録している建設技術者を対象に 4 月に実施した「新型コロナウイルスの感染拡大に関する転職活動意識調査」から、建設技術者の職場におけるテレワークの導入状況についてレポートします。■建設技術者の職場では 36.7%でテレワークを導入済み「新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として、あなたの就業している職場では、テレワークによる在宅勤務が導入されているか?」という質問に対して「すでに導入されている」と回答した人の比率は 36.7%でした(図表①)。「今後導入される予定である」の 20.8%を加えると、57.5%の職場においてテレワークの導入が進められていることになります。一方、「導入される予定がない」も 4 割以上を占めました。 ■「従業員規模 100 人未満」の企業では導入率 20.8%、小規模企業でのテレワーク導入が遅れている調査対象者が働いている企業規模別にみると、従業員数100 人未満の企業では「すでに導入されている」が20.8%にとどまる一方、「導入される予定は今のところない」が 60.4%に達しており、小規模な企業においては建設技術者のテレワークが進まない状況であると言えそうです(図表②)。一方、従業員数 500 人~999 人では「すでに導入されている」が58.1%、従業員数 1000 人~2,999 人では同 42.1%、従業員数 3,000 人以上では同 57.6%となっており、規模の大きい企業では建設技術職におけるテレワーク導入が比較的進んでいることが分かります。
2020/05/12 11:30 ヒューマンタッチ総研
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全国の建設業許可業者数が2年連続で増加し、5年ぶりに47万台に
~令和2年3月末現在の建設業許可業者の現況~ 令和2年5月1日○全国の建設業許可業者数は、2年連続増の472,473業者。○平成28年度に新設された「解体工事業」の許可業者数は、対前年度比約30%増の55,842業者〇国土交通省では、建設業に許可制度を採用した昭和47年度以来、毎年度(3月末時点)における全国の建設業許可業者数を調査し、許可業者数の動向を把握しています。〇今回の調査結果(令和元年度(令和2年3月末時点))の主なポイントは以下のとおりです。なお、詳細は、別添資料をご覧ください。・令和2年3月末現在の建設業許可業者数は472,473業者で、前年度比4,162業者(0.9%)増で、2年連続の増加。平成27年3月末時点以来、5年振りに47万台となった。・平成28年6月1日に新設された解体工事業の許可を受けた業者数は、55,842業者(全体の11.8%)で、前年度比12,656業者(29.3%)増。※建設業許可に係る解体工事業新設についての事業者への経過措置が令和元年5月31日で終了。なお、平成28年6月1日時点でとび・土工工事業の要件を満たす技術者を解体工事業の技術者と見なす経過措置が令和3年3月31日で終了するため、経過措置に該当する技術者は経過措置期間終了までに講習会を受講することなどが必要。 添付資料報道発表資料(PDF形式)概要(PDF形式)調査結果(PDF形式)出典:国土交通省 (http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000686.html)
2020/05/01 15:35 KENKEY
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ヒューマンタッチ総研が建設技術者の転職活動への影響で独自アンケート
新型コロナウイルスの感染拡大で 3 割超に影響、転職意欲低下の声も ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、建設技術者の転職活動に与えた影響について、緊急アンケート調査を実施しました。【本件のポイント】・3 割超が新型コロナウイルスの感染拡大が転職活動に影響を与えたと回答・建設技術者からは「転職意欲が低下」、「転職活動を中止」の動きも存在・「面接が中止(延期)」、「希望企業が採用を中止」といった企業側に起因する影響も新型コロナウイルス感染拡大に伴い、経済活動が低迷し景気が一気に悪化することが懸念されています。今回は、ヒューマンタッチ株式会社に登録している建設技術者を対象に、今月上旬に実施した「新型コロナウイルスの感染拡大に関する転 職活動意識調査」から、新型コロナウイルス感染拡大が建設技術者の転職活動に与えた影響についてレポートします。3 割超が新型コロナウイルスの感染拡大が転職活動に影響を与えたと回答「新型コロナウイルスの感染拡大が転職活動に影響を与えたか」という質問に対して、「影響を与えた」と回答した人の比率は 30.6%であり、3 割超の人が転職活動に何らかの影響を受けていることが分かりました(図表①)。 大手企業で働く建設技術者のほうが影響を受けた人が多い建設技術者が現在働いている企業規模別にみると、従業員数 100 人未満では「影響を与えた」が23.7%であるが、500 人~999 人では 35.5%、1,000 人~2,999 人では 37.5%、3,000 人以上では 36.1%となり、企業規模が大きいところで働いているほうが、より影響を受けています(図表②)。
2020/04/30 11:30 ヒューマンタッチ総研
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建設労働需給調査結果(令和2年3月調査)
令和2年4月27日【調査結果のポイント】○本調査結果は、令和2年3月10日~20日までの間の1日(日曜、休日を除く)を調査対象日として調査している。○全国の8職種の過不足率は、2月は0.7%の不足、3月は0.6%の不足となり、0.1ポイント不足幅が縮小した。○東北地域の8職種の過不足率は、2月は0.0%の不足、3月も0.0%の不足となった。○8職種の今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国及び東北地域とも「普通」となっている。添付資料報道発表資料(PDF形式)出典:国土交通省 (http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000903.html)
2020/04/27 16:00 KENKEY
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国内の人材市場動向数値 (建設業界編)
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 4 月まとめ ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新 宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的 データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 4 月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。今月のトピックス建設技術者の有効求人倍率が 4 年 8 カ月ぶりに前年同月を下回る2020 年 2 月の建設技術者の有効求人倍率は前年同期比 0.13 ポイント減の6.65 倍となり、実に 4 年 8 カ月ぶりに前年同月を下回りました。有効求人倍率の前年同月比増減を長期時系列で見ると、2015 年 6 月(前年同月比 0.03 ポイント増)以降連続して前年同月を上回り、16 年 10 月、12 月には同 1.03 ポイント増と大幅な上昇になりましたが、20 年 1 月には同0.04 ポイント増と上昇幅は一気に小さくなっていました(図表①)。また、有効求人倍率の推移を見ると、19 年 12 月に過去最高の 7.50 倍に達した後、20 年 1 月は 6.86 倍、2 月は 6.65 倍と 2 カ月連続で低下しています(図表②)。年々ひっ迫してきた建設技術者の需給ギャップはここにきて踊り場を迎え、今後については、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、徐々に 緩和されていくのではないかと考えられます。 出典:図表①②ともに厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」より作成 建設業界の最新雇用関連データ(2020 年 3 月 31 日総務省・厚生労働省公表)1.建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数建設業の就業者数は 503 万人(前年同月比 101.4%)、雇用者数は 411 万人(同 102.8%)となり共に増加した。 出典:総務省「労働力調査」より作成 公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は 64,012 人(同 88.3%)と前月に続き大幅に減少した。 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成 2.建設技術職の雇用動向ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、4 年 8 カ月ぶりに前年同月比で低下に転じ、6.65 倍(前年同月比 0.13 ポイント減)となった。有効求人数は前年同月比 95.2%、新規求人数は同 89.6%となり、ともに 2 カ月連続で前年を下回り、建設業各社の求人意欲は低下傾向であるとみられる。 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
2020/04/22 11:30 ヒューマンタッチ総研
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新型コロナウイルスの感染拡大を契機に建設業のテレワーク導入は進むか
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、新型コロナウイルスの感染拡大を契機とした建設業におけるテレワーク導入の方向性について、これまでの動向を踏まえて独自レポートします。【本件のポイント】 ・新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、建設業におけるテレワーク導入状況を検証 ・テレワーク導入により、建設業でも感染リスクを低下させることが可能だと考えられる ・建設業に進んできたテレワーク導入が、新型コロナウイルス対策を契機として、さらに増加する余地がある ■新型コロナウイルスの感染拡大を契機として、建設業におけるテレワーク導入促進を 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が建設業にも多大な影響を与えています。建設技術者や建設技能工に感染者が発生した場合には、着工の遅れや工事の一時停止等で多大な影響を被ることになり、特に中小の建設業各社にとっては、“存亡の危機”に立たされる危険性があることも否定できません。このような状況の中、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、テレワークを活用した在宅勤務が多くの会社で導入されています。本レポートは、建設業におけるテレワークの導入状況を検証するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大という状況を踏まえて、今後の建設業におけるテレワーク導入の方向性について検討します。 ■テレワーク導入により建設業でも感染リスクを低下可能 テレワークとは情報通信技術を活用して、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方をすることであり、出勤しないで自宅を就業場所とする「在宅勤務」、移動中や建設現場などを就業場所とする「モバイルワーク」、固定されたオフィス以外の遠隔勤務用のオフィスを就業場所とする「サテライトオフィス勤務」の 3 つの形態に分けられています。業務の特性に合わせてこれらの働き方を活用することで、建設業においても新型コロナウイルス感染のリスクを低下させることが可能であると考えられます。例えば、設計情報をクラウドで共有することにより設計技術者が在宅で設計業務を行ったり、WEB会議システムを使うことにより在宅勤務者同士で打ち合わせを実施したりすることで、感染リスクを下げることができます。また、施工管理のような現場での作業が中心となる職種についても、日報の作成、現場写真や図面の管理といった事務仕事をオフィスに戻ることなく建設現場や自宅で行うことで、移動による感染リスクを低下することができます。 ■建設業におけるテレワーク導入は急速に進んでいる 総務省の「平成30年(2018 年)通信利用動向調査」でテレワークの導入率を産業別に見ると、最も導入率が高いのは情報通信業の39.9%、次いで金融・保険業が37.6%、製造業が20.8%、卸売・小売業が19.9%、建設業が18.8%と続いています(図表①)。建設業は全体平均(19.0%)と同水準ですが、過去の推移を見ると2016年 9.5%、2017年 12.1%、2018年18.8%と年々上昇しており、この 2 年間で建設業におけるテレワーク導入が急速に進んでいることが分かります(図表②)。 この背景には、建設業では時間外労働の多さや週休 2 日制導入の遅れなどからワークライフバランスの改善が大きな課題になっており、テレワーク活用による業務改善の必要性が高まったことがあるのではないかと考えられます。また、厳しい人手不足により生産性向上が必須となったことも、テレワーク活用を後押ししたと考えられます。 ■危機対応のためのテレワーク導入は 15%、今後増加の余地 このように、建設業においてはここ2年間でテレワークの導入が急速に進んできましたが、そこに新型コロナウイルス感染拡大といった緊急事態が重なり、テレワークの重要性がさらに高まっています。総務省の「平成 30 年(2018 年)通信利用動向調査」によると、建設業以外の業種を含め、テレワーク導入の目的として多いのは「定型的業務の効率性の向上」(56.1%)や「勤務者の移動時間の短縮」(48.5%)であり、「非常時(地震、新型インフルエンザ等)の事業継続に備えて」は 15.1%にとどまっています(図表③)。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今後については非常時の危機対応策として、テレワークの導入を図る企業が増える余地があるのではないかと考えられます。 出典:総務省「通信利用動向調査」より作成 ■ヒューマンタッチ総研所長・髙本和幸(ヒューマンタッチ代表取締役)のコメント 建設業のように現場での業務が多い業種ではテレワークを活用しにくいということもよく 言われますが、設計、施工、検査、維持管理といった建設生産の各プロセスにおいても テレワークを活用して業務のやり方を改革する余地はまだまだあるのではないかと考え られます。 今こそ、新型コロナウイルス対策を契機として、バックオフィス業務だけではなく設計や施工管理といった現場での業務にまでテレワークの適用範囲を拡大して、パンデミックをはじめとした様々な危機に対応できる柔軟性の高い業務モデルを一気に構築する機会とすべきではないでしょうか。 会社概要 ヒューマンタッチ株式会社 ●代表者:代表取締役 髙本 和幸 ●所在地:東京都新宿区西新宿 7-5-25 西新宿プライムスクエア 1F ●資本金:1 億円 ●コーポレートサイト URL:https://human-touch.jp/ ●ヒューマンタッチ総研サイト URL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/ <このレポートに関するお問い合わせ> ヒューマンタッチ株式会社 ヒューマンタッチ総研担当 TEL:03-6872-1027 E-mail: htsouken@athuman.com <このリリースに関するお問い合わせ> ヒューマングループ 広報担当:外川まで TEL:03-6846-8002 FAX:03-6846-1220 E-mail: kouhou@athuman.com
2020/04/02 11:15 ヒューマンタッチ総研
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日立建機教習センタへの共同出資に関する契約締結のお知らせ
2019年6月28日 株式会社アウトソーシング 株式会社PEO 日立建機株式会社 株式会社アウトソーシング(代表取締役会長兼社長:土井 春彦/以下、アウトソーシング)、アウトソーシング子会社である株式会社PEO(代表取締役社長:西村洋平/以下、 PEO および日立建機株式会社(執行役社長兼CEO:平野 耕太郎/以下、日立建機)の3社は、本日、日立建機の100%子会社で、建設機械などの教習事業を展開する株式会社日立建機教習センタ代表取締役社長:山本 茂紀/以下、日立建機教習センタ)を共同出資会社とする契約を締結しました。 8月1日の共同出資の効力発生に伴い、日立建機が保有する発行済株式51%をPEOに譲渡し、日立建機教習センタの株主構成は、PEO51%、日立建機49%になります。また、同日付で「株式会社PEO建機教習センタ」に商号変更します。 アウトソーシンググループと日立建機は、2019年5月31日の「株式会社日立建機教習センタの共同出資事業に関する基本合意について」の発表以降、建設機械の操作に関する既存の教習に加えて、 お客さまからのご要望が多い「ICT施工全体が学べる教習」をどのように提供していくかの協議を重ねてきました。その結果、現在の日立建機教習センタを共同で運営する出資会社とする契約を締結しました。 アウトソーシンググループの製造業における研究開発から量産工程に至る人材活用のノウハウと、日立建機によるICT施工ソリューションの知見を生かし、これまで日立建機教習センタが担ってきた教習に加え、起工測量から、設計・施工計画、施工、検査、データ納品まで、ICT施工の全工程 を通じた教習プログラムを開発し、ICT施工に取り組むお客さまに提供していきます。 ■株式会社PEO建機教習センタ 1.会社概要(2019年8月1日予定) *1:本社所在地は、アウトソーシンググループとの連携強化を目的に、2019年内を目途にアウトソーシングの本社がある同じビル内に移転する予定です(移転先:東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館)。 *2:PEOの代表取締役社長と株式会社PEO建機教習センタの代表取締役を兼務する予定です。 2.ロゴマーク 会社のロゴマークを新たに制定し、日立建機特約教習機関として、お客さまの教習ニーズに幅広くお応えしていきます。 ■関連情報 株式会社日立建機教習センタの共同出資事業に関する基本合意について ■お問い合わせ先 株式会社アウトソーシング 経営管理 本部 〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 電話:03-3286-4888 日立建機株式会社 ブランド・コミュニケーション本部 広報・IR部 広報グループ 〒110-0015 東京都台東区東上野二丁目16番1号 電話:03-5826-8152
2019/06/28 15:55 日立建機日本株式会社
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品薄の高力ボルトもあった!不用資材のフリーマーケット「サンポヨ」が登場
建設現場では、設計変更や多めの発注、色違いなどで使われなくなった資材がなにかと発生しがちです。こうした資材はこれまで、倉庫に入れっぱなしになって保管に多額の費用がかかったり、引取先がないので新品のまま捨てられたりするケースもありました。 このムダに目をつけたのが、香川県三豊市に本社を置く建設会社、石井興産です。 余った資材はネットでほしい人を探して、有効活用してもらおうと、資材・建材を対象に ナ、ナ、ナ、ナント、 フリーマーケット 「サンポヨ」を立ち上げたのです。 資材・建材のフリーマーケットサイト「サンポヨ」のトップページ(以下の資料、写真:サンポヨより) 出品されている資材は、土木から建築(内装・外装)、設備、エクステリア、そして仮設資材まであります。 例えば、建築(内装)や建築(外装)のカテゴリーには、趣のある虎目石タイル(1箱4000円。税込み、以下同じ)や50cm角の3色カーペット十数枚(3000円)や、ダイノックシート(3mで2000円)など、新品・未使用の資材が出品されています。 また、電動工具のカテゴリーには、「やや傷汚れあり」ですがAIRMAN エアコンプレッサーホース(4万円)がありました。 価格は税込み表示で、送料も含まれています。それを考えるとリーズナブルな価格ですね。 建築(内装)のカテゴリーで出品されていた資材の例 建築(外装)のカテゴリーで出品されていた資材の例 それでは、土木のカテゴリーには何があるのかなと、クリックしてみたところ、使い捨て式防塵マスク(3個で1800円)、トン袋(10枚で5000円)のほか、 ナ、ナ、ナ、ナント、 品薄の高力ボルト まで出品されていたのです。 建設業界が活況のため、今、高力ボルトは品薄で納品までにかなりの時間がかかっているようですが、工事で余ったものをこのようなサイトに出品してくれると、助かる会社も多いのではないでしょうか。 土木のカテゴリーで出品されていた資材例。右下に「ハイテンションボルト」があるのを発見 いったい、どんな状態なのだろうとクリックしてみると、「ハイテンションボルト M22×70」の45個セットで、価格は1万円でした。 出品されていた高力ボルトの詳細 箱の拡大写真。箱には傷みはあるものの、新品・未使用とのことだ ちなみにサイト名の「サンポヨ」は、「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」が由来のようです。このネーミングからも、サイトの理念が感じられますね。 サンポヨへの出品は無料で、売買が成立した場合に15%が手数料として差し引かれるようです。出品はスマートフォンで簡単にできるようですので、皆さんの現場でも不要資材が発生したら、どんどん出品してみてはいかがでしょうか。
2019/06/21 12:07 株式会社イエイリ・ラボ
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2021/09/0817:30 株式会社イエイリ・ラボ
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2021/07/2618:12 三菱ふそうトラック・バス株式会社