国内の人材市場動向数値 (建設業界編) 建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 8 月まとめ ヒューマングループ

2020/08/2516:52配信

2020 年 8 月 25 日 


 ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020 年 8 月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。 


今月のトピックス 

■2020 年上半期、有効求人倍率はすべての月で前年同月を下回り、建設技術者の需給は緩和傾向 

 2020 年上半期の月別の建築・土木・測量技術者の有効求人倍率の推移について、前年と比較すると、2 月以降は前年同月を下回っており、低下幅は徐々に大きくなってきています(図表①)。今年 6 月の有効求人倍率は 5.56 倍となり、まだ高水準ではありますが、建設技術者の需給は緩和傾向にあると言えます。 

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成

■新型コロナウイルス感染症拡大が建設技術者の需要に与えた影響は限定的 

 建設技術者の新規求人数の動向を見ると、東京オリンピック・パラリンピック関連の需要が一段落したこともあり、年初から新規求人数は減少していましたが、4 月には新型コロナウイルス感染症拡大の影響が加わり、前年同月比 17.0%減にまで落ち込みました。しかし、その後は急速に回復し、6月には新規求人数は同3.4%減にまで持ち直しており、感染症拡大の影響は限定的であったと思われます(図表②)。一方、長期間にわたって減少傾向が続いていた新規求職者数は、6月に前年同月比 12%増と大幅な増加に転じました。今後、新型コロナウイルス感染症拡大が新規求職者数に与える影響も注視することが必要だと考えられます(図表③)。 

出典:図表②③ともに厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成

建設業界の最新雇用関連データ(2020 年 7 月 31 日総務省・厚生労働省公表)

(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数 

◆建設業の就業者数は 473 万人(前年同月比 93.8%)、雇用者数は 388 万人(同 94.4%)となり、前年同月比でみるとともに 3 カ月連続の減少となった。 

◆公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は 76,647 人(同 103.2%)と増加に転じた。

(2)建設技術職の雇用動向 

◆建設技術者数は 34 万人(同 103.2%)と増加した。 

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最終更新:2021/04/2016:17

ヒューマンタッチ総研