ヒューマンタッチ総研 新型コロナで注目のテレワークで建設技術者に独自アンケート

2020/05/1211:30配信

職場全体での導入率は 36.7%だが、小規模企業では遅れも

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、建設技術者の転職活動に与えた影響について、緊急アンケート調査を実施しました。


【本件のポイント】

・建設技術者の職場では 36.7%でテレワークを導入済み

・「従業員規模 100 人未満」の企業では導入率 20.8%、小規模企業でのテレワーク導入が遅れている

・設計職の導入率は 43.2%に対し、施工管理職は 27.5%と職種でも差


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークの導入が様々な企業で推進されています。今回は、ヒューマンタッチ株式会社に登録している建設技術者を対象に 4 月に実施した「新型コロナウイルスの感染拡大に関する転職活動意識調査」から、建設技術者の職場におけるテレワークの導入状況についてレポートします。

■建設技術者の職場では 36.7%でテレワークを導入済み

「新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として、あなたの就業している職場では、テレワークによる在宅勤務が導入されているか?」という質問に対して「すでに導入されている」と回答した人の比率は  36.7%でした(図表①)。「今後導入される予定である」の 20.8%を加えると、57.5%の職場においてテレワークの導入が進められていることになります。一方、「導入される予定がない」も 4 割以上を占めました。

■「従業員規模 100 人未満」の企業では導入率 20.8%、小規模企業でのテレワーク導入が遅れている

調査対象者が働いている企業規模別にみると、従業員数100 人未満の企業では「すでに導入されている」が20.8%にとどまる一方、「導入される予定は今のところない」が 60.4%に達しており、小規模な企業においては建設技術者のテレワークが進まない状況であると言えそうです(図表②)。

一方、従業員数 500 人~999 人では「すでに導入されている」が58.1%、従業員数 1000 人~2,999 人では同 42.1%、従業員数 3,000 人以上では同 57.6%となっており、規模の大きい企業では建設技術職におけるテレワーク導入が比較的進んでいることが分かります。

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最終更新:2021/04/2016:14

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