2019年6月 産業機械受注状況

2019/08/0912:08配信

一般社団法人日本産業機械工業会

1.概  要

本月の受注高は3,887億9,000万円、前年同月比78.6%となった。
内需は、2,644億9,400万円、前年同月比78.2%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比113.9%、非製造業向けは 同48.7%、官公需向けは同71.3%、代理店向けは同111.2%であった。
増加した機種は、鉱山機械(110.0%)、化学機械(104.6%)、タンク(178.1%)、ポンプ(115.9%)、金属加工機械(214.9%)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(58.4%)、プラスチック加工機械(58.7%)、圧縮機(96.3%)、送風機(96.4%)、運搬機械(56.9%)、変速機(88.2%)、その他機械(66.2%)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。

外需は、1,242億9,600万円、前年同月比79.6%となった。
プラントは5件、96億300万円、前年同月比32.4%となった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(100.1%)、プラスチック加工機械(112.2%)、ポンプ(108.8%)、送風機(155.3%)、その他機械(159.2%)の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。減少した機種は、鉱山機械(34.4%)、化学機械(40.3%)、タンク(57.7%)、圧縮機(87.2%)、運搬機械(78.5%)、変速機(52.5%)、金属加工機械(45.8%)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機

電力の減少により前年同月比67.2%となった。

②鉱山機械

鉱業が増加したものの、外需の減少により同99.6%となった。

③化学機械(冷凍機械を含む)

外需の減少により同76.7%となった。

④タンク

石油・石炭の増加により同138.5%となった。

⑤プラスチック加工機械

自動車、その他製造業の減少により同83.3%となった。

⑥ポンプ

電力、官公需、代理店の増加により同113.9%となった。

⑦圧縮機

化学、はん用・生産用、官公需、外需の減少により同91.9%となった。

⑧送風機

化学、電力、外需の増加により同102.2%となった。

⑨運搬機械

電力の減少により同63.8%となった。

⑩変速機

はん用・生産用、外需の減少により同80.4%となった。

⑪金属加工機械

鉄鋼の増加により136.7%となった。

産業機械需要部門別受注状況
産業機械機種別受注状況
需要部門別機種別受注額

最終更新:2019/11/2018:09

一般社団法人 日本産業機械工業会

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