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一般社団法人日本建設機械レンタル協会 倉内広昭氏が新会長へ
弊社株式会社KENKEYも賛助会員として参加しております一般社団法人日本建設機械レンタル協会(千代田区)は、2024年5月23日開催の第12回通常総会において、任期満了に伴う役員が選任され、角口賀敏氏(株式会社キナン代表取締役会長)から倉内広昭氏(エスケーリース株式会社代表取締役会長)へのバトンタッチが行われました。 合わせて協会設立50周年の節目に当たり、協会発展に寄与された功労者32名の方々に対し、感謝状と記念品の授賞式が開催されました。
2024/05/24 17:22 KENKEY
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クレーン作業を現場でシミュレーション! サン・シールドがiPad用ARアプリ「つったろう」を無料公開
現場で移動式クレーンを使って作業するとき、クレーンをどこに止めるか、アウトリガーはちゃんと張り出せるか、ブームは周囲の構造物や電線に接触しないかなど、様々なことを検討する必要があり、多くの手間ひまがかかります。そこで、サン・シールド(本社:愛知県安城市)は、クレーン作業の現場での検討を手軽に行えるiPadやiPhone用アプリ「つったろう」を開発し、このほど無料公開しました。クレーンの3Dモデルをナ、ナ、ナ、ナント、AR技術で現場に重ねて表示し、作業を事前に“予習”することができるのです。(つったろうのApp Storeはこちら) 25t吊りラフテレーンクレーンの3DモデルをARで現場と重ねて表示し、クレーン作業の検討を行うイメージ(以下の資料:サン・シールド) 「つったろう」のアイコン(左)と、現場に置くQRマーカー(右) 現場のクレーン配置地点に「QRマーカー」を置き、アプリを起動してクレーンの配置位置を合わせます。すると実寸大のクレーンが、現場の風景に重なって表示されます。あとはクレーンの3Dモデルを操作して、アウトリガーの展開やブームの伸縮・旋回、フックの上げ下げなどの動作を、タブレット上で実機同様に行えます。 フックを下げて物が吊れる位置にあるかどうかを確認するイメージ クレーンの作業範囲は、画面上に「ドーム表示」されるので、現場でのスケール感が誰でもイメージできます。クレーンのブームやカウンターウェートなどが現場の障害物が重なると、モデルが隠れるように表示される「オクルージョン」機能が備わっているので、わかりやすく確認できます。 ブームなどが構造物と接触すると、ブームが隠れるように表示される このアプリには、クレーン実機の吊り上げ能力などのスペックデータも内蔵しています。クレーンのブームを倒しすぎて、吊り上げ能力をオーパーしたときは、画面と音声で警報を出す機能が付いているので、安心です。実際の吊り荷の重さと、クレーンのスペックデータから作業を検証できる。吊り上げ能力をオーバーした時は画面と音声で警報が出る●このARアプリは誰でも手軽に使えて、作業の手戻り防止や安全確保に大いに効果を発揮することでしょう。建設DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、どんなものなのかを実感できそうです。このアプリはiPad Pro対応として開発されたので、他のiPadやiPhoneでは機能面や操作面が十分、使いにくいこともあります。サン・シールドの本業は土木工事を中心に手掛ける建設業です。今回はクレーン用のアプリでしたが、他の建設機械のARアプリや作業計画書作製アプリの開発にも着手しているとのことです。本業の経験やノウハウを生かした今後のアプリ開発には、注目が集まりそうです。 サン・シールドのウェブサイト。本業は建設業です
2023/12/07 12:00 株式会社イエイリ・ラボ
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無料VRゲーム「重機でGo」がよりリアルに! スマホやPCで重機を手軽に練習でき、一般人のオペ養成にも
建設機械の代表的な機種であるバックホーは、アームやブーム、ショベルのほか旋回機構やクローラーによる走行などを駆使して仕事を行う、とても面白いマシンです。工事現場ではどこでも見かけるので、子どもたちや一般人も「一度乗ってみたいな」と思っている人も多いでしょう。そんな願いを手軽にかなえて、重機オペレーターの気分になれるのが、トライアロー(本社:東京都港区)が開発し、無料公開している重機シミュレーターアプリ「重機でGo」です。アプリはiOS版やAndroid版のほか、Oculus Quest、Oculus(Meta) Quest2版が公開されており、スマートフォンやタブレット、VRゴーグルを使って、現場の土砂を掘削してトラックに積み込むなど、リアルな重機操作を体験できます。 重機シミュレーターアプリ「重機でGo」。タブレットやスマホ(左)のほか、VRゴーグル(右)を使ってリアルな重機運転が楽しめる(以下の資料、写真:トライアロー) このアプリは人気を集め、2019年のリリースから2023年11月までの間に、ナ、ナ、ナ、ナント、24万ダウンロードを達成したのです。(トライアローのプレスリリースはこちら)同アプリはこのほど、リニューアルが行われてよりリアルになりました。例えば、バックホーで土をすくう作業では、すくった回数から定量的な「立米(m3)」に変更されました。 運転室からみた現場。すくった土砂の量が「立米」でカウントされる また、レバーを倒せば一定速度でアームが動いていたのが、レバーの倒し具合によってアームが動く速度をコントロールできるようになりました。さらに視点切り替え機能が追加され、運転席からの視点のほか、重機を外から俯瞰ふかんして見ることもできるようになりました。 視点切り替え機能で、重機を外から俯瞰して見られるようになった また、ゲームとしてのステージ数も従来の2つから4つに増えました。まずは、指定された範囲の土砂を掘削し、トラックに積み込む(ステージ1)、道路工事現場で小型の重機で細長い溝を掘削し、トラックに積み込む(ステージ2)といった基本的なステージをクリアします。 ステージ2。道路工事現場で細長い溝を掘削し、トラックに積む ステージ2を運転席から見た風景。トラックは真後ろに止まっている
2023/12/07 11:18 株式会社イエイリ・ラボ
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西松建設がフォークリフトで床版交換! 高精度の“床版作業ロボット”を開発しスピードもアップ
高速道路の老朽化がこのまま進むと、2030年には開通から30年以上経過した道路が約8割になると言われています。(日本高速道路保有・債務返済機構:パンフレット「高速道路機構の概要2021」より)老朽化対策としては、クルマの重量を橋桁に伝える「床版」を取り換える工事があります。これまでは既存の床版を取り外し、新たな床版を設置する作業には、一般的にクレーンが使われてきました。 床版交換工事のイメージ。クレーンを使って作業するのが一般的だ(資料:日本高速道路保有・債務返済機構) しかし、上や横に障害物などがある現場では、クレーンが使えなかったり、作業時間が制限されたりする場合もあります。そこで西松建設は、短時間で精度よく、新設床版の運搬や設置を行う工法を検討し、このほど実証実験に成功しました。クレーンの代わりに使ったマシンは、ナ、ナ、ナ、ナント、大型フォークリフトだったのです。(西松建設のプレスリリースはこちら) 大型フォークリフトと床版作業用治具によって、実物大の床版を運搬する状況(以下の写真:西松建設) 新設床版の設置作業は、床版間の継ぎ手金物の連結があるため、数ミリメートルの精度が求められる場合があります。フォークリフトの前後進やステアリングでこれだけの精度を出すのは不可能です。そこで同社は、床版位置をリモコン操作で微修正できる「床版作業用治具」を新たに開発しました。その可動域は回転調整が±4.8°、前後調整が±100mmです。また、床版の上げ下げのために、リモコン操作できる油圧ジャッキ(ストローク長850mm)を8本装備しています。 床版作業用治具の全景(左)とリモコン画面(右) 同社は2023年10月に、実工事を想定して横幅12.4mの実物大床版を製造し、24t級の大型フォークリフトにその治具を取り付けて、実験を行いました。カーブ区間を想定して、運搬路にも約3°のカントを付けました。床版間継ぎ手金物があることを想定し、設置精度の許容値は床版間距離が20mm±2mm、橋軸直角方向は±5mmを目指しました。10回行った実験の結果、設置精度の許容範囲内での床版設置時間は平均で2分25秒(最速1分36秒)で、クレーンと同等以上のスピードであることを確認したのです。 24t級の大型フォークリフトを使った床版設置の実大実験 ちなみに、クレーンでも6回の実験を行い、平均時間は2分39秒でした。西松建設では「治具」と呼んでいますが、リモコン操作でこれだけの重量物でミリ単位の位置決めを行えるのですから、もはや「ロボット」と呼んでも過言ではありませんね。同社では今後も装置を改良し、安全、高速に床版取り換え工事が行えるように技術開発を進めていくとのことです。
2023/11/08 14:34 株式会社イエイリ・ラボ
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EARTHBRAINが“重機の高度計”を発売! 安価で後付けでき、アラアラな造成作業を効率化
道路工事や造成工事などの盛り土・切り土を効率化するためには、高精度の3Dマシンコントロールや3Dマシンガイダンスのシステムを搭載したICTブルドーザーなどが使われます。しかし、高精度が要求されるのは、最後の仕上げ段階だけです。工程の大部分を占める「アラアラな掘削」の段階では、今の掘削面が設計面に対して、高いか低いかが大雑把に分かればいいのです。そこで、EARTHBRAIN(本社:東京都港区)は、安価で後付け可能なICT土工用のサービス「Smart Construction 3D Machine Guidance Flex」を2023年8月23日から提供開始しました。その発想は、飛行機の操縦に似ています。ナ、ナ、ナ、ナント、 “重機の高度計” といった感じなのです。 運転席に設置された「Smart Construction 3D Machine Guidance Flex」のタブレット画面。上段には設計面からの高さの差をヒートマップで表示し、下段には設計面からの“相対高度”が表示されている(以下の資料:EARTHBRAIN) このサービスは、建設機械に取り付けたIMU(慣性計測ユニット)センサーやGNSS(全地球測位システム)アンテナなどで、建機の現在位置を取得し、設計面の3D設計データと建機の接地面の高さを比較して相対高さを表示するものです。さらに建機の走行履歴データによって各地点の最新の高さ情報を記録し、タブレット上の平面図にヒートマップとして表示します。重機のオペレーターは、飛行機のパイロットのように、高度がどれくらい設計面に近づいているかを直感的に判断しながら掘削などを進めることができます。このサービスは、メーカーや車種を問わず、あらゆる建設機械に後付けして使えます。従来のICT土工システムよりも安価なので、多くの建機に取り付けて、丁張なし施工の生産性を高めることでできます。さらにこのサービスを、現場を見える化する「Smart Construction Dashboard」のサービスと連携させると、ブルドーザーや自動車など現場で稼働する様々な車両の走行履歴情報を統合して、 現場の点群データ として表示し、工事の進ちょく状況や出来形などをクラウド上で確認、共有することができます。 各車両の走行履歴データを「Smart Construction Dashboard」と連携させると、現場の地形が点群データとして表示される このサービスによって掘削や造成作業を行い、設計面に対して±20cm程度に収まってきたら本格的なICT建機で精度よく仕上げればよいのです。安価で後付けできるので、ICT土工のユーザーが増えそうですね。
2023/09/04 14:07 株式会社イエイリ・ラボ
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あの「杭ナビ」が本格的な3D-MCに対応! ブルドーザーやモーターグレーダーによるICT土工が可能に
トプコンのレイアウトナビゲーター「LN-150」は、通称「杭ナビ」と呼ばれ、杭打ちや墨出し作業など「誰でも簡単に1人で素早く」行うことをコンセプトに開発されました。トータルステーション並みの精度をもちながら、現場に設置すると自動的に水平を出す「自動整準機構」など手軽に設置できる使い勝手のよさが現場で評価され、「i-Constructionの入門機」としても愛用されています。最近は小型のバックホーと組み合わせた「杭ナビショベル」システムとして、簡易的な情報化施工にも使われています。 1人墨出しや簡易的な情報化施工に、幅広く使われる「杭ナビ」(以下の写真、資料:トプコン) 杭ナビの活躍範囲は、ますます広がっています。このほど、ナ、ナ、ナ、ナント、3Dマシンコントロールシステムに対応し、本格的な情報化施工に活用できるようになったのです。(トプコンのプレスリリースはこちら) 杭ナビが3Dマシンコントロールに対応したことにより、ICTブルドーザーによる本格的な情報化施工も可能になった 例えば、ICTブルドーザー用としては、「3D-MC TSドーザー Z-53 LPS」に対応しました。このシステムは、セットアップが簡単なため、短工期の小規模現場でも導入しやすくなっています。従来はGNSS(全地球測位システム)や通常の自動追尾トータルステーションで、位置決めを行っていましたが、今回、杭ナビが使えるようになったことで、機器の設置が一段と簡単かつスピーディーになりました。 杭ナビにも対応したICTブルドーザー用の「3D-MC TSドーザー Z-53 LPS」
2023/08/23 16:20 株式会社イエイリ・ラボ
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オリエンタル白石が圧気ケーソンのショベルを自動運転! 高圧室内をLiDARでデジタルツイン化
オリエンタル白石が施工したある現場では、現場の広さの割には“過剰”な数のタワークレーンが配置されていました。そして、現場事務所では、ずらりと並んだモニターの前で多くの人が仕事に集中していました。 現場の大きさの割には、多くのクレーンが立ち並んだ現場(特記以外の写真、資料:オリエンタル白石) 現場事務所にはモニターがぎっしりと並び、多くの人が作業に集中していた 彼らはいったい、何をしているのかというと、現場の地下に配置された30台もの油圧ショベルを、ナ、ナ、ナ、ナント、遠隔操作で掘削していたのです。 現場の地下に配置された30台のショベル。現場事務所からの遠隔操作で掘削していた クレーンが配置されたコンクリート躯体は、「ニューマチックケーソン」と呼ばれるものです。その底部の作業室は高圧の空気で満たされており、地下水が入ってこないようにしながら地盤を掘削します。掘削した土砂は、「マテリアルロック」という、圧気が漏れない二重ふた構造の部分を通って外部に排出し、ケーソン自体を少しずつ、地盤に沈めていきます。 ニューマチックケーソンのイメージ図。底部の空間に高圧の空気を満たし、地下水が入ってこないようにして掘削する 1960年代のニューマチックケーソン工事。高圧室内に人や建機が入って作業していた 1960年代までは、高圧室内に人や重機が入って掘削作業を行っていました。しかし、高圧室の気圧は現場によっては7~8気圧にも達することがあるため、“潜水病”とも呼ばれる減圧症を防ぐため、作業終了時には長時間をかけての減圧が必要でした。
2023/08/07 13:45 株式会社イエイリ・ラボ
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BIGLEMON 出品者アワード、2023上期受賞出品者を発表!
平素よりKENKEYおよびBIGLEMONをご利用いただきありがとうございます。2023年7月19日に、BIGLEMONは「出品者アワード」2023上期の受賞出品者(第1位~3位)を発表いたしました。受賞された出品者のみなさま、おめでとうございます! 記念すべき第1回【2023上期】の受賞出品者は…第1位 株式会社WORLDing ▶商品一覧を見る(BIGLEMONが開きます)第2位 株式会社アタッチリンク ▶商品一覧を見る(BIGLEMONが開きます)第3位 AKマシナリー株式会社 ▶商品一覧を見る(BIGLEMONが開きます) 出品者アワードページはこちら出品者アワードとは、BIGLEMON出品者のパフォーマンスを評価し、年に2回、上位3社に贈られるアワード(表彰)です。出品者アワードに表彰される出品者はBIGLEMONで商談・取引を最も積極的に行っており、彼らの商品にはアワード受賞出品者であることを示すバッヂが表示されます。
2023/07/20 13:30 KENKEY
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ドローンとAIで建機をデジタルツイン管理! 鹿島とAI insideが資機材管理の生産性を4倍に
工事現場に点在する建設機械や機械などの資機材が今、どこにあるのかを把握するのは、施工の安全管理や効率化の上で大変、重要な作業です。担当者は現場を巡回し、時には高所や狭い場所に入って、「どこに何が、何台あるのか」を調べ、レンタル品で余ったものがないか、点検期限切れのものがないかといった管理を行います。この膨大な手間ひまがかかる資機材管理を効率化しようと、鹿島建設とAI inside(本社:東京都渋谷区)は画期的なシステムを開発しました。現場に点在する建機などを、ナ、ナ、ナ、ナント、ドローンとAIによって発見し、その位置をデジタルツイン(デジタルの双子)で管理しようというのです。(鹿島のプレスリリースはこちら) ドローンで撮影した映像から、AIが建機などの資機材を検出したイメージ(資料:AI inside) 建機などの位置は、現場のデジタルツイン上に自動的に反映される(資料:鹿島)●建機などの位置は、現場のデジタルツイン上に自動的に反映される(資料:鹿島) このシステムは、AI insideのAI統合基盤「AnyData」に、ドローンで撮影した建機などの写真を使い、名称と形を学習させて開発しました。その結果。ドローンで現場を撮影した動画から、AIが資機材の名称や位置を自動的に検出できるようになりした。現在は、人の大きさ程度の資機材であればほぼ検出でき、検出可能な資機材は25種類に上っています。その資機材の位置を、ドローンの飛行記録から割り出して、現場のデジタルツイン上に表示します。建機の存在や位置を可視化することで、広い現場でも資機材の管理を効率的に行えます。 システムの概要とフロー(資料:鹿島) 活用していない資機材も判別わかるので、そのような資機材があれば返却するなど、無駄をなくすことにもつながります。また、個別の管理を行いたい資機材については、プラカードを使用した識別によって法定点検日等を管理することも可能です。 個別に管理したい資機材に張り付けられたプラカード(資料:鹿島) 鹿島はこのシステムを自社が施工する「大河津分水路新第二床固改築Ⅰ期工事」(発注者:国土交通省北陸地方整備局信濃川河川事務所)の現場で導入しました。その結果、資機材管理にかかっていた時間が、1回当たり2時間から30分に短縮されたのです。生産性で言うと4倍になったというわけですね。今後、鹿島は資機材の検出精度を上げるとともに、手で持てる程度の小さな資機材も検出できるように開発を進める計画です。この工事で構築した資機材管理用のAIモデルは、他の現場でも活用できるので、全社への展開も検討しています。また、同社が多くの土木現場で活用している、現場見える化統合管理システム「Field Browser」と連携させることで、現場業務の効率化も目指していきます。こうしたシステムの活用により、現場内の情報を把握するため「移動のムダ」も、劇的に減っていきそうですね。
2023/07/20 12:02 株式会社イエイリ・ラボ
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三菱ふそう 新型「eCanter」専用リース商品 「FUSOグリーンリース」の提供を開始
2023 年 4 月 12 日 ・ EVトラック専用のリース商品でお客様のEVシフトを強力にサポート ・ EV車両・メンテナンス・充電設備等の支払いを一本化し、お客様の負担を軽減 ・ 車両に対する補助金申請業務を DTFSA が代行三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)とダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジア株式会社(本社:東京都 港区、代表取締役社長:ハンス-ゲオルク・フォン・グンペンベーアグ、以下 DTFSA)は、MFTBC が 2023年3月に発売した電気小型トラック「eCanter」新型モデル専用のリース商品「FUSO グリーンリース®」の提供を、日本国内で開始します。 *「FUSO グリーンリース」は三菱ふそうトラック・バス株式会社の登録商標です。 「FUSO グリーンリース」は、EV トラック特有のニーズに応えるリース商品です。「eCanter」の車両本体に加え、車両のメンテナンスサービスや、EV トラックに必要不可欠な充電器など、EV トラックの導入・運用に必要な事項を網羅したパッケージ型の商品となっています。毎月のお支払いを一 本化することでお客様の負担を大きく軽減するとともに、EV 車両の導入に際しての各種補助金の申請業務を、DTFSA がお客様に代わって行い、スムーズな EV トラックの導入をサポートします。 「FUSO グリーンリース」には、車両本体の費用、コネクテッドサービス「Truckonnect®(トラックコネクト)」、フルカバーメンテナンスサービス、充電器と充電器設置費用、任意保険料が含まれます。 このうち「eCanter」専用のフルカバーメンテナンスサービスでは、車両のメンテナンスに加え、ロードサービス費用、電欠時の代替輸送費用の補償サービス、充電管理システムもご利用いただけます。*「Truckonnect」は三菱ふそうトラック・バス株式会社の登録商標です。*トラックコネクトの利用には、別途サービスへのお申し込みが必要です。なお、新型 eCanter 向けには、新たに開発されたトラックコネクトの機能が利用いただけます。 ・ eRange 機能:電池の残量と走行可能距離をトラックコネクトのポータル上に表示します。 ・ バッテリーヘルスモニタリング機能:バッテリー容量の低下量をトラックコネクトのポータル上でお知らせします。・ 充電管理システム:最も電力料金の安い時間帯を選ぶなど、タイマーをセットして車両の充電を予約管理できます。上記新機能のうち、充電管理システムはフルカバーサービス契約への加入が必要なオプション機能です。「FUSO グリーンリース」をご契約のお客様は、すべての機能をお使いいただけます。 「FUSO グリーンリース」は、新型「eCanter」の発売に合わせて MFTBC が展開する「FUSO e モビリティソリューションズ」のメニューの一つです。「FUSO e モビリティソリューションズ」は、EV トラックをお客様にお使いいただくうえで必要不可欠な周辺要素を MFTBC の知見と経験でサポートし、お客様の e モビリティへの変革を支援する、包括的ソリューションプログラムです。 MFTBC と DTFSA は「FUSO グリーンリース」の提供を通じて、お客様が「eCanter」を導入・運用しやすい環境を整え、お客様の EV シフトを支援します。
2023/04/13 13:43 三菱ふそうトラック・バス株式会社
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東亜建設工業が2台のバックホーを1人で運転! 遠隔操作で“建設界の二刀流”を実現
港湾工事や海岸工事では、構造物の基礎や人工海浜を造るため、海底に所定の厚さで砂を投入する「砂まき船」という作業船が活躍しています。その中には、ホッパーという投下装置に、2台のバックホーを使って砂を供給するタイプのものがあります。 砂まき船のイメージ図。2台のバックホーが交互に砂をホッパーに投入する(以下の資料、写真:東亜建設工業) この作業は2人のオペレーターが呼吸を合わせて、互いにバックホー同士が接触しないようにタイミングよく砂を投入する必要があり、熟練が必要でした。しかし、少子高齢化時代には、熟練オペレーターは減少の一途です。そこで東亜建設工業は、この作業の生産性向上に乗り出しました。遠隔操作システムを使って、ナ、ナ、ナ、ナント、1人で2台のバックホーを同時に運転するという挑戦なのです。(東亜建設工業のプレスリリースはこちら) 砂まき船のオペレーター室で、2台のバックホーを1人で遠隔操作するイメージ まさに、建設界の“二刀流”、“二丁拳銃”という感じですね。当然、労働生産性も2倍になります。このシステムを実現するため、同社はARAV(本社:東京都文京区)が開発した遠隔・自動操作システムを使い、千葉県袖ケ浦市のヤードで実証実験を行いました。遠隔操作システムを搭載した2台のバックホーを使って砂まき線の作業現場を再現し、1人のオペレーターが土砂の掘削から旋回、ホッパーへの投入までを自動運転で行いました。 遠隔操作による自動運転で交互に土砂をホッパーに投入するバックホー 砂まき船の土砂投入作業を模した遠隔操作装置 バックホーに取り付けられた遠隔操作用の装置 運転席には遠隔操作室に現場の風景を送るカメラや、操作指示をバックホーのレバーに伝えるアクチュエーターが装備されている その結果、2台のバックホーが接触することなく、一連の作業を交互に行えることが確認できました。作業スピードは、2人のオペレーターがバックホーの運転席で操作する時と、同等のサイクルタイムだったのです。1人で2台のバックホーを操ることができれば、お互いの投入タイミングも調整しやすいですね。また、自動運転も使っているので、オペレーターの習熟度に関係なく、効率的な運転ができます。東亜建設工業では今後、砂まき船のバックホーにこのシステムを導入し、実施工を行いながら掘削制御や、障害物やトラブルを判断する技術を磨き、完全自動化を目指します。遠隔操作は建機の運転席に座るまでの“移動のムダ”を省くだけでなく、さらに複数の建機を1人で操作する“生産性倍増”を実現するツールとしても活用が始まったようです。
2023/04/11 16:59 株式会社イエイリ・ラボ
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諸岡 新製品発表会2023を開催
株式会社諸岡は、2023年2月7日-10日の4日間、茨城県の阿見試験開発・デモセンター にて新製品発表会を開催しました。 2年ぶりの開催となった本発表会は環境・林業・建設の3分野から新型商品が集結。KENKEYのスタッフが訪れた初日7日は天候にも恵まれ、破砕実演やキャリアダンプの試乗が盛んに行われ賑わいをみせました。 2月7日-10日の4日間の開催で、関東近県の顧客、ユーザーなど約280名が来場されました。 展示された機械の数々 MST4000VDR 木材破砕機、実演の様子 新型キャリアダンプでは、環境にやさしいエンジン・電子制御のレバーなどを採用しリニューアル。エンジンを後ろに移設することで、運転席右側から見える視界の広さを旧型に比べ+約30%確保し、安全面に配慮したとのことです。林業機械・木材破砕機では生産性や処理能力、操作性の向上をリニューアルにより実現。林業機械では8mの長いリーチの展示や、木材破砕機では油圧ポンプと制御の組み合わせで30-40%ほど処理能力をアップさせた実演などが行われました。
2023/02/20 11:00 KENKEY
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アクティオがガラス工事用機械「グラスワーカー」をレンタル開始! 吸盤で「吸い付ける」新方式
建機レンタルの大手、アクティオ(本社:東京都中央区)は、建築現場でガラスや建材パネルを設置するための自走しアーム型機械、「グラスワーカ―」のレンタルを、2023年1月11日にスタートしました。 2023年1月11日からレンタルを開始した「グラスワーカ―」(特記以外の写真、資料:アクティオ) 上の写真を見ると、多数の「赤い丸」が配置されています。これは何かというと、ナ、ナ、ナ、ナント、ガラスを吸い付ける吸盤なのです。(アクティオのプレスリリースはこちら) ガラスや建材パネルを吸盤で吸い付け、そのまま窓枠や壁面にはめ込むことができる クレーンのような吊り具が不要で、しっかりと把持できるので効率的な作業が可能に 「グラスワーカー」 は、建物のガラスや建材パネルを吸盤で吸着し、そのまま窓枠や壁面にはめ込むことができる、遠隔作業用機械です。GW625/GW1125は自走式で、ブームの上げ下げ、伸縮、首振り(縦横左右)、旋回ができます。また、UPG1200は、クレーンなどでガラスなどを吊り上げ、はめ込む作業が可能です。
2023/01/18 12:08 株式会社イエイリ・ラボ
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西松建設が3Dスキャナー付き遠隔操作ショベルを開発!空調完備の部屋で山岳トンネルを掘る
西松建設は、山岳トンネル工事で落石や落盤などで、最も危険な切羽(きりは:掘削最前面)での作業を無人化するため、遠隔操作や自動化の技術を組み合わせた山岳トンネル無人化施工システム「Tunnel RemOS(トンネルリモス)」の開発を進めています。イエイリラボのブログで紹介しただけでも、「切羽の遠隔監視」、「ホイールローダーの遠隔操作」、「掘削した地山性状の3Dモデル化」、「自由断面掘削機の遠隔操作」などがあり、同社の無人化に対する意気込みがひしひしと感じられます。 山岳トンネル無人化施工システム「Tunnel RemOS」の全体構想(以下の資料、写真:西松建設) そして同社はこのほど、ジオマシンエンジニアリング(本社:東京都荒川区)と共同で、ナ、ナ、ナ、ナント、油圧ショベルを遠隔操作し、切羽付近の作業を無人化できる「Tunnel RemOS-Excavator(トンネルリモスエクスカベーター)」を開発したのです。(西松建設のプレスリリースはこちら) 切羽の発破後、浮き出ている岩片や浮き石を落下させる「コソク作業」などを遠隔操作によって行う油圧ショベル 空調完備の遠隔操作室内のコックピットとモニター 山岳トンネル工事では、切羽を発破した後に、浮き出ている岩片や浮き石を、ブレーカーで落下させる「コソク作業」が行われます。これまではオペレーターが乗った油圧ショベルが切羽に接近し、この作業を行っていました。しかし飛び石や切羽の崩落などの危険や、振動、騒音、粉じんなどがあり、苦渋環境での作業でした。
2023/01/16 16:53 株式会社イエイリ・ラボ
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かにクレーンが建設用3Dプリンターに変身! 仏Constructions 3D社が開発した「MaxiPrinter」
フランス北東部のブリュエ・シュル・レスコーにあるConstructions 3D社は最近。動画配信サイト「YouTube」で、ある動画を公開しました。20フィートコンテナで、クローラー付きの小型建機が現場に運ばれると、建機に取り付けられた巨大なアウトリガーで、高々と建機を持ち上げて施工の準備を行います。 20フィートコンテナで運ばれてきた建機(特記以外の写真、資料:Courtesy of Constructions 3D) コンテナからおろされたクローラー付き建機 アウトリガーを広げて空中に固定された建機 建設関係者の多くは、「ああ、前田製作所のかにクレーンじゃないか。日本ではよく見かけるよ」と、思われるかもしれません。しかし、この建機はかにクレーンではなく、ナ、ナ、ナ、ナント、建設用3Dプリンターだったのです。 建物の中央部に陣取り、ブーム先端のノズルからコンクリート状の材料を積層して壁を作る「MaxiPrinter」
2023/01/12 11:45 株式会社イエイリ・ラボ
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「建設機械の安全装置に関する技術」~建設機械の物体検知及び衝突リスク低減に関する技術~について、技術を公募します
~新技術活用システムにおけるテーマ設定型(技術公募)の取り組み~ 令和4年12月21日大臣官房技術調査課 国土交通省では、公共工事における新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型(技術公募)」※により、技術テーマ「建設機械の安全装置に関する技術」として、「ブルドーザー」と「トラクターショベル (ホイールローダ)」に適用する技術について、令和4 年12 月21 日から令和5 年1 月27 日まで公募します。 ※「テーマ設定型(技術公募)」:直轄工事等における現場ニーズ・行政ニーズ等に基づき技術テーマを設定し、民間等から技術の公募を行い、同一条件下の現場実証等を経て、個々の技術の特徴を明確にした資料(技術比較表)を作成し、新技術の活用を促進する取り組み。<技術公募について>1.募集期間 令和4年12月21日(水)から令和5年1月27日(金) 2.公募要領、応募様式 実施機関HP(https://www.cmi.or.jp/)よりダウンロード なお、本技術の「テーマ設定型(技術公募)」は、令和 3 年 3 月末に第三者機関等として選定された(一社)日本建設 機械施工協会が行うものです。 「建設機械の安全装置に関する技術」実施機関 (一社)日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 研究第三部 TEL:0545-35-0212 FAX:0545-35-3719 E-mail : netis-jikoyobo@cmi.or.jp※技術公募に関するお問合せは、実施機関HP(http://www.cmi.or.jp/)もしくは上記連絡先までご連絡ください。 <問い合わせ> ① 技術募集について 国土交通省 近畿地方整備局 施工企画課 課長 田中 克己(内3451)、 建設専門官 田中 基幸(内3454) TEL: 06-6942-1141(代表) 06-6920-6023(直通) FAX:06-6942-4439 ② 新技術活用システム及びNETISについて 国土交通省 大臣官房 技術調査課 吉田(内22343)、渡邊(内22346) TEL: 03-5253-8111(代表) 03-5253-8125(直通) FAX:03-5253-1536添付資料報道発表資料(PDF形式)出典:国土交通省 (https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000927.html)
2022/12/22 13:17 KENKEY
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低騒音型・低振動型建設機械の指定について
令和4年12月16日総合政策局公共事業企画調整課 国土交通省では、建設工事に伴う騒音・振動対策として、騒音・振動が相当程度軽減された建設機械を低騒音型建設機械及び低振動型建設機械として指定を行っております。今回、令和 4 年 12 月 16 日付で、別表に示すとおり低騒音型建設機械として 38 型式の指定を行いました。 上記型式指定は、低騒音型建設機械及び低振動型建設機械の利用を促進し、もって建設工事の現場周辺の生活環境の保全と建設工事の円滑な施工を図ることを目的として定めた「低騒音・低振動型建設機械の指定に関する規程」(平成9年建設省告示第 1536号)に基づき、平成9年から実施しているものです。 指定建設機械の一覧は国土交通省のホームページへ掲載しています。http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000003.html (問い合わせ先) 国土交通省 総合政策局 公共事業企画調整課 須山、守田 TEL:03-5253-8111(内線24514、24554) 03-5253-8271(直通) FAX:03-5253-1551 添付資料報道発表資料(PDF形式:163KB)出典:国土交通省 (https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo15_hh_000348.html)
2022/12/21 18:16 KENKEY
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第3次排出ガス対策型建設機械の指定等について
令和4年12月16日総合政策局公共事業企画調整 国土交通省では、建設現場の作業環境の改善、機械施工が大気環境に与える負荷の低減を目的として、第3次排出ガス対策型建設機械の型式指定等を行い、当該建設機械等の普及促進に努めています。今回、令和 4 年 12 月 16 日付で、別表のとおり 10 型式の建設機械の指定を行いました。 上記型式指定は、「排出ガス対策型建設機械の普及促進に関する規程」(平成18年 3月17日付国土交通省告示第348号)及び「第3次排出ガス対策型建設機械指定要領」(平成18年3月17日付国土交通省大臣官房技術審議官通達)に基づき、平成1 8年から実施しているものです。 指定建設機械、認定原動機(エンジン)及び認定黒煙浄化装置の指定・認定状況は国土交通省のホームページへ掲載しています。 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000006.html (問い合わせ先) 国土交通省 総合政策局 公共事業企画調整課 須山、守田 TEL:03-5253-8111(内線24514、24554) 03-5253-8271(直通) FAX:03-5253-1551 添付資料報道発表資料(PDF形式:124KB)出典:国土交通省 (https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001578171.pdf)
2022/12/21 18:08 KENKEY
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後付けAIカメラで人物を検知、警告! アクティオが「ドボレコJK」をレンタル開始
様々な現場で使われている建機、バックホーは大きな“お尻”部分があり、運転席からの死角が多いため、作業時には入念に周囲の安全確保に努める必要があります。そこで、建機への接近検知を行う安全システムが開発されてきましたが、作業員にセンサーなどを付けるなどの手間ひまがかかっていました。建機レンタルのアクティオ(本社:東京都中央区)は、こうした課題を解決しようと、重機への後付け型セーフティカメラシステム「ドボレコJK」を製品化し、2022年12月8日から本格レンタルを開始しました。 後付け型カメラ「ドボレコJK」の外観(左)とバックホーへの取り付け例(右)(以下の写真、資料:アクティオ) このカメラには独自のAI(人工知能)画像解析技術が導入されており、ナ、ナ、ナ、ナント、人物を高精度に自動検出する機能がついているのです。(アクティオのプレスリリースはこちら) 運転席のモニター画面。人物が自動検出され、平面図上に位置が表示される。映像上の人物には距離によって色が変わる枠が表示される 人物が建機に近づくと、AIが自動検知してアラート音や回転灯で知らせます。そのため、作業員にセンサーなどを携帯させる面倒はありません。運転席のモニター画面には、人物の位置を平面図上で表示するとともに、映像上の人物には、色の付いた枠を表示します。枠の色などは、距離によって変わり、赤色は3m以内、黄色は5m以内、緑色は8m以内です。撮影された映像は、本体に記録されるほか、クラウドで遠隔確認することも可能です。安全管理のテレワーク化にも役立ちそうですね。 クラウド経由でドボレコJKの映像を遠隔確認することもできる ドボレコJKの専用カメラマウントは、マグネットや粘着テープで簡単に建機に取り付けられ、カメラの自動姿勢補正機能によって建機の様々な場所に設置できます。また、国土交通省の「新技術情報提供システム(NETIS)」データベースにも登録されています。 登録番号 KK-210060-AAIは工事現場の安全管理にも、少しずつ、普及し始めてきたようです。 「ドボレコJK」のシステム・製品構成
2022/12/13 17:00 株式会社イエイリ・ラボ
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東洋建設がAIで船の”進路予報円”! AIステレオカメラでクレーン作業の安全システムも開発
建設業の生産性向上のため、「頭脳労働はAI(人工知能)に」という動きが活発化しています。そんな中、海洋工事に強い東洋建設は、AIを活用した現場の安全管理システムを続々と開発しています。その1つが、工事海域を航行するタンカーや貨物船など、一般船舶の将来の進路を予測する「AI長期進路予測システム」です。 中部国際空港周辺には、多数の船が航行している(写真:家入龍太) 富士通が開発した船舶位置予測のAI技術に、港ごとに船の動きを記録した過去のAIS(船舶自動情報識別装置)データを「教師データ」として機械学習させたシステムです。これを使うと、船舶の進路をナ、ナ、ナ、ナント、台風進路の予報円のように、60分後まで予測できるのです。(東洋建設のプレスリリースはこちら) 台風進路の予報円のように、60分後の船の進路を予測できる(特記以外の資料:東洋建設) これまで同社には、「みはりちゃん」というシステムがあり、AISや船舶レーダー、GNSS(全地球測位システム)のデータなどから、工事海域周辺にいる一般船舶をリアルタイムに把握していました。そして船舶の進行方向と速度から、将来の進路を予測していましたが、10分後までの進路を直線ベクトルで表示するにとどまっていました。 「みはりちゃん」による船舶の進路予測。直線コースを進むものとして、10分後までの位置予測にとどまっていた 今回、開発されたAI長期針路予測システムによって、船の進行方向や速度だけでなく、地形や航路などの港湾形状も加味して、曲線的な進路予測も可能になりました。そのため、工事の作業船が、カーブしながら接近してくる一般船舶などをより早く予測できるので、安全に航行できます。 AI長期進路予測システムで、カーブしながら接近してくる船舶の動きを60分後まで予測できるようなった 今後、主要港でのAISデータを学習させてこのシステムを全国的に展開を図ります。また、AISを搭載していない船舶の動きも、レーダー情報を学習させることで、すべての船舶の針路予測ができるよう開発を進めていきます。東洋建設はこのほか、AIを使った「クレーン作業安全支援システム」を、リコーインダストリアルソリューション(本社:東京都大田区。以下、RINS)と共同開発しました。
2022/11/01 11:09 株式会社イエイリ・ラボ
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2021/09/0817:30 株式会社イエイリ・ラボ
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2021/07/2618:12 三菱ふそうトラック・バス株式会社