後付けAIカメラで人物を検知、警告! アクティオが「ドボレコJK」をレンタル開始

2022/12/1317:00配信

様々な現場で使われている建機、バックホーは大きな“お尻”部分があり、運転席からの死角が多いため、作業時には入念に周囲の安全確保に努める必要があります。

そこで、建機への接近検知を行う安全システムが開発されてきましたが、作業員にセンサーなどを付けるなどの手間ひまがかかっていました。

建機レンタルのアクティオ(本社:東京都中央区)は、こうした課題を解決しようと、重機への後付け型セーフティカメラシステム「ドボレコJK」を製品化し、2022年12月8日から本格レンタルを開始しました。

後付け型カメラ「ドボレコJK」の外観(左)とバックホーへの取り付け例(右)(以下の写真、資料:アクティオ)

このカメラには独自のAI(人工知能)画像解析技術が導入されており、

ナ、ナ、ナ、ナント、

人物を高精度に自動検出

する機能がついているのです。(アクティオのプレスリリースはこちら

運転席のモニター画面。人物が自動検出され、平面図上に位置が表示される。映像上の人物には距離によって色が変わる枠が表示される

人物が建機に近づくと、AIが自動検知してアラート音や回転灯で知らせます。そのため、作業員にセンサーなどを携帯させる面倒はありません。

運転席のモニター画面には、人物の位置を平面図上で表示するとともに、映像上の人物には、色の付いた枠を表示します。枠の色などは、距離によって変わり、赤色は3m以内、黄色は5m以内、緑色は8m以内です。

撮影された映像は、本体に記録されるほか、

クラウドで遠隔確認

することも可能です。

安全管理のテレワーク化にも役立ちそうですね。

クラウド経由でドボレコJKの映像を遠隔確認することもできる

ドボレコJKの専用カメラマウントは、マグネットや粘着テープで簡単に建機に取り付けられ、カメラの自動姿勢補正機能によって建機の様々な場所に設置できます。

また、国土交通省の「新技術情報提供システム(NETIS)」データベースにも登録されています。 登録番号 KK-210060-A

AIは工事現場の安全管理にも、少しずつ、普及し始めてきたようです。

「ドボレコJK」のシステム・製品構成

最終更新:2022/12/1317:12

株式会社イエイリ・ラボ