ヒューマンタッチ総研が独自分析  建設業主要各社の2020年3月期決算と21年3月期予想から見る市場動向

2020/06/3012:34配信

<住宅・不動産業> 

■7 社が増収、4 社が増収増益となり堅調な決算、2021 年 3 月期については減収減益の予想 

 売上高は 7 社が前年を上回り、4 社が増収増益となっています(図表⑨)。10 社合計の売上高は前期比 1.2%増、営業利益は同 2.5%増、経常利益は同 2.2%増、純利益は同 2.0%増となっており、住宅・不動産業界は堅調な決算であったと言えます。 

 2021 年 3 月期の業績予想を発表した 6 社はすべて減収減益の予想になっています(図表⑩)。大和ハウス工業、三菱地所、住友不動産の3社では売上高を二ケタの減収と予想しており、新型コロナウイルス感染症拡大が業績に与えるマイナスの影響は大きくなりそうです。 

<プラント・エンジニアリング業> 

■7 社が増収、6 社が増収増益となり好調な決算、21 年 3 月期については減収減益の予想 

 売上高は 7 社が前年を上回り、6 社が増収増益となっています(図表⑦)。10 社合計の売上高は前期比 5.8%減となっていますが、前期はマイナスであった営業利益、経常利益、純利益がいずれもプラスに転じており、決算は改善傾向にあると思われます。 

 2021 年 3 月期については、業績予想を発表した 7 社のうち 4 社が売上高は前期を上回るとしており、プラント・エンジニアリング業界では、新型コロナウイルス感染症の業績に与える影響はそれほど大きくないと見られているようです。 

■ヒューマンタッチ総研所長・髙本和幸(ヒューマンタッチ代表取締役)のコメント 

 2020年3月期の決算は、景気回復を背景に民間設備投資が増加、政府の公共工事も堅調に推移したところに東京オリンピック・パラリンピックの特需も加わり 6 業種ともに好調な結果となりました。第4四半期(2020年1月~3月)における新型コロナウイルス感染症拡大が業績に与えたダメージは限定的なものであり、各社の決算には大きな影響を与えませんでした。 

 しかし、2021 年 3 月期については新型コロナウイルス感染症拡大が業績に与えるマイナスの影響が各業種ともに懸念されており、不透明感が漂っています。 

 2021 年 3 月期の業績予想を見ると、総合工事業では 6 社が大幅な減収減益を予想しています。総合工事業の業績は電気工事業や管工事業にも大きな影響を与えることから、建設業界全体が厳しい経営環境になるのではないかと危惧されます。社会インフラの老朽化や多発する自然災害への対策が必要なことから、政府の建設投資は堅調に推移すると予想されています。そのため、土木建設業は比較的堅調な業績予想になっていますが、新型コロナウィルス感染症拡大の状況によっては政府の建設投資が削減されることも懸念され予断を許さない状況だと言えます。


会社概要 

ヒューマンタッチ株式会社 

●代表者:代表取締役 髙本 和幸  

●所在地:東京都新宿区西新宿 7-5-25 西新宿プライムスクエア 1F 

●資本金:1 億円         

●コーポレートサイト URL:https://human-touch.jp/ 

●ヒューマンタッチ総研サイト URL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/ 


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最終更新:2021/04/2016:15

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