「コマツ」のタグ一覧 (213件中1~20件を表示)
-
コマツ - 坑内掘りハードロック向け鉱山機械ビジネスの強化 - 「MINExpo 2024」で坑内掘りハードロック向け新製品紹介
コマツ(社長︓小川啓之)は、9月24日から26日までの3日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催する世界最大級の鉱山機械見本市「MINExpo INTERNATIONAL 2024」(以下、MINExpo)にて、最新の坑内掘りハードロック用の鉱山機械を紹介します。世界的な気候変動対策の進展などを背景に銅やニッケルなどの硬い地下鉱物(ハードロック)の需要増加や採掘の深度化により、坑内掘り用機械のニーズが高まると見込まれます。コマツは商品ラインアップの充実化や新工法の開発、M&Aを通じて坑内掘りハードロック分野の事業を強化しており、今回の展示で最新の取り組みを発信します。コマツ初のバッテリー電動式ロードホールダンプWX04B︓ コマツとして初のバッテリー電動式LHD(ロードホールダンプ)のWX04Bと坑内掘り鉱山機械用に開発された150kWの充電器を展示します。WX04Bは、一回の充電で最大4時間の連続稼働が可能であり、また、バッテリーは簡易に交換できることが特徴です。現在普及しているバッテリー交換システムとは異なり、バッテリーの着脱時にバッテリーを吊り上げる必要なく、地面の高さで行うことができるため、交換のための大規模なインフラを要さず、ダウンタイムを抑え、バッテリー交換を安全に実施することができます。電動式LHDは排気ガスが発生せず、坑内作業環境の改善を実現します。また、充電器は400VACから1000VACまでの電圧に対応しているため、様々な電源や電圧条件下の現場で使用できます。 バッテリー電動式LHDのWX04B GHH買収により系列を拡大したロードホールダンプWX15とマイニングトラックHX45を初出展︓ 本年7月1日に坑内掘り鉱山機械メーカーGHH Group GmbHの買収が完了し、系列を拡大したLHDとトラックをコマツブランドとして初出展します。WX15は常用荷重が15トン、バケット容量が最大9㎥のロードホールダンプ(LHD)、HX45は積載量が45トンのマイニングトラックで、コマツがこれまでのラインナップで持っていなかった車体サイズの製品です。狭小な坑内でのオペレーションにおいて、これら2機種は最適な組み合わせとなるように設計されており、2機種の併用により掘削・運搬サイクルの最適化を実現できます。 ロードホールダンプ(LHD)(右)WX15 とマイニングトラックHX45(左) コマツ初の中型クラスドリルジャンボZJ32とボルタ―ZB31︓ コマツが中型クラスとして初めて開発したドリルジャンボZJ32とボルタ―ZB31を出展します。地下鉱物の坑内掘りでは、採掘エリアや坑道の拡張や整備を行う必要があり、ドリルジャンボは採掘エリア拡張のために必要な発破プロセスで岩盤の水平穿孔用に用いられ、ボルタ―は坑道拡張や整備の際に天井落下を防ぐための支保作業に用いられます。また、今後、中型クラスのドリルジャンボとボルタ―についてはZ3シリーズとして、バッテリー駆動やICT機能を付けたモデルなど、ラインナップを拡充予定です。 ボルタ―ZB31 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2024/09/24 12:48 株式会社小松製作所
-
コマツ 世界最大級の鉱山機械見本市「MINExpo 2024」に出展
コマツ(社長:小川啓之)は、9月24日(火)から26日(木)までの3日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級の鉱山機械見本市「MINExpo INTERNATIONAL 2024」(以下、MINExpo)に出展します。「持続可能な未来を共に」をテーマに、お客さまが目指す温室効果ガス(GHG)削減やゼロエミッションの達成を支援し、現場の安全性や生産性向上を実現する自動化、遠隔操作化、電動化などの最新の製品・ソリューションを発信します。 コマツは、お客さまの現場の安全性や生産性の向上のため、鉱山機械の自動化や遠隔操作化に向けた取り組みを強化しています。今回のMINExpoでは、2023年に商用導入した大型ICT遠隔操作ブルドーザーD475A-8、鉱山用遠隔操作ブラストホールドリルZT44を出展するほか、昨年よりトヨタ自動車株式会社と開発面での協業を開始した鉱山現場で自動走行するライトビークル(Autonomous Light Vehicle、以下、ALV)のコンセプト車両を初出展いたします。また、これらの技術を実際にご覧いただくため、会場内に設置した遠隔操作席から約650キロ以上離れたアリゾナ試験場の大型ICT遠隔ブルドーザーやブラストホールドリルを遠隔操作するデモンストレーションを実施するほか、アリゾナ試験場でのALVの自動走行をライブ中継で披露します。 鉱山用遠隔操作ブラストホールドリルZT44 【坑内掘り鉱山機械】WX04B LHD:コマツとして初のバッテリー式の坑内掘りハードロック向けLHD(ロードホールダンプ)。4トンクラス、車両の高さが約2メートルで、狭い坑道に適した機種。坑内掘りハードロック向け鉱山機械用に開発した充電器とともに出展。 WX15 LHD、HX45トラック:本年7月1日に坑内掘り鉱山機械メーカーGHH Group GmbHの買収が完了し、系列を拡大したLHDとトラックをコマツブランドとして初出展。【露天掘り鉱山機械】930E パワーアグノスティックトラック: 様々な動力源に対応可能な超大型ダンプトラックPC4000E-11: 400トンクラス有線式超大型電動油圧ショベル 超大型有線式電動油圧ショベル PC4000E-11 このほか、カーボンニュートラルな未来に向けてコマツとパートナーシップを結んでいるABB Switzerland Ltd.やゼネラルモーターズ社についても、これらパートナーとの協力関係に基づく展示を行う予定です。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2024/09/19 11:43 株式会社小松製作所
-
コマツ 統合報告書「コマツレポート 2024」を発行
コマツ(社長:小川啓之)は、本日、統合報告書「コマツレポート2024」を発行しました。 <コマツレポート2024> 当社は、ステークホルダーの皆さまに、中長期的な企業価値向上に向けた取り組みを分かりやすくお伝えすることを目的とし、コマツレポートを発行しています。「コマツレポート2024」では、コマツが目指す顧客価値創造の取り組みとして、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」および、2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップを中心に、当社のサステナビリティを重視した経営と成長戦略の進捗状況について、ご説明しています。以下に、おもなポイントをご紹介します。1.社長メッセージ 社長メッセージでは、コマツの強みであるコンポーネント戦略や、カーボンニュートラルに向けた技術戦略などを切り口として、持続的な成長を目指していく姿勢をお伝えしています。さらに、グローバルカンパニーとして、コマツウェイの価値観を共有しながら、人材の多様性を強みとしてイノベーションを生み出せるよう、トップとして組織をマネジメントしていく意思や人材育成に関する考え方を、自らの経験談も交えながらご説明しています。2.CFOメッセージ CFOメッセージでは、企業価値向上に向けた財務戦略として、PBR(株価純資産倍率)改善への取り組みを、PER(株価収益率)とROE(自己資本利益率)に分解したうえで分析し、項目ごとに実施すべき対策を詳述しています。3.中期経営計画における成長戦略の重点活動(特集) 中期経営計画の成長戦略に関する特集では、①製品(モノ)とソリューション(コト)の両軸による中長期的な研究・開発戦略、②脱炭素社会の実現に向けた、林業機械事業の挑戦、そして③コマツの持続的成長を支える人的資本について、育成や活用、人材獲得におけるグローバルでの活動事例をご紹介しています。4.社外役員対談 社外取締役・社外監査役による対談では、新たな価値創造に向けたコマツの中長期的な課題や取締役会の実効性、コマツグループへの期待などについて、独立した社外役員ならではの客観的な目線で、率直な意見を交わしました。 コマツは「品質と信頼性」を追求し、社会を含むすべてのステークホルダーからの信頼度の総和を最大化することを「経営の基本」としています。ものづくりと技術の革新を通じた新たな顧客価値(ダントツバリュー)創造によって、ESG 課題解決と収益向上の好循環による持続的な成長を目指し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいきます。【コマツレポート2024】和文:https://www.komatsu.jp/ja/ir/library/annual英文:https://www.komatsu.jp/en/ir/library/annual【ESGデータブック】和文:https://komatsu.disclosure.site/ja/themes/121英文:https://komatsu.disclosure.site/en/themes/121
2024/09/17 11:54 株式会社小松製作所
-
コマツ F1チーム「ウィリアムズ・レーシング」とのエンジニア育成プログラムを開始
コマツ(社長:小川啓之)と、同社がスポンサー契約を締結しているF1チーム「ウィリアムズ・レーシング」は、次世代のエンジニアの育成を目指し、「コマツ・ウィリアムズ エンジニアリングアカデミー(以下「KWEA」)」を開始することを発表しました。 KWEAは、コマツが務めるウィリアムズ・レーシングのプリンシパルパートナーシップの一環として運営されます。2025年初旬に開始するプログラムでは、STEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)分野を学ぶ10名の学生に対し、最先端のメカニック技術などを習得する機会を提供し、エンジニア職やモータースポーツ分野でのキャリア形成をサポートしていきます。 本プログラムへの応募資格は、本年11月にサウジアラビアで開催されるF1 in School(※)世界大会のファイナルステージに出場する16歳以上の学生に与えられます。コマツとウィリアムズ・レーシングは応募者から10名の学生を選抜し、複数年にわたり、それぞれの学生の専攻や関心に基づき個別に考案された内容に沿って、以下を含むさまざまな特典を提供し、未来の技術を支える世代を育成します。 コマツおよびウィリアムズ・レーシングでの職業体験(技能実習やインターンシップなど)コマツやウィリアムズ・レーシングによる、エンジニアリングやモータースポーツ業界に関するメンタリング提供EラーニングによるF1関連技術指導コマツおよびウィリアムズ・レーシング内のコミュニティやネットワークの形成機会 コマツは、KWEAを通じて、未来の技術を支える世代に対し、グローバル企業としてのコマツの認知度を高め、エンジニアのキャリアに必要なSTEM分野での多様な教育機会の提供に貢献していきます。コマツとウィリアムズ・レーシングは、KWEAを通じてサーキットの外へもパートナーシップを広げ、未来の世代の育成に共に取り組んでまいります。<コマツ 社長 小川啓之のコメント>「コマツは、創業から100年以上、未来の世代を育成する取り組みを続けてきました。世界各国に約6万4,000人の従業員を擁するグローバル企業として、私たちの業界の継続的な発展を支えるために、新しい世代の才能を育成することが私たちの使命だと考えています。この重要な取り組みにおいて、ウィリアムズ・レーシングと協力し、学生たちのSTEMキャリアに向けた成長を支援できることを誇りに思い、未来に大いに期待しています。」<ウィリアムズ・レーシング チーム・プリンシパル James Vowles氏のコメント>「KWEAを立ち上げることができて嬉しく思います。バックグラウンドにかかわらず、優秀な才能を見つけ出し、育成することは、私が非常に大切にしていることです。未来の世代に投資し、成功をサポートする責任があります。私はキャリアの初めにチャンスをもらった経験があるので、その効果をよく知っています。このアカデミーは、ウィリアムズ・レーシングとコマツが、私たちの組織の基盤となる未来の才能を見つける手助けをし、共通する信念を示すものでもあります。」(※)F1 in Schools:ミニチュア・マシンを製作し、スピードやチームワークなどを競い合うF1関連の学生向けプログラム。現在は世界約30カ国の学校が参加し、各国の予選を勝ち上がった学校が世界大会へと出場します。
2024/09/06 09:22 株式会社小松製作所
-
コマツ -未来の水中工事- 2025年日本国際博覧会での展示内容を発表
コマツ(社長:小川啓之)と青木あすなろ建設(社長:辻井 靖)は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」のパビリオンに出展する「未来の水中工事」の展示内容を発表しました。 【展示エリアのイメージ図】 大阪・関西万博では、水中施工ロボットによる『誰もが活躍・人々の命や暮らしを守る「未来の水中工事」』をテーマとしています。安全・快適なオフィスから遠隔操縦により誰もが活躍でき、防災・災害復旧はもとより、再生可能エネルギーの推進や藻場・干潟の造成(ブルーカーボン)などによる地球温暖化防止にも貢献する「未来の水中工事」を世界に発信します。 コマツは、1970年大阪万博の翌年にラジコン操縦の水陸両用ブルドーザーの量産を開始しました。青木あすなろ建設は、このうち現在も稼働中の5台全てを所有し、東日本大震災の災害復興を含む1,200件以上の水中工事で知見と施工技術を蓄積してきました。 現在、両社は、激甚化・頻発化する自然災害や、少子高齢化などによる工事の担い手不足といった社会課題の解決に向け、作業機の自動制御とICT機能により、熟練技術がなくとも水中での工事を遠隔操縦で高精度かつ容易に施工可能な電動式の水中施工ロボットの開発に取り組んでいます。2023年7月にはコンセプトマシンが完成し、現在まで、河川や漁港などでの実証を行ってきました。 【水陸両用ブルドーザー(写真左)と 実証中の水中施工ロボット(写真右)】 会場では、水陸両用ブルドーザーが時代を超えて進化した水中施工ロボットが活躍する「未来の水中工事」を、迫力ある大型スクリーンを使って3編のショートムービにて紹介します。また、水中施工ロボットのコンセプトマシンの精緻な大型模型や3Dディスプレイによる水中の体験演出等でリアル感・わくわく感いっぱいの展示をお楽しみいただけます。参考)「未来の都市」 パビリオンの展示内容(個者展示)を発表 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイトhttps://www.expo2025.or.jp/news/news-20240828-02/未来の都市 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイトhttps://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/city/スペシャルサイト「ミライの水中工事」| 青木あすなろ建設・コマツhttps://expo2025.underwater-construction.com/ja/
2024/08/28 15:22 株式会社小松製作所
-
コマツ - CO2排出量削減を目指して - コマツ、Vale、カミンズが超大型ダンプトラック向けの デュアルフューエル対応エンジン開発で協業を開始
コマツ(社長:小川啓之)、ブラジルの大手鉱山会社Vale(CEO:Eduardo Bartolomeo)と米国の大手エンジンメーカーのカミンズ(会長(兼)CEO:Jennifer Rumsey)は、このたび、Valeの鉱山現場で稼働するディーゼル駆動のコマツの超大型ダンプトラックについて、ディーゼルとエタノールの混合燃料も使用可能なエンジンを開発し、デュアルフューエル仕様トラックの導入に向けて協業を開始しました。 この協業を通じて、今後数年間で、デュアルフューエル対応のエンジン開発を進め、Valeの鉱山現場で稼働するコマツの超大型ダンプトラック830Eと930Eについて、環境負荷の低いデュアルフューエル仕様への段階的な移行を目指します。 アリゾナ試験場で走行するコマツの超大型ダンプトラック830E(米国アリゾナ州ツーソン) デュアルフューエル対応トラックは、燃料にエタノールを最大70%混合可能で、ディーゼルのみを燃料とした場合に比べ、稼働時のCO2排出量を最大70%削減できる見込みです。また、本開発により、現在稼働中のディーゼル車をデュアルフューエル対応トラックへ順次シフトできるため、Valeのコスト削減目標にも貢献しつつCO2排出量の大幅な削減を早期に実現し、Valeの2030年脱炭素目標達成に貢献することが期待できます。 鉱山現場では、世界的な気候変動への意識の高まりを受け、鉱山オペレーションにおけるCO2排出量削減が大きな課題です。コマツは、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、CO2削減の取り組み対象をお客さまの現場全体にも拡げています。この中で、鉱山オペレーションにおいて超大型ダンプトラックからのCO2排出量が占める割合が高いことから、コマツは従来のディーゼル電気駆動やトロリーのほか、バッテリー電動や水素燃料電池などの新しい動力源を搭載した鉱山機械開発に取り組んでいます。 今回の協業は、CO2排出量をさらに削減するために、お客さまが所有する既存の鉱山機械に、より環境負荷の低い動力源を後付けするアプローチをとる点で、コマツとして初めての試みです。カミンズの保有する内燃エンジン技術と、コマツの保有する鉱山機械の開発・製造技術、そしてValeのエタノールやバイオ燃料の知見を活用することで、超大型ダンプトラックからのCO2排出量を削減し、鉱山オペレーションの持続可能性を高めてまいります。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2024/08/28 09:47 株式会社小松製作所
-
コマツ -建設現場のカーボンニュートラル実現を目指して- 高速道路のり面補修工事にて水素活用に関する実証実験を実施
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、大分自動車道の、のり面補修工事において、電動ミニショベルの充電用に可搬式の水素混焼発電機を設置し、建設現場での水素活用に関する実証実験をコマツ(株式会社小松製作所、本社:東京都港区、社長:小川啓之)の協力のもとで行いました。 本実証実験を通じて、建設現場における水素の活用に向けた課題の抽出と電動化建機の実用性を確認しました。 大分自動車道 のり面補修工事の様子(赤枠上:実証試験で導入した電動化建機 赤枠下:水素混焼発電機) 施工段階のCO2排出削減のためには電動化建機の導入が有効ですが、配電網が整っていない地域の建設現場においては、「給電インフラの整備」が課題の一つとなっています。本実証実験では、受電が難しい建設現場における電動化建機の運用検証をおこなうため、大分自動車道ののり面補修工事で、土砂の積み込み作業にGX建設機械に認定されたコマツの電動ミニショベル「PC30E-6」と、その充電用としてコマツの水素混焼発電機を採用しました。現場実証にあたっては、事前に大林組の西日本ロボティクスセンター(大阪府枚方市)で、建設現場での各機械の運用を想定した検証を行ったうえで、2024年7月に同現場に導入しました。また、発電機の燃料は、大林組が大分県玖珠郡九重町で製造した水素を供給しており、軽油のみを燃料とした場合と比較して、充電時のCO2排出量を約40%削減することができました。 大林組は、施工段階で排出するCO2の削減に向けて、今年度より計画的にGX建設機械を導入することとしており、本実証実験における成果を、今後予定しているGX建設機械の導入に活用していきます。 コマツは、お客さまがカーボンニュートラルを実現する上で、電動化建機を一つの選択肢として安心して選択できるように、水素や発電機に関するノウハウとニーズの蓄積を進めています。今後もお客さまの環境ニーズに合った給電ソリューションの実現を目指します。 電動ミニショベルによる作業 水素混焼発電機(左上)と水素カードル(右下)
2024/08/09 12:49 株式会社小松製作所
-
コマツ 「国際物流総合展2024」に出展
コマツ(社長:小川啓之)は、本年9月10日(火)から13日(金)までの4日間、東京ビッグサイトにて開催される「国際物流総合展2024」に出展し、電動式フォークリフトや開発中の新たなソリューションなどを中心に展示します。 【展示予定のナトリウムイオンバッテリーを搭載したコンセプトマシン】 国際物流総合展は、経済活動のインフラとして不可欠な物流・ロジスティクスの先進情報が収集できるアジア最大級の専門展示会です。国内外の最新物流機器・システム・サービス等のソフトとハードを一堂に結集し、交易振興・技術の向上・情報の提供・人的交流等を目的として、1994年の初回以降、隔年で開催し、今回で16回目を迎えます。 コマツは、お客さまの環境負荷低減ニーズに対応し、積極的に電動化を進めています。2014年に、屋外での使用を前提とした耐水性・防塵性、急速補充電システムによる長時間稼働を特長とした「FE25-1」を導入しました。2021年にはエンジン式に匹敵する走行性能を織り込んでフルモデルチェンジした「FE25-2/FE30-2」を、2022年には大容量リチウムイオンバッテリー搭載した「FE25G-2/FE30G-2」を販売開始しました。 本展示会では「FEシリーズ」をはじめとした実機展示やプレゼンテーションを通して、お客さまの現場における課題解決事例を紹介します。環境負荷低減の選択肢として、ナトリウムイオンバッテリーを搭載したフォークリフトのコンセプトマシンを参考出展します。そのほか、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)と共同開発を進めている、「ガイダンス・セミオート機能」の活用によるコンテナ荷役作業の生産性と安全性の向上に向けた取り組みを紹介します。 皆さまのご来場を心よりお待ちしております。【展示予定】・電動式フォークリフトFE25-2/FE30-2・大容量リチウムイオンバッテリー搭載 FE25G-2/FE30G-2・ナトリウムイオンバッテリー搭載フォークリフト(コンセプトマシン) ※参考出展・油圧駆動式(HST)フォークリフトFH60-2・日本貨物鉄道株式会社との共同開発「ガイダンス・セミオート機能」紹介 ※車両出展はなし・電動ミニショベル PC30E-6 「国際物流総合展2024 Logis-Tech Tokyo 2024」公式サイトhttps://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/
2024/08/08 11:06 株式会社小松製作所
-
コマツ 世界初 500mデータ送信可能な熱電発電センサーデバイスをKELKが発表
コマツ(社長:小川啓之)の100%子会社である株式会社KELK(社長:大内 力、本社:神奈川県平塚市、以下「KELK」)は、工場などで生産設備のモニタリングに用いるセンサーデバイスに関し、電源・電池が不要なセンサーデバイスとして世界で初めて通信距離 半径約500mを達成した新製品「KSGD-SV10」と専用のソフトウェアである「KELGEN swift」を10月より販売開始します。本製品は、本年7月24日(水)より東京ビッグサイトで開催される「第50回 プラントメンテナンスショー」に出展予定です。 電池レス 熱電EH振動センサーデバイス「KELGEN SD KSGD-SV10」 「KSGD-SV10」は、熱電素子(※1)を用いた熱電発電により、設備機器に設置したデバイス自体の底面と空気に接する上面の温度差がわずか3℃から動作するため、電池交換や配電などの手間が不要です。また、旧製品「KSGD-SV8」に比べ発電効率の向上と低消費電力化を実現したことで、熱電発電を用いたセンサーデバイスにおいて世界で初めて920MHz帯無線通信に対応しました。これにより、通信距離が旧製品の50mから10倍の約500mへと伸長しました。本製品を導入いただくことで、障害物が多く、通信距離が必要な工場やプラント、社会インフラなどでも電池レス・無給電で設備機器の振動の状態を測定しデータを無線で送信できます。 同時発売のソフトウェア「KELGEN swift」は、オンプレミスのパソコン上で「KSGD-SV10」のデータをすばやく分析して設備の状況をグラフやマップで表示したり、長期間のデータから設備の故障予兆を解析できます。 KELKはこれまで、センサーデバイスをコマツの粟津工場や大阪工場の設備モニタリング向けに提供し、その有効性を実証してきました。このたび発表したセンサーデバイスとソフトウェアの組み合わせにより、お客さまのイニシャルコストを抑えつつ、設備の日常点検の削減や突発故障予防によるダウンタイムの削減に貢献します。 日本における1次エネルギーの約6~7割が「未利用熱」として放出されているといわれています(※2)。KELKは、熱電発電を応用した商品により、「未利用熱」の活用を推進するとともに、設備の安定稼働・長寿命化による生産性向上にも寄与することで、お客さまの現場全体における省エネルギー化とCO2排出量削減に貢献していきます。
2024/07/23 15:47 株式会社小松製作所
-
コマツ 2024/05/01付人事
2024年5月1日付の人事異動につき、下記のとおりお知らせします。
2024/05/01 16:51 株式会社小松製作所
-
コマツ大阪工場内のデモンストレーションセンタがグランドオープン
2024年04月26日 コマツ(社長:小川啓之)は、4月1日、コマツ大阪工場(以下、大阪工場)内にリニューアルしたデモンストレーションセンタ(以下、デモセンタ)をグランドオープンし、お客さまの受け入れを開始しました。デモセンタは、大阪工場内に立地している強みを生かし、大阪工場の最新製品の性能や最新技術をダイレクトにお客さまにPRすることを目的としています。見学ルームの眼前に広がるデモフィールドでは、ドローンによる3次元測量を活用したスマートコンストラクションⓇやICT建機の各種機能、コマツが開発した遠隔操作システムによるデモンストレーションなどを間近でご覧いただけます。 【デモフィールドの全景】 大阪工場は、コマツの主力工場のひとつであり、20トンクラスを中心とした中・大型油圧ショベルや中・大型ブルドーザーなどの開発・生産を行っています。世界初となるハイブリッド油圧ショベルやICT油圧ショベルも同工場で開発されました。また、遠隔操作が可能な油圧ショベルや鉱山向け大型ブルドーザーの開発なども行われています。 大阪工場では、2023年度に、国内外のお客さまや株主の皆さまなど、約5,800名の方々にご来工いただき、品質と信頼性を追求するコマツのものづくりの現場を見学いただき、ご好評を頂いています。このたび、お客さまが工場見学をされた際の製品デモンストレーションへのご要望にも対応するため、デモフィールドを従来比約3倍の3,440㎡としました。これにより、最新技術を搭載した製品の性能を中心に、お客さまの現場における価値創造に向けたコマツの取り組みについても、より効果的に発信していきます。 【見学ルーム(正式名称:イノベーションデモンストレーションルーム)】 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to“The Next”for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 ※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。
2024/04/26 15:24 株式会社小松製作所
-
コマツ -カーボンニュートラル実現に向けた現場の電動化を加速- 電動ミニショベルの給電用可搬式水素混焼発電機のコンセプト機を開発
2024年4月23日 コマツ(社長︓小川啓之)は、電動ミニショベル向けの給電装置として水素混焼エンジンを用いた発電機(以下、水素混焼発電機)のコンセプト機を、デンヨー株式会社(社長︓吉永隆法)の協力のもと開発しました。2024年度上期にお客さまの現場にてコマツの電動ミニショベル「PC30E-6」を使用して頂き、本機により給電する実証実験(PoC)を行う予定です。お客さまの実際の現場でのPoCを通し、給電装置のニーズ・ノウハウと水素活用に向けた課題を明確にしていきます。 【水素混焼発電機のコンセプト機(イメージ)】 コマツは、お客さまのカーボンニュートラル実現に貢献するためにあらゆる選択肢を提供するべく、これまで有線式を含む合計7機種の電動化建機を市場に導入してきました。一方で、電動化建機の使用に際して、稼働する現場によっては、配電網が整っていない地域の現場もあるため、「給電インフラの整備」が課題の一つとなっています。 このたび開発した水素混焼発電機は、燃料(軽油)に水素を最大40%混合させて発電することが可能であり、軽油のみを燃料とした場合に比べ、発電時の二酸化炭素(CO2)排出量を最大40%削減できます。また、再生可能な原料から精製される水素化植物油(HVO燃料)*も使用できるため、軽油の代替としてHVO燃料を使用することで、発電時のCO2排出量を更に削減することも可能です。本発電機を配電網が整備されていない現場に搬入することで、給電環境を整えつつ、CO2排出量を抑えることができます。 お客さまがカーボンニュートラルを実現する上で、電動化建機を一つの選択肢として安心して選択できるように、コマツは、今後予定しているPoCの中で水素や発電機に関するノウハウとニーズの蓄積をしていき、お客さまの環境ニーズに沿った給電ソリューションの実現を目指します。 【コンセプト機を使用した電動化建機の充電(イメージ)】 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 *廃食油などの再生可能な原料から精製されるパラフィン系燃料
2024/04/23 15:37 株式会社小松製作所
-
コマツ -安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を加速- コマツ、「Intermat 2024」に出展
コマツ(社長:小川啓之)は、4月24日から27日までの4日間、フランスのパリで開催される世界3大建機展の一つである「Intermat2024」に出展します。スマートでクリーンな未来の現場を実現するための最新の電動化やデジタル化技術のソリューションについて、様々な展示を行います。 2トンクラス(右)と2.5トンクラス(中央)の電動ミニショベルのプロトタイプとキャブ仕様のPC33E-6(左) 電動化技術については、ミニショベル市場で特に需要が高いクラスの選択肢拡大に向けて、2トンと2.5トンクラスの電動ミニショベルのプロトタイプや3トンクラスの電動ミニショベルPC33E-6のキャブ仕様車を出展します。それぞれ2025年中、2024年末までの欧州市場導入を目指します。また、会場ではこれらのショベルの他、20トンクラスの電動ショベルPC210LCE-11や13トンクラスの電動ショベルPC138E-11のデモンストレーションも実施します。また、電源がない環境でも充電が可能な蓄電機能付き充電器(モバイルバッテリーバンク)のコンセプトを紹介します。 Smart Construction 3D Machine Guidance デジタル化技術については、Smart Construction 3D Machine Guidance(旧名称:Smart Construction Retrofit)を紹介します。これはメーカーを問わず油圧ショベル・ミニショベルに後付けするだけで、ICT 施工が可能になるサービスです。操縦席のモニタ画面に施工部分の完成図やショベルのバケット刃先位置情報を表示し、オペレーターの操作をサポートする3Dマシンガイダンス機能などを利用できます。実際にPC210LCE-11等の油圧ショベルに装着して、3Dマシンガイダンス機能や掘削した土の重量を確認できるペイロードメーター機能を実演します。 大手砕石現場向けのフリート・マネージメント・システム(Smart Quarry Site)のイメージ図 また、大砕石現場向けのフリート・マネージメント・システム(Smart Quarry Site)も紹介します。これは、現場で稼働するダンプトラック、ホイールローダー、油圧ショベル等の多様な建設機械に搭載した通信システムによって、車両の位置、積載量、燃料消費量、稼働時間、健康状態などのデータをお客さまにリアルタイムで提供することで、現場オペレーションを最適化し、生産効率改善に貢献するソリューションです。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2024/04/22 15:57 株式会社小松製作所
-
コマツ 台湾東部沖地震の被害に対する支援について
2024年4月15日 4月3日に台湾東部沖において発生した地震により亡くなられた方々に、謹んでお悔やみを申しあげますとともに、被災された皆さまに、衷心よりお見舞い申しあげます。 コマツ(社長︓小川啓之)は、被災地への救援金として日本赤十字社を通じ1,000万円を寄付することを決定しました。 一刻も早い被災地の復旧と復興を心よりお祈り申しあげます。以上
2024/04/16 14:30 株式会社小松製作所
-
コマツ 第9次インターナショナル・アドバイザリー・ボード(IAB) アドバイザー就任について
コマツ(社長︓小川啓之)は、取締役会の諮問機関として、1995年よりインターナショナル・アドバイザリー・ボード(IAB)を設置しています。グローバルビジネスに関する高い知見を持つ社外の有識者をアドバイザーとし、グローバル企業としての経営・企業活動のあり方について、客観的な助言や提言をいただいています。 このたび、第9次IABアドバイザーが決定し、2024年4月より新たな活動を開始いたします。コマツグループの持続的成長に向けた経営の諸課題に対するグローバルで多様な視点での助言や提言を積極的に取り入れ、企業価値の更なる向上に努めてまいります 以上
2024/04/15 15:51 株式会社小松製作所
-
コマツ 2024/04/01付人事
2024年4月1日付の人事異動につき、下記のとおりお知らせします。
2024/04/01 16:17 株式会社小松製作所
-
コマツ 新入社員への社⻑メッセージについて
2024年4月1日 コマツ(社⻑︓⼩川啓之)は、石川県⼩松市の「コマツウェイ総合研修センタ」にて、2024年度の新⼊社員研修を開始しました。研修は5年ぶりに受講者全員が研修センタに集合し、対面形式にて開催され、社⻑の⼩川啓之がコマツグループの定期採用新⼊社員351名※を対象に講話を⾏いました。講話の中での新⼊社員に向けたメッセージを下記の通りまとめましたのでお届けいたします。※コマツの2024年4月の事業所採用を含めた新卒全体の定期採用人数は301名です。記次のステージ、次の世代、次の100年に向けて安全・健康第一に、グローバルに活躍しよう︕ 「⼊社おめでとう。今日から、私たちの仲間になったことを心から歓迎したい。皆さん一人ひとりには、何よりも安全・健康第一で、コンプライアンスを徹底し、社会人人生を歩んで⾏ってもらいたい。 企業を取り巻く環境は、さまざまな経済安全保障リスクや自然災害等の有事、サステナビリティ・リスク(気候変動、脱石炭)、サイバーセキュリティー・リスクなど、これまで以上に不確実で不透明な環境下にあり、外部環境の変化と事業リスクへの対応⼒強化が求められる。このような環境下、今年度は中期経営計画(2022-2024年度)の最終年度を迎えた。引き続きカーボンニュートラル、DX、ダイバーシティなどの潮流をビジネスチャンスと捉え、新たなコンセプト、ビジネスモデル、商品群などによって世界中のお客さまと共に価値創造を更に進め、収益向上とESG課題解決の好循環により持続的成⻑を目指していく。 コマツグループは、多様な人材が、互いに個性や価値観を認め、活かし合い、誰もが安心して働くことができる職場環境を実現するために、ダイバーシティ&インクルージョンを推進している。また、コマツグループはグローバルに事業を展開しているため、グループ内で共に働く仲間達は、多様な文化や考え方をもっている。その中で人脈を作り、専門技術⼒やコミュニケーション能⼒、独創⼒を培いながら、グローバルに通用する能⼒を磨いてもらいたい。そしていろいろな機会に積極的にチャレンジすることで、さまざまな知識を身につけ、⾏動の範囲を広げていって欲しい。また、コマツの強みは、「ものづくりと技術の革新」と「品質と信頼性の追求」を基本とした ①他社に先駆けたイノベーションへの取り組み ②コマツウェイによる価値観の共有 ③継続的な事業改革/構造改革であり、社員の皆さんにはこれらの強みを体現する為に、いろいろな場に積極的に飛び込み、現場・現物・現実に基づいて問題点をしっかりと⾒つめ、⾃律的・継続的に改善・改革する現場⼒を身につけて欲しい。そして、⾔葉にしたことは必ず実⾏するという強い意志を持ちながら、自分自身の夢の実現に向けて強みを磨いてもらいたい。 コマツは、2021年に100周年を迎えましたが、諸先輩方がこれまで築き上げてきた⻑きにわたる経験知を活かし、私たちが目指す未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、よりよいサステナブルな未来を次の世代につなぎ、次の100年も持続的な成⻑に向けて新たな価値を創り続けるために、共に挑戦していこう。以上
2024/04/01 11:00 株式会社小松製作所
-
コマツ 令和5年度なでしこ銘柄に選定されました
2024 年 3 月 21 日 コマツ(社長:小川啓之)は、として経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「令和5年度なでしこ銘柄」に選定されました。なでしこ女性活躍推進に優れた企業銘柄の取り組みは、経済産業省が東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた企業を選定・発表する事業で2012年度より毎年実施されています。今年度は、企業の経営戦略の中での女性活躍推進の位置付けや、キャリア形成および性別に関らない両立支援の取り組みを、どのように企業価値向上につなげているかが評価基準となります。コマツは昨年度に続く、通算6度目の選定となります。 コマツは、中期経営計画の1つである「多様性に富む人材基盤の充実化」のため、重点活動として「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」を織り込み、作業設備の改善や、社員の意識付けのプロモーション活動等を実施し、誰もが安心して働くことができる職場環境の実現に向け取り組んでいます。今後も、多様な人材の個性や価値観を歓迎し、活かし合うことで、社員一人ひとりの創造性を最大限に発揮できるよう、諸施策を積極的に 進めていきます。 <参考> コマツホームページ「環境・社会活動-人を育てる-ダイバーシティへの取り組み」 https://komatsu.disclosure.site/ja/themes/88経済産業省ニュースリリース https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240321002/20240321002.html 東京証券取引所ニュースリリースhttps://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/1120/20240321-01.html
2024/03/22 16:14 株式会社小松製作所
-
コマツ 無人ダンプトラック運行システム(AHS)導入台数 700 台達成、累計総運搬量 75 億トン達成
-自動化・自律化、遠隔操作化の実現を加速- 2024 年 3 月 14 日 コマツ(社長︓小川啓之)の鉱山向け無人ダンプトラック運行システム(Autonomous Haulage System 以下、AHS)は、2024年2月に世界最大級の400トン積載可能ダンプトラック 980E-5ATを含む超大型自動運転ダンプトラックの累計導入台数が700台を超えました。 AHS 導入成功を祝う Glencore 社とコマツのチーム(Lomas Bayas 銅鉱山(チリ)にて) AHSは、コマツが 2008年に業界で初めて商用導入して以来、世界5か国23カ所の鉱山で700台が導入され、累計総運搬量は2024年2月末までに75 億トンを達成致しました。累計700台目は2024年2月にグレンコア社の Lomas Bayas銅鉱山(チリ)で稼働を開始致しました。この鉱山は、チリでコマツAHSが導入された8番目の鉱山となります。 Lomas Bayas 銅鉱山(チリ)にて稼働する AHS ダンプトラック コマツのAHSは2008年の商用導入以来、稼働環境の異なる鉱山現場で稼働実績を蓄積し、世界各国の資源大手よりその安全性・生産性に対して高い評価を得てきました。地形や天候が異なるさまざまな鉱山に対応しつつ、有人稼働ダンプトラックに対し格段に高い安全性を達成するとともに、生産性では、積込・運搬作業で15%以上のコスト削減効果が実証されています。さらに、最適運転制御によって急加速・急ハンドルを低減することで、タイヤ寿命が40%改善する効果も実証されており、環境負荷低減の観点でもお客さまに大きな価値を提供してきました。コマツはAHSを、お客さまが目指す鉱山の安全性向上、GHG削減の達成に貢献するための重要なソリューションの一つと位置付けており、引き続きお客さまの現場における安全性・生産性・環境性の更なる向上に貢献していきます。【AHS関連情報】 → コマツ、トヨタ 無人ダンプトラック運行システム上で自動走行するライトビークルを開発へ - 鉱山オペレーシ ョン全体の自動化・自律化の実現加速に向け協業開始 -(2023 年 5 月 17 日付リリース) → 自動化・自律化、遠隔操作化の実現を加速- コマツ、Anglo American 社 Los Bronces 銅鉱山 (チリ)へ 無人ダンプトラック運行システム(AHS)を導入 (2022 年 6 月 3 日付リリース) → 無人ダンプトラック運行システム商用導入 10 周年 稼働台数 100 台超過達成、既存稼働鉱山の無人 化を加速 (2018 年 1 月 29 日付リリース)
2024/03/18 09:23 株式会社小松製作所
-
コマツ ナトリウムイオンバッテリーを搭載した電動式フォークリフトの実証実験を開始
-カーボンニュートラル実現に向けた現場の電動化を加速- 2024年 3月 7日 コマツ(社長︓小川啓之)は、このたび、ナトリウムイオンバッテリーを搭載した電動式フォークリフトのコンセプトマシンを開発し、2024年3月よりお客さまの現場で実証実験(PoC)を開始します。ナトリウムイオンバッテリーを搭載するのはコマツとして初めてであり、また、フォークリフトへの搭載は世界でも先駆的な取り組みです。今後、お客さまの現場での試験を通じて、新しいバッテリーの性能やその特性を踏まえた最適な使用方法を検証し、量産化を目指します。 【ナトリウムイオンバッテリーを搭載した電動式フォークリフトのコンセプトマシン】 これまでコマツは、電動式フォークリフトにおいて、通常のバッテリー搭載機種に加え、補水不要な鉛バッテリーを搭載した機種(※1)や、長時間・重負荷作業向けにリチウムイオンバッテリーを搭載した機種(※2)を提供し、お客さまの現場のニーズにあわせた電動化を進めてきました。一方で、特に低稼働・軽負荷の現場では、イニシャルコストの高さなどからエンジン駆動式フォークリフトを選択されることも多いなど、現場の電動化にはまだ課題があります。 今回取り組むナトリウムイオンバッテリーは、エネルギー密度は低いものの急速充電に対応できるため、頻繁に充電することで連続稼働が可能です。また、サイクル寿命(充放電を繰り返せる回数)が長いことから、劣化のためバッテリー交換が必要になるまでの時間を長くとることができ、ランニングコストの低減が期待できます。さらに、地球上に豊富に存在するナトリウムを用いるため安定した調達が期待でき、将来的なコスト低減が見込めることも大きな利点です。 コマツは、これらナトリウムイオンバッテリーの特性を踏まえ、低稼働・軽負荷の現場に適した選択肢を提供するために、このたびのコンセプトマシンを開発いたしました。このコンセプトマシンには、コマツの1.5トンクラスの電動式フォークリフトに、Jiangsu Highstar Battery Manufacturing Co.,Ltd (本社︓中国、総経理︓陳 剛)製ナトリウムイオンバッテリーセルを用いてShanghai Hirano Environment Technology Co.,Ltd (本 社︓中国、董事長︓呉 坤秀)が開発したナトリウムイオンバッテリーパックを搭載しています。電動式フォークリフトの選択肢を増やすことで、あらゆる現場の電動化を加速させ、環境負荷低減とカーボンニュートラルの実現に貢献します。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 ※1 補水不要な鉛バッテリー搭載の「FE15-1/FE18-1」「FE25-2/FE30-2」のこと。 ※2 リチウムイオンバッテリーを搭載した「FE25G-2/FE30G-2」のこと。
2024/03/14 09:26 株式会社小松製作所
- 1
- 11
新着お知らせ
ニュースアクセスランキング
-
1
三菱ふそう 燃費性能を向上した新型6R30エンジンを搭載し、フルモデルチェンジした大型トラック「スー...
2023/10/2611:31 三菱ふそうトラック・バス株式会社
-
2
BHP 社サウス・フランク鉄鉱山(西オーストラリア ピルバラ地区)へ 41 台の超大型ダンプトラック...
2019/09/0511:12 株式会社小松製作所
-
3
国交省がiPhoneによる点群計測を正式採用へ! 小規模ICT施工への2022年度導入を目指す
2021/09/0817:30 株式会社イエイリ・ラボ
-
4
清水建設の新東名現場を直撃! そこは“i-Constructionの総合商社”だった
2020/11/0417:50 株式会社イエイリ・ラボ
-
5
三菱ふそう 金沢支店を移転しオープン
2021/07/2618:12 三菱ふそうトラック・バス株式会社