コマツ -3D施工機能を標準装備 お客さまと共に現場をよりスマートに- 新世代油圧ショベルPC200i-12を新発売
コマツ(社長:小川啓之)は、土木分野の主力機種である機械質量20トンクラスの油圧ショベルをフルモデルチェンジし、3Dマシンガイダンス(以下、3DMG)※1を標準装備した新世代機PC200i-12として、12月1日より発売開始します。さらに、お客さまのさまざまなICT施工ニーズに対応し、3Dマシンコントロール(以下、3DMC)※2への切り替えも可能とし、3DMCの利用度に応じたプランの提供も新たに開始します。
※1:3Dマシンガイダンス:運転席のディスプレイ上に、設計図面データと自機の位置や姿勢などの情報が表示され、オペレーターが設計図面に対しての掘削位置を判断出来るようになります。
※2:3Dマシンコントロール:オペレーターの操作時に、設計図面データに沿って掘削が出来るように機械側が作業機の自動停止や図面に沿った操作を自動でサポートします。操作技量によらず、図面通りの施工が可能です。
【PC200i-12】
私たちのお客さまである建設業界では、人口減少・高齢化を背景とした将来の担い手不足の課題が深刻化しています。国土交通省は、2016年度から、i-Constructionに取り組み、ICT施工を中心とした建設産業の生産性向上を推進しています。本年には、i-Construction 2.0として、建設現場のオートメーション化を通じた省人化対策のロードマップが示され、国の公共工事のうち、土工と河川浚渫を対象に、2025年度よりICT施工が原則化され、対象工種も、順次、拡大される方針が示されています。
コマツは、2014年にマシンコントロール機能を装備した油圧ショベルをレンタル機として市場導入したほか、デジタル技術を活用した建設現場の施工を見える化・最適化するソリューションとして、スマートコンストラクションⓇの提供を2015年に開始しています。これまで、世界で累計42,000を超える現場に導入(2024年9月末時点)されており、製品(モノ)とソリューション(コト)の両軸で、建設現場の生産性向上に貢献しています。
今後、ICT施工の普及・拡大が進展する中で、コマツは、強みであるスマートコンストラクションⓇとあわせて、3DMGを標準装備したPC200i-12の販売を通じ、ICT施工に対応する建設業のお客さまの課題解決を強力にサポートし、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現をお客さまと共に目指します。
1.3DMGの標準装備によるスマートコンストラクションⓇとの連携を加速
3DMGの標準装備により、お客さまのICT施工導入を容易にします。機械のセンサーやGNSSアンテナなどで把握したバケットの刃先情報を3次元設計データとあわせてキャブ内のモニターに表示するガイダンス機能の活用により、丁張や検測作業、補助員の削減に貢献します。さらに、PC200i-12を導入することで、各現場の作業員や車両、アタッチメントなどをデジタル上で一元管理したり、土砂の積み込み情報の見える化や3次元設計データ上での作図などが可能となるスマートコンストラクション®のソリューションもあわせて利用いただけます。これにより配車業務や資産管理、積み込み作業の実績把握、仮設道路の検討などさまざまな業務の効率化を実現します。
今回、3DMCの利用プランの切り替えをソフトウェアで対応可能としており、お客さまの3DMCの利用度に応じて、一括払いと利用時支払いのプランを用意。お客さまのICT施工対応の段階に応じた、きめ細かいサポートを通じて、お客さまの現場の生産性向上に貢献していきます。
3DMCの選べる利用プラン※3
- 1
- 2