「株式会社小松製作所」のニュース一覧 (252件中61~80件を表示)

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コマツ リチウムイオンバッテリー搭載 3 トンクラス 新型電動ミニショベルを欧州市場へ導入
-電動化建機の市場形成を目指して- 2023 年 7 月 18 日 コマツ(社長:小川啓之)は、このたび、リチウムイオンバッテリーを搭載した3トンクラスの電動ミニショベルの 新機種を欧州市場へ導入します。電動化市場がまだ形成されていない建設機械において、本導入を一つの契機として、2050 年のカーボンニュートラル実現へ向けた早期の市場形成を目指します。 【リチウムイオンバッテリー搭載 3 トンクラス 新型電動ミニショベル】 当該機は、2020 年に国内市場にレンタル機として導入した3トン電動ミニショベル「PC30E-5」のフルモデルチェンジ機です。現行機の排気ガス・排熱ゼロ、低騒音・低振動という特徴はそのままに、今回、鉛バッテリーに替わり、新たにリチウムイオンバッテリーを搭載することで、稼働時間の延長、および車両のコンパクト化と軽量化を実現し、お客さまの利便性の向上を図ります。 コマツは 2023 年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けており、このたびの 3 トンクラスのフルモデルチェンジ機の導入はその第一弾となります。当該機は、今後、国内市場への順次導入も予定しています。3 トンクラスなどの小型クラスは、都市土木や屋内作業といった現場で使用されることが多く、排気ガスゼロ・低騒音といった電動化建機を要望するお客さまの声を頂きます。当該機の市場導入をきっかけとして小型クラスの電動化市場の形成を目指していきます。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。【商品の主な特徴】1.排気ガスがなく、低騒音・低振動で作業環境を改善 屋内作業や夜間作業など、エンジン車では現場の作業者やその周辺環境に排気ガスや騒音などで負担をかけていました。当該機は排気ガスゼロによりクリーンな作業環境を実現します。また、エンジン車のような大きな騒音・振動が発生しないので、作業者のストレスや疲労感の低減、作業者同士のコミュニケーションによる安全性の向上、および周辺環境への配慮が可能です。2.大容量リチウムイオンバッテリー搭載で稼働時間の延長と車体のコンパクト化を実現 大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することで連続稼働時間を従来機に比べ約 20%※延長しました。さらに、従来機に比べ、重量は約 25%の軽量化を図り、後端旋回半径は約 30%短縮しました。稼働時間の延長と車体のコンパクト化を両立することで、より幅広い現場での稼働を実現します。3.安全で容易な日常点検を実現した車体構造 日常点検部と高電圧部を完全に分離しているので、高圧電源を気にすることなく安全に日常点検を行えます。また、高電圧部は日常点検が不要であるほか、エンジンや燃料に関係する点検項目が無くなるため、日常 点検や定期メンテナンス項目が大幅に削減されました。※作業環境や使用条件により異なります。
2023/07/18 16:18 株式会社小松製作所
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コマツ茨城工場に、車両整備・検査用の「海浜工場」を新設
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指す- 2023 年 7 月 13 日 コマツ(社長:小川啓之)は、中期経営計画の成長戦略 3 本柱の一つである「レジリエントな企業体質の構築」の取り組みの一つとして、このたび、茨城工場に隣接する土地を新たに購入し、ダンプトラックなどの自走車両の出荷整備や出荷部品の梱包作業などを行うための新工場「海浜工場」を建設しました。本年 6 月に竣工式を執り行い、7 月より稼働開始しました。 【海浜工場 外観写真】 茨城工場は、中・大型リジッドフレーム式ダンプトラックやアーティキュレート式ダンプトラック、中・大型ホイールローダーなどを生産しており、製品の約 9 割を海外へ輸出しています。常陸那珂港区に隣接していることを活かし、港湾道路から完成車に近い形で自走出荷できることが特徴です。2007 年の工場設立以降、需要変動はあるものの海外向けダンプトラックなどの生産は増加傾向であり、製品の出荷整備のためのエリア不足が大きな課題となっていました。このたび新設した海浜工場は、組立工場から常陸那珂港への出荷動線上の敷地を新たに活用したものであり、組立ラインオフ後から出荷までのリードタイムを大幅に削減します。 また、整備・検査後の車両を出荷する際、出荷規格にあわせて一部の部品を分解し、外部で部品の梱包作業を実施後、車両とともに出荷を行う場合があります。この梱包作業を、新設の海浜工場内で実施すること で、物流改善によるリードタイム削減と輸送コスト低減を図ります。物流改善やリードタイム削減により CO2 排出量削減を図るとともに、海浜工場では継続して今後もカーボンニュートラル工場の実現に取り組んでいきます。 コマツは、中期経営計画 「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」の成長戦略で、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を実現することを目指しています。今後も、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、 未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 <茨城工場 海浜工場の概要> ・所在地: 茨城県ひたちなか市長砂 163-70 ・敷地面積:29,312 ㎡ ・総床面積:5,320 ㎡ ・投資額:21 億円 ・竣工:2023 年 6 月 ・稼働開始:2023 年 7 月<茨城工場の概要>・所在地:茨城県ひたちなか市長砂 163-46 ・工場長:原田 誠一郎 ・総敷地面積:380,000 ㎡(海浜工場敷地含む) ・従業員数:830 名(2023 年 3 月末時点)
2023/07/14 13:25 株式会社小松製作所
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JR貨物とコマツ、ガイダンス・セミオート機能搭載の コンテナ用フォークリフトの共同開発契約を締結
2023 年 7 月 12 日 日本貨物鉄道株式会社 コ マ ツ 日本貨物鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼社長執行役員:犬飼 新、 以下「JR貨物」)とコマツ(本社:東京都港区、代表取締役社長兼 CEO:小川 啓之)は、 鉄道輸送における荷役作業の生産性と安全性の向上を目指し、2023 年 4 月に、コンテナ用フォークリフトのガイダンス・セミオート機能に関する共同開発契約を締結しました。また、 2023 年6月に、両社の関係本部長による共同開発契約の締結式を行いました。両社は今後、本機能を搭載したフォークリフトの量産開発を目指し、実用化技術の共同開発を進めてまいります。1.概要 近年、2024 年問題をはじめとするトラックドライバー不足問題への対応や輸送段階における環境負荷の低減を主眼に、大量輸送が可能であり環境特性に優れた貨物鉄道輸送への転換(モーダルシフト)の関心が高まっています。一方で、貨物駅では労働人口の減少によ る熟練した荷役作業オペレーターの確保や人材育成に課題があります。 JR 貨物のコンテナ荷役は、主にコンテナ用フォークリフトが用いられますが、フォーク リフトオペレーターは運転操作の習熟のほか、荷役作業の段取り、荷役、およびダイヤ乱れに対応した臨機応変な運用判断が求められ、経験の浅い新人オペレーターにとっては運転操作の難易度の高さ及び視認性の問題等から、とくにコンテナに対する正対動作やフォー クポケットに挿すフォーク位置の調整に苦労することがあります。また、荷役作業の誤操作には、車両脱線や積載済コンテナへの接触のリスクなどもあります。 これらの課題を受け、コマツではフォークリフトオペレーターの作業負荷軽減を目的とし、JR 貨物のコンテナの約 9 割を占める 12ft コンテナを扱うエンジン式フォークリフト 「FH120」をベースとして、操作ガイダンス機能と操作セミオート機能の先行研究を 2019 年より開始しました。2.操作ガイダンス機能・操作セミオート機能について 操作ガイダンス機能は、車体と作業機周辺に設置された複数のカメラ等センサを用いて、オペレーターが直接視認しにくいフォーク先端高さや中心位置をモニタ表示にて支援します。同機能ではコンテナを適正な位置で保持しているかを検出し、適切でない場合にはオペ レーターに警告を促し、周辺コンテナへの接触及びコンテナ落下事故の防止に貢献します。 操作セミオート機能は、LiDAR※等の外界センサにより、荷役対象コンテナの位置を認識し、オペレーターがアクセル操作のみでフォークリフトを自動的に荷役対象コンテナへ正対させることができます。また独自の荷役対象認識技術によりフォーク位置を正確に自動制御します。 【操作ガイダンス機能のイメージ】 【操作セミオート機能のイメージ】 ※LiDAR は「Light Detection And Ranging」の略。レーザー光を照射して、その反射光の情報をもとに対象物までの距離や対象物の形などを計測する技術。 3.今後について 先行研究において、本機能がオペレーターの作業負荷軽減に大幅な効果が期待できることが確認されたことから、このたびの共同開発契約締結を通じ、今後は両社にて本機能を搭載した量産車両の共同開発を進め、2024 年度から全国の貨物駅へ、21 台の車両導入を目指します。 JR 貨物は、「JR 貨物グループ長期ビジョン 2030」で掲げた、4つの社会価値における、「物流生産性の向上」「安全・安心な物流サービス」を社会に提供することを目指し、コンテナ荷役の省力化、安全性向上につながる遠隔操縦フォークリフトの導入を進めます。 コマツは、今後も、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を、お客さまとともに実現していきます。【共同開発契約の締結式】 (左から)JR 貨物 取締役兼常務執行役員(経営統括本部長) 篠部 武嗣、 コマツ 常務執行役員 CTO(兼)開発本部長 草場 泰介
2023/07/14 11:44 株式会社小松製作所
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コマツ 「第 35 回国際農業機械展 in 帯広 2023」に出展
2023 年 6 月 22 日 コマツ(社長:小川啓之)は、本年 7 月 6 日(木)~10 日(月)までの 5 日間、北海道帯広市の特設会場「北愛国交流広場」にて開催される「第 35 回国際農業機械展 in 帯広 2023」に出展します。 「国際農業機械展」には、国内外の多くのメーカーが集まり、最先端技術を搭載した最新鋭の農業機械や関連施設が展示されます。昨年は新型コロナの影響により 1 年延期されたため、今回は 5 年ぶりの開催となります。 今回、コマツからはカーボンニュートラルに貢献する電動式の建設機械・フォークリフト、そして農業関連のお客さま向け仕様車等を展示予定です。また、株式会社 EARTHBRAIN(代表取締役社長:小野寺昭則)からも農業で活用可能なソリューション・サービスを展示予定です。「第 35 回国際農業機械展 in 帯広 2023」公式サイト:https://iams-obihiro.com/
2023/06/22 15:54 株式会社小松製作所
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コマツ、Anglo American 社のブラジル Minas-Rio 鉄鉱山での 大型 ICT ブルドーザー遠隔操作の商用稼働を開始
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場をお客さまと共に実現- 2023 年 6 月 13 日 コマツ(社長:小川啓之)は、100%子会社であるコマツブラジルインターナショナル(有)を通じて、資源 大手 Anglo American 社(CEO:Duncan Graham Wanblad)と、鉱山向け大型 ICT ブルドーザー 「D375Ai-8 遠隔操作仕様車」の商用稼働を 2023 年 5 月より開始いたしました。 【ブラジルの Minas-Rio 鉄鉱山で遠隔稼働するブルドーザーD375Ai-8】 コマツと Anglo American 社は、Anglo American 社が保有するブラジル南東部の Minas-Rio 鉄鉱山において、鉱山現場の課題である安全性と生産性の両立に向けた新たなソリューションの確立を目指し、2020 年 6 月より鉱山向け遠隔操作ブルドーザー導入に向けた活動を推進してまいりました。両社の協業の下、 2022 年 10 月より生産現場での遠隔稼働実証トライアルを実施し、このたび商用稼働開始を実現しました。 当該機は、コマツ独自のブレード自動制御技術と、100%子会社であるモジュラーマイニングシステムズ(株)のマシンガイダンスシステム「ProVision」を連携する機能を有しており、実証トライアルにおいては、ブルドーザー運転とブレード操作を熟練オペレーターでなくとも遠隔地から簡単に操作できることが確認されました。それに加え、遠隔操作化に伴いオペレーターは振動の大きな環境から完全に解放されるため、運転中の快適性が大幅に向上しました。 本実証トライアルでの成功を踏まえ、Minas-Rio 鉱山では、遠隔操作レトロフィットキットが装着可能な D475A-8R を 2023 年末迄に6台一括導入することを決定しています。Minas-Rio 鉱山はこれら 6 台全てのブルドーザーの遠隔稼働化を段階的に進めていく計画であり、コマツは Anglo American 社と引き続きマイニングソリューション技術分野での協業を進めてまいります。 【左:遠隔操作をするブルドーザーオペレーター】 【右:生産現場で遠隔稼働中の D375Ai-8】 コマツは、中期経営計画 「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」の成長戦略として、「モノ(建設・鉱山機械の自動化・自律化)」と「コト(現場プロセス全体の最適化)」で、世界中の現場をデジタル化し、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場をお客さまと共に実現することを目指しています。今後も、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す 顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2023/06/14 12:28 株式会社小松製作所
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コマツ「DX プラチナ企業 2023-2025」に選定されました
2023 年 5 月 31 日 コマツ(社長:小川啓之)は、このたび経済産業省、東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX 銘柄)」企業の中から、”特に傑出した取り組みを制度開始当初から継続している企業”として「DX プラチナ企業 2023-2025」に選定されました。 経済産業省は、2015 年より、企業の戦略的 IT 利活用の促進に向けた取り組みの一環として、東京証券取引所と共同で、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化のために、経営革新、収益水準・生産性の 向上をもたらす積極的な IT 利活用に取り組んでいる企業を「攻めの IT 経営銘柄」として選定してきました。 2020 年からは、デジタル技術を前提として、ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化に つなげていく DX に取り組む企業を「DX 銘柄」として選定しています。 企業価値の向上につながる DX を推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業として、本年は「DX 銘柄 2023」に 32 社が選定され、銘柄選定企業の中から“デジタル時代を先導する企業”として 2 社が「DX グランプリ」に選定されております。この他、このたび新設された「DX プラチナ企業 2023-2025」には当社を含め 3 社が選定されました。当社は、過去 3 回の銘柄選定(2020 年は「DX グランプリ 2020」選定)、「攻めの IT 経営銘柄」を含めると 6 回選定されていることが評価されました。 今後もコマツは「品質と信頼性」を追求し、企業価値の最大化を図るとともに、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、 地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指してまいります。 [参考] ・経済産業省ニュースリリース 「DX 銘柄 2023」「DX 注目企業 2023」「DX プラチナ企業 2023-2025」を選定しました (URL)https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230531001/20230531001.html
2023/06/07 13:05 株式会社小松製作所
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コマツ GHG アライアンスの連携を加速するイベント開催
-鉱山オペレーションのゼロエミッション実現を目指す- 2023 年 5 月 29 日 コマツ(社長:小川啓之)は、鉱山オペレーションにおける温室効果ガス(「以下、GHG」)削減を加速するため、2021 年8月に発足を公表した「コマツ GHG アライアンス*1(以下、本アライアンス)」メンバーと共に、 米国アリゾナ州ツーソンにあるアリゾナ試験場において、鉱山現場の GHG削減のための最新の情報を共有し、協力体制を強化するためのイベントを開催しました。本イベントでは、2021 年 MINExpo でコマツが展示した EVX(バッテリーダンプトラック)コンセプト車両を改良したバッテリートラックの走行デモもあわせて行われました。 【イベントに参加した GHG アライアンスメンバー】 本イベントにおいて、バッテリーの性能や大きさなどに関連する技術進捗や、GHG 削減に関連する規制の最新動向についての議論を行い、またコマツのトロリー(有線)システムを活用したバッテリートラックへのチャージン グ(給電)技術の活用方法を紹介しました。アリゾナ試験場において行われた実演会では、EVX コンセプト車両を改良したバッテリーダンプトラックを使用して、ダンプトラックバッテリー走行、停車したダンプトラックへのトロリーシステムからの給電および登坂走行中ダンプトラックへのトロリーシステムからのダイナミックチャージングが紹介されました。 【ダイナミックチャージングしながら登坂走行する EVX】 本アライアンスは、世界有数の鉱山企業であり、業界のリーディングカンパニーであるリオティント、BHP、コデルコ、Boliden の 4 社が創設メンバーとして参加し、ゼロエミッション実現という共通の目標に向けて発足し、その後6社が新たに参加しています。本アライアンスの最初のターゲットモデルを超大型ダンプトラックとし、コマツは既存のディーゼルエンジンの他、バッテリー、水素燃料電池など、いかなる動力源でも稼働可能な「パワーアグノスティッ クダンプトラック」の開発にも取り組んでいます。 コマツは中期経営計画の経営目標として、2030 年までに、製品使用により排出される CO2 の 50%削減 (対 2010 年比)、生産による CO2 排出の 50%削減(対 2010 年比)を目標としています。またチャレンジ目標として 2050 年までにカーボンニュートラルを目指します。 今後も、コマツは GHG アライアンスでの取り組みをさらに加速させ、GHG 削減への貢献、持続可能な鉱山オペレーションの早期実現を通じ、カーボンニュートラルにチャレンジしてまいります。※1 「GHG アライアンス」とは、コマツと大手鉱山企業がともに鉱山オペレーションのゼロエミッション実現を目指し、コマツは次世代の鉱山機械の商品企画、開発、テスト、導入などの各工程に関する情報を、鉱山企業は鉱山におけるインフラ設備に関する情報を、相互に提供し、緊密に連携する枠組みのこと。(参考)ニュースリリース:-鉱山オペレーションのゼロエミッション実現を目指す- 大手鉱山企業 4 社とともに 「コマツ GHG アライアンス」を発足https://www.komatsu.jp/ja/newsroom/2021/20210802
2023/05/29 17:18 株式会社小松製作所
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コマツ、トヨタ 無人ダンプトラック運行システム上で自動走行するライトビークル を開発へ
‐ 鉱山オペレーション全体の自動化・自律化の実現加速に向け協業開始 ‐ 2023 年 5 月 17 日コマツトヨタ自動車株式会社 コマツ(代表取締役社長:小川 啓之)とトヨタ自動車株式会社(執行役員 社長:佐藤 恒治 以下、トヨタ)は、鉱山現場のライトビークルの自動化を目指し、無人ダンプトラック運行システム (Autonomous Haulage System 以下、AHS)上で自動走行するライトビークル(Autonomous Light Vehicle 以下、ALV)の開発において協業を開始します。 私たちの生活や産業には鉱物やエネルギー資源が必要不可欠です。資源の安定供給のため、鉱山現場は長時間稼働が求められ、厳しい自然環境下の過酷な労働条件で、オペレーターなどの人材不足が課題となっています。また、多くの機械が稼働している鉱山現場では、更なる安全性向上のため、人的ミスによる事故の削減も求められています。 コマツは 2008 年に世界で初めて AHS を商用導入して以来、鉱山現場ごとに異なる運用環境において稼働実績を蓄積し、世界各国の資源大手より安全性・生産性に対して高い評価を得ています。また、現在、AHS の管制下においては、鉱山現場の走路に、無人ダンプトラックと、鉱山内での作業員の輸送や保守点検に携わる有人ライトビークルとが混在して走行しています。現状では、人的ミスによる衝突を避けるため、すれ違い時に無人ダンプトラック側が減速、または停止するしくみを取り入れることで、最優先課題である安全性を確保しています。しかし一方で、無人ダンプトラックの稼働効率という観点からは、お客さまが求める鉱山オペレーション全体の生産性に関しては課題を残していました。 このたび両社は、この課題を解決することが急務であるという想いを共有し、鉱山オペレーション全体の自動化・自律化推進にともに取り組むこととなりました。コマツは、AHS の管制システム上に ALV 用管理プロ グラムを新たに開発し、トヨタは乗用で培った自動運転技術を応用し、AHS の管制システムからの指令により自動で走行する ALV を開発します。無人ダンプトラックと ALV を、コマツの AHS 管制下で協調制御して自動走行させることで、鉱山現場のさらなる安全性と生産性向上の実現を目指しております。現在、コンセプト車両にて試験を実施しており、今後 2024 年 1 月頃を目途に、お客さまの現場での実証実験を開始する予定です。 コマツ製無人ダンプトラックと、トヨタ製 ALV(コンセプト車両) 1.本取り組みの概要 【意義・狙い】 ・ 鉱山現場においてコマツ製無人ダンプトラックと、トヨタ製 ALV を、コマツの AHS 管制下で協調制御することにより以下を実現し、鉱山オペレーション全体の安全性と生産性を向上する ①指示された走行経路に沿った ALV の安全な運行 ②従来のライトビークルの有人運行時と比較し、ドライバーの運転ミスによる接触事故を防止 ③ライトビークルとすれ違う際のダンプトラック側の停止や減速時間(ダウンタイム)を削減 ・ トヨタ製 ALV の自動走行により、安全性・生産性に寄与する更なる機能改善・追加を推進 ① 鉱山内で稼働する鉱山機械部品輸送の自動化② 積み込み機・ブルドーザーなどを運転するオペレーターの自動送迎の機能【各社の役割】 コマツ … AHS の管制システム上に ALV 用管理プログラムを新たに開発 トヨタ … AHS の管制システムからの指令により自動で走行する ALV を開発2.AHS の特徴 ・ コマツが 2008 年に業界で初めて商用導入して以来、世界 5 カ国 22 鉱山で稼働 累計稼働台数 650 台超(2023 年 5 月時点) ・ 環境の異なる鉱山現場で稼働実績を蓄積した AHS は、世界各国の資源大手よりその安全性・ 生産性に対して高い評価を獲得 トヨタは、「安全」を最優先の課題と位置づけ、「交通事故死傷者ゼロ」を究極の目標に、すべての人に移動の自由をお届けできるよう、安全・自動運転技術の開発を進めています。今回の協業においては、自動運転技術を活用し実際の現場で働く人々の安全に貢献するべく、開発を進めています。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指しています。 次世代に引き継ぐ豊かで持続可能な社会構築に向けた想いを共有する 2 社は、お客さまやパートナー と共に安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の鉱山現場の実現を目指し、取り組みを加速してい きます。
2023/05/17 17:18 株式会社小松製作所
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コマツ 水素燃料電池を搭載した中型油圧ショベルのコンセプトマシンを開発 実証実験を開始
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を加速- コマツ(社長:小川啓之)は、このたび建設機械の稼働現場におけるカーボンニュートラル実現に向けて、 水素燃料電池とコマツが自社開発したキーコンポーネントを組み合せた中型油圧ショベルのコンセプトマシンを開発しました。2023 年 5 月より開始した実証実験(PoC)を進め、近い将来の水素燃料電池を搭載した中・大型建設機械の量産化の実現に向け、取り組みを加速させます。 【水素燃料電池を搭載した中型油圧ショベルのコンセプトマシン】 コマツは、中期経営計画において、2030 年までに、製品使用により排出される CO2 の 50%削減(対 2010 年比)、生産による CO2 排出の50%削減(対 2010 年比)という経営目標とともに、2050 年カーボンニュートラルをチャレンジ目標としています。お客さまのカーボンニュートラル実現に貢献するため、従前より、ハイブリッド油圧ショベル、バッテリー駆動式ミニショベルなど、環境負荷低減に配慮した多様な商品・サービス・ソリューションを提供するとともに、新たな動力装置を搭載した製品の提供を目指して研究開発に取り組んでいます。 このたびのコンセプトマシンは、コマツの中型油圧ショベルをベースにトヨタ自動車株式会社(執行役員社長:佐藤 恒治 以下、トヨタ)が製造した水素燃料電池システムと水素タンクを搭載しており、コマツが自社開発したキーコンポーネントとの組み合せやコマツのトータル制御技術により、エンジン駆動式と同等の力強い掘削性能と高い操作性を発揮しつつ、“排気ガスゼロ”や騒音・振動の大幅低減を目指します。 中・大型の建設機械は、電動化で先行する小型の建設機械に比べよりエネルギー密度の高い動力源が必要となります。小型の建設機械で利用が進んでいるバッテリーに比べて、水素はエネルギー密度が高く、バッテリ ーの充電よりも短時間で水素燃料充填が行えるため、中・大型の建設機械に有効な選択肢と考えて、研究開発を推進しています。水素社会実現への貢献やカーボンニュートラルへの寄与を目指し、このたびのコンセプトマシンの実証実験(PoC)を進め、水素燃料電池を搭載した中・大型建設機械の量産化に向けて取り組みを継続していきます。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創 造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2023/05/15 12:33 株式会社小松製作所
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コマツ 「第 32 回 2023NEW 環境展/第 15 回 2023 地球温暖化防止展」 に出展
2023 年 5 月 11 日 コマツ(社長:小川啓之)は、本年 5 月 24 日(水)~26 日(金)までの 3 日間、東京都・東京ビッグサイトにて開催される「2023NEW 環境展/2023 地球温暖化防止展」に出展します。 「NEW 環境展/2023 地球温暖化防止展」は、環境問題等の各種課題に対応する様々な環境技術やサービスを一堂に展示し、情報発信する事で、環境保全への啓発を行い、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的としています。 今回、コマツからはカーボンニュートラルに貢献する電動式の建設機械とフォークリフトを展示予定です。本田技研工業株式会社(代表執行役社長:三部敏宏)と共同開発し、2023 年度 には国内市場への早期導入を目指している電動マイクロショベルの「PC05E-1」や、電動式ミニショベル「PC30E-5」のモデルチェンジ機である「PC30E-6」を参考出展し、コマツの電動化への取り組みをご紹介します。「2023NEW 環境展」公式サイト https://www.n-expo.jp/
2023/05/15 12:18 株式会社小松製作所
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第5回建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO」に出展
~コマツと EARTHBRAIN が共同で出展~ 2023 年 5 月 10 日コ マ ツ株式会社 EARTHBRAIN コマツ(社長:小川啓之)とその子会社である株式会社 EARTHBRAIN(代表取締役社長:小野寺昭則、以下、EARTHBRAIN)は、2023 年 5 月 24 日(水)~26 日(金)までの 3日間、千葉県・幕張メッセにて開催される建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO※」に共同で出展します。 デジタル庁、経済産業省、国土交通省及び環境省が後援する「CSPI-EXPO」は、建設業界・測量業界の最新かつ最先端の機械・設備・技術・サービスが一堂に集まる展示会です。 今回、コマツと EARTHBRAIN は屋内に 3 つのブース(ブース番号:E-90、H-70、I-76)と屋外ブースを出展し、コマツの ICT 建機や EARTHBRAIN のソリューション・サービスを展示します。すべてのブースにお越しいただくことで、ICT により建設現場の安全性・生産性を向上させる事業「スマートコンストラクション」で実現するリアルな現場を体感いただくとともに、2020 年 4 月より提供を開始した「デジタルトランスフォーメーション・スマートコンストラクション」によるデジタル空間上での施工計画・現場をご覧いただけます。また、コマツと EARTHBRAIN が共同開発した建設機械向けの遠隔操作システムの他、新たなソリューション・サービスについてもご紹介いたします。※Construction & Survey Productivity Improvement EXPO の略「CSPI-EXPO」公式サイト https://cspi-expo.com/【写真:2022 年開催時のコマツブースの様子】 【写真:2022 年開催時の EARTHBRAIN ブースの様子】
2023/05/12 14:23 株式会社小松製作所
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コマツ、欧州工場の充填燃料を HVO 燃料へ切り替えることを決定
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を実現- 2023 年 4 月 20 日 コマツ(社長:小川啓之)と 100%子会社である欧州コマツ(以下 KEISA、社長:前田 理)は、欧州地域の工場で生産される建設・鉱山機械の充填燃料を、ディーゼル燃料から水素化植物油(以下、「HVO 燃料」)に順次切り替えることを決定しました。2023 年 4 月より、コマツドイツ(有)建機部門(以下 KGC、ドイツ ハノーバー)の工場で切り替えを開始し、順次、他の欧州地域の生産工場でも切り替えを進めます。このたびの取り組みを通じて、お客さまへも HVO 燃料の環境性を訴求し、建設・鉱山業界全体でのカーボンニュートラルの実現と持続可能な未来の創造に貢献していきます。 <ドイツハノーバーの工場にて HVO 燃料を建設機械に充填する様子> コマツは、2021 年、2050 年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、CO2 削減の取り組み対象を、自社の拠点(Scope1+2)、自社の製品使用時(Scope3 カテゴリ 11)にとどまらず、お客さまの現場全体にも拡げています。2022 年 4 月にスタートした中期経営計画「DANTOTSU Value - Together, to “The Next” for sustainable growth」では同宣言をチャレンジ目標として掲げています。 このたび4月中旬より欧州におけるホイールローダーとホイールショベルの主力工場である KGC において、従来のディーゼル燃料から HVO 燃料への切り替えを開始しました。今後は英国コマツ(株)などの欧州域内の生産工場にて順次切り替えを行っていきます。 HVO 燃料は、腐食油、動物性油脂廃棄物、植物性油脂や残渣などの再生可能な原料から生成されるパラフィン系燃料であり、建設・鉱山機械から排出される CO2 排出量を最大 90%低減することが可能です* 1。またコマツの自社開発・自社生産のエンジンは、HVO 燃料の充填のための特別な仕様変更や改造等を行う必要がなく、また充填に際して特別な設備を必要としません*2。そのため、切り替えのために追加の投資をする必要がなく、CO2 排出量の大幅な削減を早期に実現することが可能です*3。 コマツは、2050 年のカーボンニュートラルの実現に向け、燃料電池(FC)や水素エンジンなどの新たな動力源やソリューションの開発に注力しています。このたびの HVO 燃料への充填燃料の切り替えは、新動力源やソリューションの開発が実現するまでの「ブリッジテクノロジー」として、限りある資源を節約するための効果的で経済的な選択肢であり、お客さまの現場のカーボンニュートラルの実現に貢献するものです。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。* 1 コマツ製エンジンを搭載した建設・鉱山機械に、HVO 燃料の主要サプライヤーの一つである Neste 社 の Neste MY Renewable Diesel(=HVO 100)を使用した場合。 *2 使用可能な HVO 燃料は、コマツが定める規格に適合したもののみです。 *3 CO2 排出削減量は、各国の計算方法や HVO 燃料製造に使用する原材料構成により異なります。 また HVO 燃料を使用することにより、エンジンの出力に差が生じる可能性があります。
2023/04/25 13:51 株式会社小松製作所
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コマツ 建設機械向け遠隔操作システムを開発、お客さまへの提供を開始
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を加速- 2023 年 4 月 14 日コマツ株式会社 EARTHBRAIN コマツ(代表取締役社長:小川啓之)とその子会社である株式会社 EARTHBRAIN(代表取締役社長:小野寺昭則、以下、EARTHBRAIN)は、建設機械向けの遠隔操作システムを共同で開発し、2023 年 3 月よりお客さまへの提供を開始しました。2023 年上期を目途に量産に向けた現場での検証を完了し、段階的に市場導入を進め、お客さまの現場の安全性・生産性の向上に貢献していきます。 【遠隔操作システムのイメージ】 国内の建設現場では人手不足やオペレーターの高齢化などが深刻化しており、建設機械の遠隔操作に対するニーズは年々高まっています。コマツは従前より、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指し、遠隔操作システムの開発に取り組んでおり、2020 年には 5G を用いた建設・鉱山機械の遠隔操作に関する実証実験を国内で初めて成功させました。 このたび提供を開始した本システムは、従前開発したコンセプトを着実に量産化するため、90 年代に雲仙普賢岳の復旧工事で活躍するなど実績のあるコマツのラジコン仕様車をベースに開発しました。遠隔操作の信号をラジコン操作用に変換し、信号を伝えるためのソフトウェアとコントローラーを新規開発して組み合わせることで、品質と信頼性の高い遠隔操作システムとして商品化を目指しています。 また、EARTHBRAIN が開発した遠隔操作用コックピットでは、建設機械から送られた高精細映像により、前後左右や作業機を確認しながら、実際の運転席同様に、臨場感のある遠隔操作を行うことができます。遠隔操作に必要な現場の映像や制御信号の送受信には、NTT コミュニケーションズ株式会社の協力のもと、高速・大容量・低遅延を特長とした 5G を利用しており、建設現場と遠隔操作拠点間を 5G およびクラウド基盤 (「docomo MEC™ 」 ※1、「MEC ダイレクト™ 」 ※2)で接続します。 今後は、本システムを既に導入しているオオノ開發株式会社(代表取締役会長:大野照旺、本社:愛媛県松山市)の協力のもと、量産に向けて技術面・安全面での最終検証を進め、お客さま毎、現場毎に異なる遠隔操作ニーズに柔軟に対応していく予定です。 なお、本システムは Smart Construction Fleet および Smart Construction Retrofit との連携も可能となっており、これらのサービスと連携した場合には、ダンプへの積み込み作業の作業効率最大化や、建機操作におけるさらなる安全性向上が期待できます。 今後コマツと EARTHBRAIN は、今年度内の本システムの量産に向けて、現場での活用における機能の改善やさらなるシステムの高度化に取り組むことにより、未来の現場での新たな価値創造を目指してまいります。※1 「docomo MEC」は、5G 時代に求められる MEC(Multi-access Edge Computing)の特長である、 低遅延、高セキュリティなどの機能を持つドコモのクラウドサービスです。※2 「MEC ダイレクト」は、ドコモが提供する接続端末とクラウド基盤を直結して通信経路を最適化することで、5G による低遅延・高セキュリティ通信を実現するサービスです。*「docomo MEC」「MEC ダイレクト」は株式会社 NTT ドコモの商標です。
2023/04/14 18:32 株式会社小松製作所
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コマツ、本社ビル建て替えのお知らせ
2023 年 4 月 4 日 コマツ(社長:小川啓之)は、中期経営計画の成長戦略で掲げる「レジリエントな企業体質の構築」を目指し、このたびコマツ本社ビル(東京都港区赤坂)の建て替えおよび建て替え期間中の一時移転を決定しました。2024 年 1 月より一時移転を開始するとともに当ビル建て替え工事に着手し、2026 年 9 月に竣工を予定しています。 コマツ本社ビルは、1966 年竣工以降 57 年が経過しており、老朽化やオフィスとしての機能低下が進んでいます。このたびの建て替えにより、グローバル本社としてのハブ機能を強化し、全世界のコマツグループ拠点との情報共有、意思決定、執行のスピードアップを図ります。新社屋では新型コロナウイルスを経て定着したリモートワ ークなどの多様な働き方にあわせた執務エリアを実現します。産学・産産連携やオープンイノベーションの拡大など、イノベーションセンターとしての機能強化を図るほか、持続的成長を支える優秀な人材の確保を推進するため、グローバル本社を採用の重要拠点と位置づけ、リアルとオンラインを駆使した採用イベントなど、コマツを体感、体験できる機会を拡充します。これらの取り組みにより、ダイバーシティ&インクルージョン推進、人材エンゲージメント向上による多様性に富む人材基盤充実などを図り、社会や外部環境の変化に柔軟に対応できるレジリエントな企業体質構築を目指します。【本社一時移転先】① 所在地:東京都港区海岸 1 丁目 2-20 汐留ビルディング② 移転期間:2024 年 1 月~2026 年 12 月(予定) コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。【コマツ新本社ビルの特徴】1.グローバル本社としてのハブ機能・コーポレートブランド発信力の強化 グローバル本社のハブ機能を強化し、世界中のコマツグループの拠点とリアルタイムでつながるオンライン環境を整備することで情報共有、意思決定、執行のスピードアップを図ります。またすべてのステークホルダーとのコミュニケーションを向上させるため、国内外の生産拠点や国際見本市などの展示会の現場と中継したリアルとオンラインのハイブリッド形式でのイベントを開催するなど、コーポレートブランド発信力を強化します。2.イノベーションセンターとしての機能強化 産学・産産連携先の大学・研究所やスタートアップ・ベンチャーなどとの連携強化のため、リアルで迎え入れ、集まることができる環境としてオープンイノベーションエリアを設置するとともに、全世界のコマツの拠点ともオンラインでつながりやすい環境を整備し、コマツの取り組みをハイブリッドで体感しながら、共創・協業活動を活性化することを狙います。3.人材確保 コマツの持続的成長の実現を支える優秀な人材確保のため、グローバル本社を採用の重要拠点と位置づけ、リアルとオンラインを駆使した新たな採用イベントやインターンシップなど、コマツを体感、体験できる機会を拡充します。4.省エネと創エネの取り組みでカーボンニュートラルを推進 コマツは中期経営計画において、2030 年目標として 2010 年比で CO2 排出量の 50%削減を掲げ、 2050 年に CO2 の排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルをチャレンジ目標として設定しております。このたびの建て替えにより、CO2 排出量削減にも配慮した設計を採用し、建屋環境性能の向上や木材の積極活用を図り、「ZEB Ready」 ※を達成します。更に太陽光や地中熱などの再生可能エネルギーを採用することで、2050年カーボンニュートラル実現に寄与するよう取り組んでまいります。<コマツ新本社ビルの概要> 所在地:東京都港区赤坂二丁目 3-6 延床面積:約 20,000 ㎡ 構造:鉄骨造、地上 10 階地下 2 階建 着工予定:2024 年 1 月 竣工予定:2026 年 9 月※ZEB Ready:Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支ゼロを目指した建物「ZEB」を見据え、外皮の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備え、 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 50%以上の削減に適合した建築物。
2023/04/05 15:52 株式会社小松製作所
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コマツ 超小旋回型 小型油圧ショベル 「PC78UU-11」 を新発売
<オフロード法 2014 年基準適合> 2023 年 4 月 3 日 コマツ(社長:小川啓之)は、最新技術を随所に織り込み、「特定特殊自動車排ガスの規制等に関する 法律」※1 2014 年基準に適合した小型油圧ショベル「PC78UU-11」を本年 4 月より発売しました。 【新発売の「PC78UU-11」】 当該機は、自社開発した 2.4L 高出力エンジンを搭載し、従来機 PC78UU-10 よりあらゆる面で大幅な改善を図ることで、高性能・高機能・低燃費・低騒音を高いレベルで実現した 7 トンクラスの超小旋回型小型油圧ショベルのモデルチェンジ機です。 2.4L 高出力エンジンなどの採用により従来機に比べ作業効率が 14%(※2)向上。併せてエンジンルー ム構造の刷新により周囲騒音を大幅低減し、超低騒音を実現しました。また、安全面では、バケットの運転席衝突を自動回避する干渉自動回避システムや人との衝突事故発生の抑制に寄与する人検知衝突軽減システムを標準装備することでオペレーターの安全で快適な作業をサポートします。さらに、外装形状の変更により整備性が大幅に改善され、クーリング清掃の容易化や日々の点検整備と整備時のストレス軽減に貢献します。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 ※1.通称、オフロード法という。 ※2.従来機、PC78UU-10 の P モード(パワーモード)と PC78UU-11 の P モード(パワーモード)での 比較【主な商品の特徴】 1.環境性・経済性 ・自社開発の 2.4L 高出力エンジンとビークルコントロールにより低燃費と作業効率の向上を実現 ダウンサイジングしながらも高出力と低燃費を達成した 2.4L 高出力エンジンを搭載しました。機体のメインユニットを稼働状況に合わせて最適に制御する進化したトータルビークルコントロールとの組み合わせで、低燃費を図りつつ、作業効率を前型比14%向上させました。・業界トップクラスの超低騒音を実現 エンジンルーム構造の刷新により周囲騒音を大幅に低減しました。さらに燃費低減技術である低速マッチング (=エンジン低回転化)、ファンクラッチによりエンジン自体が発する騒音も低減することで、国土交通省騒音基 準である超低騒音を実現しています。2.安全性・作業性 ・干渉自動回避システムを搭載 バケット操作時に、バケットが運転席に近づくと自動停止する干渉防止装置に加え、新たに、作業機が停止することなくアームが自動的に運転席を回避する干渉回避装置を搭載しました。 ・人検知衝突軽減システムを標準搭載 KomVision(機械周囲の監視モニタ)の機能を向上し、走行または旋回起動時に人を検知した場合に 機械の発進を制御します。また、低速走行中に人を検知した場合、機械を停止させます。これらの機能により、機械と人との衝突事故発生の抑制に寄与します。・アームクレーン標準装備車にアタッチメントの装着が可能になるオプションを追加 アームクレーン標準装備車に、ブレーカ、クラッシャ等のアタッチメントが装着可能となるオプションを新たに追加。多様なアタッチメントを装着することで従来機よりも幅広い作業ニーズに応えます。 3.整備性 ・点検スペースの拡大外装形状の大幅な変更により、開口広さが拡大し作業スペースが広くなりました。さらにカバーが横開きで開閉時の負担が少ないほか、開閉固定も自動となり片手操作が可能です。 ・クーリング清掃容易化新たに一体型の防塵ネットを採用し、固定方法も見直したことで脱着が容易となり、清掃にかかる時間が大幅に短縮されました。・点検ポイントの集中化によるアクセス性向上 フィルタ類を集中配置化し、かつ燃料給油を含めたすべての点検ポイントを地上からアクセス可能としたことで、作業者の日常・定期点検の工数とストレス軽減に貢献します。・メンテナンスフリーバッテリを搭載 面倒なバッテリ液の補充が不要なメンテナンスフリーバッテリを標準搭載。管理の手間を削減しました。 【発 売 月】 2023 年 4 月 【公表価格】 12,400 千円(工場裸渡し消費税抜き)【販売目標】 500 台/年(国内のみ)
2023/04/03 17:25 株式会社小松製作所
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コマツ 令和4年度なでしこ銘柄に選定されました
2023 年 3 月 22 日 コマツ(社長:小川啓之)は、女性活躍推進に優れた企業として経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「令和4年度なでしこ銘柄」に選定されました。なでしこ銘柄の取り組みは、経済産業省が東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた企業を選定・発表する事業で 2012 年度より毎年実施されています。今年度の評価は、企業における女性活躍の多寡だけでなく、企業の経営戦略の中での女性活躍推進の位置付けや、その取り組みをどのように企業価値向上につなげているかに着目されています。全上場会社約 3,700 社、17 業種より各 1 社が選定され、コマツは 5 年振り、通算 5 度目の選定となります。 コマツは、中期経営計画の 1 つである「多様性に富む人材基盤の充実化」のため、重点活動として「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」を織り込み、作業設備の改善や、社員の意識付けのプロモーション活動等を実施し、誰もが安心して働くことができる職場環境の実現に向け取り組んでいます。今後も、女性のみならず、多様な人材の個性や価値観を認め、活かし合い、社員一人ひとりの能力を存分に発揮できるよう、諸施策を積極的に進めていきます。<参考>コマツホームページ「環境・社会活動-人を育てる-ダイバーシティへの取り組み」https://komatsu.disclosure.site/ja/themes/88 経済産業省ホームページhttps://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/nadeshiko.html 東京証券取引所ニュースリリースhttps://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/1120/20230322-01.html
2023/03/24 11:20 株式会社小松製作所
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コマツ 平塚地区の研究・開発機能を集約し効率化を実現 湘南工場内に新開発棟を竣工 向井千秋氏による記念講演会を開催
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を実現- 2023 年 3 月 20 日 コマツ(社長:小川啓之)は、このたび、平塚市内に点在している研究・開発機能を四之宮地区(湘南工場内)に集約するとともに、同工場内に新たに竣工した開発棟(名称:Shonan Innovation Lab、以下、新開発棟)に、自動化・自律化・遠隔操作化などの研究・開発機能を集約します。これにより、コミュニケーションの円滑化や開発の効率化、開発速度の向上を図り、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」の早期実現を目指します。 【新開発棟 Shonan Innovation Lab 外観写真】 平塚市内には、先端技術と基盤技術の研究(万田地区)や、無人ダンプトラック運行システムをはじめとする建設・鉱山機械の自動化・遠隔操作化の開発、建設・鉱山機械の制御や情報化施工などの電子システムやソフトウェアの開発、カーボンニュートラルの実現を目指す電動化システムの研究開発(四之宮地区)など、コマツグループの次世代を切り拓く研究・開発機能が点在しています。このたび、機能を同一拠点に集約することで部門を超えたコミュニケーションを円滑にし、知識の共有やひらめき創出によるイノベーションを図ります。またパートナー企業との密なコミュニケーションを促進することで開発の効率化や開発速度の向上を目指します。 3月 16 日に執り行われた新開発棟の竣工式では、同地区で月面等宇宙開発における建設活動に資する研究開発に取り組んでいることから、東京理科大学特任副学長であり宇宙飛行士の向井千秋氏をお招きし、「宇宙開発の展望と期待」をテーマとした記念講演会を開催しました。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 【向井 千秋氏にご講演頂きました】 【新開発棟の特徴】1.自動化・自律化・遠隔操作化の研究・開発人材を集約 各地に分散していた自動化・遠隔操作関連の拠点や人材を新開発棟に集約。同一の拠点に集約することで部門を超えたコミュニケーションを円滑にし、知識の共有やひらめき創出によるイノベーションを図ります。2.柔軟なワークスタイルに応える環境を整備 礼拝室や女性支援室の設置などによるダイバーシティへの取り組みや設備・スペースの充実化、執務室のフリーアドレス化など、柔軟なワークスタイルに応える環境を整備。多様で優秀な人材の確保を促進します。3.パートナー企業との効率的なコミュニケーションを実現する環境を整備 イノベーションを加速する上で重要となるパートナー企業との連携を強化するため、パートナー企業が常駐できるスペースを確保。セキュリティに配慮しながらも、パートナー企業との密なコミュニケーションを促進することで開発速度の向上を図ります。4.省エネと創エネの取り組みでカーボンニュートラルを推進 コマツは中期経営計画において、2030 年目標として 2010 年比で CO2 排出量の 50%削減を掲げ、 2050 年に CO2 の排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルをチャレンジ目標として設定しております。 新開発棟は、CO2 排出量削減にも配慮した設計がなされており、最新の空調方式の採用と気密・断熱性の向上による省エネ、および太陽光発電を活用した創エネに取り組んでいます。 【新開発棟 Shonan Innovation Lab 内覧写真】 <新開発棟(名称:Shonan Innovation Lab)の概要>所 在 地 : 神奈川県平塚市四之宮 3-25-1(湘南工場敷地内)延床面積 : 10,483.95 ㎡構 造 : 鉄骨造、純ラーメン構造、5 階建収容人数 : 640 名竣 工 : 2023 年 3 月
2023/03/23 14:42 株式会社小松製作所
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コマツ、クオリカ、石川高専 DX 人材育成の協力関係構築に関する協定を締結
~Kom-mics を高専の実習に導入し、 産業 DX をけん引する高度産業DX人材の育成事業を支援~ 2023 年 3 月 17 日コマツクオリカ株式会社 コマツ(所在地:東京都港区 社長:小川 啓之)と石川工業高等専門学校(所在地:石川県津幡町 校長:嶋倉 剛、以下、石川高専)および TIS インテックグループのクオリカ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:辻本 誠、以下クオリカ)は、石川県における高度産業 DX 人材の育成を目的に、2023 年 3 月 15 日(水)に「デジタルトランスフォーメーション人材育成に関する包括連携協定」(以下、本協定)を締結しました。【協定の概要】 本協定は、石川高専が進めている DX 人材の育成を、石川県が創業の地であるコマツと、IT 企業のクオリカ が支援する産学連携の取り組みに関する包括協定です。 本協定を通じて三者は中長期的な関係を結び、それぞれの知識、技術、資源を生かし、主に石川県の企業への貢献につながる、より実践的なデジタル技術をもつ人材の育成を推進していきます。 具体的には、石川高専の実習用工作機械に、機械の状態監視および加工作業改善を行うための IoT システムの「Kom-mics」(コムミクス)を導入し、従来の実習で学んできた「理論」と「作業」に「数字」を加えることで、データドリブンな学習(データを収集・分析し、さまざまな課題に対する判断や意思決定を行うことの学習) を行うためのカリキュラムなどを開発します。これによりデジタル技術を身につけた人材の育成を推進していきます。 また、将来的にはこのカリキュラムをブラッシュアップし、教育事例として石川高専より全国の高専へ紹介し広げていきたいと考えています。【協定締結の背景・狙い】 実践的技術者の養成を目的とした高等教育機関である工業高等専門学校は現在、企業から専門性を持ちかつデジタル技術を活用できる人材の輩出を期待されています。一方で、コマツは、石川・北陸地区における産業技術人材の育成と産業活性化に資する活動を推進しています。また、クオリカでは企業の DX 化推進には、ソリューションの提供だけではなく、デジタル技術を活用できるエンジニアの育成が必要であると考えていました。 そこで今般、三者間での協定を締結し、DX 人材の育成および産業活性化などを共同で推進していきます。【取り組み概要】 クオリカは、今回の取り組みの一環としてコマツが開発しクオリカが販売する工場の生産性改善システム 「Kom-mics」を石川高専に導入しました。 石川高専は現在推進している DX 人材育成において、DX の基礎教育(情報基礎教育や数理データサイエンス教育)に加え、実習用の工作機械に接続された Kom-mics により取得できる機械の稼働データを活用し、単なる機械の使い方だけでなく、データに基づくより実践的な生産現場のデジタル化を学ぶためのカリキュラム を開発していきます。 また、コマツからは Kom-mics の自社での活用事例やノウハウの提供を、クオリカからは Kom-mics の活用方法や管理支援などを通じて、石川高専でのカリキュラム化を支援していきます。 今後は石川県下の企業とも連携し、実企業での生産性向上や課題の把握などを行うことで、新たな価値を創造することができる DX 人材の育成を三者で推進していきます。 Kom-mics を活用した DX 人材育成の取り組みの詳細は、以下サイトをご覧ください。 URL:https://www.qualica.co.jp/service/manufact/kommics/index.html■Kom-mics について Kom-mics は、「誰でも」「どこでも」「簡単に」 導入できる工場 IoT です。工作機械の稼働データ及び加工データなどの各種データを収集し、それを分析することで、工場の稼働状況の可視化や最適化に向けた施策立案を支援します。コマツの生産現場で培った技術とノウハウを活かして、生産現場の生産プロセスにおける課題を解決します。Kom-mics の詳細は、以下サイトをご覧くださいURL:https://www.qualica.co.jp/service/manufact/kommics/index.html<「デジタルトランスフォーメーション人材育成に関する包括連携協定」の調印式> (左から)石川高専 校長 嶋倉 剛、コマツ CTO(兼)開発本部長 渕田 誠一、 クオリカ 代表取締役社長 辻本 誠 コマツについて 1921 年の創立から、約 100 年にわたって、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、社会ニーズに対応 した製品・サービス・ソリューションを提供している建設・鉱山機械メーカーであり、現在は 140 を超える国と地域で事業を展開。今後も、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造) を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。石川工業高等専門学校について 本科 5 学科(機械・電気・電子情報・環境都市・建築)、専攻科 2 専攻(電子機械・環境建設)から成り、1965 年に設立されて以来、我が国産業界、国・自治体、教育機関はもとより、国外でも活躍する人材を輩出してきました。社会が大きく変動する中、先端技術を学び、自ら実践的創造的に切り拓いていく技術者を育成し、地域産業・社会に貢献する人材の育成を目指しています。さらに近年は、石川県内の大学に先駆けて政府の数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度に全学科が認定されるなど、DX 人材の育成にも注力しています。クオリカ株式会社について(https://www.qualica.co.jp) 1982 年、世界的建設機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、製造業、流通サービス業(外食業・小売業)の企業様を中心に、現場の課題解決に向け幅広い IT サービスを提供してきました。クオリカは、これまで培ってきた技術力と業務知識で、国内外のお客様のビジネスの成長とより良い社会・ 環境の実現を目指します。※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 ※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
2023/03/23 14:06 株式会社小松製作所
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コマツ 電動マイクロショベル「PC05E-1」を開発
-コマツと Honda 共同開発、着脱式可搬バッテリー搭載系列機種拡大- 2023 年 3 月 8 日 コマツ(社長:小川啓之)は、本田技研工業株式会社(代表執行役社長:三部敏宏、以下、Honda) と電動マイクロショベル「PC01E-1」の系列拡大機種となる「PC05E-1」を共同開発し、2023 年度には国内市場への早期導入を目指します。また当該機のプロトタイプは、Honda が出展する第 13 回「国際スマートグリ ッド EXPO」(2023 年 3 月 15 日~3 月 17 日に開催予定)に参考展示されます。 電動マイクロショベル「PC05E-1」プロトタイプ 当該機は、2022 年 3 月より国内市場に導入している電動マイクロショベル「PC01E-1」の系列拡大機種であり、コマツの建設機械の中でも小規模な土木・建築工事やガス・電気・宅内配管工事などの現場で利用されることの多いマイクロショベル「PC05」に、「PC01E-1」と同様に動力源として Honda Mobile Power Pack e: (モバイルパワーパック イー※1 以下、着脱式可搬バッテリー)や電動パワーユニット(eGX)を搭載することで電動化を実現しています。 電動マイクロショベルの特徴である、騒音・排熱の大幅な低減を実現しており、“排気ガスゼロ”のため環境に優しく、屋内外問わずどのような環境でも快適に作業可能です。バッテリーは交換式のため、電池残量が少なくなった際もバッテリーを交換することで、充電を待たずに作業を継続できます。また、バッテリーをオペレーターシート下の車体中央部に配置したミッドシップレイアウトによりエンジン車同等の安定性とコンパクト性を両立しました。 さらに、全回転域で力を発揮できる電動モーターの採用により、エンジン車が苦手とする低回転数の作業においても力強い掘削性を発揮します。整備面においては、エンジンを搭載していないので、エアクリーナーやフィルタ類の清掃・エンジンオイルの点検・燃料補給が不要となり、手間のかかる日常の点検・保守作業が大幅に軽減されます。 このたびの電動マイクロショベル「PC05E-1」の開発をはじめ、コマツは各電動機種の開発や市場導入に取り組んでいます。2023 年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けて、電動化建機の市場形成にむけて 当該機の早期市場導入および普及を図っていきます。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 ※1:Honda Mobile Power Pack e:は、Honda が開発した着脱式可搬バッテリーです。 ※2:プロトタイプ車の仕様は、一部量産車と異なる可能性があります。
2023/03/08 17:01 株式会社小松製作所
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コマツ、「CONEXPO-CON/AGG 2023」に出展
-安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を加速- 2023 年 3 月 7 日 コマツ(社長:小川啓之)は、3 月 14 日から 18 日までの 5 日間、米国のラスベガスで開催される国際的な建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2023」に出展します。 今回の「CONEXPO-CON/AGG 2023」では、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現の実現を加速させるための、最新の自動化技術やソリューション、カーボンニュートラル実現に貢献する電動化技術をご紹介します。また電動化建設機械の普及を目指して、電源がない環境での充電ソリューションのコンセプトを初めて出展します。 (写真)リチウムイオンバッテリーシステムを搭載した 20 トンクラスの電動ショベル(米国アリゾナ州) 電動化技術の展示としては、昨年 10 月の「bauma 2022」に出展したリチウムイオンバッテリーシステムを搭載した 20 トンクラスの電動ショベルと3トンクラスの電動ミニショベル、フル電動ホイールローダーのコンセプトマシ ン、日本で導入した電動マイクロショベル PC01E-1 などの実機を参考展示します。 また電動化建設機械の普及を目指して、電源がない環境でも充電が可能な充電ソリューションのコンセプトとして、お客さまのご要望や様々な機種に対応するための各種蓄電機能付き充電器を初出展します。 ミニショベル向けの蓄電機能付き充電器は、輸送性に優れたコンパクトな設計で、ミニショベルの充電だけでなく他の電動機材への電力供給も可能な充電ソリューションです。また、坑内掘り鉱山機械向けに充電ニーズに合わせた電圧調整が可能でユニバーサル充電プラグを装備した充電器や、米国プロテラ社との協業による、電気の供給が困難な稼働現場などでの使用を想定した可動式充電のコンセプトも展示しています。 写真:ミニショベル向け蓄電機能付き充電器(中央奥)と 3 トンクラスの電動ミニショベル(右)のイメージ また、自動化技術は、最新技術「intelligent MACHINE CONTROL2.0」を搭載した ICT ブルドーザー D39PXi-24、D51PXi-24、D71PXi-24、ICT 油圧ショベル PC360LCi-11 に加え、既存の従来型建機に、3D-マシンガイダンス機能やペイロード機能などの ICT 機能を提供する後付けキット「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」を装着した実機などの展示を予定しています。また新たな顧客価値の創造を目指すソリューション「スマートコンストラクション」や採石現場の最適化に特化した「スマートクアリー(※北米市場のみで展開)」をご紹介します。 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
2023/03/07 17:11 株式会社小松製作所
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