「株式会社小松製作所」のニュース一覧 (268件中1~20件を表示)

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コマツ 第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に出展 コートジボワールに代理店・お客さま向けトレーニング拠点の開設を発表 ―西アフリカの中核拠点としての活用を目指すー
コマツ(社長:今吉琢也)は、8月20日~22日にパシフィコ横浜 展示ホールで開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD 9※1)に出展します。 今回の出展テーマは、イノベーションを通じたアフリカ市場のサステナブルな成長への貢献です。アフリカ地域におけるコマツの人材開発への取り組み、先進技術とソリューション、インフラ開発への貢献やCSR活動などの取り組みを展示します。特に、コートジボワールに新たに建設機械のメカニックやオペレーターのトレーニング施設を設立するプロジェクトのパネル展示を行います。この施設は2026年の完成を目指しており、代理店、お客さま、さらには地域社会に向けた人材育成のためのトレーニング施設としてスタートし、将来的に本体・部品の在庫機能やマーケティング機能なども備えた西アフリカの中核拠点としていく考えです。 【コートジボワールに建設予定の拠点イメージ図】 主な展示内容は以下のとおりです。1.トレーニング施設の開設(パネル展示)コマツのアフリカにおけるプレゼンスをさらに高め、地域への一層のコミットメントを示す拠点として、2026年の稼働開始を目指しています。まず西アフリカのお客さま・代理店、さらには地域社会も対象とした建設機械オペレーター・メカニックのトレーニング施設としてスタートし、オペレーターの能力開発をてがけるコマツグループ(※2)のシミュレーターなどを活用した実践的な研修を提供し、技能向上を通じた雇用機会の創出などによる地域社会の発展に貢献していきます。今後の同地域の情勢も考慮しつつ、西アフリカの中核拠点として、本体・部品在庫やマーケティングの機能も段階的に付加する予定です。2.建設機械のシミュレーター(実物展示)オペレーター・メカニックの技能水準向上を目的に、油圧ショベルやブルドーザー等の操作を学べる簡易シミュレーターや、VR技術を用いて安全作業を習得できるソフトウエアを展示・体験できます。これらのシミュレーターは、コマツグループ(※2)が開発したもので、上記1のトレーニング施設でも利用される予定です。 【実物で展示予定の簡易シミュレーター】 3.新世代油圧ショベル「PC200i-12」(実機展示)最新の3D施工機能を搭載した最先端の油圧ショベルを実機展示します。この3D施工機能は、経験の浅いオペレーターでもより効率的で正確なオペレーションを可能とし、アフリカにおいて求められる「質の高いインフラ」に将来的に貢献できると考えています。 【実機で展示予定のPC200i-12】 コマツは、1960年代にアフリカでの事業を開始し、1970年代からアフリカ各地に事務所を設置、さらには南アフリカ共和国などにおける自社代理店の設立など長期にわたりマーケットを開拓してきました。アフリカ地域は、豊富な資源や人口の増加に伴うインフラ開発などを背景に、近年、建設・鉱山機械の需要も拡大しています。一方で、職業訓練や人材育成が課題となっています。コマツは、世界15か国22拠点に代理店や社員向けのトレーニング施設を有しており、これまで、アフリカ地域では、南アのトレーニングセンターのほか、ドバイおよび日本のトレーニングセンターからサポートを行ってきました。コマツは、アフリカ地域を成長市場と位置づけており、これまで事業活動で培ってきた人材育成のノウハウを活かし、同地域の社会課題の解決に貢献することを通じて、プレゼンスの拡大に注力していきます。※1 TICAD9概要1. 開催日時 2025年8月20日(水)~22日(金)2. 場所 パシフィコ横浜展示場(コマツブース No.A03)3. TICADはTokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略であり、アフリカの開発をテーマとする国際会議。1993年以来、日本政府が主導し、国連、国連開 発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催。コマツはTICAD期間中にJETROが開催するテーマ別イベントの一部である「Japan Fair」にブースを出展します。https://ticad9.city.yokohama.lg.jp/※2 豪州のイマーシブ社(Immersive Technologies Pty Ltd.)やスウェーデンのオリックス・シミュレーションズ社(Oryx Simulations Verklighetsmodeller i Sverige AB)。
2025/08/07 12:28 株式会社小松製作所
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コマツ セネガルにおける対人地雷除去を通じた地域復興支援プロジェクトを開始
コマツ(社長:今吉 琢也)は、2008年から取り組んでいるカンボジアやラオスでの対人地雷および不発弾の除去活動の支援を、セネガルでも開始します。 セネガル・カザマンス地方は、1982年から続いている内戦が2014年に停戦しているものの、近年でも対人地雷による被害も発生しています。対人地雷除去活動の中心となる人手による除去作業は大きな危険を伴うと共に、処理に時間がかかるという課題がありました。同地方では、かつては栄えていた村も避難のために住人が去り、廃村となった村が複数あります。これらの村々を復興させ、人々を帰還させ、新たなコミュニティを作ることがコマツの支援の目的です。 コマツの調査の結果、この地域で埋設されている地雷は、ほとんどが対人地雷であるため、コマツがこれまで実績を積み上げた対人地雷除去機の活用が可能であることが分かりました。コマツは、日本政府ODAを通じて対人地雷除去機をセネガル政府に提供します。本活動にあたっては、現地機関や関係するNGO等と協力し、迅速な対人地雷除去作業を促進し、セネガルの土地を安全に変え、地域を復興するための支援に努めます。 【対人地雷除去機 D85MS】 【発足記念式の様子(ソンコ首相スピーチ)】 <式典概要>月 日:2025年7月24日(木)式典名:セネガル カザマンス地方における対人地雷処理の機械化事業 発足記念式主 催:セネガル政府出席者:セネガル政府(首相、外務大臣、経済大臣、国防大臣、他) 在セネガル日本国大使館赤松大使、BIAダカール(コマツ代理店) コマツ 欧州コマツ出席者:約200人
2025/07/28 17:00 株式会社小松製作所
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コマツ セネガル職業訓練センタ(CFPT‐SJ)の学生に奨学金支援を開始
コマツ(社長:今吉 琢也)は、7月2日、人材育成の取り組みの一環として、セネガル職業訓練センタ(Centre de Formation Professionnelle et Technique SENEGAL-JAPON)(以下、CFPT-SJ)と奨学金支援に関する契約を締結しました。本契約に基づき、本年10月にCFPTの重機メンテナンス学科に入学する学生のうち、政府や財団などから奨学金を受けていない自費学生にコマツが奨学金による支援を行います。選考は同9月に実施予定の入学試験の結果に基づいて行われ、選抜された10人の学生には2年にわたり年間授業料に相当する奨学金が支給されます。 【CFPTとの契約調印式の様子】 CFPT-SJは1984年にJICAによって設立された職業訓練校で、現在はセネガル政府が運営しています。約1,300名の生徒が在籍しており、そのうち女性が18%を占めています。日本政府はCFPT-SJを、アフリカに10カ所設置されているTICAD産業人材育成センタの一つと位置付けています。CFPT-SJは西アフリカ共同体(ECOWAS)からの留学生も多く、西アフリカにおける職業訓練校の中心的な役割を果たしています。 本取り組みは、アフリカにおける建設機械技術者の不足という社会的課題に対し、教育支援を通じて持続可能な解決を図ることを目的としています。コマツは、CFPT-SJ重機メンテナンス学科の設立時にもカリキュラムの立案に協力するなど、これまでもアフリカ地域の人材育成に貢献しており、今後もアフリカ市場での教育支援を通じた貢献を図っていきます。
2025/07/28 17:00 株式会社小松製作所
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コマツ - 温室効果ガス(GHG)削減に向けた取り組みを加速 - スウェーデン・Boliden社アイティク銅鉱山でパワーアグノスティックトラックの稼働を開始
コマツ(社長:今吉琢也)は、このたび、スウェーデンの資源大手Boliden社(社長兼CEO:ミカエル・スタファス)が保有する欧州最大級の銅鉱山アイティク銅鉱山において、多様な動力源への対応性に優れた「パワーアグノスティックトラック」シリーズの第一弾として、ディーゼル・トロリー式930Eの稼働を開始しました。今回の導入は、鉱山現場で稼働する「パワーアグノスティックトラック」として世界初※1の事例となります。 【Boliden社アイテック銅鉱山で稼働するディーゼル・トロリー式930Eパワーアグノスティックトラック】 「パワーアグノスティックトラック」は、コマツの主力機種である電気駆動式超大型ダンプトラック930E(積載量:290トン)をベースに開発された次世代マイニングトラックです。同じ車体のプラットフォームで、ディーゼルから、バッテリーや水素などの多様な動力源に交換可能なモジュラー設計を採用しています。これにより、将来的に動力源の切り替えが必要となった場合でも、柔軟に切り替えることが可能となります。ディーゼルとトロリー充電で運用を開始し、将来的にはお客さまのニーズに合わせバッテリー電動や水素燃料電池など、より環境負荷の低い動力源へのスムーズに移行が可能です。 今回導入されたディーゼル・トロリー式モデルには、トロリーアシスト機能が統合されており、燃料消費量および温室効果ガス排出量の削減に貢献します。これは鉱山現場の電動化に向けた第一歩であり、脱炭素社会の実現に向けた重要なマイルストーンとなります。 コマツは2024年9月、ラスベガスで開催された鉱山機械見本市「MINExpo」にて本トラックを初公開し、その将来性の高いコンセプトが注目を集めました。アイティク銅鉱山は、欧州でも最大規模を誇る高生産性の鉱山であり、今後12か月にわたって実用化に向けた性能検証が行われる予定です。 コマツの「GHGアライアンス(※2)」創設メンバーであるBoliden社は、持続可能な鉱業の実現に向けた取り組みを加速しています。今回の「パワーアグノスティックトラック」の導入は両社にとって脱炭素化を実現する上での貴重な知見と学びをもたらすとともに、その成果は、コマツの「パワーアグノスティックトラック」シリーズのさらなる進化を促進し、両社が共有する鉱業の低炭素化の実現を力強く後押しすることが期待されています。※1 当社調べ※2 「GHGアライアンス」とは、コマツと大手鉱山企業12社がともに鉱山オペレーションのゼロエミッション実現を目指し、コマツは次世代の鉱山機械の商品企画、開発、テスト、導入などの各工程に関する情報を、鉱山企業は鉱山におけるインフラ設備に関する情報を、相互に提供し、緊密に連携する枠組みのこと。
2025/07/24 12:41 株式会社小松製作所
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コマツ - 私有コンテナによる効率的で持続可能な輸送体系を構築 - 建設・鉱山機械用部品のコマツ私有コンテナによる鉄道輸送の開始について
コマツ(東京都港区、代表取締役社長 CEO:今吉 琢也 、以下 「コマツ」)、コマツの子会社であるコマツ物流株式会社(東京都港区、代表取締役社長:千田 悟郎、以下「コマツ物流」)、NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社(東京都千代田区、 代表取締役社長:堀切 智)のグループ会社である日本通運株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:竹添 進二郎、以下「日本通運」)、日本貨物鉄道株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長兼社長執行役員:犬飼 新、以下「JR貨物」)は、2025年3月より、コマツ粟津工場(石川県小松市)からタイヤ式大型建設・鉱山機械を生産する茨城工場への建設機械・鉱山機械用部品の輸送において、コマツが運用する20フィート私有コンテナ(長さ約6m)を活用した鉄道輸送を開始しました。本取り組みは環境負荷の低減と安定的な輸送力の確保を目的とし、効率的で持続可能な物流体制の構築を目指します。 【コマツロゴ入り私有コンテナ】 1. 背景 コマツは、CO2排出量の削減や持続可能な輸送体系の構築に継続的に取り組んでおり、2018年5月よりエンジン・油圧機器を生産する小山工場と中小型建設機械を生産する粟津工場間の輸送において、鉄道を用いたモーダルシフトを実現し、常時利用しています。さらに、油圧シリンダーを生産する郡山工場と中大型建設機械を生産する大阪工場間でも、鉄道を用いたモーダルシフトを実現しました。一方で、粟津工場で生産しているトランスミッションの一部については、鉄道輸送における既存のコンテナの積載重量制限(最大5トン)やサイズなどによる制約から、鉄道輸送と長距離トラック輸送を併用して利用していました。 この点に関する課題解決に向けて、コマツは、コマツ物流、日本通運、JR貨物と連携して検討を進めてきました。2024年度には、4社で「小松製作所粟津・関東工場間モーダルシフト協議会」を立ち上げ、国土交通省の「物流効率化法」に基づく事業認定を受け、令和6年度「モーダルシフト加速化緊急対策事業」に採択されました。この取り組みにより、コマツは1つのコンテナで最大10トンまで積載可能な20フィートの私有コンテナ6基を新造し、鉄道輸送の拡大を実現しました。2. 概要 今回の取り組みでは、4社が連携し、粟津工場から茨城工場までの約600kmの輸送区間において、20 フィートコンテナを使用したモーダルシフト※1を導入しました。コマツが保有する専用コンテナは、建設機械・鉱山機械用部品の特性に合わせて設計されており、積載効率の向上と輸送の安定化を実現しています。この新たな輸送スキームにより、2025年3月より鉄道輸送を開始しました。これにより、トラックドライバー不足の改善に寄与するとともに、年間約160トン※2 のCO2排出量削減を見込んでいます。 3. 今後について コマツ、コマツ物流、日本通運、JR貨物は、気候変動などの社会課題に対応するため、今後もモーダルシフトをはじめ、お客さまや取引先などと共に、事業活動に伴うCO2排出量の削減をめざす取り組みを継続的に推進し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。 【粟津工場にて私有コンテナへトランスミッションを積載】 ※1 モーダルシフト: 環境負荷の低い輸送手段(Modal)への転換(Shift)すること。具体的には、トラックに代表される幹線貨物輸送を地球に優しく大量輸送が可能な鉄道や船舶などの輸送手段に切り替えること等があてはまる。※2 2024年の輸送計画に基づいて、トラック輸送のCO2排出量と鉄道輸送のCO2排出量を比較した数値。
2025/07/18 15:57 株式会社小松製作所
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コマツ産機、最新鋭の鍛圧・板金機械を「MF-TOKYO 2025」に出展
コマツ(代表取締役社長︓今吉琢也)の100%子会社であるコマツ産機株式会社(社長: 長利啓正 以下、「コマツ産機」)は、2025年7月16日(水)~19日(土) 東京ビッグサイトにて開催される『MF-TOKYO 2025 第8回プレス・板金・フォーミング展』(副題︓人と地球にやさしい技術、持続可能な未来を築く)に出展いたします。主な展示内容は、以下のとおりです。東7ホール(ブース番号︓7-48)にて、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。※ご来場の際は公式HP(https://mftokyo.nikkan.co.jp/)より事前登録をお願い致します。ご登録の上、「入場証」をお持ちの方は無料で入場可能です。招待状をお持ちでも事前登録がない場合は会場受付での登録が必要となります。<主な展示商品>1.機械稼働管理システム 「Komtrax」(パネル展示) インターネットで機械の稼働を管理できるシステム「Komtrax」をパネルでご紹介します。 快適な操作性を追求した新しいユーザーインターフェース(※)に加え、アシスタントAIによるチャットボット機能も新たに搭載しました。また、荷重解析ツール「荷重トレンド・推移」と、成形時の荷重波形を取得することで成形における課題と変化を把握できるツール「Load Waveform Capture」により、全ショットのデータを可視化することで、金型の長寿命化や成形品の品質安定化に貢献します。 さらに、従来の予知保全システムを拡張し、金型摩耗を予測する金型予知保全にも対応しました。 あらゆる角度から現場の保全を支えるコマツ産機のICTをご覧ください。※ユーザーインターフェース︓ユーザーが製品やサービスを操作・利用する際の画面や操作方法などの設計。 2.ACサーボプレス 「H1F200-2」(実機展示) 2025年8月に発売開始予定のサーボプレス「H1F200-2 アップグレードモデル」は、新型サーボモーターを搭載することで、消費電力を従来機と比べ6%削減するとともに、生産速度向上を実現させました。 また、サーボフィードバック制御技術の進歩により、±10kNの荷重制御を実現し、超高精度の生産が可能になります。 実演加工でその実力を直接ご確認いただけます。 さらに、お客さまの現場のDXを支援すべく、加工状態を能力線図や偏心荷重線図上で確認ができる過負荷モニタを標準搭載しました。 プレスブレーキPVS8525にロングリーチロボットを組み合わせた自動曲げ加工システムを省人化の一例として展示します。 無人連続運転と有人での加工の切り替えが容易に可能で、生産体制の変更に柔軟に対応できます。 また、高機能プレスブレーキロボットCAMを活用することで、曲げ加工のシミュレーションからロボットプログラムの作成までをすべてオフラインで完結できるため、段取り時間の短縮や試し曲げの削減にもつながり、生産効率を大きく向上させます。さらに、曲げ加工を自動補正することができる非接触式曲げ角度センサ「ベンディングアイ」がロボットと連動することにより、高い安定性を実現します。4.三次元ファイバーレーザー加工機「TLM610-1」(映像展示) ファイバーレーザー発振器を搭載した「TLM610-1」を映像でご紹介します。電力削減とランニングコストの低減を実現しながら、生産性向上を可能にします。ファイバーレーザーに必要となるマシンルームは、作業性を図った設計となっており、現場への運用のしやすさも特長です。既存のCO2レーザー発振器と加工プログラムの互換性を確保しており、容易に置換えることが可能です。 高生産・省エネ・扱いやすさを兼ね備えた本機で、スマートな加工環境を実現します。 5.アフターサービス 「レトロフィットソリューション」(パネル展示) メーカーならではの視点で、お客様の設備ライフサイクル全体をサポートします。安全装置をはじめ、お客さまの設備ニーズに応じたさまざまな制御関連機器のリニューアルのご提案も実例と共にご紹介します。 また、既にご使用いただいている機械への「Komtrax」導入提案も進めており、見える化・予知保全による運用改善を支援します。導入から運用、そして更新までコマツ産機は現場の安心と進化を支え続けます。
2025/07/10 11:05 株式会社小松製作所
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コマツ Suncor社フォートヒルズ鉱山(カナダ)に 世界最大の超大型油圧ショベルPC9000を導入
コマツ(社長:今吉琢也)は、世界最大※1の超大型油圧ショベルPC9000(バケット容量46㎥、機械質量883ton)を開発し、このほど北米代理店の SMS Equipment Inc.(以下、SMS社)を通じ、Suncor Energy Inc(以下、Suncor社)のフォートヒルズ鉱山(カナダ アルバータ州)に導入しました。 【カナダのフォートヒルズ鉱山で稼働するPC9000】 PC9000は、コマツドイツ(有)マイニング部門にて開発・生産された最新モデルであり、従来までの最大モデルであったPC8000と比べ、容量を約9.5%増加させることで、当社最大の超大型ダンプトラック980E(積載質量362ton)への積み込みを、5回で満載できるようになりました。加えて、アームの到達距離(リーチ)を980Eへの積み込み作業に最適となるよう設計しております。これにより、ショベルの両脇にダンプトラックを停車させ、積み込みを行う「ダブルサイドローディング工法」で高い親和性を発揮し、トラックの待機時間を最小限に抑えることで、作業効率の向上に貢献します。Suncor社では既に980Eを多数導入いただいており、今回のPC9000の導入により、さらなる生産性の向上に貢献していきます。 なお、コマツは本機の2台目を2025年7月にSuncor社へ納入予定であり、2026年にも追加納入を計画しています。※1:当社調べ。機械質量について世界最大の油圧ショベル。 【PC9000(中央)と超大型ダンプトラック980E(左右)】 【主な仕様】
2025/07/08 13:56 株式会社小松製作所
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コマツ - 1台で高層から基礎まで、幅広い解体作業に対応 - 中型油圧ショベルPC228USLC-11マルチ解体仕様 発売開始
コマツ(社長:今吉琢也)は、この度中型油圧ショベルPC228USLC-11マルチ解体仕様(最大運転質量34,100kg)の販売を開始しました。本機は、解体作業向けのベースマシン1台に対し、作業内容に応じて4種類の作業機を装着可能なマルチ仕様で、高層から基礎解体作業まで幅広く対応します。 【PC228USLC-11 解体2ピースブーム】 近年、特に大都市部では中高層階の鉄筋コンクリート建物の解体需要が増加しており、複数車両の搬入が困難な狭小エリアや階上解体など、複雑な現場条件への対応が求められています。従来、作業内容に応じて複数台の専用機を使い分ける必要があり、搬入出の手間や導入コスト、安全面での課題がありました。 本機は、解体ロングフロント、ショート作業機、解体2ピースブーム、掘削作業機の4種類の中から必要な作業機のみを選択し、購入することが可能です。1台で多様な作業に対応でき、新設計により作業機交換が容易なため、現場の生産性と安全性の向上に貢献します。【主な商品の特長】1. 4種類の作業機による高い汎用性 以下の4種類の作業機から用途に応じて選択・装着可能です。① 解体ロングフロント 中高層階の建物解体作業向け。最大作業高さは15m(インサートブーム追加装着時は18m)② 解体2ピースブーム 低中階層の建物解体作業向け。最大作業高さは11m。足元の作業性にも優れ、中喰・壁倒し、基礎解体作業まで、狭小空間での効率的な作業が可能です。③ ショート作業機 低層・基礎・階上解体作業向け。階上解体や別の大型機の補助作業に適したコンパクトな作業範囲を実現。バケット容量1.2㎥クラスの大型アタッチメントが装着可能で、工期短縮に貢献します。④ 掘削作業機 瓦礫の集積作業や積み込みなどの軽作業向け。土木用標準車と同等の作業範囲のベントポジションと、ブームをストレートに伸ばして作業範囲を広げたストレートポジションに切り替え可能です。 2. 優れた作業性を実現するアームクレーンをオプション装備 解体2ピースブームと掘削作業機には、吊り作業に対応するアームクレーンをオプションとしてラインナップしています。3. 作業機の組立作業をよりスムーズにする新設計を採用 ブームと作業機の接続部に位置合わせが容易となる新設計を採用したことで、スムーズな組立作業を可能にし、短時間かつ安全な脱着作業を実現します。 【ファーストブームと解体ロングフロントの位置合わせ例】 【主な仕様】 【発売月】 2025年5月【公表価格】 73,800千円 *全作業機揃いの場合【販売目標】 30台/年
2025/07/08 13:42 株式会社小松製作所
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コマツ Komtraxから取得する建機位置情報を大規模災害時に提供開始
コマツ(社長:今吉琢也)はこのたび、日本国内で大規模災害が発生した際に、Komtrax※1から取得している建機の位置情報を、一般社団法人日本建設機械施工協会(JCMA)を通じて国土交通省に提供する取り組みを始めました。 国土交通省は災害協定※2に基づき、災害発生時に出動可能な建機の台数や機種、保管場所などの情報を建設会社やレンタル会社から収集しています。今回新たに始まった取り組みは、コマツをはじめとする建機メーカーが自社システムを通じて取得した建機の位置情報などを提供するものです。これにより、国土交通省は災害現場近辺にある建機の位置などを正確に把握することで、被災現場の早期復旧や被害拡大防止につなげます。 対象は、被災地を中心とする約100キロメートル四方のエリアに位置し、所有者である建設会社が本制度への参加を同意した建機です。コマツは建機の緯度・経度、機種・型式、標準バケット容量、データの取得日時などを24時間ごとに集約・更新し、7日間※3にわたり無償で提供します。※1 Komtrax:コマツが開発した建設機械の情報を遠隔で確認するためのシステム。2001年より標準装備化を進め、現在約25万2千台のKomtrax装備車両が国内で稼動しています。Komtraxの詳細はこちら:https://kcsj.komatsu/service_support/komtrax※2災害協定:国土交通省が地震や大雨などの災害時に、技術者や作業員、建設機械などを迅速に確保し、災害応急対策業務などを円滑に実施することを目的に、各地域の建設会社や土木会社が所属している一般社団法人日本建設業連合会や一般社団法人全国建設業協会の地方支部などと締結している協定。※3 災害規模や被害状況に応じて、提供期間は短縮、延長することがあります。
2025/06/27 14:58 株式会社小松製作所
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コマツ Barrick社のレコディク銅・金鉱開発プロジェクト(パキスタン)向け鉱山機械の提供について
コマツ(社長:今吉琢也)とBarrick Mining Corporation(カナダ オンタリオ州トロント、社長:D. Mark Bristow)(以下、「バリック社」)は、パキスタンにおいてバリック社がパキスタン政府及びバロチスタン州政府と進めるレコディク銅・金鉱開発プロジェクト(以下、「レコディク開発プロジェクト」)向けに、コマツ製鉱山機械を提供する契約(以下、「本契約」)を締結しました。 本契約に基づき、コマツはバリック社に、2026年度から販売を開始し、総額4億4000万ドル規模の鉱山機械を販売します。これは、コマツの中近東地域における初の大規模な鉱山機械の受注となります。 レコディク開発プロジェクト向けに提供する予定の機械は以下のとおりです。超大型ダンプトラック980E-5 電動ロープショベルP&H 4100XPC AC超大型油圧ショベルPC7000-11超大型ホイールローダーWE2350-2※超大型ダンプトラック、電動ロープショベル、超大型ホイールローダーは、それぞれ、当社米国製造拠点(イリノイ州ピオリア工場、ウィスコンシン州ミルウォーキー工場、テキサス州ロングビュー工場)から輸出されます。超大型油圧ショベルは、当社ドイツの製造拠点からの輸出となります。 今回の受注に伴い、コマツは、効率的な鉱山運営を強力にサポートするために、レコディク開発プロジェクト向けにサービスとサポートを提供する法人KOMATSU PAKISTAN MINING (SMC-PRIVATE) LIMITED (以下、「コマツパキスタンマイニング」)を設立します。また、中近東地域のコマツの地域統括会社であるコマツ中近東(株)(UAE、ドバイ)においてもレコディク開発プロジェクトを支援するため、部品補給体制の強化に向けた投資を行う予定です。 これまでコマツとバリック社は、バリック社のザンビアにあるルムワナ銅鉱山およびアメリカ合衆国のネバダ金鉱山において、共同でプロジェクトを推進し、グローバルに協力関係を拡大してきました。2023年10月には、両社はグローバルな枠組みに関する契約を締結し、複数のプロジェクトにわたる協力関係を築いています。こうした関係性のもと、今回の同社によるレコディク開発プロジェクトにおいても、キーパートナーの1社としてコマツが選ばれました。バリック社 社長兼CEOマーク・ブリストウ氏のコメント 「レコディク開発プロジェクトは、パキスタンでの当社の鉱山開発の未来に向けた長期的な投資案件であり、コマツとのパートナーシップはそのビジョンの実現に欠かせません。我々は世界中の鉱山でビジネスを展開しており、その中で、コマツ製品の性能と信頼性はすでに実証されています。レコディク開発プロジェクトでの我々の挑戦もコマツがサポートしてくれると確信しており、強固な信頼関係のもとに、世界で最も新しいグリーンフィールド資産の開発を進めていくことを楽しみにしています。」コマツ 常務執行役員 マイニング事業本部長(兼)コマツマイニングテクノロジーズCEO ピーター・サルディットのコメント 「バリック社はコマツにとって重要なグローバルパートナーであり、レコディク開発プロジェクトのサポートを通じて、同社との関係性を高めていけることを大変光栄に思います。このプロジェクトは非常に規模が大きく複雑なため、実績のある高性能の鉱山機械が必要となります。そのようなお客さまのニーズに、我々の超大型ダンプトラック、電動ロープショベル、その他の製品は十分に対応できるものと確信しています。我々は、バリック社と共にマイニングにおける生産性向上のイノベーションを推進していきます。」 レコディク開発プロジェクトは、世界最大級の銅・金鉱山となることが期待されているグリーンフィールドプロジェクトで、パキスタンの経済発展に貢献することが期待されています。コマツは、本プロジェクトを通じて、バリック社の鉱山オペレーションの生産性向上におけるソリューションパートナーとして貢献していきます。【バリック社の概要】カナダ・トロントに拠点を置く、金や銅などの鉱山開発・生産をグローバルに展開する、世界有数の鉱山資源開発会社。バリック社ホームページ https://www.barrick.com/English/home/default.aspx【提供するコマツ製品の主な仕様】 超大型ダンプトラック 980E-5 積載時車両総質量(定格)(kg):627,999 積載質量(kg):362,874 定格出力(グロス)(kW[HP]@rpm): 2,610[3,500]@1,800 電動ロープショベル P&H 4100XPC AC-90 機械質量(kg):1,532,235 継続ホイストモータ出力(kW[HP]@volts):2,388[3,200]@690 ディッパー(バケット)容量(SAE struck)(㎥):42 - 49 超大型油圧ショベル PC7000-11 機械質量(kg):676,000 - 694,000 定格出力(SAE J1995)(kW[HP]@rpm): 2 x 1,250[1,675]@1,800 バケット容量(㎥):36.0 超大型ホイールローダー WE2350-2 機械質量(kg):266,622 定格出力(グロス)(kW[HP]@rpm): 1,715[2,300]@1,800 バケット容量(㎥):40.52
2025/06/25 12:14 株式会社小松製作所
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コマツ <くるくるダンプをフルモデルチェンジし、最新機能を搭載> 全旋回式クローラーキャリア「CD60R-3」を新発売
コマツ(社長︓今吉琢也)は、最大積載質量6トンの全旋回式クローラーキャリア(呼称︓くるくるダンプ)をフルモデルチェンジし、「CD60R-3」として2025年6月より販売を開始しました。本製品は、2025年6月18日(水)~21日(土)まで幕張メッセにて開催される第7回 国際建設・測量展に出展します。 【CD60R-3】 コマツは1996年に全旋回式のクローラーキャリア(呼称︓くるくるダンプ) CD60R-1を市場導入しました。当該機は、土地造成、圃場整備、林道工事、河川工事等の不整地現場での土砂や資材の運搬に使用されており、耐久性や360度旋回機能、コンパクト設計による狭小作業性などでご好評をいただいています。近年では、災害復旧工事におけるニーズも高まってきています。 今回のフルモデルチェンジでは、高出力で燃費効率に優れる新型エンジンを搭載し、経済性・環境性を向上しています。また、エンジン配置のレイアウトを工夫し、運転席から右側側方の視界性を大幅に向上しました。さらに、周囲監視カメラ、傾斜角度デジタル表示などの機能追加やメンテナンスフリーバッテリーの採用などで安全性や整備性を大幅に向上させており、お客さまのニーズにお応えするものと確信しています。【主な商品の特長】1.環境性、経済性(1)新型エンジンを搭載し、エンジン出力が8%向上・「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」(通称「オフロード法」)2014年基準に適合した新開発のエンジン「SAA4D107E-5」を搭載。・従来機(CD60R-1)よりエンジンを小型化しながら出力を8%向上、燃料消費量も低減しています。(2) オートデセル・オートアイドルストップ機能を搭載設定により、自動的にエンジン回転数を下げるオートデセルと、自動的にエンジンを停止するオートアイドルストップを標準装備し、余分な燃料消費を抑えます。2.安全性・信頼性(1)視界性の大幅な向上・エンジンのレイアウト最適化により、直接目視できるエリアが増え、より安全に作業が可能です。・後方および右側周囲視認用のカメラを標準装備し、直接目視できないエリアも確認できます。(2)傾斜角度デジタル表示、ボディ下げ忘れ表示灯機能の搭載・慣性センサユニット(IMU)を搭載し、シャシーの傾斜角度をデジタル表示します。急傾斜を検知すると、表示色が変化し、ブザー音でオペレーターに危険を通知します。・ボディが上がっている間、モニター画面右上にアイコンが表示され、ボディを上げたまま走行した場合はブザー音でオペレーターに知らせ、ボディの下げ忘れ防止をサポートします。3.耐久性・整備性(1) 過積載警告灯を標準装備・過積載状態をモニター上で確認できる機能を搭載。過積載による不安全な走行の防止と車体への過剰な負荷の抑制を図ります。(2) メンテナンスフリーバッテリーの搭載とバッテリーアクセスの改善・電解液補充の必要がないメンテナンスフリーバッテリーの採用により、液面点検が不要となりました。インジケーターで簡単にステータスを確認できます。・バッテリーの位置の最適化によりバッテリーへのアクセスが改善され、メンテナンス作業の負担を軽減します。4.輸送性(1)狭小現場にもスムーズに搬入可能な軽量・コンパクト設計・機械質量が10トン未満の軽量・コンパクト設計により、輸送手段の選択肢が広がります。・狭小現場への搬入や稼働も可能な高い機動性を備え、優れた輸送性と現場対応力を実現します。【主な仕様】 【発売月】 2025年6月【公表価格】 37,300千円 *工場裸渡し消費税抜き【販売目標】 80台/年
2025/06/18 11:29 株式会社小松製作所
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コマツ - 林業現場の安全性と生産性の向上を目指して - コマツフォレスト製林業機械の日本市場へのトライアル導入開始
コマツ(社長:今吉琢也)は、100%子会社で林業機械の製造販売を行うコマツフォレストAB(スウェーデン・ウメオ、CEO:Jens Bengtsson、以下「コマツフォレスト」)製品を用いて、日本のお客さまの現場で、CTL工法(Cut to length工法)※のトライアル導入(以下、本トライアル)を5月より開始します。本トライアルを通じて、日本の林業現場におけるCTL工法導入の有効性を検証し、同工法で使用されるハーベスターとフォワーダーの日本市場導入を目指します。※CTL工法:欧州などで一般的な林業の工法。森林内で立木の伐倒と枝払い・玉切りを行い、長さをそろえて丸太を搬出する。伐採と枝払い・玉切りを担うハーベスターと搬出を担うフォワーダーの2機種を使用します。 【ハーベスター931XC】 【フォワーダー855】 コマツは、森林の再生をサポートする循環型事業である林業機械事業を、建設・鉱山機械事業に次ぐ第三の柱として強化を図っています。伐採・造材・搬出・植林分野の機械化や、フリート管理、伐採・搬出に関するソリューションの提供を通じて、グローバルでの事業拡大を進めています。特に欧州では、CTL工法に適した豊富な商品ラインナップやソリューションを展開し、お客さまから高い評価をいただいています。 【フォワーダー855】 日本は林業先進国である北欧諸国に並ぶ広い森林面積を有し、木材生産において高いポテンシャルがあります。ただし、日本では、油圧ショベルをベースとした機械が主流で、生産プロセス毎に数種類の機械を用いる工法が一般的であり、これまで急峻な地形が多い日本の山林では海外製のタイヤ式林業機械の適用が難しいと考えられていました。一方で、昨今、林業従事者の減少や人手不足の課題を背景に、機械化工法への注目が高まっています。CTL工法は、日本の従来工法に比べて、より少ない人数かつ少ない機種で木材生産に関わる一連のプロセスを行うことができ、木材生産における、生産性や安全性の向上、コスト低減の効果が期待できます。 本トライアルでは、ハーベスター931XC(運転整備質量21.9トン)とフォワーダー855(最大積載質量14トン)を使用し、本年5月より約1年間にわたり、北海道・本州・九州の3地域に所在するお客さまの現場にて順次CTL工法の有効性について検証を行い、一部地域では従来工法との生産性の比較も行います。また、ICTを活用したソリューションの検証も予定しています。機械から得られる位置情報や生産計画・実績などのデータと、現場の樹種の分布情報を可視化し、伐採や搬出時の最短ルートを解析する森林管理ソリューションを組み合わせ、効率的な施業管理による生産性のさらなる向上を目指します。初回のトライアルは、三井物産株式会社が所有する北海道の林地にて、同社子会社の三井物産フォレスト株式会社(代表執行役社長:神野泰典)と共同で行います。 コマツは、欧州で培ってきた知見と技術を生かし、日本の現場においてもCTL工法の有効性を実証することで、林業に携わるお客さまの課題解決に貢献していきます。【主な仕様】<ハーベスター931XC> <フォワーダー855> ※ 8WD仕様の場合
2025/05/09 13:11 株式会社小松製作所
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コマツ 建設機械向け遠隔操作システムを搭載した移動式DXオフィス「Smart Construction Teleoperation - モビリティーオフィス」 販売開始
コマツ(社長:今吉琢也)とその子会社である株式会社EARTHBRAIN(社長:小野寺昭則、以下、EARTHBRAIN)は、共同で開発した建設機械向けの遠隔操作システムを搭載した移動式のDXオフィス「Smart Construction Teleoperation - モビリティーオフィス」(以下、本商品)を、昨年末よりコマツカスタマーサポート株式会社(社長:粟井淳)を通じて販売開始しております。 【「Smart Construction Teleoperation - モビリティーオフィス」車両イメージ(左)と内装例(右)】 本商品は、カスタマイズされた大型バンに、建設機械向け遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」のコックピット機能を備えた車両型のモビリティーオフィスです。車両型のため、さまざまな現場へ迅速に移動でき、アクセスが難しい環境で稼働する建設機械でも、モビリティーオフィス内から遠隔で操作することが可能です。また、車両内には、エアコンを装備した快適な作業空間とパソコン、モニター、二人掛けのデスクを搭載しており、移動先でオフィスとして利用できます。ネットワーク環境が不安定な場所では、Wi-Fiを活用したソリューション「通信不感地対策Wi-Fiパック」を利用して安定した通信環境を構築する※1ことが可能です。 さらにSmart ConstructionⓇの各種ソリューションを活用することにより、ドローンなどで取得した測量データから地形情報をデジタル化し、施工現場の現状の見える化や進捗管理などをモビリティーオフィス内で行うことができます。災害時には、速やかに災害現場に駆け付けることで、被災地の状況を関係者間で共有できるようになり、迅速な復旧作業に貢献します。 今後も両社は、建設現場におけるさまざまなデジタルソリューションの提供を通じて、お客さまの安全性・生産性・環境適応性などの課題解決に貢献していきます。 【発売月】2024年12月【価格】お近くの販売代理店にお問い合わせください。代理店検索:https://www.komatsu.jp/jp/dealer-locator/ ※1 「通信不感地対策Wi-Fiパック」は、施工現場の事務所などに敷設された光回線サービスやStarlinkなどの衛星インターネット通信サービスと接続することで、携帯電話などの通信ネットワークが整備されていない山間部などの不感地帯を手軽に通信可能なエリアにすることができる商品です。本モデルにおいては、親局と子局各1セットを提供いたします。光回線サービスや衛星インターネット通信サービスは、お客さまと各通信事業者で別途ご契約が必要です。(通信費用はお客さま負担となります。)詳細は以下URLを確認ください。https://www.earthbrain.com/news/20231002-2608/※2 ベースとなる車両はトヨタ自動車製のハイエースもしくはFIAT Professional製のDUCATO(デュカト)の2種類からお選びいただけます。なお、今後ベースとなる車両は、他の車種に変更になる可能性があります。また仕様についてもメーカー側のモデルチェンジにより、変更される場合があります。※3 ジョイスティックコントローラー、ブラケットが含まれます。建設機械向け遠隔操作システムのご利用には、別途、対応する建設機械および中継室キット、建機車載キット等が必要です。
2025/04/18 18:59 株式会社小松製作所
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コマツ ミャンマー中部で発生した地震の被害に対する支援について
このたびミャンマー中部において発生した地震により亡くなられた方々に、謹んでお悔やみを申しあげますとともに、被災された皆さまに、衷心よりお見舞い申しあげます。 コマツ(社長:今吉 琢也)は、被災地への救援金として日本赤十字社を通じ1,000万円を寄付することを決定しました。 一刻も早い被災地の復旧と復興を心よりお祈り申しあげます。
2025/04/14 10:30 株式会社小松製作所
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コマツ 新世代油圧ショベルPC220LCi-12をbauma2025にて初出展
コマツ(社長:今吉琢也)は、4月7日(月)から13日(日)にドイツのミュンヘンで開催される国際的な建設機械見本市「bauma2025」にて、土木分野の主力機種である機械質量20トンクラスの油圧ショベルPC220LCi-12(バケット容量1.2㎥)を初出展します。本機種は、2024年12月に日本で販売を開始した新世代油圧ショベルPC200i-12の欧州仕様で、3DマシンコントロールなどのICT機能を搭載しています。今回の展示会では、PC220LCi-12のデモンストレーションも実施し、最先端のICT機能を紹介します。 【PC220LCi-12】 欧州をはじめ、北米や豪州地域では、日本と同様に建設業界の担い手不足、物価上昇によるコスト削減や生産性向上が課題となっており、安全性や生産性を一層向上させるICT建機へのニーズが高まっています。 コマツは、フラッグシップモデルである新世代のPC220LCi-12の販売を欧州、北米、豪州にて2025年度中に開始します。建設現場の見える化・最適化を図るデジタルソリューションであるスマートコンストラクション®とあわせて使用いただくことにより、お客さまの現場のデジタルトランスフォーメーションや課題解決に貢献していきます。【主な特長】(欧州仕様車)1.最先端のICT機能を搭載・機械のセンサーやGNSSアンテナなどで把握したバケットの刃先情報が3次元設計データとあわせてキャブ内のモニタに表示されるため、丁張や検測作業、補助員の削減に貢献します。・オペレーターの操作時に、設計図面データに沿って掘削が出来るように機械側が操作を自動でサポートするため、操作技量によらず、図面通りの施工が可能です。・リアルタイムでバケット内の積載量とダンプの積載量が表示され、作業をしながら積載量を管理できます。2.スマートコンストラクション®とのシームレスなコネクティビティを実現スマートコンストラクション®の各種ソリューションとあわせて利用することで、建設現場の施工を見える化・最適化し、一層の生産性の向上を図ることができます。具体的には、以下のようなソリューションがあります。・Smart Construction Remote (標準搭載)測量士やプロジェクトマネージャー等の建設関係者が、現場に足を運ぶことなく、設計データを現場の建機に送信したり、オペレーターを遠隔でサポートできるアプリケーションです。コマツのICT建機やSmart Construction 3D Machine Guidanceに加え、幅広い3Dシステムと互換性があります。・Smart Construction Dashboard(オプション)建設生産プロセス全体を高精度で再現・分析し、デジタル空間上での可視化が可能です。・Smart Construction Fleet(オプション)本機種に登録されたダンプの接近通知をモニタに表示します。また、ダンプへの積込み実績をサーバーに記録し、現場の車両の位置や運搬回数などの稼働状況をリアルタイムで可視化、課題分析を行うことができます。3.生産性、安全性、快適性を大幅に向上・ダンプトラックへの積み込み作業をアシストする自動旋回機能により、オペレーターの負荷を軽減します。・現場内の電線や配管との接触を自動で防ぐ業界初のジオフェンス機能(3D)により、車体が移動しても制御設定の再調整を要さず、安全性を向上します。・足元スペースが従来機比で30%拡大した新設計ワイドキャブを採用し快適性を大きく向上しています。
2025/04/07 17:33 株式会社小松製作所
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コマツ KELK、排熱回収 高出力熱電発電ユニットを新発売
コマツ(社長:今吉琢也)の100%子会社である株式会社KELK(社長:大内 力、本社:神奈川県平塚市、以下「KELK」)は、工場設備から発生する排熱を電力に変換する熱電発電ユニット「KELGEN(ケルジェン) G-Unit KSGU400」を4月より販売開始します。鉄鋼業界をはじめ、排熱が発生する設備を保有するお客さまに本製品を導入していただくことで、設備からの排熱を電 力として有効に再利用いただけます。 【排熱回収 熱電発電ユニット「KELGEN G-Unit KSGU400」】 工場の鋳造、鍛造工程や熱処理炉などでは稼働時に多くの排熱が発生します。これらの排熱を再利用するシステムは、導入に高額なコストと設置スペースが必要となることから、大量の排熱が発生する大型設備への導入に限定され、それ以外の設備からの排熱は、多くが再利用されずに大気中に放出されています。 KELKは従来より、排熱の有効活用を推進するために、熱電発電を応用した商品を販売してきました。2023年1月に販売開始した熱電発電ユニット「KSGU250」は、経済産業省 資源エネルギー庁が推進する省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金(令和5年度)における、熱電変換式の産業排熱回収設備として初めて選定されました。 このたび販売を開始する「KSGU400」は、「KSGU250」のサイズはそのままに、排熱回収時の発電出力を60%向上させ、400W※まで出力できるようになりました。また、約29cmx29cmのコンパクトさを生かし、狭いスペースに設置したり、設備の排熱範囲に合わせて設置台数を調整することもできるため、お客さまの設備規模に合った柔軟な導入が可能です。 本製品は、コマツ粟津工場において、トランスミッションなどに使用されるギヤの製造ラインのうち、多くの排熱が発生する工程に設置され、発電性能だけではなく、高温・多湿の過酷な環境下における耐久性の試験を重ね、その有効性を実証してきました。 今回発売する熱電発電ユニット「KSGU400」は、製鉄所などで排熱が発生する設備からの未利用熱を電力として有効活用するソリューションとして、鉄鋼業界をはじめとしたお客さまのカーボンニュートラルの実現に貢献します。
2025/04/04 13:16 株式会社小松製作所
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コマツ、「bauma2025」に出展
コマツ(社長:小川啓之)は、4月7日(月)から13日(日)にドイツのミュンヘンで開催される国際的な建設機械見本市「bauma2025」に出展します。本見本市は3年毎に開催され、今回コマツでは、イノベーション、持続可能性、デジタル化をテーマに、スマートでクリーンな未来の建設・鉱山現場の実現に向けた最新の取り組みを発信します。主な展示内容は以下のとおりです。皆さまのご来場をお待ちしております。1.新世代建機など13の新機種や最新のデジタル化技術 最新の3D施工機能を搭載した新世代油圧ショベルPC220LCi-12、およびそのスタンダードモデルとなるPC220LC-12(バケット容量1.2㎥)、また、新開発エンジンを搭載した新世代ホイールローダーWA485-11(常用荷重8,800kg)などを中心に欧州市場のニーズに適した13の新機種を出展します。 併せて、建設現場の施工をデジタル技術により見える化・最適化するスマートコンストラクションⓇや、砕石現場向けのフリート・マネジメント・システム(Smart Quarry Site)など、最新のデジタル化技術も発信します。 【7.5トンクラスのホイール式油圧ショベル(左)、新世代ホイールローダー WA485-11(右)】 2.電動建機―幅広いラインナップの電動油圧ショベルと電動ホイールローダー ミニショベルから中型クラスまでの電動油圧ショベル5モデルと、前回出展したコンセプトマシンから、実証試験を経て稼働時間や充電方法を改善した電動ホイールローダーのプロトタイプを展示します。 屋外展示スペースでは、高さ約9.6m(キャブ上部まで)、幅約9.0mの有線式超大型電動油圧ショベルPC7000-11E に容量44㎥のバケットを装着してデモンストレーションを行います。 【2トンクラスの電動油圧ショベルのプロトタイプ(左)、電動ホイールローダーのプロトタイプ(右)】 3.現場の多様なニーズに対応するさまざまな充電・蓄電ソリューション 充電や蓄電分野で活躍する複数のリーディングカンパニーと協力し、現場の環境と使用機種に合わせたさまざまな充電・蓄電ソリューションを紹介します。①メガワット級急速充電車両(Dimaag-Ai,Inc.と共同出展) 四駆機能を搭載し、優れたモビリティとメガワット級の急速充電を実現する充電システム②バッテリー交換式(バッテリースワップソリューション) 車載バッテリーの交換により、電力供給が限られた現場への電力供給を可能にし、ダウンタイムの最小化を実現③可搬式充電器(SBRSと共同出展) トラックなどで現場に持ち運び可能な80kWの可搬式充電器(フレックスモバイル充電器)④可搬式バッテリーエネルギー貯蔵システム(MIDAC S.p.A.、Urban Mobility Systemsと共同出展) ミニから中型のショベルなどに対応する可搬式バッテリーエネルギー貯蔵システムは、電力インフラが整備されていない現場でも電力を貯蔵でき、安定した電力供給を実現 【Dimaag社のメガワット級急速充電車両】
2025/03/31 12:05 株式会社小松製作所
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コマツ 世界初、水素エンジン搭載大型ダンプトラックの実証実験を開始
コマツ(社長:小川啓之)は、鉱山機械の主力機種である大型ダンプトラックHD785(最大積載量 約92トン)に水素専焼エンジン※1を搭載したコンセプトマシンを開発し、このたび茨城工場(茨城県ひたちなか市)にて実証実験を開始しました。大型ダンプトラックに水素エンジンを搭載するのは世界初※2の試みです。 実証実験を通じて、水素エンジンの活用に向けた知見の蓄積を進め、未来の”水素建機”の開発に繋げます。 【水素専焼エンジンを搭載した大型ダンプトラックのコンセプトマシン】 コマツは従来より、カーボンニュートラルの実現に向けて新たな動力源の開発や活用を進めています。水素エンジンについても選択肢の一つとして注目する中、大型トラック向けの水素エンジン開発や導入を専門とする、独スタートアップ企業KEYOU GmbH(以下KEYOU社)の技術力に着目しました。今回のコンセプトマシンにはコマツとKEYOU社が共同開発した水素エンジンと水素タンクシステムを搭載しています。水素タンクは運転席横の プラットフォーム上に搭載し、水素搭載量の最大化を実現しました。また、運転席横の視界性を確保するため、キャブ内外にカメラやモニターを新たに設置しています。実証実験では、走行性能や連続稼働時間、燃費などのデータ収集と、高圧水素ガスの使用に際する安全確保策を確認します。 水素エンジンを建設機械に搭載する場合、バッテリーや水素燃料電池と異なり、ディーゼルエンジン車の コンポーネントの多くをそのまま活用できるため、コストを抑えられるメリットがあります。また車両から排出されるCO2を実質ゼロにできるため、鉱山のお客さまからは現場のカーボンニュートラル実現に向けた動力源の選択肢の一つとして導入を希望する声も寄せられています。安全管理や水素供給のためのインフラ整備などの課題もありますが、業界団体や関係者と連携して解決を図っていきます。 コマツは中期経営計画において、2030年までに、製品使用により排出されるCO2の50%削減(対2010年比)、生産によるCO2排出の50%削減(対2010年比)という経営目標とともに、2050年にカーボンニュートラルを実現することをチャレンジ目標としています。これまで、ハイブリッド油圧ショベルや有線式電動油圧ショベル、および、バッテリー搭載の中小型電動ショベルの市場導入を実現しています。さらに、カーボンニュートラル燃料への対応、バッテリー搭載建機への給電システムの開発、水素燃料電池搭載ショベルの実証実験、パワーアグノスティック対応の超大型ダンプトラック※3の開発など、あらゆる方面から環境対応の技術開発に取り組んでいます。 コマツは引き続きカーボンニュートラルの実現に向けて、自社での技術開発とともに、オープンイノベーションの 推進やパートナーシップを通じて、お客さまの多様な環境対応ニーズにお応えしていきます。※1:水素専焼エンジン:水素のみを燃料として使用するエンジン※2:当社調べ※3:ディーゼルエレクトリック、電動、トロリー(有線)、燃料電池、水素など、いかなる動力源でも稼働可能な超大型ダンプトラック
2025/02/19 12:12 株式会社小松製作所
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コマツ 孫会社の異動(新会社の設立)に関するお知らせ
当社は、2025年2月18日開催の取締役会において、当社の米国における100%子会社ならびに同社の100%子会社(当社の孫会社)の組織を再編することを決議しました。この再編により、 下記の通り当社の孫会社に異動(新会社の設立)が生じることとなりましたので、お知らせ します。1.組織再編の内容と理由 当社の米国における完全子会社であるコマツアメリカ(株)(以下、「KAC」)が担っている 北米地域の建設・鉱山機械の販売・サービス機能と、KACの子会社(当社の孫会社)である コマツマイニング(株)の北米における鉱山機械の販売・サービス機能を、KACが新たに米国に設立する会社(当社の孫会社)へ移管します。これにより、KACは移管完了後に北米地域の 統括業務により特化します。 この度の孫会社の異動は、顧客の利便性向上やガバナンスの更なる向上を目的として実施 するものです。2.事業の一部を孫会社へ移管する子会社等の概要 3.新設する孫会社の概要 4.新会社の設立年月日 2025年3月31日(予定)5.今後の見通し 連結子会社間の再編に伴う孫会社の異動のため、当社の連結業績に与える影響は軽微です。
2025/02/18 15:08 株式会社小松製作所
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コマツ CDPの「気候変動」「水セキュリティ」において最高評価「Aリスト企業」に認定
コマツ(社長:小川啓之)は、国際環境非営利団体CDP※から、気候変動と水セキュリティへの取り組みと、それらに関する情報開示において高い評価を受け、「気候変動」と「水セキュリティ」の2分野にて最高評価の「Aリスト企業」に認定されました。「気候変動」は9年連続、「水セキュリティ」は5年連続の認定となります。 CDPは毎年、世界中の数万社にのぼる企業の環境影響や、それによる事業リスクおよび機会について調査を実施し、独自の評価プロセスを経て結果を公表しています。2024年は、142兆米ドル以上の運用資産を持つ700社以上の金融機関が、CDPのプラットフォームを通じて環境への影響、リスク、機会に関するデータの開示を要請し、約24,800社の企業がこれに応じました。 コマツは、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを存在意義としています。ステークホルダーの皆さまと重要課題に取り組み、社会に貢献するとともに、社会や外部環境の変化に柔軟に対応できる企業グループとして、コーポレート・ガバナンスの一層の充実を図り、サステナビリティ経営の更なる推進を目指します。 詳細については、下記の関連リンクよりCDPのウェブサイトをご覧ください。 https://www.cdp.net/ja ※CDP:CDPは、英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)であり、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。
2025/02/10 11:25 株式会社小松製作所
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