コマツ 新世代油圧ショベル「PC200i-12」がグッドデザイン賞を受賞
本日、コマツ(社長:今吉琢也)の新世代油圧ショベル「PC200i-12」(※1)が、公益財団法人日本デザイン振興会が運営する「2025年度グッドデザイン賞」(※2)を受賞しました。この受賞により5年連続でのグッドデザイン賞受賞となります。

【2025年度グッドデザイン賞を受賞したPC200i-12】
PC200i-12は、土木分野の主力機種である機械質量20トンクラスの油圧ショベルとして2024年12月に日本で販売を開始し、現在では欧米にも導入されています。高精度の作業を容易にする最新の3D施工機能や安全サポート機能に加え、施工管理のデジタルソリューションであるスマートコンストラクション®の一部アプリケーションを標準装備しました。これらにより、お客さまのさまざまなICT施工ニーズに対応し、人手不足や安全性・生産性向上などの課題解決に貢献しています。
本機は、「製品に関わるすべての人々を応援するものでありたい」という当社のデザイン・フィロソフィーに基づき、以下の点に注力してデザインされています。
1.高い安全性やICT機能を達成するためのデバイスをスマートにインテグレートしながらも、建設機械に求められるタフさや力強さを、先進性を感じさせるシャープな造形でまとめた。
2.広く視界性の良い運転席は、タッチパネルモニターや各種スイッチを手元に集中配置し、使いやすさに配慮した。
3.当社のブランドプロミスである「Creating value together」を体現した新しいビジュアルアイデンティティーの採用により、車体ロゴのデザインも美しさを追及した。
【グッドデザイン賞審査委員による評価コメント】
「丁寧に造形することにより、見ごたえのあるデザインにまとめている。インテリアは、広い視界の確保や、直感的な操作を可能にする機器レイアウトなど、人間工学的な観点でも洗練されている。多数のセンサーを搭載することにより、3次元的な自動制御と周囲への安全性を獲得しており、センサー類も目立たせることなく、自然に造形に取り込んでいる。日常よく使用するグリップを目立つ配色にするなど、利用者に寄り添った丁寧なデザインが、細部にまで徹底されている点を高く評価した。」

【広い視界が確保され、直観的な操作が可能な運転席】
※2 グッドデザイン賞・・・デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
最終更新:2025/10/1516:31