2025年度 産業機械の受注見通し

2025/03/2815:17配信

10.変速機
2024年度
内需は、食品、化学工業、鉄鋼、はん用・生産用、情報通信機械、自動車、建設業、電力業、運輸業、官公需が増加し、前年度比15.0%増の541億円と見込んだ。
外需は、アジア、ヨーロッパの増加により、前年度比25.0%増の98億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比16.4%増の640億円と見込んだ。
2025年度
内需は、物流関連機器や自動車関連の回復傾向が続き、ロボット・工作機械向けも在庫調整が進み発注再開の動きが見られることから、前年度比10.0%増の596億円と見込んだ。
外需は、米国の搬送物流業界の回復や、南アメリカの鉱山関連の好調、東南アジアの農業設備の需要増により、前年度比5.0%増の103億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比9.2%増の699億円と見込んだ。

11.金属加工機械(製鉄機械)
2024年度
内需は、鉄鋼の減少により、前年度比40.0%減の751億円と見込んだ。
外需は、アジア、北アメリカの減少により、前年度比30.0%減の514億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比36.3%減の1,266億円と見込んだ。
2025年度
内需は、高炉電炉化、高張力鋼・電磁鋼板の増産投資等が前年度並みに推移し、前年度比±0%の751億円と見込んだ。
外需は、カーボンニュートラル対応や中国以外での電磁鋼板の増産投資が継続し、受注金額としてはほぼ前年度並みとなり、前年度比±0%の514億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比±0%の1,266億円と見込んだ。

12.その他産業機械
(業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置、半導体製造関連等を含む)
2024年度
内需は、官公庁の都市ごみ処理装置の発注量が減少したことにより、前年度比5.0%減の4,849億円と見込んだ。
外需は、ごみ処理装置がアジアで減少したことに加えて、半導体製造関連が中国、ヨーロッパで減少し、前年度比5.0%減の1,602億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比5.0%減の6,452億円と見込んだ。
2025年度
内需は、都市ごみ処理装置の更新需要については長期的に堅調であり、老朽化施設の延命化やカーボンニュートラル推進による需要も期待され、半導体製造関連においても顧客の工場稼働率の継続的な回復を背景に増加していくとみられることから、前年度比25.0%増の6,061億円と見込んだ。
外需は、新興国の環境意識向上や都市化の進展により、廃棄物の衛生処理や廃棄物発電の需要が高まる中、ごみ処理装置の需要が拡大し、半導体製造関連では米中対立による中国市場の失速が懸念されるものの、生成AI向け需要の拡大が市場を牽引することから、前年度比10.0%増の1,763億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比21.3%増の7,824億円と見込んだ。

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最終更新:2025/03/2816:37

一般社団法人 日本産業機械工業会

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