2025年度 産業機械の受注見通し
7.圧縮機
2024年度
内需は、化学工業や石油精製、鉄鋼、電力業の大型設備の他、自動車、造船、建設業の増加により、前年度比10.0%増の1,603億円と見込んだ。
外需は、アジア、中東、北アメリカが増加し、前年度比5.0%増の1,331億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比7.7%増の2,935億円と見込んだ。
2025年度
内需は、製油所等の集約により大型設備の新規投資需要は低調なものの、設備老朽化に伴う更新・メンテナンス需要や省エネ・高効率機器のニーズ拡大等により、受注金額としてはほぼ前年度並みの、前年度比±0%の1,603億円と見込んだ。
外需は、石油化学分野の底堅い需要が続く他、欧州や米国での水電解・CCS・LNG関連の開発が進むとみられることから、前年度比15.0%増の1,531億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比6.8%増の3,134億円と見込んだ。
8.送風機
2024年度
内需は、食品、化学工業、自動車、運輸業、ガス業が減少し、前年度比5.0%減244億円と見込んだ。
外需は、中東の減少により、前年度比30.0%減の37億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比9.3%減の281億円と見込んだ。
2025年度
内需は、高炉電炉化、自動車関連、老朽化トンネル換気設備の更新、道路新規路線計画によるトンネル換気設備の発注の増加により、前年度比+10.0%の268億円と見込んだ。
外需は、高炉向け更新需要が見込まれる他、アジア、オセアニア等の資源開発関連も堅調に推移するとみて、前年度比5.0%増の39億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比9.3%増の307億円と見込んだ。
9.運搬機械
2024年度
内需は、運輸業や電力向け搬送設備が増加したものの、電気機械、はん用・生産用、半導体関連(情報通信機械)、自動車、卸売・小売等のマテハン装置が減少し、クレーンも鉄鋼、官公庁で減少したことから、受注金額としてはほぼ前年度並みの、前年度比±0%の3,130億円と見込んだ。
外需は、アジア、北アメリカでマテハン設備、港湾クレーンが増加し、前年度比25.0%増の1,807億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比7.9%減の4,937億円と見込んだ。
2025年度
内需は、自動化・省力化に向けた搬送システムの需要拡大、機械式駐車場の入替需要の増加、造船・高炉業界のクレーン投資促進、電力業界の揚炭設備更新等が期待されることから、前年比10.0%増の3,443億円と見込んだ。
外需は、港湾クレーン発注や火力発電設備のメンテナンス案件の増加、東南アジアでの自動倉庫需要の拡大、アジア、北アメリカでの自動車生産ライン向け搬送設備の増加、半導体関連の持ち直しにより、前年度比30.0%増の2,349億円と見込んだ。
内外総合では、前年度比17.3%増の5,792億円と見込んだ。
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最終更新:2025/03/2816:37