オリエンタル白石が圧気ケーソンのショベルを自動運転! 高圧室内をLiDARでデジタルツイン化
このケーソンショベル自動運転は、オリエンタル白石と、東京大学松尾研究室発のAI(人工知能)スタートアップDeepX(本社:東京都文京区)が共同開発した、デジタルツイン施工管理システム「GeoViz」によるものです。
2023年7月24日に、オリエンタル白石のつくば機材センターに設けられた、ニューマチックケーソン工法訓練施設「TechFarm」で報道陣に公開されました。
ニューマチックケーソン工法訓練施設「TechFarm」。中央の塔が掘削した土砂の搬出などを行うマテリアルロック(写真:家入龍太)
現在は、AI(人工知能)技術によって複数台のショベルを協調自動運転させて、圧気室の中央部分の掘削を行い、排土エリアに集めることができます。
今年度中には、実際の現場に導入して実証実験を行うほか、今後、排土用バケットへの自動積み込みやケーソン周辺部の沈下掘削の自動化、そしてクレーンなどによる排土作業の自動化などを進め、ケーソン工法の完全自動化を目指すとのことです。
オリエンタル白石は、ケーソンショベルなどを自社で製造しています。完全無人化が実現すると海外にもマシンを輸出するという新ビジネスも、立ち上がってきそうですね。
- 3
- 3
タグ
最終更新:2023/08/0715:26