オリエンタル白石が圧気ケーソンのショベルを自動運転! 高圧室内をLiDARでデジタルツイン化
そこで、ニューマチックケーソンの掘削作業は、1970年代から天井走行式ショベルが開発され、80年代からは遠隔操作が実用化されてきたのです。
天井走行式ショベル(写真:家入龍太)
いわば、ニューマチックケーソンは“遠隔操作界のトップランナー”というわけですね。
そして、さらに遠隔操作の技術は進化してきました。天井走行式ショベルに、現場を3Dデータで計測するLiDARなどの様々なセンサーを取り付けて、現場の形状をリアルタイムで「デジタルツイン化」できるようになったのです。
天井走行式ショベルに取り付けられた様々なセンサー。高圧に耐える仕様になっている
圧気された作業室内の天井に沿って走行する多数のショベル(上)と、デジタルツイン化された地盤形状(下)
さらに驚くべきことは、デジタルツイン上で掘削範囲を指定するだけで、
ショベルが自動的に掘削
してくれるのです。
デジタルツイン上に掘削エリア(緑色の部分)と排土エリア(青色の部分)を指定すると、ショベルが自動的に掘削する
自動運転システムが稼働中の遠隔操作室(左)と、圧気室内で自動掘削するショベル(右)のイメージ(写真:家入龍太)
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最終更新:2023/08/0715:26