準天頂衛星「みちびき」が建機と連携! 土砂の掘削、積み込み自動化に成功

2021/03/0911:10配信

今回、実証実験が行われた掘削・積み込み実験では「建機・周辺環境の状態認識」と「掘削・積み込み動作の生成と実行」を繰り返すシステムを開発しました。

建機・周辺環境の状態に認識には、建機に搭載された姿勢センサーやGNSS、3次元スキャナーなどの複数のセンサーからのデータを統合し、リアルタイムな可視化も行いました。

掘削・積み込み動作の生成と実行では、掘削すべき点や積み込みを行う点への動きを自律的に計算し、動作を実行します。

「建機・周辺環境の状態認識」と「掘削・積み込み動作の生成と実行」を繰り返す

複数のセンサーのデータを統合し、リアルタイムに可視化した

掘削すべき点や積み込みを行う点への動きを自律的に計算し、実行する

ARAVではこのほか、日建(本社:山梨県南アルプス市)、平賀建設(本社:山梨県韮崎市)と共同で、

クローラーダンプの遠隔操作

も開発し、事業化を開始しています。(ARAVのプレスリリースはこちら

遠隔操作に成功したクローラーダンプ

遠隔操作の建機も、みちびきによる高精度な位置計測機能が搭載されていれば、コースからの逸脱前にアラートを出すなど、安全性や操作性の向上につながりそうですね。

建機運転のテレワーク化や自律化が現場で使われるようになる日は、もう目の前に来ています。

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最終更新:2021/03/0911:27

株式会社イエイリ・ラボ