ヒューマンタッチ総研独自分析 建設業関連 6 業種における 2021 年 3 月期第 3 四半期決算から見る市場動向

2021/03/0412:28配信

2021 年 3 月 4 日


 人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が 運営するヒューマンタッチ総研は、総合工事業(ゼネコン)、土木工事業、電気設備工事業、管工事業、プラント・エンジニアリング業、住宅・不動産業の 6 業種に分けて、2021 年 3 月期第 3 四半期決算から見る市場動向をまとめました。


【本件のポイント】 

・6 業種別主要上場企業各 10 社の 2021 年 3 月期第 3 四半期決算から見る建設市場動向をまとめた

・土木工事業と電気設備工事業は堅調だが、ゼネコン、管工事業、プラント・エンジニアリング業では厳しい決算

・新型コロナウイルス感染症拡大の影響は各社の予想の範囲内


<総合工事業> 

■9 社が減収、8 社が減収減益、10 社合計では純利益が約 2 割減となる

 売上高は 9 社が前年同四半期を下回り、うち 8 社が減収減益であり、増益となったのは鹿島建設 1 社のみとなっています(図 表①)。10 社合計を見ると、売上高は前年同四半期比▲10.8%(第 2 四半期は▲11.9%)、純利益は同▲19.1%(同 ▲21.8%)となっており、第 2 四半期と比べると若干改善していますが依然として厳しい決算が続いています。

 2021 年 3 月期の通期業績予想については前田建設工業が売上高、純利益ともに上方修正している以外に変更はありません。

<土木工事業>

■3 社が増収増益、主要各社合計では純利益が前年同四半期比 10%増となる

 NIPPO、日本道路、ピーエス三菱の 3 社が増収増益となっています(図表②)。9 社合計(*大豊建設は本レポート執筆 時点で第 3 四半期の決算が未発表)を見ると、売上高は前年同四半期比▲0.4%(第 2 四半期は▲1.9%)、純利益が同 10%増(同▲1.0%)と増益に転じました。売上高についてもわずかな減少であり、業界全体として堅調な決算だと言えます。

 2021 年 3 月期の通期業績予想についても前田道路、東洋建設、日本道路、川田テクノロジーズ、ピーエス三菱の 5 社は純 利益を上方修正しています。

<電気設備工事業>

■10 社合計では純利益が前年同四半期比 7.7%増となり利益面での改善が進む

 売上高は 7 社が前年同四半期を下回ったが減収減益は 3 社のみであり、利益面では改善されています(図表③)。10 社合計でも、売上高は前年同四半期比▲2.2%(第 2 四半期は▲3.2%)でしたが、純利益は同 7.7%増(同▲5.0%)と増益に転じており、収益性の改善が進んでいます。

 2021 年 3 月期の通期業績予想についても、きんでん、協和エクシオ、中電工が売上、純利益ともに上方修正しており、改善傾向であることがわかります。

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最終更新:2021/03/0413:03

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