2022年度 産業機械の受注見通し

2022/03/2412:26配信

10.変速機

2021年度

内需は、食品、繊維、窯業土石、金属製品、はん用・生産用、情報通信機械、自動車、その他輸送機械、官公需の増加により、また、部材不足を背景にした在庫積み増しに伴う増加もあって、前年度比+20.0%増の447億円と見込んだ。 

外需は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの増加により、前年度比+50.0%増の98億円と見込んだ。

内外総合では、前年度比+24.5%増の545億円と見込んだ。 

2022年度

内需は、食品や物流、半導体分野からの需要増が続き、なお、前年度の在庫積み増しの動きは落ち着くものとみて、前年度比+5.0%増の469億円と見込んだ。

外需は、アジアやヨーロッパ、北アメリカでの省エネ、省力化ニーズの高まりを背景とした高性能な変速機の需要増により、前年度比+10.0%増の107億円と見込んだ。

内外総合では、前年度比+5.9%増の577億円と見込んだ。


11.金属加工機械(製鉄機械) 

2021年度

 内需は、鉄鋼業の老朽設備の更新需要やEV向けの高級材投資の増加により、前年度比+65.0%増の1,030億円と見込んだ。

 外需は、アジア、北アメリカが増加し、特にアジア向けで大型設備を受注したことから、前年度比+150.0%増の690億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比+91.1%増の1,721億円と見込んだ。

2022年度

 内需は、鉄鋼業界のカーボンニュートラル対応、自動化投資、EV関連の高級鋼板等のライン増強により、前年度比+15.0%増の1,185億円と見込んだ。

 外需は、アジアの鉄鋼メーカの環境対応やEV生産増加に伴う高級材の製造設備の投資拡大を見込むものの、前年度の大規模案件の反動による減少により、前年度比 △10.0%減の621億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比+5.0%増の1,806億円と見込んだ。


12.その他産業機械 (業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等を含む)

2021年度

内需は、廃棄物発電など清掃工場の大口案件が減少したものの、情報通信機械向けの半導体関連が増加したことから、前年度比±0%の4,903億円と見込んだ。

外需は、ごみ処理装置のアジア向け、半導体関連がアジア、ヨーロッパ、北アメリカ向けで増加し、前年度比+95.0%増の2,219億円と見込んだ。

内外総合では、前年度比+17.9%増の7,122億円と見込んだ。

2022年度

内需は、都市ごみ処理装置の大型設備の更新案件の増加が見込まれており、また、半導体関連も堅調に推移し、前年度比+5.0%増の5,148億円と見込んだ。

外需は、アジアでの埋立処分から焼却処分へのシフトや、廃棄物発電のニーズが増加しており、また、半導体関連も堅調なことから、前年度比+10.0%増の 2,441億円と見込んだ。

内外総合では、前年度比+6.6%増の7,590億円と見込んだ。

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最終更新:2022/03/2416:19

一般社団法人 日本産業機械工業会