2022年度 産業機械の受注見通し

2022/03/2412:26配信

7.圧縮機 

2021年度 

 内需は、食品、化学工業、石油、はん用・生産用、電気機械、情報通信機械、自動車、建設、電力など幅広い業種からの需要が増加し、前年度比+10.0%増の 1,342億円と見込んだ。

 外需は、アジア、中東、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカの増加により、前年度比+15.0%増の1,421億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比+12.5%増の2,763億円と見込んだ。

2022年度

 内需は、石油・電力・ガス関連の落ち込みが続くものの、製造業の省エネ対応や効率化に向けた更新需要の増加により、前年度比+2.5%増の1,376億円と見込んだ。

 外需は、オイル&ガス関連の厳しい受注環境が続くものの、半導体やEV分野の能 力増強に向けた需要の増加により、前年度比+10.0%増の1,563億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比+6.4%増の2,939億円と見込んだ。


8.送風機

2021年度

 内需は、化学工業、自動車、建設、電力向けで増加したものの、前年度に大型設備を受注していた鉄鋼向けと官公需が減少したことから、前年度比△5.0%減の 214億円と見込んだ。

 外需は、中東の天然ガス関連設備の減少により、前年度比△20.0%減の26億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比△6.9%減の240億円と見込んだ。

2022年度 

 内需は、製造業の設備の中では更新順位の低いケースが多く、本格的な回復には今暫く時間を要するものの、バイオマス発電設備での需要が堅調に推移し、前年度比 +2.5%増の219億円と見込んだ。 

 外需は、アジアの素材産業からの更新需要の増加により、前年度比+2.5%増の 27億円と見込んだ。 

 内外総合では、前年度比+2.5%増の246億円と見込んだ。


9.運搬機械

2021年度

 内需は、生産・物流におけるマテハン設備の需要が、化学工業、石油製品、金属製品、はん用・生産用、電気機械、自動車、建設、卸売・小売等で増加したことに加え、 官公庁の港湾設備も増加しており、前年度比+20.0%増の3,270億円と見込んだ。

 外需は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの搬送設備やクレーンが増加したことから、前年度比+80.0%増の1,808億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比+36.2%増の5,079億円と見込んだ。

2022年度

 内需は、製造業や運輸業関係の物流・搬送機器への投資の堅調さに加え、クレーンの省エネ化・自動化等の更新需要の増加により、前年度比+10.0%増の 3,597億円と見込んだ。

 外需は、アジア等で好調な半導体分野や、コールドチェーン関連の搬送設備の需要増に加え、港湾整備に伴うクレーンの需要増により、前年度比+30.0%増の 2,351億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比+17.1%増の5,948億円と見込んだ。

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最終更新:2022/03/2416:19

一般社団法人 日本産業機械工業会