2021年度 産業機械の受注見通し

2021/03/2615:52配信

5.プラスチック加工機械

2020年度

 内需は、化学工業、金属製品、電気機械の減少により、前年度比85.0%617億円と見込んだ。

 外需は、コロナ禍で需要が落ち込んだ中国、ヨーロッパ、北アメリカが年度後半から持ち直したことにより、前年度比120.0%1,443億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比106.8%増2,060億円と見込んだ。

2021年度

 内需は、電子部品、自動車関連や高機能素材等の需要増により、前年度比 115.0%709億円と見込んだ。 

 外需は、中国を中心とした電子・デバイスや自動車関連の需要増が続き、前年度 比105.0%1,515億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比108.0%2,225億円と見込んだ。


6.ポンプ 

2020年度

 内需は、コロナ下のビジネスにおいて、民需が製造業・非製造業ともに減少する ものの、洪水対策等の国土強靱化に関する公共投資の増加が下支えする形となり、 前年度比100.0%2,952億円と見込んだ。 

 外需は、中東、北アメリカの石油・ガス関連の減少により、前年度比90.0% 791億円と見込んだ。 

 内外総合では、前年度比97.7%3,743億円と見込んだ。 

2021年度

 内需は、民需がコロナ下で先延ばしにされた設備の維持・更新需要が緩やかに回 復していくものの、官公庁からの国土強靱化に関する発注量が前年度に比べ減少す ることから、受注金額としてはほぼ前年度並みとなり、前年度比100.0%2,952億円と見込んだ。 

 外需は、コロナ対策等での衛生面の確保に向けたアジア等での水インフラ整備の 増加に加えて、製造業の設備投資の再開等により、前年度比110.0%870億円と見込んだ。 

 内外総合では、前年度比102.1%3,822億円と見込んだ。  


7.圧縮機 

2020年度 

 内需は、食品、石油製品、はん用・生産用、電気機械、建設の減少により、前年 度比85.0%1,194億円と見込んだ。

 外需は、中東、ヨーロッパ、北アメリカの減少により、前年度比90.0%1,193億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比87.4%2,388億円と見込んだ。

2021年度 

 内需は、コロナ下で先送りされていた製造業の更新需要が徐々に持ち直していくものの、石化プラントの統廃合等により需要減が続くことから、受注金額としてはほぼ前年度並みとなり、前年度比100.0%1,194億円と見込んだ。 

 外需は、アジア、特に中国の製造業からの需要が増加していくものの、エネルギー市場の構造変化に伴うオイル&ガス関連の需要の減少により、前年度比 100.0%1,193億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比100.0%2,388億円と見込んだ。


8.送風機

2020年度

 内需は、化学工業、鉄鋼、電気機械、電力、運輸・郵便の減少により、前年度比 95.0%231億円と見込んだ。

 外需は、中東で大口受注があったことから、前年度比190.0%増の34億円と見込んだ。

 内外総合では、前年度比101.6%266億円と見込んだ。

2021年度

 内需は、コロナ下で先延ばしにされていた製造業の更新需要の持ち直しに加え、 バイオマス発電設備での需要が堅調に推移する他、CO2 回収・有効利用・貯留 (CCUS)実証プラントでの需要を見込み、前年度比105.0%243億円と見 込んだ。 

 外需は、アジアの素材産業からの更新需要の拡大を見込むものの、前年度に大型設備を受注した反動により、前年度比70.0%24億円と見込んだ。 

 内外総合では、前年度比100.4%267億円と見込んだ。

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最終更新:2021/03/2617:41

一般社団法人 日本産業機械工業会