AIで設計、3Dプリンターで施工!日揮が目指す2030年のプラント建設イメージ

2019/12/1615:27配信

プラント建設の大手、日揮は、AI(人工知能)やロボット、IoT(モノのインターネット)などを活用した日揮グループの新たなIT戦略「ITグランドプラン2030」を2018年12月に発表しました。

現在のプラント工事(以下の写真、資料:日揮ホールディングズ)

約1年前に発表された戦略ですが、2019年9月にはYouTube上にわかりやすいプロモーション映像が公開され、その具体的なイメージが明らかになりました。

その中身は、現在の建設業の建設プロセスを大きく変えるものばかりです。

例えば、構造物や基礎の施工には

ナ、ナ、ナ、ナント、

大型3Dプリンター

を現場に設置し、直接製造することを目指しているのです。

多数の3Dプリンターを現場に設置し、施工するイメージ)

「ITグランドプラン2030」の全体ロードマップ

設計、機材調達・建設工事、プロジェクトマネジメントの変革イメージ

このほか、設計ではAIを使って自動設計、機材調達・建設工事ではプラントを小型モジュール化するほか、ロボットによる工場化や無人化を目指します。

AIによる自動設計イメージ

ブラントの小型モジュール化に施工イメージ

そして、プロジェクト・マネジメントでは、実物のプラントをそっくりそのまま3Dモデルなどでデータ化した「デジタルツイン」を活用し、シミュレーションしながら最適な設計・調達・建設(EPC)を行うことをイメージしています。

デジタルツインによるプロジェクト・マネジメントのイメージ

こうしたプラントプロジェクトの大改革により、

人工は3分の1、速度は2倍

という、大幅な生産性向上を目指しているのです。

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最終更新:2019/12/1616:18

株式会社イエイリ・ラボ