コマツ 2020年3月期 第2四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
[リテールファイナンス]
リテールファイナンス部門では、北米での資産増加効果などに伴い、売上高は347億円(前年同 期比18.2%増)となりました。セグメント利益は、前年同期の中国での債権回収に関する引当金戻し益がなくなったこともあり、68億円(前年同期比28.9%減)となりました。
[産業機械他]
産業機械他部門では、自動車業界向けの鍛圧機械及び工作機械の販売が減少したことに加え、半導体市場向けエキシマレーザー関連製品の販売減少もあり、売上高は737億円(前年同期比24.0% 減)、セグメント利益は40億円(前年同期比46.2%減)となりました。
コマツ産機(株)では、本年7月に開催された「MF-TOKYO2019」(第6回プレス・板金・フォー ミング展)において、「未来の“GEMBA”を提案」をテーマに、高剛性サーボプレス「H2FM630-1」 などに加えて、次世代プラットフォーム「KOM-MICS」を出展し、中期経営計画の重点項目の1つとして、お客さまの現場の生産性向上や機械の予知保全に貢献する取り組みを紹介しました。
(2)連結財政状態に関する定性的情報
<財政状態>
当第2四半期連結会計期間末は、たな卸資産が増加したことに加え、新会計基準の適用により オペレーティングリース使用権資産を新たに連結貸借対照表上に計上した一方、米ドル、ユーロ、 人民元などに対して為替が前期末に比べ円高となった影響により、総資産は前期末に比べ6億円減の3兆6,375億円となりました。有利子負債残高は、前期末に比べ206億円増の9,513億円となりま した。また、株主資本は前期末に比べ276億円減の1兆7,879億円となりました。これらの結果、株主資本比率は前期末に比べ0.7ポイント減の49.2%となりました。
<キャッシュ・フロー>
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、運転資本が増加したものの、四半期純利益や減価償却費等により、1,357億円の収入(前年同期比628億円の収入増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の購入などにより、1,066億円の支出 (前年同期比200億円の支出増)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより、136億円の支出(前年同期は73億円の収入)となりました。これらに為替変動の影響を加えた結果、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、1,630億円(前期末比145億円の増加)となりました。
(3)連結業績予想に関する定性的情報
上期は、中国やインドネシアを中心とした戦略市場において需要が想定より減速し、下期におい ても、米中貿易摩擦などの外部環境は依然不透明であることから需要は想定より弱含むことが予想されます。また、業績予想の前提となる為替レートの見直し(下期平均の為替レートを1米ドル=100円、1ユーロ=111円、1人民元=14.0円に変更)により、本年4月26日に公表しました連結業績予想につき、売上高および利益を修正するものです。
通期平均の為替レートは、1米ドル=104.5円、1ユーロ=116.3円、1人民元=14.9円となりま す。(前回見通し1米ドル=105円、1ユーロ=119円、1人民元=15.6円)
■2020年3月期通期連結業績予想数値の修正(2019年4月1日~2020年3月31日)
前述の将来の業績に関する予想、計画、見通しなどは、現在入手可能な情報に基づき当社の経営者が合理的と判断したものです。実際の業績は様々な要因の変化により、本資料の予想、計画、見通しとは大きく異なることがありうること をあらかじめご理解下さい。そのような要因としては、主要市場の経済状況および製品需要の変動、為替相場の変動、 および国内外の各種規制ならびに会計基準・慣行等の変更などが考えられます。
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最終更新:2019/11/2018:07