2020年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2019/10/2911:03配信

(2)財政状態に関する説明

 ① 資産、負債及び資本の状況

[資産] 

 流動資産は、前連結会計年度末に比べて、△4.0%、269億6千6百万円減少し、6,469億2千2百万円となりました。これは主として営業債権が208億6千9百万円減少したことによります。

 非流動資産は、前連結会計年度末に比べて、7.1%、365億1千7百万円増加し、5,478億8千5百万円となりました。これは主として当連結会計年度期首からのIFRS16号適用により、使用権資産が521億4千8百万円増加したことによります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて、0.8%、95億5千1百万円増加し、1兆 1,948億7百万円となりました。 

[負債]

 流動負債は、前連結会計年度末に比べて、△3.5%、163億6千6百万円減少し、4,542億5千7百万円となりました。これは主として社債及び借入金が337億3千8百万円増加したものの、 営業債務及びその他の債務が569億9千8百万円減少したことによります。

 非流動負債は、前連結会計年度末に比べて、22.2%、382億4千2百万円増加し、2,102億1千4百万円となりました。これは主として当連結会計年度期首からのIFRS16号適用により、リース負債が442億5百万円増加したことによります。 

 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて、3.4%、218億7千6百万円増加し、 6,644億7千1百万円となりました。 

[資本]

 資本合計は、前連結会計年度末に比べて、△2.3%、123億2千5百万減少し、5,303億3千6百万円となりました。 

② キャッシュ・フローの状況に関する分析

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は582億7千7百万円となり、当連結会計年度期首より90億7千万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 

[営業活動に関するキャッシュ・フロー] 

 当第2四半期連結累計期間の営業活動に関するキャッシュ・フローは、四半期利益284億4千3百万円をベースに、減価償却費194億6千5百万円、売掛金、受取手形及び契約資産の減少30億2千8百万円を計上する一方、買掛金及び支払手形の減少240億8千5百万円、棚卸資産の増加175億8千6百万円、法人所得税の支払199億2千1百万円等の計上がありました。 

 この結果、当第2四半期連結累計期間は97億3千2百万円の支出となったものの、支出は前第2四半期連結累計期間に比べて370億3千万円減少しました。 

[投資活動に関するキャッシュ・フロー]

 当第2四半期連結累計期間の投資活動に関するキャッシュ・フローは、主として、有形固定資産の取得170億5千9百万円などがあったことで195億円の支出となり、前第2四半期連結累計期 間と比べて82億1千9百万円支出が増加しました。 これにより、営業活動に関するキャッシュ・フローと、投資活動に関するキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローは292億3千2百万円の支出となりました。

 [財務活動に関するキャッシュ・フロー]

 当第2四半期連結累計期間の財務活動に関するキャッシュ・フローは、主として、社債及び長期借入金の減少253億2千5百万円などがあったものの、短期借入金の増加699億1千3百万円があったことにより227億8千7百万円の収入となりました。この結果、前第2四半期連結累計期間と比べて176億4千2百万円収入が減少しました。 

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

 当第2四半期連結累計期間の建設機械需要は、日本や北米においては堅調に推移したものの、 中国やインド等では想定以上に前年度を下回って推移したことから、2020年3月期の年度全体の 建設機械需要見通しは、前回発表時の22万2千台(前年同期増減率△6%)から、今回21万7千台(前年同期増減率△8%)へ、約5千台下方修正します。

 一方、マイニング機械は、引き続き大規模鉱山を所有する大手鉱山会社の投資が見込まれ、特に大手鉱山向け積載質量150トン超のダンプトラックと運転質量300トン超の油圧ショベルの需要は、前年同様の高い水準が続く見通しです。ソリューションビジネスも、主たるお客さまの鉱山会社の順調な資源生産に伴い機械・設備は引き続き高水準の稼働が継続すると見込まれます。

 このような状況を踏まえ、当連結グループでは、部品サービスを中心としたバリューチェーンの拡大やマイニング事業の強化を進め、お客さまの課題に対する様々な解決策を提供することで競争力の強化を図り、引き続き原価低減を進め、棚卸資産のさらなる適正化を図るべく、経営効率の向上に取り組んでいきます。

 以上の状況および当第2四半期連結累計期間の実績を踏まえ、2020年3月期連結業績予想 (2019年4月1日~2020年3月31日)は、2019年4月24日の「2019年3月期決算短信」で公表した連結業績予想を据え置きます。

 2019年10月以降の為替レートは、前回発表時の米ドル100円、ユーロ110円は据え置きますが、 人民元は15.0円から14.5円へ、豪ドルは77円から70円へ変更します。これら業績見通しの前提となる為替レートは、当社予想変動レンジの下限を想定して設定しております。 

2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記

(1)要約四半期連結財政状態計算書 

(単位:百万円)

(単位:百万円)

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最終更新:2019/11/2018:07

日立建機日本株式会社