最近の機械貿易動向(8 月)~機械輸出額 10 ヶ月連続減少~

2019/10/1814:28配信

(4)業種別動向~21 業種中自動車、船舶をはじめ 4 業種が増加。~

1)業種別では、船舶(5.7%増)、航空機部品(3.7%増)、医療機械(4.9%増)、農業機械(16.3%増)の 4 業種が増加し、前月に比べて 1 業種減少した。そのうち、農業機械のみが二桁の伸びとなり、機械全体では 9.4%の減少となった。

2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、医療機械、繊維機械、軽機械、ベアリング、陸用内燃機関、農業機械の 7 業種となった(7 月は 4 業種)。他方、電子計算機が 30%台、民生用電子機械、産業車両が 40%台の低い水準にある。


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(5)機種別動向~農業機械のみが二桁増加、鉄道車両、携帯電話等が大幅減少~

1)10%以上の伸び率を示したのは、米国向け農業機械(16.3%増)のみであった。

2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(73.0%減)、携帯電話(42.9%減)等であった。



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(6)機械輸入動向~乗用車、医療機械等が二桁増加、電子ディバイス、航空機・部品等が減少~

1)8 月の機械輸入伸び率は 8.3%減と再び減少した。上位 12 機種のうち 3 機種が増加し、そのうち乗用車(25.4%増)、医療機械(18.3%増)の 2 機種が二桁の増加であった。減少したのは、電子ディバイス(12.7%減)、航空機・部品等(26.4%減)、自動車部品(13.9%減)をはじめ 9 機種であった。

2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、航空機・部品等、医療機械、携帯電話、白物家電、受信変換その他送受信機器、配電機器、TV、時計、通信機械部分品の 10 機種となっている。

3)地域別機械輸入額は、全体の 36%を占める中国(9.0%減)、ASEAN・南アジア(7.2%減)、EU(5.7%減)、北米(15.2%減)、韓国・台湾(8.8%減)、その他地域(10.3%増)の順であった。



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最終更新:2019/11/2018:07

日本機械輸出組合