建設工事受注動態統計調査報告(令和元年5月分)

2019/07/1117:30配信

国土交通省 総合政策局
建設経済統計調査室
令和元年7月10日公表

受注高

(グラフ中の淡色の線は,平成30年度の推移)

 平成25年4月分より新しい推計方法による値を公表しています。
 詳細については別紙をご覧下さい。(参照URL)
 なお、平成24年1月から平成25年3月までの復元値については、従来の推計方法によって公表してきた値でなく、新しい推計方法を取った場合の値を仮に試算したものを用いています。


受注高

 5月の受注高は5兆6,343億円で,前年同月比8.8%減少した。うち元請受注高は3兆4,661億円で,同17.0%減少し,下請受注高は2兆1,682億円で,同8.3%増加した。
 元請受注高のうち公共機関からの受注高は9,787億円で,同4.1%増加し,民間等からの受注高は2兆4,874億円で,同23.1%減少した。

注1)下請受注高は,2次下請以下も含む。
注2)四捨五入により億円単位の値としたため,各項目の合計は必ずしも総計と一致しない。

受注高の推移

1.受注高
 5月の受注高は,5兆6,343億円。
 ・前年同月比 8.8%減,3か月ぶりの減少。

1)元・下請別 (資料編,表Ⅰ-1参照)

元請受注高は,3兆4,661億円。(前年同月比 17.0%減,2か月連続の減少)

下請受注高は,2兆1,682億円。(同 8.3%増,5か月連続の増加)


2)業種別 (資料編,表Ⅰ-2参照)

総合工事業は,3兆2,685億円。(同 14.8%減,2か月連続の減少)

職別工事業は,8,464億円。(同 0.5%減,11か月ぶりの減少)

設備工事業は,1兆5,194億円。(同 2.0%増,先月の減少から再び増加)



2.元請受注高

5月の元請受注高は,3兆4,661億円。

・前年同月比 17.0%減,2か月連続の減少。


1)発注者別 (資料編,表Ⅰ-1参照)

公共機関からは,9,787億円。(同 4.1%増,3か月連続の増加)

民間等からは,2兆4,874億円。(同 23.1%減,2か月連続の減少)


2)工事種類別 (資料編,表Ⅰ-1参照)

土木工事は,9,972億円。(同 1.4%増,3か月連続の増加)

建築工事は,2兆1,404億円。(同 23.8%減,2か月連続の減少)

機械装置等工事は,3,284億円。(同 13.9%減,2か月連続の減少)

 ※建築工事には建築設備工事を含む。

3)業種別 (資料編,表Ⅰ-2参照)

総合工事業は,2兆4,735億円。(同 20.7%減,2か月連続の減少)

職別工事業は,2,104億円。(同 4.8%増,4か月連続の増加)

設備工事業は,7,822億円。(同 8.5%減,2か月連続の減少)



公共機関からの受注工事(1件500万円以上の工事)

 5月の公共機関からの受注工事額は9,303億円で,前年同月比4.3%増加した。うち「国の機関」からは3,038億円で,同4.6%減少し,「地方の機関」からは6,266億円で,同9.2%増加した。
5月の公共機関からの受注工事額は,9,303億円。・前年同月比 4.3%増,3か月連続の増加。


1.発注機関別 (資料編,表Ⅱ-1参照)
1)国の機関

「国の機関」からの受注工事額は,3,038億円であった。
・前年同月比 4.6%減,2か月連続の減少。
国は,1,324億円。(同 27.8%減,2か月連続の減少)
独立行政法人は,168億円。(同 44.3%減,2か月連続の減少)
政府関連企業等は,1,546億円。(同 47.4%増,先月の減少から再び増加)


2)地方の機関
 「地方の機関」からの受注工事額は,6,266億円であった。
 ・前年同月比 9.2%増,5か月連続の増加。
 都道府県は,1,905億円。(同 18.7%増,3か月連続の増加)
 市区町村は,3,339億円。(同 1.3%増,5か月連続の増加)
 地方公営企業は,747億円。(同 40.6%増,2か月連続の増加)
 その他は,276億円。(同 10.9%減,3か月ぶりの減少)

2.工事分類別 (資料編,表Ⅱ-2.1)参照)
 工事分類別にみると,受注工事額の多いのは「道路工事」2,406億円,「教育・病院」1,881億円,「治山・治水」855億円であった。

3.発注機関別・工事分類別 (資料編,表Ⅱ-2.1)参照)
 発注機関別・工事分類別にみると,受注工事額の多いのは,市区町村の「教育・病院」1,356億円,政府関連企業等の「道路工事」982億円,市区町村の「道路工事」609億円であった。



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最終更新:2019/11/2018:09

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