日野自動車 商用EV「日野デュトロ Z EV」導入から稼働まで 全台EV化推進「グリーンコープ」を支える「CUBE-LINX」

2025/06/1215:25配信

3. 現場の負担なく、効率的な稼働を支える充電マネジメント

商用EVの日々の運用では、電力料金上昇や稼働中の電力不足を避けるために、充電管理が欠かせません。車両の稼働計画をリアルタイムで一括管理できるエネルギーマネジメントシステム「エモ助」は車両ごとの稼働計画に沿った最適な充電計画を自動で生成・実行し、電力デマンドを抑えながら稼働に最適な充電を可能にします。


―――エネルギーマネジメントシステム「エモ助」を運用した感想は。

未来予測→充電計画作成・予約→充電自動制御→見える化のサイクルにより、電力デマンドの抑制に加え、現場責任者の運用負担が軽減されました。配送車両の運用方法をヒアリングいただき、現場にとっていい一番いい提案をしてもらいました。(棚町さん)

宗像支部では、車両と充電器の組み合わせを固定せず、現場にとってストレスがない方法で運用しています。帰庫後には翌日に向けた荷積み作業があります。帰庫した車両から順番に駐車スペースへ停め、その場所にある充電器をつなぐだけでシステムが充電時間や出力を自動で調節し、翌日の稼働に十分な電力を供給してくれます。配送担当者は駐車位置や積み荷との組み合わせに気を遣わず作業ができています。(福島さん・河野さん)

4. データを活用した業務効率化

―――CUBE-LINXのサービスを利用したからこそ見えた新たな課題や、今後の展望は

エネルギーマネジメントシステム「エモ助」で確認できる車両の位置情報を活用し、走行ルートの見直しなど業務効率の改善に取り組みたいと考えています。

また、グリーンコープでは、2027年のカーボンニュートラル実現に向け、配送トラック890台全てをEVに切り替える計画を進めています。CUBE-LINXのサービスを活用しながらドライバーに優しい設計のトラックを導入し、エネルギーマネジメントシステムを利用した充電管理システムで効率的な運行を目指します。(棚町さん)

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最終更新:2025/06/1215:55

日野自動車株式会社

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