国交省がiPhoneによる点群計測を正式採用へ! 小規模ICT施工への2022年度導入を目指す
WGで使われた資料-2「ICT施工の取組状況」では、「中小建設業にICTを普及させるための新たな取り組み」の例としてスマホなどを使った出来型管理や、「現場での活用が期待される新技術・汎用製品(例)」として携帯電話のLiDAR機能を利用した測量が取り上げられました。
スマホなどを使った出来型管理(赤枠は筆者が加筆)
携帯電話のLiDAR機能を利用した測量
また、資料-4「小規模ICT施工技術の現場試行について」では、大成ロテックが行ったLiDAR計測など、小規模現場に適した市販機器の例が紹介されています。
大成ロテックが行った、スマホのLiDAR機能による点群計測の手順
同WGは10月6日に茨城県つくば市にある国土交通省 国土技術政策総合研究所(国総研)の
建設DX実証フィールド
でスマホによる点群計測を含む、各種新技術の現場試行をします。
実証フィールドには、出来形管理の実商用にカルバートや橋脚、地下埋設物の模型が設けられています。
国総研 建設DX実証フィールドに設けられた出来形計測用の模型と計測された点群データ
今後の進め方(赤線はイエイリラボ筆者が加筆)
WGでは、2022年2月上旬に小規模施工現場用のICT施工要領を提示し、2022年4月からの新年度で、いよいよiPhoneによる点群計測が現場の出来形管理に使われることになりそうです。
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最終更新:2021/09/0817:49