「最近の機械貿易動向(5 月)~機械輸出額 3 ヶ月連続で前年同月比増加~」
(5)機種別動向~農業機械、TV、貨物自動車等が大幅増加、鉄道車両、原動力機械等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示した機種のうち上位 10 機種は、①北米向け農業機械(2.7 倍)、②北米、EU向けTV(2.6 倍)、③その他地域向け貨物自動車(2.6 倍)、④EU、北米向け写真機の部分品・附属品(2.4 倍)、⑤北米、その他地域向け乗用車(2.4 倍)、⑥北米向け自動車部品(2.2 倍)、⑦北米、中国向け電動機(2.1倍)、⑧北米、EU向け白物家電(2.0 倍)、⑨北米、中国向けデジカメ・ビデオ(97.0%増)、⑩北米、その他地域向け建設機械(88.5%増)であった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(35.9%減)、原動力機械(21.0%減)等であった。
(6)機械輸入動向~上位 12 機種のうち電子ディバイスをはじめ 11 機種が前年同月比で二桁増加~
1)2021 年 5 月の機械輸入伸び率は 21.3%増と 5 ヶ月連続で対前年同月比増加した。上位 12 機種のうち電子ディバイス(18.0%増)、乗用車(2.0 倍)、携帯電話(32.7%増)、白物家電(28.7%増)等 11 機種が前年同月に比べて増加し(2020 年 4 月は 10 機種が前年同月比で増加)、その 11 機種すべてが二桁以上の増加であった。減少したのは、電子計算機(12.9%減)のみであった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、携帯電話、白物家電、受信変換その他送受信機器、航空機・部品等、医療機械、配電機器、TV、時計、通信機械部分品、鉄道車両の 11 機種となっている。
3)地域別機械輸入額は、金額順に全体の42%を占める中国(14.2%増)、ASEAN・南アジア(31.4%増)、EU(29.3%増)、韓国・台湾(11.0%増)、北米(29.0%増)、その他地域(52.4%増)であった。
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最終更新:2021/07/3016:42