オラクルが建設DXに乗り出した! シカゴに建機、ドローンが動く研究施設も建設

2021/03/2312:18配信

オラクルはこれまでの企業買収で、伝統ある工程計画システム「PRIMAVERA」や、工程管理システム「Aconex」、請求支払管理システム「Textura」を傘下に収めています。

これらのシステムと、設計・施工・維持管理の

現場を連動

させることを目指しています。

カプラのグル氏は講演の中で、FAROの3Dレーザースキャナーを四足歩行ロボット「SPOT」に搭載して現場をスキャンしてそのデータを進捗(しんちょく)管理や安全管理に生かしたり、稼働中のビルの温度やエネルギーなどのデータを収集して最適に管理したり、建設資材の製造から輸送、現場での設置までを追跡したりするシステムの開発について紹介しました。

四足歩行ロボット「SPOT」にFAROの3Dレーザースキャナーを取り付けて現場を自動計測し、PRIMAVERAやAconexなどで進捗管理を行う例

ビルの内部に各種センサーを取り付け、そのデータから最適に制御する例

建設資材の製造から設置までを追跡する例

これまではBIMと言えば、建設業界の中だけで使われるシステムでしたが、建設DXによってロボットやAI(人工知能)、他産業とのデータ連携が求められるようになってきたことで、CDE(共通データ基盤)プラットフォームとしての色彩も帯びてきました。

データベース界の巨人、オラクルがBIMや測量データとかかわるようになってきたのは、いよいよ建設DXが本格化してきた証しなのかもしれませんね。

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最終更新:2021/03/2312:44

株式会社イエイリ・ラボ