鉄輪で3D点群計測?! ライカと竹中土木がユニークなローラー転圧システムを開発
振動ローラーをスラローム走行させて、ローラーの計測位置を較したところ。Dual Mast Rollerは真値にピッタリ合っていることがわかる
今回、「Dual Mast Roller」が開発されたことで、ハンドルを切ったときでも、誤差範囲は水平方向で20mm以内、鉛直方向で30mm以内となりました。
そして、今後は、さらなる点群データの活用も行う予定です。
ひととおり転圧が終わると、次の層の土砂をまき出す作業に移りますが、このとき、転圧完了後の点群データを、ICTブルドーザーに渡すことで、地表面に山や谷があっても
一定の層厚
でまき出しを行うことができるようにする層厚管理システムも開発する予定です。
さらに点群データを利用して、リアルタイムに土量管理や締め固め前後の土量変化率の管理が行えるようにします。
振動ローラーの鉄輪で計測した点群データは、今後、出来形管理や土量管理などにも幅広く活用する計画だ
ドローンや3Dレーザースキャナーを使わず、鉄輪で点群計測するという発想が面白いですね。
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最終更新:2021/03/0417:55