ヒューマンタッチ総研独自分析 建設業関連 6 業種における 2021 年 3 月期第 2 四半期決算から見る市場動向

2020/12/0418:20配信

<管工事業> 

■8 社が減収、6 社が減収減益、10社合計でも落ち込み幅が拡大

 売上高は 8 社が前年同四半期を下回り、6 社が減収減益となっています(図表④)。10 社合計を見ると、売上高は前年同四半期比 16.2%減(第 1 四半期は 13.4%減)、純利益が同 35.6%減(第1四半期は 33.7%減)となっており、第 2 四半期に入って売上、利益ともに落ち込み幅が大きくなっており、厳しい決算となりました。 

 2021 年 3 月期の通期業績予想はダイダンが純利益を上方修正、日比谷総合設備が売上、純利益を上方修正しています。

<プラント・エンジニアリング業> 

■7 社が減収、5 社が減収減益、10 社合計では第 1 四半期よりやや改善するも厳しい決算が続く 

 売上高は 7 社が前年同四半期を下回り、うち 5 社が減収減益となっています(図表⑤)。10 社合計の売上高は前年同四半期比 3.8%減(第 1 四半期は 8.9%減)、純利益は同 17.3%減(第 1 四半期は 21.6%減)となっており、厳しいながらも売上高、純利益ともに第1四半期よりもやや改善されてはいますが依然として厳しい決算となっています。 

 2021 年 3 月期の通期業績予想は、栗田工業が売上、純利益を上方修正、レイズネクストとメタウォーターが純利益を上方修正しています。

<住宅・不動産業> 

■8 社が減収、6 社が減収減益、10 社合計では第 1 四半期よりも売上高、純利益ともに悪化 

 売上高は 8 社が前年同四半期を下回り、うち 6 社が減収減益となっています(図表⑥)。10 社合計の売上高は前年同四半期比 6.5%減(第1四半期は 5.2%減)、純利益は同 26.5%減(第 1 四半期は 18.3%減)となっており、第 1 四半期 よりも売上高、純利益ともに悪化しています。

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最終更新:2020/12/0712:58

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