施工BIM対応の「GLOOBE Construction」登場!点群から土量、ICT施工まで

2020/11/0916:57配信

このほか基礎データから根切り図を自動作成し、鋼矢板や親杭横矢板、SMWの山留め壁をモデリングして、切り梁や腹起こし、構台などの詳細な検討を行えます。

TREND-POINTから点群データで現況地形を読み込んだところ

土量をリアルタイムに確認しながら、整地や掘削の土工計画が行える

そして土工部分のデータを「Land XML形式」で書き出して、

ICT建機による施工

まで行うことができるのです。

土工モデルをLand XML形式に書き出し、ICT建機による施工が行える

国土交通省が土木分野で先行して進めてきた「i-Construction」のICT土工のノウハウが、いよいよ建築用BIMソフトでも活用できるようになったわけですね。

GLOOBE Constructionの登場と同時に、従来のGLOOBEは設計用の「GLOOBE Architect」と改名し、プレゼンテーション用のレンダリング機能を搭載した「GLOOBE V-style」も新たに加わりました。

「GLOOBE Architect」には、主要構造部の階別耐火性能を自動割り当てする機能も搭載された

最新のレンダリングエンジン「V-Ray」を搭載し、高精細なフォトリアルCGを簡単に作れる「GLOOBE V-style」

気になるお値段ですが、GLOOBE Architect(基本パッケージ)が年額15万円(税別。以下同じ)、GLOOBE Constructionの仮設計画版と土工計画版がそれぞれ年額6万円のサブスクリプション価格となっています。

また、GLOOBE V-styleはライセンス販売で20万円です。

BIMソフトはこれまで、建物本体を3Dモデリングする機能を充実してきましたが、これからは仮設材や土工など、建物本体以外の部分をいかに効率化して3Dモデリングや数量計算できるかが問われる時代になってきたようです。

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最終更新:2020/11/0917:16

株式会社イエイリ・ラボ