最近の機械貿易動向(1 月)~機械輸出額 15 ヶ月連続減少~
(4)業種別動向~21 業種中 電子ディバイス、軽電気機械、船舶等 8 業種が増加。~
1)業種別では、電子ディバイス(1.4%増)、軽電気機械(4.3%増)、船舶(16.3%増)をはじめ8業種が増加した(12月は3業種)。そのうち、船舶、鉄道車両(13.5%増)の 2 業種が二桁の伸びとなり、機械全体では3.8%の減少となった。
2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、医療機械、軽機械、鉄道車両、ベアリングの 5 業種となった(12月は6 業種)。他方、電子計算機が 30%台、民生用電子機械、産業車両が40%台の低い水準にある。
(5)機種別動向~船舶、鉄道車両等が大きく増加、携帯電話、通信機械部分品等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示したのは、①その他地域(パナマ、リベリア、マーシャル等)、ASEAN・南アジア(シンガポール等)向け船舶(16.3%増)、②中国、その他地域(カタール)、ASEAN・南アジア(タイ)向け鉄道車両(13.6%増)、③北米、ASEAN・東南アジア(フィリピン)向け、磁気カード・ディスク等(10.6%増)であった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、携帯電話(45.8%減)、通信機械部分品(30.7%減)、建設機械 (28.9%減)、工作機械(26.6%減)等であった。
(6)機械輸入動向~上位 12 機種のうち乗用車等 3 機種が増加~
1)1 月の機械輸入伸び率は 5.8%減と 4 ヶ月連続で減少した。上位 12 機種のうち 3 機種が前年同月に比べて増加し、そのうち乗用車(28.6%増)、受信変換その他送受信機器(16.6%)の 2 機種が二桁の増加となった。減少したのは、電子ディバイス(3.0%減)、携帯電話(38.9%減)、自動車部品(12.4%減)、白物家電(1.9%減)等 9 機種であった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、携帯電話、航空機・部品等、受信変換その他送受信機器、白物家電、医療機械、配電機器、TV、時計、デジカメ・ビデオ、通信機械部分品の 11 機種となっている。 3)地域別機械輸入額は、全体の43%を占める中国(9.5%減)、ASEAN・南アジア(2.6%増)、EU(0.8%減)、 北米(10.3%減)、韓国・台湾(4.7%減)、その他地域(2.0%減)の順であった。
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最終更新:2020/03/1814:56