「クレーン」のタグ一覧 (5件中1~5件を表示)
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クレーン作業を現場でシミュレーション! サン・シールドがiPad用ARアプリ「つったろう」を無料公開
現場で移動式クレーンを使って作業するとき、クレーンをどこに止めるか、アウトリガーはちゃんと張り出せるか、ブームは周囲の構造物や電線に接触しないかなど、様々なことを検討する必要があり、多くの手間ひまがかかります。そこで、サン・シールド(本社:愛知県安城市)は、クレーン作業の現場での検討を手軽に行えるiPadやiPhone用アプリ「つったろう」を開発し、このほど無料公開しました。クレーンの3Dモデルをナ、ナ、ナ、ナント、AR技術で現場に重ねて表示し、作業を事前に“予習”することができるのです。(つったろうのApp Storeはこちら) 25t吊りラフテレーンクレーンの3DモデルをARで現場と重ねて表示し、クレーン作業の検討を行うイメージ(以下の資料:サン・シールド) 「つったろう」のアイコン(左)と、現場に置くQRマーカー(右) 現場のクレーン配置地点に「QRマーカー」を置き、アプリを起動してクレーンの配置位置を合わせます。すると実寸大のクレーンが、現場の風景に重なって表示されます。あとはクレーンの3Dモデルを操作して、アウトリガーの展開やブームの伸縮・旋回、フックの上げ下げなどの動作を、タブレット上で実機同様に行えます。 フックを下げて物が吊れる位置にあるかどうかを確認するイメージ クレーンの作業範囲は、画面上に「ドーム表示」されるので、現場でのスケール感が誰でもイメージできます。クレーンのブームやカウンターウェートなどが現場の障害物が重なると、モデルが隠れるように表示される「オクルージョン」機能が備わっているので、わかりやすく確認できます。 ブームなどが構造物と接触すると、ブームが隠れるように表示される このアプリには、クレーン実機の吊り上げ能力などのスペックデータも内蔵しています。クレーンのブームを倒しすぎて、吊り上げ能力をオーパーしたときは、画面と音声で警報を出す機能が付いているので、安心です。実際の吊り荷の重さと、クレーンのスペックデータから作業を検証できる。吊り上げ能力をオーバーした時は画面と音声で警報が出る●このARアプリは誰でも手軽に使えて、作業の手戻り防止や安全確保に大いに効果を発揮することでしょう。建設DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、どんなものなのかを実感できそうです。このアプリはiPad Pro対応として開発されたので、他のiPadやiPhoneでは機能面や操作面が十分、使いにくいこともあります。サン・シールドの本業は土木工事を中心に手掛ける建設業です。今回はクレーン用のアプリでしたが、他の建設機械のARアプリや作業計画書作製アプリの開発にも着手しているとのことです。本業の経験やノウハウを生かした今後のアプリ開発には、注目が集まりそうです。 サン・シールドのウェブサイト。本業は建設業です
2023/12/07 12:00 株式会社イエイリ・ラボ
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東洋建設がAIで船の”進路予報円”! AIステレオカメラでクレーン作業の安全システムも開発
建設業の生産性向上のため、「頭脳労働はAI(人工知能)に」という動きが活発化しています。そんな中、海洋工事に強い東洋建設は、AIを活用した現場の安全管理システムを続々と開発しています。その1つが、工事海域を航行するタンカーや貨物船など、一般船舶の将来の進路を予測する「AI長期進路予測システム」です。 中部国際空港周辺には、多数の船が航行している(写真:家入龍太) 富士通が開発した船舶位置予測のAI技術に、港ごとに船の動きを記録した過去のAIS(船舶自動情報識別装置)データを「教師データ」として機械学習させたシステムです。これを使うと、船舶の進路をナ、ナ、ナ、ナント、台風進路の予報円のように、60分後まで予測できるのです。(東洋建設のプレスリリースはこちら) 台風進路の予報円のように、60分後の船の進路を予測できる(特記以外の資料:東洋建設) これまで同社には、「みはりちゃん」というシステムがあり、AISや船舶レーダー、GNSS(全地球測位システム)のデータなどから、工事海域周辺にいる一般船舶をリアルタイムに把握していました。そして船舶の進行方向と速度から、将来の進路を予測していましたが、10分後までの進路を直線ベクトルで表示するにとどまっていました。 「みはりちゃん」による船舶の進路予測。直線コースを進むものとして、10分後までの位置予測にとどまっていた 今回、開発されたAI長期針路予測システムによって、船の進行方向や速度だけでなく、地形や航路などの港湾形状も加味して、曲線的な進路予測も可能になりました。そのため、工事の作業船が、カーブしながら接近してくる一般船舶などをより早く予測できるので、安全に航行できます。 AI長期進路予測システムで、カーブしながら接近してくる船舶の動きを60分後まで予測できるようなった 今後、主要港でのAISデータを学習させてこのシステムを全国的に展開を図ります。また、AISを搭載していない船舶の動きも、レーダー情報を学習させることで、すべての船舶の針路予測ができるよう開発を進めていきます。東洋建設はこのほか、AIを使った「クレーン作業安全支援システム」を、リコーインダストリアルソリューション(本社:東京都大田区。以下、RINS)と共同開発しました。
2022/11/01 11:09 株式会社イエイリ・ラボ
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AIでクレーンの荷振れを自動抑制! タダノとDeepXが熟練オペレーターの技を再現
クレーンは工事現場や工場、港湾施設などで幅広く使われていますが、その運転には熟練オペレーターの技が求められます。特に難しいのは、荷物を吊り上げ、移動させたときに「ブラブラ」と揺れてしまうのを、静止させる操作です。オペレーターは自分の目で吊り荷の位置を確認しながら、複数のレバーを操作して、経験と勘によって吊り荷を静止させるのです。 クレーンで荷物を吊ったときの揺れを静止させるのは、ベテランの技が求められる(以下の写真、資料:DeepX) この操作を簡単にしようと、クレーンメーカーのタダノ(本社:香川県高松市)と、東大発のスタートアップ企業 DeepX(本社:東京都文京区)は、画期的な技術開発に成功しました。移動式クレーンのと制御アルゴリズムをナ、ナ、ナ、ナント、AIで学習・最適化することで、吊り荷の振れを抑制しながら、任意の位置に正確に移動できるようにしたのです。(DeepXのプレスリリースはこちら) 自動化の検証を行った移動式クレーン クレーンの運転は無人で行われた クレーンには、旋回・ブームの起伏・ウインチ操作という「3連操作」があり、吊り荷の荷振れには、振り子のような揺れのほか、ブームのたわみや風も影響してきます。これらをコンピューター上で再現するため、両社はクレーンシミュレーターとAI(人工知能)制御器を組み合わせて、制御アルゴリズムに最も効果的な操作方法を学習させました。 クレーンシミュレーター。荷振れに影響する、振り子のような揺れ(左)、ブームのたわみ(中央)、風(右)といった要素を再現した
2022/09/07 13:40 株式会社イエイリ・ラボ
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大林組がクレーン運転をテレワーク化! BIM、LiDAR、AIで吊り荷の動きを自律制御
ずらりと並んだモニターの画面には現場の映像や、CGアニメーションのようなものが映っています。そこには、大林組のシンボルであるカーキ色の作業服に身を包み、あちこちの画面に目をやりながら黙々と仕事をするオペレーターがいます。 モニターの映像を見ながら、黙々と仕事をするオペレーター(以下の写真、資料:大林組) 彼はいったい、何をしているのかというと、ナ、ナ、ナ、ナント、 現場のクレーンを遠隔操作 しているのです。大林組はこのほど、「クレーン自律運転システム」を開発しました。そのモニター画面には現場の全景やクレーン、吊り荷などの状況を再現した3Dモデルやカメラ映像がリアルタイムに表示され、現在の状況がいろいろな角度から確認できます。オペレーターは、この制御室から複数の現場のクレーンを遠隔操作することができるのです。 オペレーターが見ていたモニター画面。現場の状況が3Dモデルやカメラ映像でリアルタイムに表示される クレーン自律運転システムの全体イメージ
2021/10/05 16:39 株式会社イエイリ・ラボ
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“玉”が自動的に浮かぶ?!アクティオがクレーンの玉掛け作業を自動化
クレーンのワイヤ先端にあるフックを、吊り荷についたロープの吊り具(玉)に引っかけたり、外したりする「玉掛け」作業は、危険を伴うものです。最近はベテランの熟練労働者が少なくなり、この玉掛け作業を安全に行うことが課題になってきました。そこで建設機械のレンタル会社、アクティオは、ナ、ナ、ナ、ナント、遠隔操作で玉掛けや解除が行える「自動玉外し装置」のレンタルを2020年7月13日に始めたのです。(アクティオのプレスリリースはこちら) 遠隔操作で玉掛け・解除が行える「自動玉外し装置」(以下の写真、資料:アクティオ) この装置は、フックを遠隔操作で回転されることにより、玉掛けと解除の両方の作業が行えます。製品名にあえて「玉外し」をうたっているだけに、吊り具を外す際の安全性には特に配慮がなされています。その一つはフェイルセーフ設計(安全設計)です。フックに20kg以上の荷重がかかっているときは、フックが回転しようとするときに、幾何学的に吊り具がひっかかることによって解放を防ぐ仕組みになっています(ジオメトリー設計)。また、重力を利用した装置による解放防止装置も付いています。フックに20kg以上の過負荷がかかった場合、フックを動かすモーターが動かなくなる仕組みもダブルで付いているのです(セキュリティー・トルク・リミット=STL機能)。 フックに20kg以上の荷重がかかっているときは、ジオメトリー設計(左)やセキュリティー・トルク・リミット機能(右)でフックが開かないようになっている 一方、玉掛け時にも「マグネットシステム」という面白い仕組みが導入されています。自動玉外し装置の内部には、強力な「ネオジム永久磁石」が32個、規則的に配置されており、吊り具を磁力で空中に持ち上げ、そこにフックを引っかけるようになってするのです。これらの磁界によって、吊り具をフックに引き寄せ、センターに合わせ、フックと直角方向に向けるという3つの動きを自動的に行えます。吊り具は様々なものに対応しています。 強力な磁石によって吊り具を空中に浮上させ、正しい方向に向けてフックを引っかける また、操作用のリモコンには、自動玉外し装置のロードセルで計測された荷重をリアルタイムに表示させることができ、複数のクレーンを使って「共吊り」する時も、荷重のバランスがとれているかどうかを数値で確認できます。 「自動玉外し装置」の外形図。メーカーは「エレビア」で自重は54kg。使用荷重は16トン この装置を使う場合でも、作業は「玉掛け技能講習」の修了者が行うことが必要ですが、作業の安全性は大幅に高まりそうですね。
2020/07/22 11:14 株式会社イエイリ・ラボ
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