日立建機 ブラッドケン社の大型ミルライナーを生産するペルーのチルカ鋳造工場が稼働開始

日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)の100%子会社で、鉱山機械向け部品などを製造するBradken PTY Ltd(本社:オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州、CEO:Sean Winstone(ショーン ウィンストン)/以下、ブラッドケン社)は、大型ミルライナーの生産拠点であるチルカ鋳造工場(ペルー・ チルカ市)の稼働を開始しました。これを記念して7月9日に開所式を開催し、ペルー政府、オーストラリア政府、日本国大使館の関係者をはじめ、お客さまやブラッドケン社の関係者など約460名が出席しました。
ブラッドケン社は、チルカ鋳造工場を設立するため、2024年1月にFundacion Technologica S.A.(ファンテック社)から鋳造工場用地、建屋および一部設備などを取得しました。これまで南米地域向けのミルライナーは主にインドやカナダから供給していましたが、チルカ鋳造工場の稼働により、ハードロックの採掘が盛んなペルーやチリを中心とした南米地域への迅速かつ安定的な供給を実現します。これにより、世界最大のミルライナー市場の一つである南米地域の旺盛な需要に応え、ミルライナー事業のさらなる拡大をめざします。
ミルライナーとは、鉱山で採掘した鉱石を粉砕する設備「ミル」の内壁に取り付ける耐摩耗部品です。摩耗に応じて定期的な交換が必要なため、銅・金・鉄鉱石などを採掘する鉱山の安定操業を支えています。チルカ鋳造工場では、直径最大40フィート(約12メートル)の大型ミル向けライナーの製造が可能です。生産量は段階的に拡大し、2029年度までに年間約19,000トンへ増強する計画です。
日立建機グループは、中期経営計画「LANDCROS 2028」において、マイニング事業および中南米事業を重点事業の一つと位置付けています。今後はチルカ鋳造工場を南米地域向けミルライナー事業の重要拠点として活用し、お客さまへの製品供給体制の強化を図るとともに、マイニング事業の拡大と中南米事業における事業基盤の強化をめざします。
日立建機 執行役会長兼取締役CEO 平野 耕太郎のコメント
チルカ鋳造工場の開所は、日立建機グループにとって中南米事業強化の重要な一歩です。本工場は南米地域のお客さまに鉱石粉砕設備「ミル」の内壁部品であるミルライナーを迅速に供給する拠点であるとともに、地域社会とともに成長する拠点として位置付けています。今後も人財育成や雇用創出を通じてペルーの産業発展に貢献し、南米地域での事業基盤をさらに強化するとともに、マイニング事業の成長につなげてまいります。
チルカ鋳造工場 概要

チルカ鋳造工場の開所式

鉱石の粉砕装置 ミル

内壁に装着するミルライナー
最終更新:2026/07/2818:26