コマツ - チャンギ空港 ターミナル5工事に採用、建設現場のデジタル化を加速 - シンガポールで「スマートコンストラクション®」を本格導入
コマツ(社長:今吉琢也)は、このたび、シンガポールにおける国家的大規模インフラ整備である、チャンギ空港ターミナル5建設プロジェクト(以下、本プロジェクト)において、当社の施工管理デジタルソリューション 「スマートコンストラクション®」の導入を開始しました。スマートコンストラクション®のシンガポールでの本格導入は今回が初となります。
本プロジェクトは、シンガポールの国家航空戦略を支える重要インフラと位置づけられており、2025年5月に着工、2030年代半ばの完成を予定しています。次世代の国際ハブ空港として、シンガポールの経済成長と 国際競争力を支える中核インフラとなることが期待されています。
当社は本プロジェクトにおいて、「3D Machine Guidance」(*1)、「3D Machine Guidance Flex」(*2)、「SC Dashboard」(*3)などの先進ソリューションを導入します。これらの技術により、建設機械の施工量をリアルタイムに把握するとともに、機械間でのスムーズなデータ連携や施工データの活用によるプロジェクト管理を実現し、現場全体の施工効率の向上と迅速な意思決定に貢献します。

【本プロジェクトの施工の様子①】
チャンギ空港ターミナル5は、総開発面積約1,080ha(10.8平方キロメートル)に及ぶ大規模インフラ開発であり、ターミナル1~4を合わせた規模を上回るメガターミナルとして設計されています。年間5,000万人の旅客受け入れ能力を有し、将来的には7,000万人規模まで拡張可能とされています。
シンガポールでは近年、建設業界におけるデジタル技術活用が加速しており、当社はこれまでシンガポール政府や主要コントラクタに対し、ICT施工技術やデジタルソリューションを積極的に提案し、建設現場のデジタル化を推進してきました。
こうした実績を背景に、本プロジェクトではスマートコンストラクションソリューションの開発・提供を担う当社子会社、株式会社EARTHBRAINと共にスマートコンストラクション®を展開します。これまで本プロジェクト向けに多数の建設機械を納入しており、そのうち特定工区においてスマートコンストラクションソリューションの導入を進めています。本取り組みを通じて、シンガポールにおける建設現場の安全性と生産性の向上、およびデジタル変革の加速に貢献するとともに、アジア全体における建設現場のデジタル化を推進していきます。

【本プロジェクトの施工の様子②】
なお、こうした取り組みを支える実績として、当社はこれまでに、全世界で9,000台以上の「3D Machine Guidance」システム、および22,000台以上のICT建機「Intelligent Machine Control(iMC)」を提供してきました。今後もスマートコンストラクション®をはじめとする革新的なデジタルソリューションを通じて、建設業界の課題解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
*1: 3D Machine Guidance:建設機械に搭載したセンサーおよびGNSSアンテナを活用し、機械位置情報と設計データを用いて施工を支援することで、施工効率と施工精度の向上に貢献するソリューション。
*2: 3D Machine Guidance Flex:油圧ショベルに加え、ブルドーザーなど他機種にも3D Machine Guidance機能を適用可能とし、現場ニーズに応じた柔軟なICT施工を実現するソリューション。
*3: SC Dashboard:施工進捗や現場データを関係者間で可視化・共有することで、施工管理の高度化と迅速な意思決定を支援するソリューション。
最終更新:2026/07/0813:47