日立建機と丸紅が出資するザマイン・ブラジル社が開所式を開催

開所式に参加した日立建機と丸紅の経営幹部 (左から一人目:日立建機アメリカ 取締役会長 石井 壮之介、 左から三人目:ザマイン・ブラジル社 執行役社長 後藤 健太郎 左から四人目:日立建機 執行役会長兼CEO 平野 耕太郎)
日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)と丸紅株式会社(代表取締役社長:柿木 真澄/以下、丸紅)が共同でブラジル連邦共和国(以下、ブラジル)に設立した鉱山機械の販売・サービス会社ZAMine Service Brasil LTDA(以下、ザマイン・ブラジル社)は、2025年3月の事業開始にあたり、3月12日に開所式を開催しました。
開所式には、丸紅、丸紅ブラジル会社、日立南米社の関係者と、ザマイン・ブラジル社の従業員約50名が参加しました。日立建機からは平野 耕太郎執行役会長兼CEO、日立建機アメリカ石井壮之介取締役会長らが参加しました。日立建機 平野執行役会長兼CEOからは「ブラジルは世界有数の鉄鉱石産出国であり、マイニングのポテンシャルが非常に高い国である。昨今の市場の要望は排出ガスの削減であり、日立建機が世界中で提供している燃費に優れた油圧ショベルやトロリー式ダンプトラックなどのソリューションはブラジルのお客さまに必ず受け入れられると思う。ブラジルのマイニング市場で確固たる地位を築くために、一人一人に尽力をお願いしたい。」と挨拶がありました。
中南米は銅・鉄鉱石・金などの鉱物資源が多く採掘され、世界のリジッドダンプトラックの23%、超大型油圧ショベルの9%の需要*1を占めます。特にブラジルでは日立建機の超大型油圧ショベルが多く稼働しており、今後さらなる新車販売に加え、これまでの納入実績をベースとした部品・サービス事業の拡大が見込まれます。ザマイン・ブラジル社は、2025年3月から本格的に事業を開始し、丸紅がブラジルで長年培ってきた事業経営ノウハウや豊富な顧客ネットワークと、日立建機が提供する高品質な保守・サービスを組み合わせ、ブラジル市場におけるマイニング事業の拡大を図ります。
*1: 積載重量150トン以上のダンプトラックおよび運転質量190トン以上の超大型油圧ショベルが対象。(2010年-2024年3月需要台数合計)に基づく。
また日立建機は2025年4月1日に中南米地域を統括する会社Hitachi Construction Machinery Latin America SpA(日立建機ラテン・アメリカ)をチリ共和国に設立予定です。日立建機は中南米の事業体制の再構築を進め、2030年度に中南米で売上収益1,000億円以上をめざします。
ザマイン・ブラジル社の概要


日立建機と丸紅から贈呈された記念品
最終更新:2025/03/1316:36