2022年度上半期 産業機械受注状況(2022年4月~9月)

2022/11/1712:27配信

2022年11月

一般社団法人日本産業機械工業会


2022年度上半期の産業機械受注総額は、前年同期比15.4%増の 2兆6,190億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。

内需は、前年同期比9.2%増の1兆7,192億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。

外需は、前年同期比29.6%増の8,997億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。


1.需要部門別受注状況

(1)内 需

①製造業

紙・パルプ、鉄鋼、非鉄金属、電気機械、情報通信機械、自動車の増加により、前年同期比29.3%増の7,413億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては4期連続で前年同期を上回った。

②非製造業

電力の増加により、前年同期比5.4%増の4,291億円となり、年度上半期としては3年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を上回った。

③民需計

①と②を加算した民需の合計は、前年同期比19.4%増の1兆1,704億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。

④官公需

国家公務、地方公務、その他官公需の減少により、前年同期比▲11.6% 減の3,689億円となり、年度上半期としては3年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を下回った。

⑤代理店

前年同期比2.0%増の1,799億円となり、年度上半期としては2年連続、 年度半期としては3期連続で前年同期を下回った。


なお、内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(33.6%増)、圧縮機(12.2% 増)、送風機(14.4%増)、運搬機械(6.6%増)、変速機(9.1%増)、金属加工機械(133.2%増)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(▲2.2%減)、化学機械(含冷凍)(▲2.0%減)、タンク(▲4.8%減)、プラスチック加工機械 (▲3.0%減)、ポンプ(▲4.2%減)、その他機械(▲3.9%減)の6機種である(括弧 の数字は前年同期比)。


(2)外 需

アジア、中東、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アフリカが増加し、前年同期比29.6%増の8,997億円となった。

なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(38.3%増)、化学機械(冷凍含)(113.3%増)、プラスチック加工機械(13.6%増)、ポンプ(62.3%増)、送風機 (64.4%増)、運搬機械(27.8%増)、変速機(3.3%増)、金属加工機械(38.9%増) の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(▲28.5%減)、タンク(▲88.4% 減)、圧縮機(▲5.6%減)、その他機械(▲16.5%減)の4機種である(括弧の数字は前年同期比)。

  • 1
  • 4

最終更新:2022/11/1712:44

一般社団法人 日本産業機械工業会