三菱ふそう 中型トラック「ファイター」の新型モデルを GCC 市場で初投入

2022/02/2816:47配信

~GCC 市場での商品ラインアップを強化~

2022 年 2 月 28 日 


● 欧州排出ガス規制「ユーロ 5」に準拠した中型トラックを GCC 市場に初導入 

● 現行モデルから温室効果ガス排出量を 60%削減し、粒子状物質排出量を80%低減*


三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、社長:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、GCC(湾岸協力会議)市場向けに欧州排出ガス規制「ユーロ 5」に準拠した中型トラック「ファイター」の新型モデルを新たに導入します。これにより、同地域で小型・中型の両セグメントにおいて「ユーロ 5」に適合したFUSOトラックを提供します。

中型トラック「ファイター」は、車両総重量(GVW)10.4トンから 17.1トンまでのバリエーションで、流通から建設業まで、GCC 市場の様々なビジネスをサポートする車両です。MFTBC の川崎工場から出荷される完成車は、頑丈で信頼性の高いシャシーに、アジリティと耐久性を備えた 6 気筒 6M60 エンジンを組み合わせています。また、エンジンの最適化により燃費を向上させ、温室効果ガス排出量の 60%削減と粒子状物質(PM)排出量の 80%低減を実現しました*。カタールでは 2023 年から同国で開始する排出ガス規制強化に先行して「ユーロ 5」適合の「ファイター」は既に発売されており、今後数カ月以内にサウジアラビア、クウェート、オマーン、バーレーンにも投入する予定です。またアラブ首長国連邦(UAE)、カタールとオマーンでは、既に「ユーロ 5」に対応した小型トラック「キャンター」を販売しています。

GCC 諸国は、持続可能な経済に向けた目標を国家戦略に統合し、これに合わせて近年の産業政策の転換を行なってきました。カタールは、2030 年までに温室効果ガス排出量を 25%削減することを目標とした気候変動対策の行動計画を、2021 年に発表しました。また、サウジアラビアは 2060年までに CO2 排出量ネットゼロを達成する計画を発表しています。世界各国の産業が環境により配慮した方向へ進む中、MFTBC は燃費性能と環境性能に優れた製品の提供を通じ、これらの取り組みや企業を支援していきます。


*カタール市場向け、現行ユーロ III モデルと比較した場合

カタールで公開された中型トラック「ファイター」

最終更新:2022/02/2816:59

三菱ふそうトラック・バス株式会社